2018/12/24 - 2018/12/24
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SamShinobuさん
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クリスマスイブをお一人様で過ごすことになったので、新橋から銀座にかけてアンテナショップを一巡りしてみた。
2018年は12月23日の天皇誕生日が日曜だったので、翌日のイブは振替休日だった。キリストと天皇陛下の粋なコラボにより、恋人達にとっては貴重なイブになったようだ。
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新橋SL広場のC11形は、蒸気機関車というよりも巨大な文鎮のようだ。あまりにも長くここに静態保存されているので、かつて煙を吐きながら大地を走っていた姿は想像しがたい。1972年に鉄道開業100周年を記念して設置され、1971年に竣工したニュー新橋ビルと共に新橋駅から吐き出される人々を見守ってきた。
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そんな鉄の塊も本日はサンタクロースを運転席に座らせて、クリスマス仕様で酔客を迎える準備をしている。時間はまだ朝の10時だ。今日は新橋・銀座にいながらにして、北は北海道から南は沖縄まで、日本各地を巡る旅をしよう。
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先ずは四国にひとっ飛び。JR新橋駅の目と鼻の先にある「香川・愛媛せとうち旬菜館」だ。
よく貧乏旅行をしていた大学時代に、宇高連絡船で四国に渡ったことがある。そう、まだ瀬戸大橋が架かる前だ。あの頃の四国は遠すぎて、まるで外国だった。デッキで海を眺めながら「思えば遠くへ来たもんだ」と、すすった連絡船うどんを今でも覚えている。 -
香川がうどん県と言われるようになったのはいつ頃からだろう。二度目に四国を訪れた時は、確か飛行機で高松空港に降りた。その時たぐった釜揚げの讃岐うどんが絶品だった。今でこそ丸亀製麺でも釜揚げうどんは食べられるが、当時は桶に入ったうどんなど見たこともなかった。茹でたてのうどんを水で締めずに、でっかい桶でそのまま出すビジュアルにまず驚いたものだ。
もちろん名物はうどんだけではない。オリーブ栽培発祥の地である小豆島のオリーブも有名だし、愛媛は何と言ってもみかんだろう。 -
宇和みかん!これ、美味しそうだなあ。
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2階には「郷土・せとうち料理かおりひめ」というレストランがあり、讃岐うどんや鯛めし等本場の郷土料理が楽しめる。また「金陵」を始めとする地酒が各種揃っており、ふらふらっと店内に吸い込まれそうになったが、残念ながらレストランはまだオープン前だった。
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福岡久留米館。
2017年7月にオープンしたが、2019年7月にわずか2年の営業で閉館した幻のアンテナショップ。売上の見込みが甘く、久留米市の負担が急増したのが原因だそうだが、銀座のお隣りでアンテナショップを経営する難しさが露呈する形となった。 -
明太子や博多地鶏の商品が多いが、福岡というと博多や門司が定番で、久留米は少しばかり影が薄い気がする。
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そんな中、この「エイリアンエナジー」なる栄養ドリンクを発見。有明海のワラスボという魚のエキスを配合したとあるが、まず液体がどぎつい緑色で怪し過ぎる。それにワラスボのビジュアル!インパクトを求めるあまり、振り切り過ぎたかな?どんなに体に良いと言われても、とても飲む気にはならなかったので早々に退散した。
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とっとり・おかやま新橋館。
鳥取と岡山と聞いても、今ひとつ名産が浮かばない。しかし日本海と瀬戸内海といった全く性格の違う海の恵みが豊富なんだろうなあ。 -
なぜ鳥取県と岡山県で手をつないでアンテナショップを出したのか分からないが、郷土の魅力を発信しようと色々と工夫している。
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地酒コーナーが充実しているのもいい。カップ酒フェアと銘打って、珍しいカップ地酒が並んでおり見ているだけでも楽しい。
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2階には「ももてなし家」という鳥取と岡山の郷土料理レストランがある。両県の地酒も提供しており、鳥取の「紅ずわい蟹のかに重」が人気らしい。紅ずわい蟹のかに重って、絶対旨いやつやん!
そうか、岡山の桃と鳥取の梨で「ももてなし家」なんだ! -
いわて銀河プラザ。
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ここには古い思い出がある。かつて次男の端午の節句に、ここで南部鉄器の兜を買ったのだ。南部鉄の質感が素晴らしく、一目惚れしてしまった。でも、重くて持って帰るのが大変だった。
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岩手の銀河高原ビールを購入。
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三陸弁当も一折購入。
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弁当とビールを携えて、晴海通りを渡り、いざ歌舞伎座へ。
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これから十二月大歌舞伎昼の部を観劇しよう。
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尾上松也と市川中車(香川照之)の「幸助餅」と、中村壱太郎と同じく中車の「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」を観る。
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2階だったが、なかなか観やすい席だった。
「幸助餅」は人情落語が元になっているので、分かりやすくてラストはホロッとさせた。 -
幕間で食べる三陸弁当、旨し。雲丹、イクラ、帆立って高級海鮮・三種の神器やないかい〜!
ビールで心地好くなっていると、30分のインターミッションはすぐ終わり、「於染久松色読販」が始まった。こちらも、壱太郎の七役早替わりが楽しいエンターテイメント性十分な演目だった。 -
銀座天賞堂のシンボル、天使像もクリスマス仕様。晴海通りとレンガ通りの角に立っており、銀座を行くカップルの恋のキューピッドとして有名だ。
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さあ、アンテナショップ巡りを再開しよう。こちらは、いしかわ百万石物語・江戸本店。
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学生の頃、能登半島を一人旅した。金沢、羽咋の千里浜、輪島の朝市、火サス(もはや死語?)の名所である東尋坊などあちこち歩き回った。それが僕が日本海を見た最初だったと思うが、湘南あたりの海とはずいぶん違うなという印象だった。
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高知県アンテナショップ まるごと高知。
石川県から再び四国へ。入り口では坂本龍馬が迎えてくれる。 -
試し酒コーナーでは、3種類の日本酒をお猪口で飲ませてくれて、600円(ツマミ付き)。
土佐酒で乾杯! -
美味しいお酒が五臓六腑に染み渡る。
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酒場放浪記の吉田類氏と。僕らの居酒屋水先案内人だ。
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銀座わしたショップ本店。
沖縄物産店で、「わした」とは沖縄の方言で「私たち」を意味するそうだ。 -
一歩店に入れば、もうそこは沖縄。
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泡盛のラインナップが半端ない。それに、それぞれの手書きポップが笑える。例えば「初心者無理」「初心者駄目」とか「迷ったら買わない」など、売る気あるのかとツッコミたくなる。
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揚げたてのサーターアンダギーの匂いが鼻をくすぐるゾ。
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「もずく天ぷら」を買った。
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オリオンビールで食べるもずく天は最高だった。
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北海道どさんこプラザ有楽町店。
沖縄から3分も歩けば、北海道というミラクル。北海道どさんこプラザが入る交通会館にはアンテナショップがなんと14軒もある。
20代の頃、仕事で北海道を担当しており、毎月のように2、3泊で出張していた。当時は数えきれないくらい北海道に行っていたので、第二の故郷だと本気で思っていた。すすきのでは何軒ものスナックにボトルが入っていたし、行きつけの寿司屋では自家製のイクラの醤油漬けを特別に用意して、毎回土産に持たせてくれた。もちろんプライベートもスキーや家族旅行にも行ったし、映画のロケでもお邪魔している。だから北海道には色々な思い出があり思い入れも殊の外強い。 -
なので、ついつい長居をしてしまうが、今日のお目当てはこれ。増毛の銘酒、国稀だ。
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ついでに北海道限定のサッポロクラシックも何本か買っていこう。
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浪花のえぇもんうまいもん大阪百貨店。
同じく交通会館1階にあり、豚まんのいい匂いが漂っている。 -
イートインで、タコ焼き、どて焼、いか焼きなども売っている。
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ほくほくの豚まん購入。
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シズオカマウントフジグリーンティプラザ 静岡県東京観光案内所。交通会館地下1階。
美味しいお茶が飲みたくなったら、ここ。静岡の銘茶が350円で飲める。藤枝ななやの抹茶ジェラート(380円)が美味しいらしい。また、ここでは物販もあり、夜のお菓子こと「うなぎパイ」は子供の頃からの大好物だ。地味だが静岡の魅力をきちんと伝える施設だったが、2020年9月に閉店してしまった。 -
わかやま紀州館。
和歌山には日本一パンダが多くいるアドベンチャーワールドがある。なので、ここにはパンダグッズやパンダのお菓子も置いてある。海産物や地元の野菜も豊富だ。 -
僕は「じゃばら果汁」を2〜4月の3ヶ月間毎日飲んでいる。「じゃばら」とは和歌山県北山村でしか採れない柑橘系果実だが、これが花粉症によく効くのだ。もう4〜5年飲んでいると思うが、飲みはじめてから花粉症の薬要らずになった。
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いきいき富山館。
富山といえば、ます寿司、蛍イカ、ブラックラーメン、日本酒もいい。 -
おんせん県おおいた。
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無料で足湯が体験できるそうだ。やったことないけど。
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大分といえば別府温泉。別府温泉の地獄めぐりが有名だが、こんなタオルが売っていた笑。
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有楽町ひらど商館。
長崎県平戸市のアンテナショップ。2018年10月オープンというから、この時はまだ出来たてのほやほやだった。あご(トビウオ)が有名らしく、あご出汁などあご関連商品が多かった。確かにあご出汁って美味しいよね。あごが落ちるほど美味しいから「あご」と言うそうだが、トビウオ自身の特徴ではなく第三者の感想で命名されるのはなんか可哀相な気もする。 -
ザ・博多有楽町店。
当然とは思うが、明太子や明太子関連商品のラインナップが半端なかった。 -
兵庫わくわく館。
兵庫は日本酒生産量日本一を誇る酒どころである。他には絶品神戸スイーツや神戸牛関連の商品など美味しそうな物が並んでいた。 -
丘のまち美瑛。
北海道美瑛町のアンテナショップ。旭川市と富良野市の間にある美瑛の丘は、北海道を代表する景観で実に美しい。数多くの映画やドラマのロケで使われていることも頷ける。 -
秋田ふるさと館。
秋田を旅したのは20代前半だったろうか。日本を代表する秘湯、乳白色の乳頭温泉は僕の温泉史上ナンバーワンじゃないかな。 -
徳島・香川トモニ市場。
徳島県は大歩危、小歩危や祖谷のかずら橋が想い出深い。吉野川の激流が作り出した大歩危、小歩危の渓谷は美しすぎてため息が出た。また、かずら橋は日本三大奇橋のひとつで、自生のかずらを編んで作った自然の橋だ。まさに仙界に架かる長さ45mの木橋は、高所恐怖症でなくても渡るのに勇気がいる。日本にもインディ・ジョーンズのような秘境があるのだ。徳島・香川トモニ市場では、そのかずら橋近くで食べた祖谷そばを販売していたので、とても懐かしくなった。 -
交通会館を出て東急プラザ方面へ。
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銀座熊本館。
中はくまモンだらけ。ちょっとくまモンに頼りすぎな気もする。2階には馬刺し、辛子レンコンなど熊本の名産品や球磨焼酎を楽しめる「ASOBI・Bar」がある。 -
銀座4丁目交差点。
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銀座NAGANO。
ここは何気にお洒落だ。そして長野県のアンテナショップは、やはり蕎麦が豊富だし、野沢菜など漬物や信州味噌もなかなかの逸品を揃えている。
スキーに夢中だった頃、長野のゲレンデは一番通った。白馬八方、志賀高原、車山、乗鞍高原温泉スキー場など、シーズン中はほぼ毎週末何処かのゲレンデにいた。ちなみに乗鞍高原温泉スキー場という古びた名称がダサいと思ったのか、2010年Mt.乗鞍と改名して以来、2012年Mt.乗鞍スノーリゾート、2018年ブルーリゾート乗鞍と何度も名前を変えている。でも乗鞍岳から自然湧出している硫黄温泉の匂い漂うゲレンデは、僕には乗鞍高原温泉スキー場という名前以外ありえない。
銀座NAGANO の1階のバルカウンターではビールや長野の地酒が楽しめる。 -
1階は混雑していたが、2階は人も少なくて落ち着く。
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今日はすでに結構飲んでいるので、ここではコーヒーで一休み。軽井沢の丸山珈琲は飲みやすく、銀座の人いきれを避けてゆったり寛いだ。
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銀座6丁目の猫。
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GINZA SIX。松坂屋跡地に出来たのが、2017年4月。この当時はまだ訪日外国人、特に爆買い中国人で賑わっていたなあ。
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街はクリスマス一色だが、今日は一人なのでクリスマスとは無縁そうな立ち飲み屋に行くことにした。
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新橋駅を地下通路で横断し、新橋烏森口から出て「赤札屋」へ行こう。ここもクリスマスなんて全く関係ない輩が集いそうな激安居酒屋だ。
激安といっても赤札屋赤坂店はみすじ通りのクラブがひしめき合う界隈にあるし、六本木店は六本木交差点から2分のところに店を構えている。そんな地価の高い繁華街にあって、この安さをキープしているのだから不思議でならない。都内に5店舗、センベロの名店はこじんまりとチェーン展開している。 -
まず、レモン付きチューハイがジョッキで100円!日本酒1合190円、麦焼酎250円、中生400円。マグロの刺身200円、カサゴの煮付け300円!小ぶりとはいえカサゴの煮付けが300円とは何とも恐るべし。そして名物のナポリタンは山盛りで380円だ。このナポリタンが大好きだが、とても食べきれないので、ひとりの時は注文できない。まさにセンベロの鏡といっていいだろう。
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なにしろメニューが豊富だが、どれもそこそこ美味しい。
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トマトサワー200円、イカ刺し190円、シメサバ240円を注文。
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カウンター席に座ると、店内がよく見えて面白い。この店ならクリスマスイブの恋人達に遭遇することはないだろうと思ったが、結構若いカップルが多いではないか。
近くのテーブルに派手めなお姉ちゃんと、どちらかというと真面目そうな若者が飲んでいる。どうしてイブの夜をよりによって赤札屋で?なんて店に大変失礼だが、どこも一杯だったのか、手元不如意なのか、人ごとながら気になる。でもふたりとも楽しそうに飲んでおり、仲のいい恋人同士に見えた。すると何処かくたびれた格好のおじさんが、ひとりで店に入ってきた。おじさんは先程のカップルを見つけると、遅れたことを詫びながら若者の横に座った。どういう関係なのか気になり、思わず耳がダンボになる。時折聞こえる話によると、おじさんは若者の父親で、今日地方から仕事で上京したらしい。都会で働く息子は父親に彼女を紹介するために、この店に来てもらったようだ。初めのうちは緊張している風のおじさんだったが、100円チューハイを何杯も空けるうちに顔が綻んできた。最初は派手に見えた女性もおじさんを気遣いながら、色々お世話をしていて優しい子に見える。父親に紹介するくらいだから、結婚の予定があるのかも知れない。次第に打ち解けてきたようで話も弾み、父親は嬉しそうな顔で息子と彼女を眺めていた。僕は勝手にいろいろと想像を膨らませ、なんだかいいなあと思った。聖夜に都会の片隅でたまたま見かけたワンシーンだったが、ほっこりした気分になった。 -
イカフライと塩辛で日本酒をちびちびやりながら1年を振り返り、今年も良い年だったとしみじみ思った。
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朝から一日中歩き回り適度な疲れに酔いも回って、すっかりいい気持ちになった。さあ、酔いが醒める前に家に帰ろう。
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