2019/05/08 - 2019/05/10
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AandMさん
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アテネには古代ギリシャ、ローマ時代の遺跡が沢山残されています。ギリシャはエーゲ文明、ミケーネ文明、そしてローマ文明などが発達した場所で、遺跡が残されているだけでなく、多くの遺物も発見されています。アテネ国立考古学博物館には、一級品の文化財が保存され、黄金のマスクで知られるミケーネ文明の遺物も展示中です。
アテネ観光をした際に、国立考古学博物館を訪れ見学しました。彫像、土器、ブロンズ像、フレスコ画、黄金細工など、二千年前以上に作られた作品は、個性的、芸術的で素晴らしいと思いました。人類英知の素晴らしさを実感します。お勧めの博物館です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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博物館に入ると、立派なブロンズ像がありました。アルテミッションのブロンズ像(Artemision Bronze)と呼ばれる古代ギリシャの像で、1926年にギリシャの海中で発見されました。ゼウスあるいはポセイドン像と見做されています。高さが209cmの雄大な像です。紀元前470‐440年頃の作品です。
貴重な文化財が一杯展示されている国立考古学博物館 by AandMさん国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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神に捧げられた大理石レリーフで、アテネ北西のエレウシスで発見されました。紀元前440-430年の作品です。
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主要な展示品にはギリシャ語と英語で簡単な説明がありました。これは前掲の大理石レリーフの英語説明で、レリーフの人物について解説されています。
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古代ギリシャ絵画は、茶色、白、黒色で表現されることが専らです。オリーブの冠を被り、松明を掲げた人物が描かれています。紀元前4世紀頃の作品です。
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紀元前4世紀の墓碑レリーフで大理石に彫られています。ギリシャのピレウスで発見されたものです。二人の女性が無くなった人を偲んでいる姿が描かれたものです。
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博物館展示品で有名な「馬を駆る少年のブロンズ像」です。ギリシャの岬(Cape Artemision)沖の難破船から引き揚げられた像で、紀元前140年頃の作品です。躍動感溢れる見事なブロンズ像だと思います。
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デュアメディオス像で古代ギリシャ彫刻です。高さ1.95mあります。古代ギリシャの運動競技の勝者像で、紀元前420年頃に作られたものだそうです。
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このアフロディーテ像は、南イタリアのBaiaiで発見されました。紀元前4世紀の作品です。紀元前後からこの像をモデルに幾つかのアフロディーテ像が作られたそうです。
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難破船から発見された大型のガラス器で、紀元前1世紀に作られたものです。器の周囲に16個の出っ張りがあるのが特徴です。
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透明性のあるガラス器です。紀元前1世紀の作品ですが、二千年以上前に創られたとは思えない素晴らしい出来栄えです。
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紫色の芸術的なぼかしが入ったガラス器(紀元前1世紀の作)で、まさに芸術品です。
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黄金色の複雑な模様の器です。二千年以上前の作品とは思えません。
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こちらは焼き物で古代ギリシャの庶民も使っていた汎用品です。オリーブ油やワインなどが入れる容器として造られています。
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難破船から引き揚げられた壺で、ワインやオリーブ油などが船で運ばれていたことが伺えます。
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石の碾き臼です。古代ギリシャでパンを作るために小麦粉を挽いたのでしょうか?
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模様付の少し立派な壺類です。古代ギリシャ時代の富裕層や貴族階級の人々が使っていたものではないでしょうか?
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ライオンの彫像です。
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アテネのケラメイコスの古代墓地で発見された大理石像です。紀元前370年頃の作で、戦いで亡くなった戦士を弔う女性像であると解釈されています。
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古代ギリシャの銅製武具で、腐食も進んでいますが原型を留めています。
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見事な大理石像です。
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ユーモラスな表情ですが、劇場で使用された仮面です。付帯説明によれば、「領主の奴隷」で、表情は誇張されています。紀元前2世紀の作品で大理石製です。
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この他にも多種類の劇場仮面がありました。紀元前4‐3世紀に創られたものです。古代ローマの劇場で、役者はそれぞれの役割を示す面をつけていました。仮面が性別、年齢、性格などを表し、喜劇か悲劇で面が使い分けられています。
演劇で使われた仮面は木と布製でしたが、同じ仮面を大理石で作ったものが建物の飾りとしても使われました。博物館で見ることができるのは、大理石製の仮面です。 -
アフロディーテと牧神パンの像で、1904年にエーゲ海のミロス島で発見されたものです。
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迫ってくる牧神パンをアフロディーテがサンダルで叩こうとしています。キューピッドもパン神の頭髪を引っ張って抵抗しています。ギリシャの神々ですが、極めて人間的で、親しみが持てます。
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ヘレニズム時代に造られた彫像です。特長は、顔と身体の動きが感情的に表現されています。
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ローマ帝国の初代皇帝アウグストス(在位27BC~AD14)の像です。1世紀の作品です。
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アテネ北部にあるミケーネの発掘品が展示されています。ドイツの考古学者ハインリッヒ・シュリーマンがミケーネ遺跡から黄金のマスクなどを発掘し、一躍、世界的な注目を集めました。この考古学博物館のミケーネ文明関連の発掘品は圧巻です。
「アガメムノンの黄金マスク」で、シュリーマン(1822-1890)によって1876年に発見された葬儀用仮面です。アガメムノンはトロイア戦争におけるギリシャ軍総大将で伝説になっている人物ですが、後の考古学調査で仮面の製作は紀元前1550年から1500年で、アガメムノンの時代より早いことが明らかにされています。20世紀後半に、考古学会で信憑性について激しい議論が繰り広げられた黄金仮面です。この仮面はアガメムノンのものではないことが明らかにされていますが、慣例的に今でも「アガメムノンの黄金マスク」と呼ばれています。 -
ミケーネ遺跡では、その他の黄金仮面も発掘されています。
ミケーネ文明は紀元前1450年頃にペロポネソス半島を中心に発達し、「海の民」の侵入によって紀元前1150年頃に破壊されています。 -
この仮面は作りが素朴です。
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埋葬されている人物の顔を模して、仮面が作られています。
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ミケーネ遺跡から発掘された別の葬儀用の黄金仮面です。
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ミケーネ遺跡から、黄金仮面の他にも多くの金製品が掘り出されています。黄金製の天秤と飾りです。
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埋葬品としてミケーネ遺跡から発見された黄金の装飾品です。
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コインのように見えますが、黄金飾りのようです。
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黄金杯です。
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大型の黄金器で、周辺に花模様が刻まれています。ワインを飲むのに使用したのでしょうか?
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「ヴァフィオの金杯」でスパルタ近郊のヴァフィオで発見されたことでこの名が付けられています。見事な牡牛の模様が刻まれています。紀元前(1450~1400年)に創られた金杯です。
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裏側から見た「ヴァフィオの金杯」ですが、重厚感のある見事な芸術品です。
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粘土を焼いて作ったユーモラスな動物もあります。犬でしょうか?
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こちらは鳥類の粘土像のようです。
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人や鳥をデフォルメして造られた焼き物で、芸術性が感じられます。約二千年前の焼き物職人の思い入れが焼き物の表情から伝わってくるように思います。
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博物館の1階にあった大型の焼き物ですが、何を象徴しているのかよく理解できません。特異な形のオブジェで、訪問者の目を引き付けていました。
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これは海に沈んでいた難破船から引き揚げられた像です。浸食が進んでいますが、躍動感が感じられます。
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「アクロティリのフレスコ画」と呼ばれる絵で、紀元前17世紀頃に噴火したサントリーニ島のアクロティリ遺跡から出土したフレスコ画です。火山灰に埋もれていたため保存状態が良く、今日まで鮮明な色合いが残されています。
ボクシングをする二人の少年を描いたものです。 -
アテネ国立考古学博物館は、町の中心部から少し離れた場所にありますが、ギリシャおよびその周辺で発掘された素晴らしい文化財が展示されています。二千年以上も前に創られた品々が大部分ですが、芸術性や表現力に驚かされます。キリスト教などの宗教が広まる以前ですので、宗教色は無く、人間的で芸術性に富んだ彫像や絵が多いと思います。
ギリシャ文明の素晴らしさを実感できる博物館です。アテネを訪問した際に見逃せない見学場所だと感じました。貴重な文化財が一杯展示されている国立考古学博物館 by AandMさん国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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この旅行記へのコメント (2)
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- メディアさん 2019/06/05 21:26:17
- はじめまして
- こんにちは。旅行記を興味深く読ませていただきました。
博物館の展示品の、女神アフロディテが手にしているサンダルがいいですね。
あまりにも日常的な物で叩こうとする思考回路がおもしろいです。
サンダルも丁寧に作られていて現実感がありますね。
最後の方にある難破船から引き揚げられた像ですが
あれは多分オデュッセウス像ですよ。
何かで読んだ覚えがあります。
最初見た時はあまりにもボロボロすぎてショックでした。
長い間海中に沈んでいたから仕方ないですが。
もっとも故郷のイタカにたどりついたオデュッセウス自身も
乞食のような姿だったということですから
その像と大差ない格好だったのかもしれませんね。
(詳しくは『オデュッセイア』をどうぞ。)
- AandMさん からの返信 2019/06/05 23:58:30
- コメントありがとうございます
- 難破船から引き揚げられた像、ご指摘の通り、オデュセウス像でした。写真で台座にある説明を拡大して確認しました。長い放浪の旅から帰って妻との再会で見せた強弓の話は、随分前に本で読んだかすかな記憶がありますが、博物館で見学した際にはこの像がオデュセウス像とは気付きませんでした。
ギリシャ神話などを読み直して博物館訪問をすれば、感激の度合いが増したのではないかと思います。ギリシャ神話の世界は、宗教色が殆ど入り込んでおらず、人間の喜怒哀楽を神に重ねて表現しているようで、とても気に入っています。アフロディーテのサンダル、ギリシャのお店で売られていたものと殆ど同じ形でした。二千年以上も使い続けられていることにも感心させられました。
お教え頂き、ありがとう御座いました。
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