2019/05/10 - 2019/05/13
18位(同エリア61件中)
AandMさん
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ギシシャのピレウス港発着の3泊4日エーゲ海クルーズに参加しました。エーゲ海のミコノス島、エフェソス遺跡(トルコ)、パトモス島、クレタ島、そしてサントリーニ島を巡りました。クルーズ会社ホームページから個人で申し込み、日本からアテネまでの航空券を手配(マイレージ利用)し、ピレウス港からクルーズ船(セレスティアル・オリンピア)に乗り込みました。37000トンの中型客船で約1600人の乗客です。
クルーズ会社ツアーは英語ツアーに参加する予定でしたが、乗船してみると日本人参加者が1割程(約130人)と多めです。我々以外は日本の旅行会社団体旅行に参加された方々でした。エーゲ海クルーズは日本人に特に人気が高いことを認識させられました。日本人参加が多いため、島観光で日本語ツアーバスが準備されましたので、我々2人も特別にまぜて頂きました。旅行社のガイドさんにお世話になり、感謝です。
3泊4日のクルーズで、毎日1-2カ所観光地を訪れました。夕食後には華麗なショーやラウンジで音楽演奏もありました。航海中の食事や飲み物はほぼ食べ放題飲み放題(Drink Package選択)です。毎日が慌ただしい感じでしたが、エーゲ海の島々、エフェソス世界遺産遺跡、豪華クルーズ船生活を一挙に体験できました。密度の濃いエーゲ海クルーズだったと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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5月10日
クルーズの出発日です。アテネのホテル(Marriott Hotel Athens)からタクシーでピレウス港のクルーズターミナルA, Gate-11に到着しました。クルーズターミナル入り口です。ここで乗船手続きを行いました。午前9時半頃でした。
スーツケースなどの大型荷物は、船室前まで運んでくれます。船室のキーを兼ねた身分証明カードを受領します。クレジットカードを登録してありますので、クルーズ中の船でのショッピングなど全てをこのカードで処理できます。ピレウス港 船系
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クルーズ船入口です。セレスティアル・オリンピア号で37000トン、乗員員数540人、客室数733で約1600人の乗客を収容できる中型客船です。
ピレウス港 船系
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入口で、船のスタッフが歓迎してくれました。
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船室は決まっているのですが、入れるのは午前10からです。それまではラウンジで過ごします。乗船時に頂いた予定表(日本語)を見ながら時間を過ごします。
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10時になったので、船室に移動しました。窓がある6階(Deck 6)の部屋で、入り口に乗船時に委託したスーツケースが置いてありました。
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窓の両脇にシングルベッドがあり、シャワー付きのバス・トイレ、小さな机、TVも揃っています。広くはありませんが、落ち着ける感じの船室です。
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暫くすると、避難訓練をするのでデッキに集合するようにとのアナウンスがありました。法令で定められている訓練で、全員参加する必要があります。デッキに移動して、救命具を付けて訓練に参加します。
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非常時に乗船するボートや避難手順の説明がありました。説明は英語でした。訓練が始まると、船がピレウス港を出港しました。
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ピレウス港が後方に見えます。最初の寄港地、ミコノス島に向かいます。
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船の中を歩いてみました。甲板にビュッフェレストラン、プール、サンデッキなどがあり、早速飲み物を楽しんでいる人もいました。
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サンデッキで寝そべっている人もいます。
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船内のカフェでは音楽演奏も始まりました。クルーズが始まった実感が湧いてきます。
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免税店もありますが、まだ客は殆どいません。
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やがて前方にミコノス島が見えてきました。到着は午後6時で、再び出航するのは午後10時半の予定です。ミコノス島で約4時間の自由時間があります。ミコノス島の観光スポットは港付近に限られていますので、島では自主行動することにしました(https://4travel.jp/travelogue/11502397)。ツアーに参加すると60ユーロ必要ですが、自主行動ですので費用発生はありません。
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大型のクルーズ船は島の港に接岸できませんので、小型ボート(テンダーボート)に乗り移って上陸します。
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我々が乗ったテンダーボートに日本人は我々の他にはいませんでした。日本の方々はツアーに参加されたようです。
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ミコノス島の波止場に到着しました。
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タブレットPCの地図を見ながら、町中を歩きます。港付近には沢山のレストランがあり、シーフードのメニューが掲げてありました。
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小高い丘の上からミコノス島の港を見下ろします。沖合に乗ってきたクルーズ船が停泊しています。
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この後、町中を観光してミコノス島のシンボルになっている「カトミリの風車」を見学しました。
ミコノス島の風車 建造物
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ミコノス島観光を終えて港に帰ってきました。夜の9時過ぎです。
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テンダーボートでクルーズ船に戻ります。ミコノス島を後にして、次の寄港地であるトルコのクシャダス港に向かいます。クシャダス港到着は明朝の6時半となります。
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船室に戻ると、ベッドメーキングがしてありました。
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バスタオルを使って作った可愛らしい犬です。この船のオリジナルおもてなしのようです。
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レストランでコースの夕食を取りました。前菜のフルーツにギリシャ国旗が添えられています。
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メーンの魚料理にもギリシャ国旗がありました。魚以外に肉料理なども選択可能でした。
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デザートのフルーツです。
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5月11日
クシャダス港の到着が午前6時半ですので、6時前にビュッフェで朝食をとりました。ホテルの朝食と同じ感じですが、食材の選択肢は多いと思います。 -
コーヒー、ジュース付の朝食を済ませ、急いで船室に戻り上陸準備をしました。
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クシャダス港には大型クルーズ船が着岸できました。下船してトルコ入国となります。パスポートは乗船時にクルーズ会社に預けていますので、クルーズ参加者のトルコ入国は乗船時に頂いたカード代用で済みました。
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港でトルコの民族衣装を着た方々がクルーズ船客を歓迎してくれました。1300人程度の乗客がクシャダス港で上陸し、世界遺産のあるエフェソスに向かいます。
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港の駐車場には沢山の観光バスが待機していました。
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我々は日本語案内の観光バスに乗車します。ここで日本の団体旅行に参加されている方々と一緒になりました。
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バスの中では日本の旅行社の添乗員さんが説明してくれました。我々2人は団体旅行客ではありませんでしたが、親切なことに、添乗員さんが説明受信用のイヤーフォンを貸してくれました。感謝です。
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エフェソス遺跡に到着しましたが、クルーズ船の乗客で遺跡内は一杯です。
エフェス遺跡 史跡・遺跡
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ケルスス図書館です。エフェソス遺跡の最大の見所で、西暦117年に完成した考古遺跡です。
ケルスス図書館 史跡・遺跡
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エフェソス遺跡見学の後、近くの革製品ショップに案内されました。子羊革製品の直売所で、簡単なファッションショーもありました。日本人観光客の数名の方が10-20万円もする革製品を購入されていました。日本で購入する価格の半額程度とのことでしたが、高価な製品をパッと購入されているのに驚かされました。
我々はお店サービスのお茶だけを頂きました。Kircilar Leather Art 専門店
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トルコのお菓子などの食品を売っているお店にも案内されました。商品に日本語案内が書かれています。日本人観光客が上客と見做されていることが分かります。この他に英語表示がありましたが、中国語や韓国語は見かけませんでした。
Kircilar Leather Art 専門店
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高級オリーブオイル商品にも日本語説明があります。
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このお店では、トルコリラ、ユーロ、米ドルを使うことができるようです。もちろんクレジットカードも受け付けてくれます。沢山の日本人観光客の方々がお土産品を購入されていました。
お店から見たら、クルーズで訪れる日本人客は気前の良い上得意客であることは間違いありません。 -
お土産ショップにも立ち寄りましたが、エフェソス遺跡観光を終えてクシャダス港に帰ってきました。乗船して次の目的地、パトモス島に向かいます。島到着は午後4時半の予定です。
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欧米系の乗船客の方々が、サンデッキで寝そべっています。日本人で寝そべっている方は見かけませんでした。気温が20℃程度と高くないので、プール利用者は殆どいません。デッキレストランで飲み物を飲んでいると、パトモス島到着のアナウンスがありました。
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テンダーボートでパトモス島の波止場に上陸しました。この島では世界遺産に登録されている聖ヨハネの洞窟と修道院見学のツアーに参加します。他の日本人船客の皆さんと一緒の観光バスに乗って、聖ヨハネの洞窟を訪問しました。
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洞窟への入口ですが、大行列が出来ていました。クルーズ船からの見学者ですが、数百人はいたでしょうか。
パトモス島の“神学者”聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟の歴史地区(コーラ) 史跡・遺跡
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洞窟への入口に「世界遺産登録」の標識が掲げられていました。狭い階段を下って、小さな洞窟を見学しました。聖ヨハネが神の啓示を受け、黙示録を書いたと伝えられる洞窟です。キリスト教徒にとっての聖地です。ただ洞窟内は写真撮影禁止でした。
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こちらは洞窟見学の後で訪れた聖ヨハネ修道院です。丘の上に建っていました。東ローマ帝国コムネノス王朝の時代の1088年に建造されています。修道院のフレスコ画も建設当時に描かれたようです。
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パトモス島の港から、テンダーボートでクルーズ船に戻ります。
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ギリシャ風バーベキューの夕食です。デッキでバーベキューが焼かれ、美味しそうな匂いが立ち込めました。ギリシャビールでバーベキューを美味しく戴きました。
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ラウンジのステージでは昔のギリシャ結婚式ショーがありました。夜の10時半頃までショーを楽しみました。明朝6時半には、次の寄港地であるクレタ島ヘラクリオンに到着します。睡眠時間は6時間ほどしかありません。
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5月12日
クレタ島ではクノッソス宮殿見学ツアーに参加しました。今回は英語ツアーです。一応英語説明ガイド(ギリシャ人)が付きますが、実際は日本の旅行社の添乗員さんが日本語で説明してくれました。添乗員さんの説明が丁寧で分かり易いと思いました。 -
クノッソスのミノス王宮殿遺跡です。紀元前2000年頃にこの宮殿が建てられたそうです。
クノッソス宮殿跡 城・宮殿
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ミノス宮殿の玉座の間です。壁画には魚やイルカなどの海洋生物の絵が描かれていました。クレタ島は海に囲まれていますので、ここで発達したミノア文明は海洋の影響を受けていることが分かります。
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イルカの絵です。
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ライオンと鷹が混ざった想像上の動物の絵(Griffin)です。
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クノッソス宮殿を見学した後、イラクリオン古代博物館も訪問しました。この博物館にはクノッソス宮殿遺跡で発掘されて遺物のオリジナルが展示されていました。とても立派で充実した博物館だと思います。
波止場に停泊しているクルーズ船に戻ります。夕方に最後の寄港地であるサントリーニ島に到着します。 -
船内で昼食を取ってカフェで寛いでいると、サントリーニ島に到着しました。
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沖合に停泊しているクルーズ船からテンダーボートでサントリーニ島のオールドポートに上陸します。
オールドポート ビーチ・海
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オールドポートからケーブルカーでティラの町に上ります。
ロープウェイ その他の交通機関
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ティラの町は海岸からそそり立つ崖の上にありました。海抜220mです。崖沿いに白亜の家々が立ち並んでいます。この島はツアーでなく、自由行動を選択しました。
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ティラの北方数Kmに美しい町イアがあります。滞在時間が限られていますのでタクシーでイアの町に向かいます。25ユーロかかりました。
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イアの町の教会です。白い建物の上の青色のドームが清涼感を与えています。
イア 旧市街・古い町並み
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白亜の家と青いドームの教会、そして青い海、サントリーニ島を象徴する光景が広がっていました。イアの町は観光客で一杯でした。
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イアからティラへの帰路はバスを利用しました。夕方の7時過ぎにイアを出発したバスは満席でした。途中のバス停から乗る人も多く、立ち席も含めて超満員となりました。バス代は1.2ユーロですので、我々2人で2.4ユーロ、タクシー料金の1/10で済みました。
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ティラからケーブルカーでオールドポートに下ります。約3分の距離ですが片道6ユーロはバス代に比べて割高です。
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港に着いた時が丁度日没でした。
オールドポート ビーチ・海
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クルーズ船に戻ると、アメリカンバーベキューの夕食が始まっていました。
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ギリシャバーベキューには無かった骨付き肉やソーセージがあり、アメリカンバーベキューの方が食材レパートリーが広いように思いました。焼きたてのお肉、なかなかの味で満足です。飲み物もフルーツもしっかりあり、楽しいバーベキューでした。
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夜のショーではギリシャ神話の世界が演じられました。
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華麗な舞、アクロバティックな芸もあり、素晴らしいショーでした。
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ショーの終わりの出演スタッフ勢揃いです。クルーズ船のショーは一流で見応えがありました。
一緒に乗船しているはずの他の多くの日本人客の皆さん、ショーに殆ど参加されていませんでした。折角のショーなのにもったいないと思います。昼間観光で、多分、お疲れになっていたのではないかと思います。 -
5月13日
3泊4日のクルーズを終えてピレウス港に戻ってきました。下船時間は午前7時です。船を降りてクルーズターミナル出口に向かいます。ピレウス港 船系
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クルーズターミナルの出口です。
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これからアテネ国際空港まで行って航空便でウイーン国際空港まで移動予定です。ピレウス港からアテネ国際空港まで地下鉄を利用することにしました。クルーズターミナルからタクシーでピレウス駅にやってきました。タクシー代は5ユーロでした。
ピレウス駅 駅
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駅の窓口でアテネ国際空港までのチケットを購入しました。自動改札を通って駅舎に入ります。
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ピレウス港駅からアテネ国際空港まで行くためには、アテネ市内にあるモナスタラキ駅で1号線(M1)から3号線(M3)に乗り換える必要があります。大型スーツケースを持っての移動でしたので、多少心配しましたが、乗り換え駅にはエスカレータやエレベータが設置されており、問題ありませんでした。ただ移動したのはラッシュアワーの時間帯に重なっていたため、アテネ国際空港の少し手前まで電車は大混雑でした。
今回参加した3泊4日のエーゲ海クルーズは天候にも恵まれました。ミコノス島、クシャダス(エフェソス)、パトモス島、クレタ島、サントリーニ島を巡りました。素晴らしい景観の島々、世界遺産の遺跡群を効率的に訪問することができました。船中でのショーも印象的でした。毎日盛りだくさんのイヴェントがあり慌ただしい感じでしたが、大変充実感のあるクルーズだったと思います。ピレウス駅 駅
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