平成最後の昭和の日　令和へ向けて分岐の旅

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2019/04/29 - 2019/04/29

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ここが　埼玉、群馬、栃木の分岐点です。今日の旅はここから開始
この３県境は東武日光線の柳生駅4から徒歩7分ぐらいです。
３県境の説明　極めて意義深い場所のようです。
日本中に40箇所以上ある３県境のうちで、平地にある貴重な場所だそうです。
分岐点から、埼玉県側にある「道の駅　きたかわべ」へ向かいます。
ここは群馬県は板倉町、埼玉県は加須市(旧北川辺町)、栃木県は栃木市(旧藤原町)になります。
因みに、この標識が立っているのは栃木県側です。
３県境から埼玉県にある「道の駅　きたかわべ」まで徒歩で数分間です。
標識から渡良瀬遊水地の遊歩道を左側(西)に進み、栃木県から群馬県に入って
「道の駅　きたかわべ」の前で、群馬県側から埼玉県に入ります。
ここにはレンタサイクルがあります。４時間４００円で借りました。
なお、１日レンタルでも600円とお手頃です。渡良瀬遊水地を楽しむには非常に便利だと思います。

因みに「道の駅　きたかわべ」から更に左（西）へと進むと、自転車だとほんの1～2分で、またまた群馬県に入ります。
次に私が目指したのは茨城県です。
「道の駅　きたかわべ」（埼玉県）を右に曲って群馬県に入り、先程の群馬と栃木の県境を過ぎると、今度は栃木県と埼玉県の県境があります。
埼玉県側の渡良瀬遊水地沿いを東に進みます。
しばらく行くと渡良瀬川に架かる「三国橋」に着きます。標識に「彩の国」とある通り、この橋の南側は埼玉県です。
三国橋には埼玉県と茨城県の県境の標識があります。

橋を渡ると茨城県古河市　
三国橋を渡って渡良瀬遊水地を左に進みます。
５分程進むと
明治の偉人　田中正造翁の遺徳を偲ぶ石碑
地図を見る

更に５分程進むと、今度は茨城と栃木の県境があります。
この後、栃木、茨城、埼玉の分岐に向かいます。

渡良瀬遊水地公園・植物園
三国橋を埼玉県側に戻って、渡良瀬遊水地を右に暫く進み、渡良瀬調節池第１排水門の手前で右に曲がり、渡良瀬川の土手へ出ると、この３県の分岐を見ることが出来ます。

地図によると、左側の中洲の先端あたり（画像の矢印あたり）が埼玉、栃木、茨城の３県の分岐となるそうです。

左側から手前を流れるのは渡良瀬調節池第１排水門からの用水です。塀の向こう岸側も、この用水流域は埼玉県になるようです。中央から右側が渡良瀬川です。渡良瀬川左岸の流域は栃木県、塀が切れた右奥を流れる渡良瀬川と右に見える向こう岸は茨城県となるようです。
別の角度で見るとこんな感じ
群馬、栃木、埼玉、茨城の県境は非常に近いです。レンタサイクルで、渡良瀬遊水地を2時間回れば見られます。

群馬、栃木、茨城の北関東3県と埼玉の4つの県境では物足りなかったので、千葉の県境を目指しました。
こちらは埼玉県幸手市の関宿橋です。東武日光線の幸手駅から東に７㎞ぐらい。埼玉県は曇り、やや肌寒い
関宿橋の真ん中、江戸川上のこの辺が埼玉と千葉との県境です。
江戸川を渡ると千葉県です。野田市関宿江戸町
千葉県は晴れ、暖かいです。さすが南関東(^o^;)
地図を見る

関宿橋を渡って左に曲がり、江戸川の土手沿いの道を更に進むと、千葉と茨城の県境の路面標記があります。

千葉県立関宿城博物館美術館・博物館
遠くには茨城を代表する日本百名山の筑波山が微かに見えます。
ここは、利根川よりも南の陸上にある茨城と千葉との県境の分岐が標記されている貴重な場所だと思います。

せっかくここまで来たら埼玉と茨城の県境を目指しました。
関宿橋を渡って埼玉県へ戻り、右に進んで行くと、今度は埼玉県(幸手市)と茨城県(五霞町)との県境の標識があります。
ここも、埼玉と茨城の県境が川の上ではなく、陸上にある珍しい分岐点だと思います。
最後に、埼玉と茨城と千葉の３県の分岐を見てみました。
埼玉と茨城の県境あたりの江戸川の土手に行ってみると、大きな水位計がありました。

この水位計の先あたりの江戸川が茨城、埼玉、千葉の分岐になるようです。
水位計に向かって左側が茨城県、右側が埼玉県、対岸が千葉県です。

昭和の時代、私は子供の頃から地図で県境を見るのが好きでした。
特に茨城、栃木、群馬、埼玉の県境が複雑なこと、茨城と群馬との県境はどれ程に近いのか？には非常に興味を持っていました。
これらの県境に平成最後の昭和の日に訪れ、明後日には令和となります。
昭和、平成、令和の3時代の分岐と関係する日に、私にとって非常に意義深い分岐(県境)の旅を経験できました。