2019/05/11 - 2019/05/11
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のーとくんさん
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古典芸能である能、どんなものだろうと、だいぶ前からちょっと接してみたいと思っていました。
ちょっと敷居が高そうで、なかなか近づけないでいました。
インターネットで調べていくと、山本能楽堂で年間を通じて能活という能講座が行われています。
約1時間で、1000円というお手頃価格。
早速申し込みました。
申し込んだ時点では、内容は「安宅」、有名な義経の安宅の関での話です。
ところが、新元号が梅に関係する「令和」になったせいでしょう、テーマは「梅」と変わっていました。
「令和」の話から、梅に関する「胡蝶」と「梅」という能の話と実演、説明されたストーリーは、とてもおもしろい。
能の謡と舞は、そのストーリーを事前に聞いていなければ・・・・・
でも、このような取り組みは、素晴らしいと思います。
【写真は、山本能楽堂の舞台の松です】
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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地下鉄谷町線の谷町四丁目駅で下り、本町通りから北へ一本目の筋を、西に歩いていきます。
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山本能楽堂があります。
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壁に貼っているいろいろなポスターの中に、能活のポスターがあります。
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入り口から入ろうとすると。
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横にこのような張り紙があります。
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きれいな扇子です。
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靴を脱いで、この廊下の突き当りを右に。
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舞台の前に席をとります。
まずは、改元の話から、梅の話へ。
能では、梅は草木の中で一番のもので、しかもプライドが高いことの説明が。 -
そして、能「胡蝶」の話へ。
蝶は、梅の時期に飛び回ることができません。
しかし、蝶はどうしても、一番の花である梅が咲き誇る時期に飛びたい。 -
そこで、蝶は僧にその願いを告げたところ、蝶は梅の花の間を飛ぶことができた。
このようなストーリーだそうです。
ここで、その蝶が梅の花の周りをすごく喜んで飛び回る様子を、謡と舞の実演がありました。 -
次は能「梅」の説明になります。
観世流にだけある題目だそうで、江戸時代明和のときに作られた、新曲です。 -
万葉集の和歌(大伴家持作)
「櫻花今盛なり難波の海おしてる宮にきこしめすなへ」
「ふふめりし花の初めに来し我や散りナムなむ後に都へ行かむ」
を題材としています。 -
難波にやってきた男が、ふとこの歌を思い出して、口にします。
そこに娘があらわれ、この歌の間違いを指摘します。 -
この娘こそ梅の精で、それを読んだとき(2月)には、櫻がさくはずがなく、梅なのであると、言うわけです。
そこからは、梅が一番の理由や自慢をひたすら言い続けるのだそうです。 -
ここで「梅」の終わりのシーンで、歌われる謡の実演が。
演者の姿勢が素晴らしい、そして謡の迫力はすごい。 -
能活の最後に、近々の能関係の活動の紹介がありました。
その中に、大槻能楽堂で、能装束虫干し見学会がこの日に行われていることも。
近くなので、歩いていくことに。 -
大槻能楽堂です。
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中に入ると、能面や衣装などが舞台に並べてありました。(写真は撮っても良いが、ネットに上げないで、とのこと)
また、11:30分からの始まる、能楽師によるレクチャーの後半を聞くことができました。
どれも素晴らしいものです。
両能楽堂での体験、なかなか良いものでした。
(おしまい)
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