day6 オペラハウスでブラームスを聴く[19' 子連れ（8歳小2）オーストラリアの旅]

2019/03/23 - 2019/03/31

今回は春休みを利用してのオーストラリアの旅。
神奈川の両親＆妹と一緒にブルーマウンテンズの拠点の街カトゥーンバ＆シドニー。

今日は旅の6日目、オペラハウスでオーケストラ鑑賞です♪

オペラハウスで音楽鑑賞をすることにした理由は、オペラハウスの建物内部に興味があったこと、私も息子も音楽をやっていること、内部ツアーもあるけれど音響や公演時の雰囲気はそれでは味わえない、そして一緒に旅した妹の「せっかくだから何か聴きたくない？」が最終的な決め手ででした。

最初はオペラハウス公式HPからオペラの公演を探していたのですが、自分たちが使える日にちで、子どももいるので出来るだけ早い時間（昼）の公演があれば…と思うけど、当然ながら夜公演ばかり。
そこで目線を変え、シドニーシンフォニー公式HPで探してみると、ありましたありました！
3/28の昼公演のブラームスピアノ協奏曲が！！
チャイコフスキーピアノコンクールで1位に輝き、ブラームス独奏曲全曲CDも出している巨匠のブラームスが聴けるではないですか！！！
4日間の連続公演で、昼はその1日のみ、しかもその日が私たちにちょうどいい。
運命ですね、というわけでそれを公式HPから予約しました。

シドニーシンフォニー公式HP
https://www.sydneysymphony.com/
オペラハウス公式HP
https://opera.org.au/home

座席は、息子がシューボックス型のホールのバルコニー席から楽器を見るのが好きなので、BOX Eで、5人並んで座れるところを取りました。

世界遺産の建物で、地元シドニーシンフォニーと一流ピアニストの演奏が聴けるなんてワクワク♪

8歳小２、骨折中の息子とのオーストラリア6日目の旅行記です。


♪スケジュール♪

3/23　出国＆香港トランジット観光 [機中泊]
https://4travel.jp/travelogue/11479872

3/24 オーストラリア入国＆カトゥーンバへ[カトゥーンバ泊]
https://4travel.jp/travelogue/11480647

3/25　カトゥーンバからのデイトリップ・ジェノランケーブへ[カトゥーンバ泊]
https://4travel.jp/travelogue/11481488

3/26　Touch the Three sistersへのブッシュウォーキング、Prince Henriy Criff Walkからシーニックワールドへ、午後シドニーへ移動[シドニー泊]
https://4travel.jp/travelogue/11481592

3/27　ボンダイビーチ～アパートメントで休憩～セントラルまでお散歩[シドニー泊]

3/28　王立植物園～オペラハウスでオーケストラ鑑賞～ダーリングハーバーへ[シドニー泊]
https://4travel.jp/travelogue/11491218

3/29　ワイルドライフシドニー動物園～フェリーでロックス～フェリーでダーリングハーバー～セントラルでお買い物[シドニー泊]

3/30　帰国…のはずが機体遅れのため同日トランジット出来ず香港ステイに…！！[香港泊]
http://4travel.jp/travelogue/11491317

3/31　無事帰国♪

エリア シドニー(オーストラリア)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

オーストラリアの旅も6日目。
今日の午後はオペラハウスでオーケストラ鑑賞の日。
私たちはウールムールルーにあるウォルドルフサービスドアパートメントWaldorf Woolloomooloo Waters Serviced Apartmentsに泊まっていたので、そこからボタニカルガーデン経由で歩いていくことに。
まずはこんなウッドデッキを歩いていきます。

左の建物は、かつて羊毛倉庫だった建物を改装したオボロウームルームルー。

ところどころ、アートな建造物があり、片側にはボート、片側には高級そうなお家。
とってもいいお散歩道です。

ハーバー沿いに歩いていきます。
ここまではとっても静かで気持ちのいいお散歩でした。

が、ミセスマッコリーズポイントまで来ると、大型バスの観光客が大勢来ていて、マッコリーズチェアなんてとても近づけず…。
この写真は人が少なくなったところですが、写真を撮る人がずらーっと並んでいて、特に中国人がかなり強引で、私たちが写真を撮っていたら、手で「しっし！」みたいなことをされました…！！
そんなことされなくてもあななたちにかぶってないし、撮り終えたらどきますよ。

記念写真が逆光にならずに撮れるのは午前中とのことで、私たちもバッチリ写真に収めました♪
日本人の一人旅の女性がいて、その方が声をかけて下さり、貴重な5人でのショットも実現しました。

オペラハウスとハーバーブリッジももちろんいいのですが、シティのビル群も素敵でした。

ハーバー沿いの道にはこんな岩もあります。
高いところがあれば登り、段差があればジャンプな男子。
骨折中ですが、もちろん登ります。

岩に挟まれてみました。
見てのとおり、かなり大きな岩です。

岩の中からの景色。
はい、大人も登りました。
ちゃんと階段があるのですよ！

ちょうどこの時期、1年にたったの3週間だけ開催される野外オペラがやっていて、ボタニカルガーデンのハーバー沿いにその特設ステージがありました。

水の上に迫り出した特設ステージ。

今年の演目はウエストサイドストーリー。

座席。

何を観ようか調べていた時にこれもみつけていいなと思ったのですが、夜であることと、オペラハウスの中が見たいのにこれでは見られないため、候補から外してしまいました。

が、絶対素敵だっただろうなと思いました。
もし来年以降にまた来ることがあれば絶対観たいな。
ステージの背後にはシドニーの夜景とハーバーブリッジ、オペラハウスが見えるのだもの。
ちなみに、毎晩20時半前にここで上がる花火は部屋のバルコニーからバッチリ見えました♪

野外オペラ専用の特設カフェ。
ウェストサイドストーリーに合わせたデザインでおしゃれ。

5人でウェストサイドストーリーのポーズをして写真を撮って楽しんだ後は、ボタニカルガーデンの中の方に入ってみました。

とっても緑がキレイで、すごくいいところです。
サンドイッチ持ってきてシート敷いて、のんびりしたい場所。

電車も走っています。
今回、ブルーマウンテンズとシドニーで1週間だったけど、全然時間が足りなかったなと思います。
もっと1つ1つの場所でのんびりしたかった。
息子も「シドニーでやり残したことがたくさんあるからまた来年行きたい！」と言っています。
特に息子は骨折中だったため、予定していたことで出来なくなったこともあるんです。
また来よう！！

公式ホームページからチケットを買っても、チケット売り場での引き換えが必要、と、どのネットサイトを見ても書いてあったので、私も窓口に並びました。
が、いざ私の順番になりスマホの画面を見せるも、「これは引き換え不要。QRコードがついてるから。」と。
私もそう思って、並んでいる時に通りかかったスタッフに聞いたら「ここに並んでいればオッケー！」って言ったから並んだのに…かなり長いこと並んだのに…。

並んだ時間は取り戻せないけど気を取り直して、このオープンカフェでランチです。

参考までに。
メール添付されたのがこの状態なら、引き換えは不要のようです。
確かにメールには引き換えが必要とは書いてなかったけど、私が見たすべてのネット情報では引き換え必要と書いてあったので、心配で並んでしまいました。

水辺でランチ、それだけでいい響き。
そして本当にブルーが似合う街ですね、シドニーは。

前置きが長くなってしまいましたが、いよいよオペラハウスに向かいます！

オーストラリアと言えば、このオペラハウスが出てくるほど、象徴的なオペラハウス。
他にないおもしろいデザインです。
このハーバー沿いの街にすごく合ってると思いました。

さあ、行きましょうー！

屋根をアップにするとこんな感じ。
屋根のタイルは100万枚以上、2色のタイルを使用し、光りに反射して白く見えるようになっているそう。

コンサートホールの入口は、写真中央の黒く写っている部分です。
そこを入る時にはチケットは不要ですが、荷物の簡単なチェックがあります。
入口入って右がギフトショップ、左にコンサートホールへ続くエスカレータがあります。

終演後の写真ですが、昼間のオペラハウスのコンサートにはこんな服装で行きました。
旅の必需品、ユニクロのワンピースに同じく旅用バッグ、足元は黒のスポッと履けるタイプのスニーカーです。
息子はポロシャツに短パン、リュックにスニーカーです。
父母妹もみんなカジュアル。
荷物は、チケットを確認するところにある箱に入るサイズなら持ち込み可、それ以上だとクロークに預ける仕組み。
私たちはみんな持ち込めました。

スマホに送られてきたチケット画面のQRコードをピッとしてもらい、エスカレータを上がるとロビーがあります。
背後のマダムたちも、ワンピースにヒールの人もいるけど、日中のコンサートだからかみんなカジュアル。

チャペルのようなデザイン。
空間を贅沢に使った造りです。

ロビーの天井。
木目調の素材とコンクリートの素材、全然違う素材なのに、その組み合わせかたなのか何なのか、すごく素敵です。

天井がとっても高く、自然光を上手く取り入れられるような造りです。

外にもちょこっと出られます。
一応テープで隔てられていて、紺のテープより向こうは誰でも入れる場所っぽい。

屋根。

私たちはBOX-Eにある席だったので、この階段を上がります。
普通のフラットな席ではなくバルコニー席なのは、息子が演奏している楽器を眺めながら聴くのが好きだから。
私と息子が日本でコンサートへ行く時も、このタイプのホールの場合はいつもバルコニー席なんです。

階段からの眺め。

ロビー側。

同じく階段から。

私たちの席からの眺め。
BOX-Eの上の方の席しか空いていなかったので、もしかしたらその位置だと、シーとの段の角度によっては舞台が見えないかなと心配だったのですが、すごくよく見えました。

開演前にオケが各々音出ししているのですが、ブラームスの2楽章を鳴らしている人もいれば、1楽章だったり4楽章だったり、シベリウスだったり、リラックスした中でちょこちょこ聴こえる知っているメロディーがまた何とも贅沢な開演前のひとときでした。

ホール後方はこんな感じ。

コンサートの前半は2曲。
1曲目は、オーストラリアの作曲家の曲でした。
知らない曲で音源も探せず予習も出来なかったのですが、打楽器が印象的で、軽快ではじけるような打楽器がおもしろく、すっかり引き込まれてあっという間に終了。
2曲目はシベリウスの交響曲第7番。シベリウスはこれまで得意でなく、むしろ好んで聴くことのない作曲家で、耳を慣らすために日本で散々聴いてきたのですが、やっぱり生演奏はすごい！録音を100回聴いてようやくわかる良さが、1回でわかる感じ。
後ほど書くブラームスももちろん良かったけど、このシベリウスがとっても心に染みました。また聴きたい。

休憩は入口とは反対方向にあるハーバー側のロビーへ。
もちろんこっちにもトイレはあります。
パープルの絨毯て珍しいけど、ガラス張りの向こうの海と空の青となじんでいて、とても素敵でした。

影がまた効果的。
それを計算して設計されてるのかな？

天井が高くてガラス張りで、開放的な気持ちのいい空間です。
ここは館内ツアーかコンサート鑑賞をしないと入れないエリア、貴重です。

窓の向こうに見えるのは、オペラシアターのある方の棟かな？

もちろんハーバーブリッジも見えます。

ウォーターサーバーがあって、自由に飲めます。
もちろん息子と飲みました。

お気に入りの一枚。
ここからの眺めが本当に美しかった。
複雑なようで計算されたようでアンバランスなようでもある。
でもすごくキレイなのです。
色も、素材も、人工物と自然なもののバランスもすべて。

休憩が終わり、ホール後方のドアからBOX-Eへ戻ります。

後半はブラームスのピアノ協奏曲第2番。これ、息子のピアノの先生が大好きな曲だそうで、この曲に限らずブラームスが大好きな先生なので、今回これをオペラハウスで聴けることをすごく羨ましがられました。
ブラームスのピアノ協奏曲第2番を、バリーダグラスのピアノで、そして地元シドニーフィルの演奏で聴けること。
ブラームスは耳になじみやすいので、ここへ来る前からすっかりこの曲はお気に入りだったのですが、それでもやっぱり生演奏は素晴らしい。
あっという間に終楽章、そして終わってしまいました。引き込まれました。
もう一度時間を戻して全部聴きたい。
そんな公演でした。
息子も、日本で録音を聴いていた時とは反応が全然違い、帰国してから第1楽章を口ずさむようになりました。
やっぱり生演奏に勝るものはないですね！

席のまわりのマダムたちに、
「よく聴いていたわね～、音楽やってるの？」
「腕、どうしたの？」
「早く良くなるといいわね。」
などと話しかけられた息子。
平日の昼間なんて地元の子どもは学校だし、子どもでアジア人の息子はさぞ目立ったことでしょう。

終演後はギフトショップでお土産買いました。
写真はオペラハウスのゆるキャラのぬいぐるみと思われるもの。
買わなかったけどね…。

オペラハウスでの音楽鑑賞、とっても良かったです！
少しでも音楽に興味のある方だったら、建物の写真を撮るだけでなく、内部見学ツアーだけでもなく、ぜひ一度演奏を聴かれてみて下さい！！
世界遺産の建物で音楽鑑賞なんて、そうそう出来るものじゃないですしね♪
オペラもコンサートホールでの公演も、私が見た限り毎日何かしら催されていました。
私は、今度はオペラも観てみたい！

続きはこちら→http://4travel.jp/travelogue/11491317
7日目は飛ばして、飛行機遅延により経由地香港で1泊した旅行記です。