2019/04/29 - 2019/05/06
188位(同エリア454件中)
柚子柚さん
ボローニャを拠点に周辺の小都市をめぐりました。ローマやフィレンツェ、日本の京都のような、観光客の圧力に押しつぶされそうなザ·観光地でなく、歴史遺産とともに暮らす地元民の日常を感じられる、歩くのにちょうどいいサイズの落ち着いた街でした。イタリア人とイタリアの街から感じる独特の豊かさと幸福感。少し羨ましくなりました。
PR
-
ボローニャ街歩きはやはりボローニャ駅から。この味もそっけもない佇まいが「観光地すぎないイタリア」という今回の旅のテーマにドンピシャ過ぎて、思わず朝から泣けました。
-
駅から旧市街の中心マッジョーレ広場まで伸びる大通り、インディペンデンツァ通りを歩きはじめてすぐにアーケード「ポルティコ」が現れました。
-
横に走る通りを渡るたびにポルティコはデザインが変わる。天井アーチの丸いリズム、縦に伸びる柱のデザイン、さらに大きく広がる床の色合いと模様の面白さ。この3つのハーモニーを遠近法的に眺める気持ちよさ。
-
柱が重厚だととても落ち着いた感じになる。
-
アーチ、柱、床すべて赤。柱が太くて丸いのも印象的。歩き出して10分で、ボルティコ万歳、ボローニャ万歳だ。まぁ、感動したいのが旅人だからなおさら何だけどね。お世辞抜きに美しい街だ。
-
気がついたら大通りはあるところから歩行者専用道路になっていた。
犬や赤ちゃんを連れてゆっくり散歩する人たち。まだ朝早く人もまばらだ。建物の高さを抑え、揃え、道幅をこう広く取ると、こんなふうに伸びやかな通りになるのか。 -
マッジョーレ広場到着。左手はサン・ペドローニオ聖堂。上半分は未完成だそうだけど、断然上のほうがいいよね。完成すると全体がピンクの大理石?になるのだろうか。なんか勿体無いな
-
マッジョーレ広場から西に伸びるウーゴバッシ通りを歩く。振り向いたら、例の斜塔が正面にのびていた。この通りも伸びやかで歩いていて幸せな気持ちになる。バリの町並みもきれいだが、こちらのほうが建物が素朴で低い。そのぶん横方向の開放感がある。説明ヘタで伝わらないだろな。写真にとっても伝わりきらない。
-
角を曲がったら息が止まった。なんだ、この美しさは……
-
こんな美しい通りに、とてもレトロな感じの床屋がある。中をのぞくと、4人の床屋と客4人で満席。8人全員、中年過ぎのおじさんだ。が、古い木の扉と白いカーテン、白衣のおじさんたちはエレガントな職人さんだ。
-
石造りのポルティコのアーチと連動させたような美しいデザインのショップ。色を排した石の建物はそのまま古い額装となり、置かれた品々を引き立てている。ヨーロッパの街歩きが楽しい理由の一つだと思う。
-
お昼を過ぎて日差しが強まり、ポルティコがつくる陰影も濃くなっていく。向こうのポルティコの白、真っ赤な車、佇む人影も含めて、何気なく撮った1枚がそのまま絵のようで驚く。
-
アシネッリの塔の真下まで来て見上げてみた。499段で上まで登れるそうだけど、怖いのであっさりパス。
-
陰影はますます深まり、とうとう路面にもう一つのアーチを描く。
-
塔を過ぎてどんどん歩く。壁の落書きか急にふえて、何やら猥雑な雰囲気に変わったが…。
-
ここからしばらくはボローニャ大学界隈。通りの両側に講義室やゼミやサークルなどがあるみたい。学生は人種も年齢もさまざまで自由な雰囲気。
-
大きな広場に出た。ジュゼッペ·ヴェルディ広場。近くにボローニャ歌劇場があるからついた名前かな?学生たちがたむろしてる。思い思いにおしゃべりしたりいちゃついていて。いいなあ。ねえ。
-
何かの勧誘か署名らしい。女子学生が学生を捕まえて、熱弁を奮っている。こんなのも世界共通だな。
-
ある扉から男子学生がぞろぞろ出てきた。国籍バラバラ、やっと講義終わったぜー、どこ行く?的な開放感爆発させててとても普通。世界共通。
-
本日のポルティコ巡り終了。なんの下調べもなくただただ歩いては、次のポルティコに出会い立ち止まるの繰り返しだった。帰り道、すっきりと縦にのびる朱色と肌色の柱が素敵で撮った最後の1枚。後で見たら素敵な家族の風景だった、と気がついてまた涙が出た。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ボローニャ(イタリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 電車で中央イタリア都市巡り〜ボローニャ☆フェラーラ★ラヴェンナ
0
20