会津ひとり列車の旅その１（まずは猪苗代湖へ）

2019/04/28 - 2019/05/01

5月の長期連休の前半。仕事以外で初めて会津に行きました。
行きはすべてJRの普通列車利用。
4月28日 東京出発→宇都宮→黒磯→新白川→郡山→猪苗代
　　　　郡山に戻る（郡山宿泊）
4月29日 郡山→会津若松→喜多方
　　　　郡山戻る（郡山宿泊）
4月30日 郡山→会津若松　（会津若松宿泊）
5月1日　会津若松→大内宿→東京　会津鉄道と東武鉄道を利用
宿泊はさすがに数日前では会津若松ではとれず。
郡山二泊となりました。
思いつきだったので、旅のテーマは後付け！
その1.磐梯山を背景に、猪苗代湖畔をただただ
　　　歩いて自然を満喫した3時間！
その2.会津若松で、改めて戊辰戦争の悲哀を
　　　感じてゆかりの地を巡りました。
その3.会津若松で大好きな造り酒屋巡り。
その4.喜多方で、ラーメンよりも感動した
　　　満開の垂れ桜を満喫。
その5.単に帰るだけの日程で思いついた
　　　大内宿訪問。
というメニューで紹介します。

エリア 猪苗代(福島)

スタートは、東京駅。
まずは宇都宮まで普通列車に乗る。
旅は、新幹線は合わない。
と勝手に思っている。

少し年配なら急行で青森まで乗った、
という経験も多いと思う。
これから宇都宮、黒磯、新白川
そして郡山に向かう。

郡山で短い時間でロッカーに大きなバッグを
預け、磐梯西線に乗る。
1時間に1本しかないローカル線。
そして着いたのが猪苗代。
湖畔までバスが連絡している唯一の駅。
雄大な磐梯山を望む。これだけでも今日の目的は達した。

列車に合わせてバスに乗り込んだ。
乗客は8名と少ない。
まずは、野口英世記念館にむかいます。

バスで10分少しで到着。
野口英世記念館の回りには
レストランや地ビール館もある。
以前猪苗代ビールは飲んだことがある。
飲んだくれてホテルに行くのも、
いいプランかも。

四角い箱のような記念館。

エントランスの野口英世像。
少しづつ過去伝記の話、
テレビのドキュメンタリーの話を
思い出してくる。

今日4月28日。
偶然にも、野口英世の生家が登録有形文化財になったことを
記念して石柱碑の除幕式が行われたことを
翌日の新聞で知ることとなる。午前中に実施されたようだ。
見学のコースはここから始まる。

生家をそのまま移転してきたらしい。
茅葺きの懐かしい家だ。
そう、私の親の実家も茅葺きで、　
よく休みになると遊びに行った。

これが英世博士の人生を変えた囲炉裏だ。
幼い時火傷したことが、
人生を定める要因の一つになった。

志を得ざれば、再び、この地を踏まず。
柱に刻まれた文字の紹介。

本館に戻り、展示室を順番に回る。

正面の写真。
テレビのドキュメンタリー等で
よく見る写真。
この部屋では野口英世の功績を
紹介していた。

生涯を年代順に紹介している。
文章と遺品を使い、実にわかりやすい。
少しづつ昔読んだ話がよみがえる。

難病の原因を掴むため使った顕微鏡。

愛用の器具。

愛用の地球儀。
説明パネルを読み進むと
少しづつ感動が大きくなってくる。

そして、物語はクライマックスに。
最後まで黄熱病の解決に取り組み。
そして命を失う。
しかし、偉大な功績は残った。
本当に素直に感動する。

さらに、付け加えて野口博士の人間性を語る物語も
紹介されている。
多忙な合間にもチェスや将棋、絵画を楽しんだ。
また、ニューヨーク郊外に別荘を持ち、別荘の裏には
川が流れ、近郊には湖があり、釣りを楽しんでいる。

こんな人間に近い動きをして話す人形もあり
実にわかりやすく、また親しみがわいてくる。

ボタンを押すことで幾通りかの話をしてくれる。

日本以上に世界で活躍した。
人類のために残した功績の大きさを学ぶ。

細菌の話など関連する話題も詳しく説明がある。
本当に良くできた記念館だ。
ぜひおススメしたい！

記念館からは磐梯山がよく見える。

野口英世記念館から猪苗代湖まですぐだ。
駐車場を渡り歩いていくとこぶしの花が
咲く道にでる。
花の向こうに見える磐梯山。

振り返ると猪苗代湖である。
湖畔を散策しよう。
ホテルのある郡山まで帰るため
次の電車にあわせてバスがでる。
それまでの時間だ。

湖畔にサイクリングロードがある。
それを西に歩く。

自転車は少ない。
3、40分ほど歩いて、すれ違ったのは
十数人。もくもくと走りさる人。
家族で会話しながら走る人。

サイクリングロードは、特に並木道ではないが、
ところどころ桜やこぶしなどの木が
花を咲かせている。
でもこの桜はつぼみだ。

湖までの距離は近くなったり、
少し遠くなったり。
静かだ。

木が倒れて、そのまま突き刺さっている。
台風で倒れた後？
倒れて大丈夫？と心配することはない。
実に自然。

釣り人を発見！
ウェーダーを身に付け
本格的な格好である。

西側の山は、900メートルから1000メートル以上の山が連なる。先ほど列車で通った山合い、
中山峠を越えると郡山である。

磐梯山は悠々とどっしりしている。
野口英世も見ていた山。

結局。猪苗代湖を見て、磐梯山を見て
草木を楽しみながら歩けば、
もう戻ることもない。このまま駅まで
歩き続けました。

猪苗代駅に着きました。
1時間に1本の列車。ぎりぎりでしたが、
乗ることが、できました。
郡山に戻り、
明日は今日と同じ磐越西線で
会津若松にむかいます。

この旅行記へのコメント （1）

• ねもさん 2020/07/16 08:57:05

  初めまして

  jazzmanさん　ご投票ありがとうございます。
  妻の実家が福島県なので、わが家もこの付近は結構訪ねます。冬や夏が多かったので、春はこんな感じなんだとありがたく拝見しました。
  野口英世記念館、数年前に伺いました。画像、懐かしいです。野口博士はもちろん偉大な科学者ですが、留学費用を一夜で散財するなどという人間臭い一面もあったそうで、そういうところも紹介してくれると、いっそう親しみが感じられるんじゃないかなぁと思いました。
  猪苗代駅は、ホントに野口英世一色で、彼がいかに地元の人たちから慕われているかが分かります(^^)
  
  ぜひ翌日以降の続きも書いてください。楽しみにお待ちしています。