久々の京都訪問[下]……びわ湖ホールの『さまよえるオランダ人』から始まって修学院離宮見学までの２泊旅

2016/03/06 - 2016/03/08

３月６日、びわ湖ホールの『さまよえるオランダ人』の後、夕方17時過ぎにはホテルにチェックイン。しばし部屋で休憩の後、空腹を覚えたので四条河原町の京都タカシマヤ上階にある三嶋亭でお得なすき焼き定食を肴にビールぐびぐび！と日本酒も。

３月７日、午前中はゆっくりと境町三条のイノダコーヒ本店でゆっくりコーヒーを楽しみ、午後は京都御所裏の同志社大学へ。韓国現代詩人の父で同志社大学に学んだ鄭芝溶(チョン・ジョン)の詩碑と、同じく戦前の同志社に学び、治安維持法違反容疑で逮捕され獄中死した尹東柱(ユンドンジュ)の詩碑を見る。

予約していた時間が近づいたので、洛北の修学院離宮に向かい、１時間半ほど庭園見学が実現した。

見学を終えてホテルに戻って休憩。夕食はホテル近くの小ぢんまりとしたカウンターだけの小料理居酒屋で。これが大当たり。

呑んで食べたものは……付き出しとして、お揚げと大根を煮たの、菜の花胡麻味噌、グジのフライがそれぞれ一口ずつ。その後注文した料理は、刺し盛り(紋甲烏賊、鳥貝、赤身)、イワシ生姜煮、オイルサーディン、鶏塩焼き、湯葉と水菜の炊いたん……どれも神経の行き届いた酒肴ばかりで、酒の進みが早い。なのでサッポロ赤星に続いて、日本酒は京都に近い“奥播磨”を一合、その後に“李白”もいただく。最後に栗焼酎“ダバダ火振”を軽くもらい、締めに豆腐ぶっかけ飯で大満足。ご機嫌でホテルに帰還すれば、翌日は最終日である。

ホテルで朝食を済ませた後、荷物をチェックインカウンターに預けて、これもすぐ近くの“京都国際マンガミュージアム”に行ってみた。相当に充実した展示と、紙芝居の実演を楽しんだ後は、錦小路あたりまでを軽く散策し、蕎麦で軽く昼食を済ませると、ホテルに預けた荷物を引き取って京都駅へ。

こうして久々の京都訪問は充実で終わった。

エリア 京都

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: タクシー 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

シックな建物が並ぶ同志社大学のキャンパス。

戦前の同志社に学び、治安維持法違反容疑で逮捕され獄中死した尹東柱(ユンドンジュ)の詩碑。

尹東柱(ユンドンジュ)について。

鄭芝溶(チョン・ジョン)の詩碑。

修学院離宮に入った。ここから庭園見学が始まる。

田畑も景観に取り込まれている。これはかつて宮内庁が買い上げたもので“付属農地”となって、管理は地元の農家に委託されているとのこと。

庭園に奥の山が借景に。

美しい。

見飽きることがない。

京都市内を遠く望む。

隣雲亭の“一二三石(ひふみいし)”です。

景色がどんどん変化する。

うむ。

はるか京都市内と西の山。

見学者御一同。

屋根のある千歳橋。

逆光の水面。

閑なるかな。

苔むす庭。

佳き眺め。

散策も終わりに近づいてきた。

最終日、無事に新横浜到着……家路に。