2019/03/24 - 2019/04/02
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azianokazeさん
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2019年3月28日 フンザ・カリマバード二日目
ガイド氏の出身村で親戚の結婚式があるとのことで、見学させてもらいました。
カラコルムの山々を背景に繰り広げられる宴は、かつて観たTV番組「シルクロード」の世界を彷彿とさせるものでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2019年3月28日 カリマバードから上部フンザ(ゴジャール地方)に向けて北上します。
ガイド役のカリームさんの出身村があって、そこで親戚の結婚式があるとのこと。セレモニーの様子を見せてもらえるそうです。
写真は、前編でも紹介したカリマバードの「アルティット・フォート」をカラコルムハイウェイから見上げたもの。 -
肉眼的には、写真のような崖上にあります。
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フォートを見上げる地点からさほどはなれていないあたりに、ひとつの岩が。
岩肌に古代の線画が描かれている「岩絵」です。 -
かなり素朴な岩絵です。
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このあたり(上の写真の中央部)はわかりやすいですね。
馬に乗った人間、角を持った山羊などが描かれているようです。 -
詳しくは、案内板を。
解説分の中にある「Kharosthi」というのは、“カローシュティー文字とは、古代の南アジア西北部および中央アジアで用いられた文字。他の文字体系に影響を与えることなく滅亡した。現在知られる仏教関係の最古の文献はこの文字で書かれている。 ”【ウィキペディア】とのことで、紀元前4世紀から紀元後3世紀ごろ、現在のパキスタン北部とアフガニスタン東部に限定的に使用された文字のようです。
「Kushan」というのは、中央アジアから北インドにかけて、1世紀から3世紀頃まで栄えたイラン系の王朝(クシャン朝、クシャーナ朝)です。仏教保護のカニシカ王が有名ですね。
「Gondophernes」というのは、クシャン朝の前に一帯を支配していたインド・パルティア王国の国王です。
シルクロードを行き交う仏教関係者や隊商が残した岩絵のようです。 -
フンザから東へ約15km、アッタバード湖畔のトンネル
アッタバード湖とは、地滑りによりフンザ川がせき止められできたダム湖です。
“2010年に発生した大規模な地滑りでフンザ川がせき止められてできた天然のダム湖。事故当時は氷河の雪解け水の流入で湖の水位が一気に上昇し、近隣の村やハイウェイも水没、深刻な被害がもたらされましたが、2015年に道路の復旧工事が完成し現在は観光スポットの一つになっています。”【LINEトラベルHP】
当時はカラコルムハイウェイも水没し、渡し船で行き来する状態でしたが、その修復のためにトンネルが作られました。 -
当然ながら・・・と言うか、やはり中国の支援による事業です。
パキスタンの中国への傾斜や中国の「一帯一路」への批判は多々ありますが、「ほかに誰が助けてくれた?」というのも一面の事実でしょう。 -
現在もトンネル内では工事がおこなわれており、先も見えづらい埃のなかで、ガスマスクを着用した作業員が働いています。
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アッタバード湖
あいにくの天気でしたが、天気が良ければカラコルムの山々を望む素晴らしい景色で、観光スポットにもなっているようです。 -
途中立ち寄った集落(多分、グルミット)
「Old House」ということで、古い民家のようです。 -
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「Old House」内部
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山羊などのミルクを攪拌してバターをつくる道具
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向かいには藩主の別宅(多分)も。
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隣には、女性による伝統織物工房があります。
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このように女性が社会参加し、それを地域が後押しし、観光客に見学させるというのは、この地域がスンニ派ではなくイスマーイール派の地域だからです。
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ひとつ作製するのに数か月かかるのでしょう。(正確な数字は忘れました)
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非常に大変な作業です。
特に細かい作業は目を酷使します。
ペルシャ絨毯の赤色は(絨毯作製で目などを病んだ)女性の血の色だとも。 -
話の流れとして、1枚買っていかないか・・・ということになります。
もちろん大きな絨毯など手が出ませんし、小さなものにしてもあまり使いみちがないので、最初は買う気もなかったのですが、いろいろ広げられるとなかなかそうもいかず・・・
イスラム社会における女性労働への支援ということで、1枚購入。 -
駐車スペース(本来はポロ競技場)の隣は、女子高校。
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付近の地域伝統食材をつくるお店
看板には「ワハン/パミール料理」とあります。
ワハン人は主にアフガニスタン北東部とタジキスタン南東部のバダフシャーン地方に暮らす民族で、パミール人とも呼称しているようです。
パミール人はイラン系民族です。
こういう所でも女性が雇用されるのでしょう。
全体的に地域政府の女性支援の雰囲気が感じ取れました。 -
目指すパスーの集落に到着
飾り付けられた車は新婚旅行用でしょうか。 -
村の空き地には会場が用意され、村人が集まり始めていました。
ちょうど開始のタイミングに着いたようです。 -
わずか4人ではありますが、楽団が雰囲気を盛り上げます。
日本人的には、後ろの「中国」と書かれた赤いジャンパーが気になりますが・・・。 -
新郎新婦はまだですが、待ちきれない男たちが踊り始めます。
中央の赤いダウンが、ガイドのマリームさん。
この村の出身で、新郎だか新婦だかは親戚にあたるようです。(というか、村の人々はみな何かしらの親戚筋にあたります) -
楽しそうに踊る男たち
https://youtu.be/y4041K1FDV0 -
女性たちも集まってきましたが、まだ遠慮がちに、やや遠巻きに眺める感じ。
ただ、こうして女性が表に出てくること自体、この地域がイスラム教イスマーイール派であることによるもので、チラスなどのスンニ派地域では見られないことです。 -
外国人がカメラを向けることも、さほど気にしないようです。
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やがて女性陣も席に移動
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男たちは相変わらずダンスに興じています。
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女性たちも席について、男性たちのダンスを楽しみます。
さすがにこういう場面で踊るのは男だけです。女性陣は屋内で楽しむようです。 -
爺さんたちにはあまり興味ありませんが、1枚だけ。
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ダンスの方は、一つのグループが終わると次のグループが、という形で続いています。
傘をさすほどではないですが、ときに小雨もぱらつくようなあいにくの天気で周囲がきれいに見渡せないのは残念ですが、それでもカラコルムの山々を背景に繰り広げられる宴は別世界のようです。 -
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新郎新婦の入場
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やや年齢は・・・のようにも見えますが、失礼があるといけないので、そのあたりのお話はお聞きしていません。
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主役もそろって、宴はいよいよ盛り上がります。(下の動画からの切り出し画像)
https://youtu.be/Tmu5XcxXunY -
雄大なカラコルムの山並みをバックに、ローカルな笛太鼓の音楽に合わせて村人たちが踊る様、それを興じる人々・・・・やがて笛太鼓がフェイドアウトして喜多郎の音楽に代わり、石坂浩二のナレーションが流れる・・・そんなNHK「シルクロード」の世界に舞い込んだような気分にもなりました。
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この後、いったんこの場を去って、近郊のつり橋や氷河を観光し、再びこの結婚式に戻ってきますが、そのあたりは写真枚数も増えてくるので、次編にしましょう。
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