パキスタン　フンザ2019･･･（3）春まだ浅いフンザ「デュイケル」ウォーキング

2019/03/24 - 2019/04/02

2019年3月27日　フンザ観光1日目　

午前中は、「デュイケル」というカリマバード近郊のピークからの下り道ウォーキング。

雄大な眺めと、のどかな雰囲気、春まだ浅いフンザの雰囲気を楽しみます。

表紙写真は、フンザのシンボル的な山、「レディー・フィンガー」

エリア フンザ(パキスタン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

2019年3月26日　夕日があたるフンザ・カリマバードの山々

肉眼では山間に小さくにしか見えない頂をズームアップ

多分、ちゃんとした名前のあるピークだと思いますが･･･。

ホテル部屋から正面方向の山々

この画像の右手の山々が、一番上の画像でしょう。

4月26日の夕食　ホテル・レストランで。

「Shashilik」　肉野菜の煮込みですね。黄色いのは卵焼き。

4月27日朝、この日はややどんよりした空です。

ホテルの部屋から左手方向の山々　

この画像の中央からやや左手、地肌の出ている手前の山と雪山が交差するあたりにのぞいているピークが、上から2番目のピーク画像です。

この日はまず、カリマバード近郊のピークのひとつ「デュイケル」に車で向かいます。

「歩き方」では“ジープで30～45分”とありますが、別にジープでなくとも普通の車で行けますし、時間も15～20分程度だったような･･･


画像は車窓から。

同上

このあたりはゲストハウスがたくさんあります。主に国内観光客向けで、夏場になつと大勢観光客が押し寄せるようです。

「デュイケル」の頂近くの駐車場

ここからほどんど道もない急坂を数分歩いて頂へ向かいます。

ただ、あまり意識しませんでしたが、カリマバードが2400～2500ｍぐらいということは、そこから更に上がったデュイケルは3000ｍぐらいはあるのでは。

駐車場近くの真新しい建物もゲストハウス　フンザは建設ラッシュです。

ふりかえると、フンザの象徴的なピークでもある「レディーフィンガー」が間近に見えます。

「レディーフィンガー」のズーム写真

名前の由来は見てのとおり。
どこからでも見えますが、見る角度によって、細い指になったり、少し太めになったり

鋭角に切り立っているため雪が積もらず、周囲の雪山と違って地肌がむき出しになっています。

標高は5985ｍ　右隣は「フンザピーク」（6270ｍ）
どれもこれも、日本では見られない高山です。

「デュイケル」頂上からの眺め

全面にひろがるカラコルムの山々、フンザ川の流れ･･･実に壮大なパノラマです。

左手方向

どこまでも続く山並み

右手方向

下に見える集落がカリマバード　中段あたりはアリーアバードでしょうか。

屏風のようにそそり立つ山々

フンザ川の流れ　絶景です。

見飽きない眺めですが、きりがありませんので、ピークから駐車場へ降ります。

前を歩くのはガイドのカリーム（Karim）さん。

車はすでにカリマバードに帰していますので、ここからカリマバード市街まで歩いて下ります。

先述のように、急増する観光客をあてこんで、ゲストハウスも急増しています。

それでも足りなく、夏場はテントなどに泊まる国内観光客も多いとか。

ただ、もともと水の問題があった地域ですから（地下水がなく、氷河の溶けた水を利用していますが、フィルター施設もなく、その水質は劣悪。ホテルでバスタブにお湯（非常にぬるいお湯ですが）をためると、茶色で底が見えません）、観光客急増で問題は深刻化しているとか。

排水やゴミの問題もあるでしょう。

それはともかく、眺めは最高です。

これで青空だったら･･･とは思いますが、それは言っても仕方がないことです。

インシャラー（神の御心）です。

もうひとつ残念だったのは、今年のフンザは冷え込みがきつく、アンズの開花が遅れており、カリマバードより高い地域ではまだ咲いていなかったこと。

まあ、これもインシャラー（神の御心）です。
カリマバードから少し下れば満開状態ですから、明後日、花見散策もよていしています。

画像の木は････（いつものことですが）名前は忘れました。

振り返ると、レディーフィンガーの美しい姿が。

のどかです。

大きな木はクルミ。

カリームさんから“ウォルナット”と聞いて、そのときは思い出せず、「ウォルナット･･･なんだったっけ？なんか聞き覚えがある単語だけど･･･」と思っていたのですが、翌日“ウォルナットケーキ”を食べて思い出しました。
「そうか、クルミだ！」

アンズ以外にも、クルミやチェリー（サクランボ）、リンゴの木などがあります。

これは･･･忘れました。カリームさん、御免なさい。

やるだけ無駄とは思いましたが、念のためgoogle画像検索にかけると「木材」とのご回答。

画像のような綿毛がつきます。

春まだ浅いフンザ

手前の裸木はアンズ、中腹にスッと立っているのはポプラ。


春浅くアンズがまだこのあたりは咲いていないのはインシャラーなのですが、夜間の寒さはこたえました。

外気が氷点下に下がるのは仕方ないとして、ホテル室内も暖房設備がないので外気とほとんどかわりません。

室内でもコートを着て、寝るときも、セーターの上にパーカーを着た状態で。

隣の使っていないベッドの毛布をはがして使ったら、今度は毛布が重くなりすぎて･･･。

しつこくレディーフィンガーをズーム。

ここにもゲストハウスができるようです。
眺めは素晴らしいでしょう。

歩き始めて約1時間　だいぶ下ってきました。

画像はジャガイモ畑（これからですが）


ピークは3000ｍほどということで、寒いというほどでもありませんが、かなり涼しい･･･といった感じでしたが、下るほどに、また、時間がたつほどに気温も上昇してきました。パーカーは脱いであるきます。

このあたりからの眺めも素敵です。

高度が高いこの付近は、アンズの花はこれからなのですが、なかには“早咲き”のアンズも。

そんな貴重な1本です。

歩き始めて約1時間半、見えてきた集落はアルティット村でしょうか。

「風の谷のナウシカ」のモデルになったとも言われるフンザは、長寿の里としても知られていますが、まあ、こういう自然のなかで暮らせば･･･と単純に思えてしまいます。

「デュイケル」ウォーキングを終えて、カリマバード市内の観光スポットをいくつか回りましたが、写真枚数も増えそうなので、いったんここで締めます。
続きは次編で。