ぶらり箱根ジオパーク 旧井上薫別邸「清光園湯河原」で絶品料理　千歳川と不動滝

2019/04/16 - 2019/04/17

湘南の旅　大磯から湯河原へ向かいました。

湯河原は箱根ジオパークの入り口にも位置し、温泉と千歳川の清流沿いに発展してきたともいえます。

箱根山嶺大観山から発する渓流は奥湯河原辺りで藤木川と言う清流になり、湯河原町のほぼ中程にある五所神社辺りで千歳川の名前に変わり、海に注がれます。

●湯河原での宿は　「清光園湯河原」
所在地 〒413-0001　静岡県熱海市泉26-7
電話/FAX :[phone]　この市外局番0465は神奈川県小田原市、南足柄市、足柄上郡、足柄下郡（真鶴町及び湯河原町に限定。）、静岡県熱海市（泉元宮上分、泉元宮下分及び泉元門川分に限定。）
つまり神奈川県と静岡県熱海市泉で使われています。

　清光園は　旧井上馨別邸の宿幕末から明治にかけて活躍した井上馨の別邸です。日本建築と欧米様式が共存する空間。
庭を眺めながら食事を楽しむ掘りごたつの間、うぐいす張りの廊下等、当時の独特な雰囲気が楽しめます。ただし予約は１日2組に限定されます。

湯河原町（ゆがわらまち）は、神奈川県南西部にある町ですし、湯河原温泉で有名な温泉町としてよく知られているところですが、「清光園湯河原」の所在地は静岡県熱海市です。

注意）記事中湘南・大磯についてはフリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』　より、澤田美喜記念館・エリザベス・サンダースホームについては同館公式サイトより、吉田茂氏についてはフリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia　）』旧吉田茂邸庭園については　同町観光ガイドから抜粋・引用したものです。　

エリア 湯河原温泉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

湯河原駅へ　
湯河原町（ゆがわらまち）は、神奈川県南西部にある、湯河原温泉で有名な温泉町としてよく知られている町です。東海道本線が通り、古くから文豪、画家など多くの作家が逗留し創作の筆を執っています。
湯河原町　総人口24,165人（推計人口、2018年10月1日）

湯河原　千歳川

箱根山嶺大観山から発する渓流は奥湯河原辺りで藤木川と言う清流になり、町のほぼ中程にある五所神社辺りで千歳川の名前に変わり、海に注がれます。
湯河原はこの渓流、清流沿いに発展してきたともいえます。

●湯河原での宿は　清光園です

（写真は清光園が発行しているパンフをスキャンしたものです。）

●清光園外観

旧井上馨別邸・塀や囲いがかつての個人宅を物語っています。　

●清光園エントランス

それゆえ普通の民家の玄関です。　

お庭兼畑で自家栽培の旬の食材や　筍が採れます。

名物　きび餅・おまんじゅう　　美味しい緑茶のおもてなし

日本建築と欧米様式が共存する空間。庭を眺めながら食事を楽しむ掘りごたつの間、うぐいす張りの廊下等、懐かしいアットホームな雰囲気が楽しめます。予約は１日2組限定最大は3組6名まで。

清光園夕食

前菜で出てくるお庭の山菜がうれしいです。

　夕食に新鮮なお刺身もたくさん出てきます。

沢庵のお味に感動。

美味い！　しみしみの大根と、菜の花　

夕食の最後はびっくり！
　
誰にも喜ばれる　特大ミートボールの熱々煮込み　ここで洋食ときたか。

清光園　
朝食にも　海外経験の長いご夫婦のおもてなしの心が方々に観られ

コーヒーウオーマーや行き届いた配慮でゆっくりと温かいお食事がいただけます。

朝食の　バター　ジャム　マーマレード　チーズ　各種

清光園　調度品

客室の隅々にも歴史の香りが

客室の屏風にも歴史の香り。

客室調度品

客室調度品

客室の掛け軸にノスタルジーを感じ・・。

清光園　外観

とても手入れの行き届いた宿というよりも良いお家でした。

次は箱根ジオパーク　湯河原エリアについてです。

ここには蛍がまだいるんですよ。

箱根ジオパーク（はこねジオパーク）は、箱根山を中心とした神奈川県西部の２市３町の神奈川県箱根町、小田原市、真鶴町、湯河原町、南足柄市をその範囲とするジオパークです。

箱根ジオパークの散策開始
神奈川県と2市3町は、教育機関、事業者、NPO、観光施設などとともに箱根ジオパーク推進協議会を設立し、ガイドの養成やパンフレットなどの製作、ジオツアーや企画展といったイベントの開催などに取り組んでいます。

このジオパークには　2016年9月現在、7つのエリア、49のジオサイト（特徴的な地層や地形の見所）からなり、7つのモデルコースがあります。
神奈川県の県西地域に位置する箱根山のふもとに広がる2市3町は、首都圏からわずか90kmにもかかわらず豊かで美しい四季に彩られ、古くから地域文化・産業が栄えてきた地域です。湯河原エリアから元箱根まではバスでも行けます。

箱根山嶺大観山から発する渓流　藤木川と言う清流になり、やがて千歳川となって海へ向かいます。
やまめ解禁ですって　いいね！

湯河原エリアは、箱根火山帯の一部となる湯河原火山の恵みを受けた湯河原温泉を中心とするエリアです。
●湯河原エリアの7つのジオサイトのうち不動滝ジオサイトを訪ねます。
他に　幕山ジオサイト・南郷山ジオサイト・しとどの窟ジオサイト・城願寺ジオサイト・湯河原温泉ジオサイト・福浦カツラゴ海岸ジオサイトがあります。

湯河原エリア　不動滝入口

湯河原エリア　不動滝　茶店　　足湯もありました。

箱根ジオパーク　湯河原エリア　不動滝ジオサイトへ

湯河原不動滝と湯河原沸石についての解説

滝は落差１５ｍながら水量は豊か。滝の左側には身代わり不動尊、右側には出世大黒尊が祭られています。滝のそばにはお茶屋さんもあります。

●不動滝(ふどうたき)では１９３１年桜井欽一博士によって湯河原沸石が発見されました。不動滝では発見された湯河原沸石は、伊豆半島で最も古い新第三紀湯ヶ島層から発見されています。

沸石は、湯ヶ島層が露出している藤木川をさかのぼり、奥湯河原、湯河原浄水場、蛇態橋の附近でも発見されていますが、ここでは他に◎濁沸石◎モンデン沸石◎剥沸石◎菱沸石などの沸石が産出しています。

湯河原沸石の産地は、湯河原温泉の泉源とほぼ一致している点、沸石は温泉と密接な関係があると考えられます。
（出典：Ｗｅｂ湯河原）

滝の右側には出世大黒尊が祭られています。

滝のそばにはお茶屋さんもあります。

竹提灯が販売されていました。

旅の終わりは町内散策です。

　温泉町らしくここで「湯河原芸妓屋組合」見つけました。

左上　湯河原案内図　駅前～ 海方面
右上　湯河原は小田原と熱海の中間にあって歴史がしっかり残されている町です。
右下　市内の民家にも風情を感じ
左下　温泉街の自然・歴史・文化と近代的な商業ビルが融和して・・。

町内散策
湯河原はじっくり歩けば　万葉集にも詠まれ文豪や芸術家が訪れてきた温泉街の自然・歴史・文化の魅力を体感できます。
了