雪の高遠桜めぐり

2019/04/11 - 2019/04/13

いつもの旅仲間Y氏の山荘にお邪魔して、近隣のお花見を楽しみました。
雑事に追われ、空いている日は4/10-13までというワガママなoneone夫婦に合わせて4/10-13の日程で旅は計画されました。
そこへ降って湧いたまさかの「積雪による高遠城址公園」の閉園のニュース。霙まじりの中央道はジジババには危険すぎるので急遽1日遅らせて、お日様が顔をのぞかせた4/11の出発です。
いつもようにＹ氏が夕食の用意かたがた先回りしてくれます。

開花宣言はあるものの、ここ数日の寒さで桜の満開は望めませんので、当日は釈迦堂辺りで桃の花を楽しみ、長坂で合流して「神代桜」に会いに行きます。

高遠は4/12に延ばしました。

エリア 辰野・箕輪・高遠(長野)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

本来ならもう盛りを過ぎている桃ですが、この寒さで待っていてくれました。

浅間園 グルメ・レストラン

釈迦堂のサービスエリアを出るとすぐに桃農家の桃畑が出迎えてくれます。

青空に濃いピンクの桃の花が誇らしげに咲いています。
足元には菜の花が色を添えています。

「一日延ばしてよかったわね」

桃農家の手作りの「桃の甘煮」の瓶詰めを手に入れて、教えていただいたお蕎麦やさんへ向かいます。

「菱屋」
老夫婦がゆったりと営むお蕎麦やさんです。

ご馳走さまでした。

菱屋 グルメ・レストラン

長坂で合流して樹齢2,000年と言われる神代桜に会いに行きます。

古木に枝を広げる神代桜に胸が熱くなります

山高神代桜 花見

青空と桜と残雪。

実相寺。

全国の桜の苗木を育てています。

水仙が昨日の積雪で倒れています。
水仙にとっても、まさかの積雪。
茎が弱いので、心配です。

まだ陽も高いので、「わに塚の桜」まで足をのばしました。
田園風景に一本たつ樹齢320年と言われるエドヒガンザクラです。
日本武の尊の王子武田王の墓、前方後円墳、王仁族が住んでいた等諸説があるようです。八ヶ岳が一望でき、心癒されます。

同じく田園風景に一本たつ「神田オオイトザクラ」を思い浮かべました。

近くの温泉で温まり、Ｙ氏のパスタとスープの夕食を済ませ、明日の「高遠」の桜に期待を馳せて床につきました。

わに塚のサクラ 花見

一夜明けて4/12
早めの8:30に出発。
例年は市役所からのシャトルバスが運行しているのですが、今年は土、日曜日のみの運行となりました。
駐車場大丈夫でしょうか。あちこちに「無料駐車場」の看板がありますが、ここから山道を歩くのはきついというので車を走らせます。

「高遠城址公園」近くに700円の駐車場がかなりあったのは驚きでした。

しかし、寒い！

桜の満開はまだ先のようです。

こちらもエドヒガンザクラ。
ピンクが濃いように感じます。

桜といえばソメイヨシノを思い浮かべるoneonekukiko ですが、色々ありますね。

これからが楽しみです。
裾野まで桜でいっぱいです。
満開の桜を下から見上げるのも魅力的ですね。

予報通り、南門付近の桜は開花が進んでいます。

小学生が、平日にもかかわらず剣舞の披露をして、応援の声が飛んでいる、微笑ましい光景です。

やっぱり、これです。

出店が出て賑わってきました。

いよいよ花見シーズン到来でしょうか？

上からのぞいてます。

橋を渡って復元されている「絵島囲み屋敷」へ向かいます。

絵島生島でおなじみですが、「門限破り」でここへ幽閉されることになった絵島でした。

桜が満開近くなってます。

木の間が暮れに湖が見えます。

右手に絵島囲み屋敷があります。

居室が１つの小さな屋敷です。
屋敷といっても、自由はきかず、ほぼ牢獄状態。
門限破り
兄まで斬首の刑となり、厳しい時代でしたね。

生島のことは実際どうなんでしょうね。

さて、石垣と桜のコラボ。
大好きです。

青空になったり、隠れたり。

桜は、空の色で変わります。

囲み屋敷の近くのお茶屋で、お蕎麦と焼き餅でお腹を満たして城址公園へ戻ります。

桜、桜の高遠城址公園です。

満開の頃は華やかな風景と想像して楽しみます。

下に下るルートもあるようですが、先を急ぎます。

屋台が出て、賑わいを見せています。

どこからか、賑やかな掛け声が聞こえます。
「南京玉すだれ」の大道芸が観客を集めています。

「The お祭り」です。

思わず手拍子を打つジジババです。

高遠さくら祭り 祭り・イベント

高遠の桜の後は、昨年行けなかった「片倉会館」の仙人風呂に浸かってノンビリの予定です。

しかし、なんだか物足りなくて、諏訪湖周辺の桜の名所を検索しました。
見つけました。諏訪湖周辺の桜の名所。
「高島公園」に立ち寄りましたが、まだまだのようです。
高島城址です。

諏訪湖に突き出した城で、「諏訪の浮城」と言われるように、対岸から見ると以前は諏訪湖に浮かんでいるように見えたそうです。

高島城 名所・史跡

昨秋に入浴予定だった「片倉会館」で千人風呂に向かいます。

oneonekukiko の長年の夢でした。

毎回諏訪湖を横目に見ながら、素通りでした。

財団法人 片倉館 温泉

屋上から、諏訪湖が一望できます。

「諏訪湖湖上花火大会」ここで見たら最高よね。
盛り上がるババ達です。
聞いてみました。
予約できるんですって。
9,800円。
行っちゃう？
冥土の土産に。

実現するのかなぁ？

歴史を感じさせる建物です。

ヨーロッパを外遊して厚生施設に感銘を受けた片倉財閥の当主が、地域住民の厚生施設として建築したそうです。
厚生施設と聞いて、職員のためにこんな立派な建物を提供したと思い込んでいましたが、地域住民のためと後日改めて知り、チョット勝手に盛り上がりすぎたかな？

温泉は、男女分かれていて、ステンドグラスや彫刻で装飾されたモダンな造りです。
これが、職員のためならもっとよかったのに。
この時代、地域住民のためというだけでも、このような施設を作ったのは画期的なことだったのでしょうね。

頑張って持ちこたえています。
エントツ君。

ガンバレ。
昭和。

近隣には近代的なホテルが並びます。

温泉の上にある休憩室。

この造りから、温泉の中の様子を想像していただければ幸いです。

財団法人 片倉館 温泉

現役で働いていることに喝采です。

やっぱり、当時は庶民には高嶺の花だわね。

「片倉会館」入り口です。
近くのホテルに宿泊する方達が訪れる温泉でもあります。

まず、100円で履物をロッカーにしまいます。(戻ってきますよ)

入湯料は受け付けで払います。
券売機ではありません。
半券もありません。
いいわぁ。このゆるさ。

今晩は、ババ達の炊事当番です。

実質2日の骨休め。

明日は早朝に戻ります。