2019/04/06 - 2019/04/06
285位(同エリア2193件中)
玄白さん
初日の西表島テッパン観光コースは、午前中の仲間川マングローブクルーズに引き続き、一路県道215号をドライブしながら上原地区に向かう途中で、水牛車で海を渡り由布島の亜熱帯植物園に立ち寄ったり、西表野生生物保護センターを見学。順序としては、野生生物保護センター、由布島の順番の方が効率が良いのだが、忘勿石の海岸で長居をしてしまい、野生生物保護センターに立ち寄る時間は、センターの昼休みに当たってしまうので、先に由布島に渡り、亜熱帯植物園でランチを摂ることにした。なお、センターは土日祝日のみ昼休みがあって閉館する。
今宵の宿がある上原地区に夕方4時頃に到着。宿の位置を確認してから、さらに車を先に進め、西表島最北端の星砂の浜まで行ってみた。そこでは、現代の環境問題を考えさせられる光景を目にしたのであった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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イチオシ
忘勿石の海岸から大原の集落を過ぎ、県道125号を北上。大原から10分ほどで、前良川(まいらがわ)という、やはりマングローブ林の中を流れる川に架かる橋に差し掛かる。橋の手前の駐車エリアに車を停め、前良川河口の撮影タイム。
ちょうど引き潮の時間帯なので、河口は干潟になっていて、ヒルギ類の根元までよく見える。奥に見えるのは根っこの形からヤエヤマヒルギ、手前はとんがった小さな呼吸根が生えているのでメヒルギだろう。 -
ヤエヤマヒルギをアップで。タコの足のようにたくさんの根が幹を支えるように生えている。気水域の干潟は軟弱な地盤のため、幹を支えるためにこのような根に進化してきた。
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ヤエヤマヒルギの若木とメヒルギ(右奥)
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車を進める。
西表島東側の県道125号沿いには、いたるところに制限速度40kmを守るように訴える看板を目にする。
1965年にイリオモテヤマネコが発見され、現在100頭前後が生息していると推定されているが、絶滅が心配されている。かれらの生息地は、標高が低い人家の近くのジャングルであり、生活圏が人間とダブっているのである。現時点で、絶滅の恐れとなる原因の最も大きいのが交通事故なのである。昨年は過去最多の9件の事故があり、非常事態宣言まで発令されている。夜行性なので、夕方、夜、早朝の事故が多いという。イリオモテヤマネコが目撃された道路沿いには適宜注意喚起の看板が置かれ、道路脇には彼らが道路に飛び出さないようにネットまで張られている。
制限速度遵守が、西表島を訪問するものの義務なのである。 -
イチオシ
由布島に渡る水牛車発着場所に到着。由布島は、西表島の沖合500mほどにある
周囲2kmほどの小さな島で、遠浅の海になっている。干潮時には海水面は膝下、満潮の時でも1mほどなので、頑張れば歩いても渡れるのだが、通常は水牛車が唯一の渡航手段である。大勢の観光客がいるが、さすがに歩いて渡る人は見かけない。
島に電力を供給する電柱列の横を、水牛車が行き来して観光客を運んでいる。島の電化に貢献した明電舎が1990年に水牛車で由布島に渡るCMを流してから、一躍観光客が増えた。当時TV放映されたCMはYouTubeで見ることができる。
https://youtu.be/XB7Ng7lOI1c?t=6 -
イチオシ
水牛車乗り場のそばの「旅人の駅」という建物の中でチケットを買い、指定された水牛車に乗り込んで、いざ出発。
御者のオジサンが、由布島のこと、水牛の事を説明しながら由布島に向けて海を渡っていく。運よく、この御者さん、三味線片手に八重山の歌を聞かせてくれるサービスもあった。
動画も撮影してみた。(動画は苦手で、撮りっぱなし、編集なしで、歌も途中で途切れているが悪しからず (^ ^); )
https://youtu.be/68eylRG3XuE -
水牛にはすべて名前が付けられて調教されている。この水牛は角に花飾りをつけられている雌で、たしか名前は「すみれ」ちゃんと紹介されていたような。
いささか悪趣味であり、女の子なのに失礼しておしっこタイムをパシャリ。水牛は、陸では決して排尿、排便はしないのだという。こうして水牛車を引いて海に入るときに、用を足すのである。 -
由布島に到着。「すみれ」ちゃん、お疲れさん。彼女、昨年子供を産んで、一年間の育児休暇を終えて、最近復職したばかりなのだそうな。
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由布島は全体が亜熱帯植物園になっている。水牛車待合所から中に入って亜熱帯植物園を散策するのだが、水牛車往復、植物園入園料¥1、720にはウェルカムドリンクのトロピカルフルーツジュースが含まれているので、まずはそれで一息入れておこう。パイナップルジュース、グァバジュース、シ―クァーサージュースと3種類からのチョイス。
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12時を回っていたので、まずは腹ごしらえ。植物園内のレストランへ。沖縄の代表的郷土料理の一つ、ソーキそばをオーダー。
沖縄そばにソーキをトッピングしたものだが、そばとは言っても、蕎麦粉は使われておらず、小麦粉のみ。14,15世紀に中国(当時は明)から伝えられた宮廷料理だったそうで、庶民にも食べられるようになったのは明治以降で、中華麺に近い。ソーキとは豚のあばら肉で、醤油、泡盛、黒糖、昆布、かつおだしで長時間煮込んだもので、軟骨まで食べられる。
沖縄産の本土のものより小ぶりの唐辛子を泡盛に漬け込んだ調味料「コーレーグース」を振りかけて食べるとぐっと味が引き締まり、なかなかよろしい。 -
ランチの後、園内の散策開始。
由布島で欠かせない水牛たちの碑が立てられている。もともと、由布島は、黒島や竹富島の人たちが自分の島はサンゴ礁の島で水田耕作ができないので、船で西表島に通い、水田を開き稲作をしていた。ところが西表島は風土病のマラリアがあったので、寝泊まりはマラリア蚊がいない由布島に滞在していた。由布島から西表島へ渡るには、とくに干潮時は干潟のようになり船が航行できないので水牛車を利用していた。水田耕作にも欠かせない存在だった。最初の水牛は、台湾からつれて来られた大五郎と花子という2頭の水牛で、現在の水牛のほとんどはこの2頭の孫、曾孫だという。 -
てっきり、観光目当てで水牛車を始めたのかと思っていたが、八重山の島々の人々の生活の歴史につながっているものなのだな~。単なる人寄せの、ちょっと言葉は悪いが軽薄なテーマパークのような観光施設かと考えていたが、このことを知って見方が変わった。
ちょうど、水牛車を引く仕事がオフになっている水牛君が散歩中。
この亜熱帯植物園で働いている人達は50数名いらっしゃるそうだが、現在、住民基本台帳に登録されている由布島住民は16人。一方、水牛は40頭を超えている。人口より水牛の方が多い島なのである。 -
ドラセナピンクのあざやかなショッキングピンクの葉が日の光に輝いている。
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まず、蝶々園へ。たくさんのオオゴマダラが飛び交っている。東南アジアに広く分布する大型の蝶で、日本では与論島以南の島嶼部で見られる。サナギが美しい金色をしていることで有名。ここでもサナギの展示コーナーがあったが、今年は生育が遅れているため、まだサナギはできていないという断り書きがしてあった。
オオゴマダラ以外にリュウキュウアサギマダラ、カバマダラといった蝶の説明板があったが、実物はオオゴマダラ以外には見かけなかった。 -
蝶が好みそうな熱帯性の花々が数多く植えられている。これはランの一種。
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おなじみのブーゲンビリア
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オクナ・セルラータという南アフリカ原産の花。花は黄色だが、その後、萼片が赤く変色して膨らみ、そこに実をつける。熟すと黒くなり、ミッキーマウスに似ているというのでミッキーマウスツリーという別名があるようだが、ミッキーマウスにはみえないな~
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ハナチョウジ(花丁子)。細い枝に直接花を付け、葉っぱが見当たらない。メキシコ原産で、塩害に強い性質があるので、由布島には適応しやすい花なのだろう。
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アデニウム。別名砂漠のバラとも云われているが、バラ科ではなくキョウチクトウの一種。これも南アフリカなどが原産地。
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サンダンカ
デイゴ、オオゴチョウと並んで沖縄の三大名花といわれているそうだ。もともとは中国南部からマレーシアにかけての地域が原産だが、17世紀ごろに日本に入ってきたらしい。 -
蝶々園を出てマンタ浜の方に行ってみる。途中、こんな花があったが、名前は???
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イチオシ
蝶々園から逃げ出してきたのだろうか? こんなところで2匹のオオゴマダラが戯れている。
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蝶々園では見かけなかったリュウキュウアサギマダラを、発見!
日本では南西諸島にだけ分布しており、本土でみかけるアサギマダラとは別種。 -
島のほぼ中央部にかつての由布小中学校の跡地がある。戦後、黒島や竹富島の人々が通いで西表島に水田耕作に通い、仮住まいの由布島に定住するようになった。1948年には人口が増え、児童生徒数12名となり分校という形で学校が開設された。1960年代後半には人口は111名、世帯数25まで増加し由布集落最盛期を迎えた。しかし、1969年の台風11号(当時アメリカの統治下の沖縄だったのでアメリカ風にエルシー台風と呼ばれていた)の高潮で、最大標高1.5mの由布島は壊滅的な被害を受け、ほとんどの住民はその後1,2年の間にマラリアがなくなっていた西表島を移住し、由布集落は廃村となってしまった。
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由布島は海に囲まれた海抜1.5mの小さな島だが、不思議なことに1mも掘ると真水が湧き出すという。西表島から水道が引かれるまで、島の人々は、この井戸で生活用水を得ていたという。
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タコノキ
廃村になった由布部落だが、3世帯は由布島に残った。その中の一人、西表正治さんというオジイがここを南国の楽園にするという夢を抱き、コツコツとヤシを植え続け、9年後に「由布島植物楽園」を開業、水牛2頭で西表島から客を運んだという。開園当初は一日数人の観光客しかいなかったが、明電舎のCMの影響から訪れる人が爆発的に増え、今では一日平均1000人以上の人が訪れる八重山でも指折りの観光スポットになっている。 -
仲間川クルーズでは見えなかったアダンの実。
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由布島東岸の海辺、マンタ浜に来た。マンタのオブジェが出迎えてくれる。
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わずか2km先に小浜島が見える。由布島と小浜島の間にヨナラ水道という海峡が横たわっている。石垣島~西表島の海域に広がるラグーンの切れ目である。ここはナンヨウマンタが通ることで有名で、そのため、ここをマンタ浜と呼んでいる。玄白もスキューバダイビングをやっていた20代のころ、一度だけ、ここで潜ったことがあるが、その時はマンタに出会えなかった。
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マンタ浜に島唯一のカフェがある。ここでジェラートで一休み。
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トックリヤシ。 幹の模様は葉の影が映り込んだもの
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サガリバナにスポットライトのように日の光が当たっている。
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ブーゲンビリアガーデンへ。
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イチオシ
中南米の熱帯雨林原産で18世紀半ばにフランスの探検家ブーガンヴィルという人物が発見したという。日本にいつ頃入って来たのか定かではない。ピンクの花ビラのように見えるのは包葉で、花は中心の小さな白い部分である。
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様々な品種のブーゲンビリアが咲き乱れている。どの品種も色彩があでやかだ。
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流木を組み合わせて作られた水牛のオブジェ。水牛車の御者が、オススメだといっていたものだ。彼もこのオブジェの制作にかかわっていたのかもしれない。
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虫を食べる食虫植物の一種、ウツボカヅラがあった。袋の中を覗き込んでみると、不運な虫が一匹、餌食になっている。
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ブーゲンビリアガーデンを出て、そろそろ戻ろう。途中、いろいろな品種のハイビスカスが植えられた一角がある。
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南国のイメージが強いハイビスカスだが、原産地はよくわかっていないらしい。園芸用に様々な品種が作られているという。分類的にはムクゲやフヨウの仲間だということは花の形からわかる。
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これもハイビスカスか?
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西表島が望める西側の海岸に、小さな木道があり、身近にマングローブを観察できるようになっている。オヒルギの膝根。
マングローブ林を形作るヒルギ類の根は、海水の浄化をする働きがある。世界的に熱帯雨林だけでなくマングローブ林の破壊が進んでいて、自然環境を清浄に保つ上でのマングローブ林の重要さが改めて注目されている。 -
水牛車待合所まで戻って来た。水牛車が出るまで少し時間があったので、近くの水牛のお休み処になっている池に行ってみた。気持ちよさそうに水に浸かっている。非番の時は、いつも池の水の中でくつろいでいる。
水牛たちは、年齢にもよるが、大体一日当たり5往復ほど水牛車を引っ張るのが仕事になっているそうだ。 -
御者が言っていた生まれて3か月の子供の水牛。子供たちは水に入らず、陸で動き回っている。
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先ほど、団体客を一気に送り返した水牛車が、空で戻って来た。
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午後2時を過ぎても、次々と客が来ている。
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真っ青な青空と風がなく海面が穏やかだと、ポスターなどで見かけるような絵葉書的なきれいな写真になるのだが、午後になると雲がひろがってきた。
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水牛車だけではなく、トラックも海を渡っていく。
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帰りの御者は年若い青年。普段は花の手入れをするガーデニングが仕事なのだが、今日は客が多いので、急遽水牛車の御者に駆り出されたと言っていた。本職ではないので、手綱さばきはちょっとおぼつかない。出発するときに、ベテラン御者のオジサンにいろいろ指導を受けていた。水牛君も、今日5往復目で、いささかお疲れ気味だった。乗り合わせた乗客たちが、頑張れ、頑張れと声援を送りながらの帰還だった。
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由布島を後にして、少し大原方面に戻って西表野生生物保護センターに立ち寄ってみた。1995年に設立された環境省直轄の施設で、西表島の野生生物の保護活動、調査、展示による啓蒙活動の拠点となっている。ありがたいことに入場無料である。
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ここを訪れた一番の目的は、西表島のシンボルであるイリオモテヤマネコにお目にかかることだ。とはいっても、生きている猫ではなく剥製であるが・・・
なにせ、島全体で100匹程度しかいないと推測され、夜行性であるから、旅行者が数日滞在するだけで出会えるわけはないのである。翌日、ピナイサーラの滝トレッキングに出掛けたときのネイチャーガイドも、ほとんど毎日のようにジャングルに入っていても一年に一度出会えるかどうかだと言っていた。滅多に出会うことはないのである。 -
4枚目の写真のコメントで書いたように、イリオモテヤマネコの絶滅が心配されている一番の原因は交通事故である。記録が残っている1978年から通算86件の交通事故があり、80匹が死んでいる。昨年1年だけで最悪の9件の交通事故があった。推定生息数が100匹であることを考えると、異常な数である。観光地化して訪れる人が増加したことの負の側面である。
この晩、蛍の撮影ツアーに参加したのだが、そのツアーガイドも、夜、車が少ない時は、道路へのヤマネコの飛び出しに備えてセンターラインを跨いで道路の真ん中を走るようにしていると言っていた。
写真は、1996年8月に交通事故にあって運び込まれ、治療とリハビリのために2011年4月まで、ここで保護されていた愛称ヨンの剥製である。保護飼育期間中は、その生態研究に貢献し、啓蒙ビデオにも出演していたりして、死してなお、イリオモテヤマネコ調査・保護活動に貢献している。 -
イリオモテヤマネコは、現地の人には正式に新種発見と認定される前から存在が知られていて「ヤママヤー(山にいる猫の意)」、「ヤマピカリャー(山で光るもの)」などと呼ばれていたという。1967年に地元猟師の黒島宏氏が生きて捕獲することに成功し、国立科学博物館で鑑定の結果、新種のヤマネコと発表された。
ほぼ同じころに発見の歴史がある沖縄本島のヤンバルクイナとともに、沖縄は、まだ未知の豊かな自然が残るところということが広く一般に認知されることになった。
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島の90%が手付かずの亜熱帯ジャングルの西表島は、イリオモテヤマネコ以外にも希少な動植物の宝庫である。写真はカンムリワシ、左が成鳥、右は幼鳥である。南アジア、中国南部にも棲息しているが、日本では八重山列島だけに生息している。西表島では正確な数は把握されていないが、100羽に満たない数と推測され、イリオモテヤマネコにも勝る希少な鳥である。カンムリワシは絶滅危惧種ⅠA類、かつ国の特別天然記念物に指定されていて、やはり絶滅が心配されている。
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リュウキュウキンバト。背中と羽の上部が美しい金属光沢の緑色をしている小型の熱帯性の鳩で、八重山諸島と宮古島にのみ生息している。国の天然記念物かつ絶滅危惧種1B類に指定されている。
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リュウキュウコノハズク。ミミズクのように見えるが、怒った時に毛を逆立てるフクロウの一種。
ここは小さな施設ではあるが、こうした希少生物の展示だけでなく、いろいろな保護活動の実態などをパネル展示やビデオで紹介しており、ちょっとした自然史博物館である。自然が好きな人は、ぜひ訪れてほしい施設である。 -
上原地区に向けてドライブを続ける。
途中、今まであまり見かけなかった水田があり、サギがたむろしていた。かつて由布島に仮住まいしながら竹富島、黒島の人たちが開拓したヨナラの水田だろう。 -
スピード出し過ぎを警告するユーモラスな標識。イリオモテヤマネコが生息すると推測されるところには、こうした看板だけでなく、路面にゼブラゾーンを設けてドライバーに注意喚起している。
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船浦湾に架かる海中道路のたもとの駐車場で、広大な干潟となった湾の景色を撮影。
多くのサギが干潟でエサを漁り、ヤエヤマヒルギのマングローブ林が続いている。これまた、西表島の典型的な風景だ。マングローブ林の奥には、明日訪れる予定のピナイサーラの滝が見えている。 -
イチオシ
ダイサギ or チュウサギ?
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ピナイサーラの滝をアップで。
沖縄でもっとも落差が大きい滝で、その落差は54m。沖縄では、このような規模が大きい直瀑はめずらしいのだそうだ。 -
ヤエヤマヒルギの大群落をアップで
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ここの駐車場にもイリオモテヤマネコの銅像がある。彼方のピナイサーラの滝をバックに一枚パチリ。
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上原地区に4時頃到着。今宵の宿、ヴィラ西表の場所を確認してから、時間があるので、西表島最北端の星砂の浜に行ってみた。
ペンション「星の砂」の前の駐車場に車を停めて、ビーチに降りていくと・・・ -
イチオシ
波静かで透明度が高い浅瀬のサンゴ礁の海が広がっている。
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気軽にシュノーケリングができそうなビーチ。3点セットを借りてちょっと潜ってみたい衝動にかられたが、今回の旅行では海には潜らないということにしていたし、時間もないので我慢、ガマン!
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夕刻が迫っていることもあり、人影はまばらだ。
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若い4人家族が海に入って水遊びを楽しんでいる。
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ビーチに迫った林からは水が湧き出し、流れ込んでいる。
この砂の中に有孔虫の死骸である星型の殻が混じっている。それが星砂である。かつてはそれが、数多く見られたので、星砂の浜と呼ばれたのであろうが、ちょっと探してみたが、なかなか見つけられない。ここをおとずれた観光客に拾われてしまったのだろうか?
昔、竹富島を拠点にダイビングをしにきたとき、職場の女の子たちへの土産にしようと、竹富島のカイジ浜で星砂を拾い集めたことがあったっけ。 -
駐車場から下って来たビーチ付近はきれいだったが、ちょっと離れたところには、流れ着いたゴミが散乱している。せっかくの美しい海の風景が台無し!
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よく見ると、ゴミは繁体文字、簡体文字の中国語やハングルの文字が印刷されたラベルが目立つ。食用油の一斗缶のようなゴミもあるが、プラスチックゴミが圧倒的に多い。ビーチの一角に集められたゴミの山があった。地元の人たちが拾い集めたものであろう。 西表島にはゴミ処理場がないので、集めたゴミは圧縮して船で石垣島まで運んで処理をしているのである。住民にとっては、手間がかかり財政的にも負担になっていることが予想される。
また、マイクロプラスチックによる海洋汚染も世界的に問題となっている。一部では、プラスチック製のストローを廃止するような動きが出始めているが、根本的な解決は見通せていないし、時間がかかる問題である。レジ袋一枚が紫外線や砂浜の太陽熱で分解されて数千個のマイクロプラスチックになると言われている。
貴重な自然環境を守り、我々の健康破壊を防ぐためには、せめて3R(Reduce, Reuse, Recycle)を日常生活のなかで心がけようと改めて思った次第。
そんなことを思いながら、一日の最後にがっかりなシーンを見て、今宵の宿にチェックインしたのであった。
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