2017/09/02 - 2017/09/05
259位(同エリア290件中)
QUOQさん
3泊4日で出雲、境港、玉造温泉、松江などを旅行しました。このうち3泊目に泊まった玉造温泉の「湯之助の宿 長楽園」についてまとめてみました。
昭和天皇をはじめ皇族も泊まった歴史ある宿だそうです。建物や客室内は全体的に古いですが、それなりによくメンテナンスはされているので不快な思いはしませんでした。
長楽園には日本一の混浴大露天風呂と謳う「龍宮の湯」があります。やはりこの大露天風呂の広さと他の大浴場も含めた泉質の良さが印象に残りました。この泉質を堪能するためだけでも玉造温泉に泊まる価値があると思います。
<概要>
客室:和室
食事:夕食(食事処)、朝食(食事処)
予約先:近畿日本ツーリスト
交通手段:レンタカー
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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イチオシ
湯之助の宿長楽園に到着。
宿の前の道路は15時以降24時まで、玉造温泉駅方面(北側)からの一方通行になるので注意。 -
車は敷地内にすべて駐車できる広さがないので、その場合バレーパーキングで別の駐車場に持って行かれてしまいます。ま、昔からの建てこんだ温泉地ではよくあることですが。
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フロントにてチェックイン。
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ロビー
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館内はやや複雑。大まかにはフロントのある大泉閣(5階建)のほか、玉泉閣(7階建)、華清閣(3階建)の3館から成ります。これに山荘と離れが加わる形。大浴場「恵泉」「華泉」は華清閣。大露天風呂の「龍宮の湯」へは建物を出て外を少し歩きます。
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部屋までは案内あり。エレベーターを出てすぐのこちらの部屋でした。
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412 若竹 という部屋です。
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大泉閣4階の見取り図。上が東側、下が西側(道路や玉湯川がある側)です。こうやって見ると412はほかの部屋と比べると狭いようですね。
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部屋の入口部分。座る椅子が置いてあるのは、膝が悪い方には便利でしょう。
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イチオシ
手前が10畳+奥が3畳+広縁 なので、一人には充分過ぎる広さです。
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反対の奥側から見た客室。
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床の間部分にはテレビが置かれちゃってます。
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奥の3畳部分にはソファーとマッサージチェア。
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座卓と座椅子。1人泊なので用意も1人分。
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お茶うけは「因幡の白兎」と「湯之助クッキー」の2種類ありました。
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部屋まで案内してくれた係の方が、お茶とおしぼりを持ってきてくれました。
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テレビは三菱電機製。
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テレビ台にもなっている戸棚の中にグラスとお茶セットが入っていました。
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湯沸かしだけでなく保温もできるポット。
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冷蔵庫は空っぽで好きなものを入れられます。
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衣類収納の内部。
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セイフティーボックスと3種類の消臭ミスト。
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浴衣、帯、タオル、バスタオル、アメニティーの入った袋。袋の中身は歯みがきセット、ヘアブラシ、ヘアゴム、髭剃り。
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電話
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空気清浄機
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掛け時計
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エアコンの吹き出し口。
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エアコンのコントローラーは新しめで、細かな温度設定や風量調節ができる。
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部屋の鍵。キーホルダーは旅館によくあるタイプ。
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500円分の館内利用券が付いてました。
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イチオシ
窓からの眺め。手前下に見える屋根が旅館の玄関、右に見える建物が華清閣です。
なお、 -
大露天風呂「龍宮の湯」へは、専用の出口からサンダルに履き替え、外に出て数十メートル歩きます。雨の日は面倒かも。男性と女性で入口が違うので案内表示に従ってください。
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男性の入口。ここでサンダルを脱いで中に入ります。
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脱衣所には鍵付きロッカーあり。
温泉の利用状況は、加水・加温はなしですが、循環は一部ありとの掲示。湯船が広いのである程度は許容範囲かなといったところ。 -
混浴のため男女とも使い捨ての湯あみ着を着用。男性はトランクス型の湯あみ着パンツを穿いて入ります。紺色で丈夫な紙のような素材でできていました。タオルとバスタオルも用意されています。
大露天風呂「龍宮の湯」はとにかく広くて開放感がすごい。龍の口から勢いよく温泉が出ていて迫力ありました。足元が一部ぬるっとしますが、無害なクロレラだそうです。湯あみ着があるので女性でもあまり抵抗なく入れるかと思います。薄暗くなってからははっきり見えないので余計に入りやすいかと。ライトアップもされるので、できるなら明るい時間と暗くなってからと両方行くのがおすすめ。
ちなみに龍宮の湯は撮影禁止となっていました。誰もいなくても禁止なのはちょっと残念。でも仕方ない。 -
華清閣1階にある大浴場は、宿泊当日15:00~23:30が手前の「恵泉」が男性専用で奥の「華泉」が女性専用。翌朝5:30~9:30は男女入れ替わるので、1泊すれば両方入れます。
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恵泉の脱衣所。大きめの鍵付きロッカーとは別に貴重品ロッカーもありました。ほかに扇風機や冷水機あり。
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別の角度から見た脱衣所。水道の下にドライヤーもあります。
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温泉分析表が掲示されています。
源泉名:玉造温泉
泉質:ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉
泉温:源泉65.8度
この分析表には記載がないですが、自家源泉による源泉かけ流しです。 -
恵泉の内風呂。
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イチオシ
恵泉の内風呂。洗い場に仕切りがありません。シャワーはお湯が自動で止まるタイプではないので使い勝手はいいです。
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恵泉の半露天風呂。半分ぐらいまで屋根が張り出しています。
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イチオシ
恵泉の露天風呂。打たせ湯もあり。
美肌の湯と言われる玉造温泉なだけあって、湯上がりは本当に肌がしっとりとして温泉効果を実感しました。 -
夕食は19時から食事処「故郷」にて。朝食も同じ会場の同じテーブルです。食事の開始時間はグループごとに選べたと思います。
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高めの仕切りがところどころにあるので、他のテーブルがあまり気にならないのがいいです。
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平成29年長月の献立。
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イチオシ
開始時の状態。
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ジンジャーエールを注文しました。
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食前の梅酒。
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前菜:海老柴煮、鯛菊花和え、銀杏豆腐、栗織部
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造り:近海鮮魚盛り
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焜炉:和牛すき焼き
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すき焼きを焼いているところ。
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すき焼き用のたまご。
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御凌ぎ:出雲蕎麦
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温物:えごま茶碗蒸し
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焼物:あこう鯛柴焼 栗煎餅
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相肴:無花果(いちじく)揚げ出し菊花餡
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食事:しじみ釜飯
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茶碗によそったところ。
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留椀:真丈
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香物:三種盛り
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デザート:メロン、抹茶ケーキ、プリン
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お茶をいただいてごちそうさまでした。
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夕食から戻ると布団が敷かれていました。
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翌朝、大浴場「恵泉」と「華泉」が男女入れ替わり、華泉のほうが男性になりました。
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華泉の内風呂は2つ。これは手前にある内風呂で、ブクブクとジャクージのような気泡湯になっています。この脇のガラス戸から半露天風呂に出られます。
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手前から奥を見た状態。左の壁の向こうにもう一つの内風呂があります。
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これが奥にある内風呂。
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屋外にも半露天風呂が2つ。これは内側の半露天風呂。
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イチオシ
そして外側の半露天風呂。
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華泉の洗い場は仕切りが付いてました。
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イチオシ
朝食は夕食と同じ会場の同じテーブルにて。
いっぺんに持ってくるので、ご飯としじみ汁以外、温かい料理がないのはやや残念。 -
朝食後は敷地内の庭園を散策してみました。天気が良いなら散策おすすめです。
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散歩コースは大まかに言うと、園内の順路に従って池をおよそ一周したらトンネルを通って昭和天皇御座所へ行き、再びトンネルを戻ってきたら終わり。
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まずは池の周囲を歩きます。
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途中、池に架かる橋を渡る。
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イチオシ
橋の上から見た池と長楽園の建物。
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これは離れへの橋かな?
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池の対岸にある休憩処。
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こちらも休憩処。
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休憩処から見た池。
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幅の狭いトンネルを抜けると…
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昭和天皇がお泊まりになった御座所に出ます。御座所の中には入れないので外観のみ。こちら側も池を中心に庭園が広がっています。
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庭園散策を終え、玄関周辺をぶらぶら。玄関の目の前には大碓神社が建っていました。
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そして、鐘楼と姫神の湯。源泉が出ているので美肌の湯を容器に入れて持ち帰ることができます。源泉ミストの容器はチェックイン時にもらえました。
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自分は長楽園敷地内にある姫神の湯で源泉を入れ忘れてしまったのですが、その後の温泉街散策でたらい湯(長楽園から徒歩2分)に行った際に無事汲むことができました。宿でもらったミストの容器に入れてお持ち帰り。5日間を目安に使い切ってくださいとのこと。
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チェックイン前に売店に寄り、500円分の館内利用券に少し足して、松葉がにせんべい(寿製菓)を購入。
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長楽園の目の前が勾玉橋。温泉街の中心に近く、散策するのに便利な場所だと思います。玉作湯神社へも徒歩5分くらい。
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★最後にまとめ
おすすめな点:
なんといっても泉質の良さ。美肌の湯に偽りなし。湯上がりは肌がしっとり。大露天風呂龍宮の湯は本当に広く、湯あみ着での混浴なので夫婦やカップルなどでも一緒に入れる。旅館だけど一人泊が可能。食事会場の席は高めの仕切りがあるので、他のテーブルがあまり気にならない。温泉街の中心に近く散策に便利な立地。庭園がきれい。
いまいちな点:
夕食のしじみ釜飯は思ったよりしじみが少ない。朝食は温かいおかずが無い。敷地内に停めきらない車は別の所に持って行かれてしまう。客室での無料Wi-Fiに対応していない(宿泊時点。投稿時には対応)。
こんな方におすすめ:
昔ながらの旅館が好きな方。大きな露天風呂に入りたい方。泉質を重視する方。
(終わり・ご覧いただきありがとうございました)
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旅行記グループ 2017年9月 島根・鳥取 3泊4日
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