喜びの島『喜界島』へ

2019/01/06 - 2019/01/09

鹿児島県の離島、『喜界島』をご存知でしょうか？
喜びの世界の島と書く喜界島は、鹿児島空港から1時間ほどのフライトで行くことのできる、美しい島です。
今回は喜界島に住む知人を訪ねつつ、島の絶景を巡る旅をしてきました。

エリア 喜界島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 1.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

喜界島への旅1日目。
喜界島へのアクセスは、鹿児島空港から飛行機、鹿児島・奄美大島からフェリー等何通りかありますが、今回は奄美大島からプロペラ機で向かうことにしました。
初めて乗るプロペラ機、想像以上に小さい機体で、内心ドキドキです。

奄美空港 空港

プロペラ機に乗り込んでから10分ほどで喜界空港に到着。
あっという間です！
天気が良かったからか揺れることもなく、快適なフライト♪
前日まで天気が悪かったという喜界島ですが、到着してみると気持ちの良い快晴！
そして暖かい。
南国に来たんだなぁ、と実感。
早速空港前でレンタカーを借りて、島巡りスタートです！

喜界空港 空港

まずは喜界空港から車でわずか3分の距離の『スギラビーチ』へ。

スギラビーチ ビーチ

見てくださいこの海の色！

スギラビーチ ビーチ

なんて綺麗なんでしょうか。
もうこの海を見ただけで、喜界島に来た甲斐があります。
こんなに綺麗なビーチなのに、人はまばら。
関東では考えられませんよね。

コチラの「スギラビーチ」は人工の浜辺で、砂が波に持って行かれてしまうため、毎年夏になると砂を運び入れるそうです。

ハイシーズンにはここのビーチも人でいっぱいになるのかな？

スギラビーチ ビーチ

島に到着した途端に美しいビーチにノックダウンされたワタシ。
次に向かったのは喜界島イチのパワースポットと言われている『手津久津のガジュマル』です。
奄美群島にはたくさんのガジュマルが自生していますが、ここ手津久津地区のガジュマルは特に巨大とのこと。

手久津久の巨大ガジュマル 自然・景勝地

こちらが巨大ガジュマルです。

手久津久の巨大ガジュマル 自然・景勝地

この大きさ、伝わりますでしょうか。
幹の直径はなんと16メートルもあるそうです。
パワースポットと呼ばれるのも納得の存在感。

ちなみに奄美群島にはハブが生息していて、木陰等は少しおっかない気がするのですが、喜界島にはハブはいないとのこと。
安心して見学できます。

手久津久の巨大ガジュマル 自然・景勝地

巨大ガジュマルを見たなら、巨大ソテツも見なければ！
ということで、ガジュマルのすぐ近くにあるソテツを目指します。
途中、今はもう使われていない「サトウキビ工場」の煙突を見かけました。

巨大ソテツの自生地に到着。

嘉鈍の巨大ソテツ 自然・景勝地

コチラが嘉鈍の巨大ソテツです。

嘉鈍の巨大ソテツ 自然・景勝地

う～ん、島の植物は全部でっかい。

さて、ランチ時になりお腹が空いてきたので、知人の同級生の方が店主のお店へ向かいます。

嘉鈍の巨大ソテツ 自然・景勝地

コチラ『器』さんは、オシャレなランチをいただけるお店とのこと。
楽しみですね～！

器 グルメ・レストラン

可愛らしい一軒家風の外観です。
案内してもらわなければ、お店があるとは気付かないかも。

器 グルメ・レストラン

ワンプレートランチはこんなかんじでした。
ボリューム満点で、素朴な味わい。
大満足です。
「器」さんでお食事をする際は、事前予約をすることをお勧めします。

器 グルメ・レストラン

お腹がいっぱいになったワタシが次に向かったのは、日本最大級のチョウチョ『オオゴマダラ』の見学ができる施設、『ゆいカフェ』さんが併設されている『農産物加工販売施設』です。
「オオゴマダラ」を日本で見られるのはここ喜界島と与論島以南の島々だけなんだそうです。

ゆいカフェ グルメ・レストラン

なんと「オオゴマダラ」のサナギは黄金色！
こんなの初めて見ました！
多い時にはこの黄金色のサナギがズラッとぶら下がっていたりするそうです。
すごいですね～！

そしてこちらが「オオゴマダラ」です。
とても優雅な様子。

人が近付いても逃げません。
人懐こいチョウチョなのかな。
羽根を広げると10センチを超える大きさの蝶です。
施設内、たくさんの「オオゴマダラ」がヒラヒラと飛んでいて、なんだか夢の中にいるような気分になりました。

チョウチョに癒され夢見心地で向かった先は、喜界島の最高地点『七島鼻』。

喜界島は珊瑚が隆起してできた島で、現在も年間2ミリメートルくらいずつ隆起が進んでいます。
そんなわけで島には山がなく、最高地点の「七島鼻」で211メートルの高さなのです。

標高211メートルからの眺め。
島の東端から西端まで見渡せちゃいます。
車だと一時間もあれば一周できてしまう小さな島。
ここから眺めると、小さい島なんだなぁ、と実感できます。

ちなみにここからパラグライダーで飛べるらしいです。
助走距離短いけど・・・。

「七島鼻」から少し下ると、喜界島イチのビュースポット『百之台』があります。

百之台国立公園 公園・植物園

こちらが「百之台」からの眺め。

百之台国立公園 公園・植物園

絶景ですね♪

百之台国立公園 公園・植物園

なんだか今日一日で島の観光スポット全部回れちゃうんじゃない!?ってくらい効率よく移動してますが、それが出来ているのは島在住の知人が案内してくれているおかげ。
感謝です。
全国的に見ても日照時間が少ない奄美群島。
明日晴れるとは限らないからね！


「百之台」を後にして向かったのはコチラも喜界島の有名な絶景スポット『サトウキビ畑の一本道』です。

視界を遮るものなく真っすぐに伸びる一本道。
素晴らしい眺めです。
辺りにはワタシの車以外、人も車も見当たりません。
気持ちイイ～！

サトウキビ畑をしばらく走って行くと、作業中のおじちゃんに遭遇しました。
偶然にも知人の親戚なんだそう。
東京から来ました～と挨拶すると、サトウキビを一本刈ってくれました。

これ、サトウキビ。
直接かじるのは初めて。
とっても甘いのです。
昔は、島の子どもたちのオヤツだったんだって。

サトウキビをくれた上に、収穫体験までさせていただきました！
貴重な体験。
おじちゃんありがとう！

予約しているホテルに戻る前に立ち寄ったのは『ハワイビーチ』という可愛い名の付いた小さなビーチです。

ハワイビーチ ビーチ

既に絶景の予感。

ハワイビーチ ビーチ

「スギラビーチ」は濃いめのブルーでしたが、

ハワイビーチ ビーチ

ここ「ハワイビーチ」は淡い水色。

ハワイビーチ ビーチ

ここも素晴らしく綺麗だなぁ。
こじんまりとしていて、まるでプライベートビーチのようです。
喜界島は海の色が抜群に綺麗。
そしてここにもワタシたち以外の人は一人もいませんでした。

ハワイビーチ ビーチ

島の見どころを一気にまわって少々疲れたので、一旦ホテルで休むことにしました。
予約したホテル『喜界第一ホテル』さんは、島唯一の信号を曲がった先にあります。
この信号も数年前まではなかったそう。

喜界第一ホテル 宿・ホテル

ホテルの支配人さんがとても親切で、島のことを色々と教えてくれました。
お部屋も広い。
古いけれど、不自由なく過ごせるホテルです。
しかも嬉しい朝食付き。

「スギラビーチ」の夕陽がとても綺麗だと教えていただき、夕食の前に見に行くことに決め、少しだけ仮眠。

喜界第一ホテル 宿・ホテル

そして噂の『スギラビーチの夕陽』がコチラ。

少し仮眠するつもりがうっかり本気寝してしまい、急いでビーチまでやって来ました。
間に合って良かったよ、この絶景を見逃すところだったよ。

スギラビーチ ビーチ

美しいですね～！
一日が過ぎるのが早いなぁ。
旅先ではいつもあっという間に時間がたってしまうように感じます。

スギラビーチ ビーチ

喜界島一日目の夕食は、これまた知人の同級生が店主の居酒屋さんへ。

ランチをした「器」さん同様、コチラのお店も案内されなければ見逃してしまうような場所にポツンとありました。

店内は島のおじちゃんたちで賑わっていてイイ感じ。
皆さんの憩いの場なのですね。

ここで初めて「ヤギ刺し」なるものを食しました。
皮付きと皮無し。
皮無しは意外とクセがなくて食べやすかったのですが、皮付きの方は独特な香りが「ウゥッ」という感じ。
島の方々はヤギのお肉が大好きなんだそうですよ。
「ヤギ汁」も飲んでみる？と言われましたが、「ヤギ刺し」より更にクセがあるということなので、今回は辞退しました。
そのうちチャレンジするぞ！

これにて喜界島一日目終了。
明日はどんな景色が待っているのか楽しみです♪