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 西鉄天神大牟田線といえば、純然たる通勤・通学路線。最近では柳川や太宰府方面への観光電車も走らせているけど、いつもの電車をラッピングした程度のものでした。<br /> だから、食事を提供するレストラントレインを走らせると聞いた時には、びっくり仰天!想像もつかないことでした。 しかもお値段は8千円(税抜)と、同じコンセプトの列車に比べるとかなりお安め。一体、どんな列車に仕上がったの!?<br /> 計画から2年半、長い準備期間を経て走り始めたTHE RAIL KITCHEN CHIKUGOの「開店」2日目に乗車してみました。<br />

開店!走るカジュアルレストラン「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」に乗る

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2019/03/24 - 2019/03/24

2911位(同エリア5516件中)

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ちゃん

ちゃんさん

この旅行記のスケジュール

この旅行記スケジュールを元に

 西鉄天神大牟田線といえば、純然たる通勤・通学路線。最近では柳川や太宰府方面への観光電車も走らせているけど、いつもの電車をラッピングした程度のものでした。
 だから、食事を提供するレストラントレインを走らせると聞いた時には、びっくり仰天!想像もつかないことでした。 しかもお値段は8千円(税抜)と、同じコンセプトの列車に比べるとかなりお安め。一体、どんな列車に仕上がったの!?
 計画から2年半、長い準備期間を経て走り始めたTHE RAIL KITCHEN CHIKUGOの「開店」2日目に乗車してみました。

旅行の満足度
4.5
観光
4.0
グルメ
4.5
交通
4.5
同行者
友人
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
私鉄
旅行の手配内容
個別手配

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  •  THE RAIL KITCHEN CHIKUGOの走行区間は、福岡天神~大牟田間。途中に住む久留米市民は、一旦どちらかに出向かねばなりません。<br /> 今回予約したのは上りのディナーコースだったので、「いつもの」特急電車で30分、大牟田へと下りました。<br />

     THE RAIL KITCHEN CHIKUGOの走行区間は、福岡天神~大牟田間。途中に住む久留米市民は、一旦どちらかに出向かねばなりません。
     今回予約したのは上りのディナーコースだったので、「いつもの」特急電車で30分、大牟田へと下りました。

    大牟田駅

  •  大牟田駅の西口では、3月8日から、路面電車204号の展示が始まりました。大牟田で走ったのはわずか9年で、他都市を転々とした後、市民団体の手で大牟田に里帰りした電車です。<br /> 一般公開の開始は、THE RAIL KITCHEN CHIKUGOの開店に合わせたもの。観光の起爆剤にとの触れ込みに「路面電車1台展示したくらいで…」と冷ややかな感想も抱いていたのですが、おぉ、なかなかいい雰囲気!<br />

     大牟田駅の西口では、3月8日から、路面電車204号の展示が始まりました。大牟田で走ったのはわずか9年で、他都市を転々とした後、市民団体の手で大牟田に里帰りした電車です。
     一般公開の開始は、THE RAIL KITCHEN CHIKUGOの開店に合わせたもの。観光の起爆剤にとの触れ込みに「路面電車1台展示したくらいで…」と冷ややかな感想も抱いていたのですが、おぉ、なかなかいい雰囲気!

  •  「旅するヴィンテージ ~the trip vintage~」なるマルシェで、物販だけではなく、体験型ワークショップなんかも開かれているみたい。

     「旅するヴィンテージ ~the trip vintage~」なるマルシェで、物販だけではなく、体験型ワークショップなんかも開かれているみたい。

  •  玉屋のつり革、どの都市の頃のものだろう。

     玉屋のつり革、どの都市の頃のものだろう。

  •  車内は周辺市町村の観光パンフや、全盛期の大牟田の地図を展示。昨年の今頃は集中して大牟田の産業遺産を巡っていたので、地図を見れば炭鉱や港、街の位置関係が分かります。<br /> 同行者に「昔は大牟田と荒尾って、久留米よりすごい街だったんだぜ」なんて話してたら、おばあちゃんたちに甚く感心されました。<br />

     車内は周辺市町村の観光パンフや、全盛期の大牟田の地図を展示。昨年の今頃は集中して大牟田の産業遺産を巡っていたので、地図を見れば炭鉱や港、街の位置関係が分かります。
     同行者に「昔は大牟田と荒尾って、久留米よりすごい街だったんだぜ」なんて話してたら、おばあちゃんたちに甚く感心されました。

  •  コーヒーのふるまいも頂きました。<br /> マルシェは、今週と来週の週末4日間の開催。市や観光協会の主導だったみたいだけど、今後は民間主催のイベントにつながるといいな。<br />

     コーヒーのふるまいも頂きました。
     マルシェは、今週と来週の週末4日間の開催。市や観光協会の主導だったみたいだけど、今後は民間主催のイベントにつながるといいな。

  •  お目当てのTHE RAIL KITCHEN CHIKUGOは、すでに大牟田駅のホームに待機中。ランチコースとして14時14分に到着した後、16時40分のディナーコースまで、駅で停まったまま「開店準備」を行っているところです。

     お目当てのTHE RAIL KITCHEN CHIKUGOは、すでに大牟田駅のホームに待機中。ランチコースとして14時14分に到着した後、16時40分のディナーコースまで、駅で停まったまま「開店準備」を行っているところです。

    西鉄天神大牟田線 乗り物

    レストラン列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」が走り始めました by ちゃんさん
  •  THE RAIL KITCHEN CHIKUGOは、既存の通勤電車の改造車。前面こそ「いつもの」左右非対称スタイルですが、側面はかなり頑張った…というか、見たことのない外観がインパクト大です。

     THE RAIL KITCHEN CHIKUGOは、既存の通勤電車の改造車。前面こそ「いつもの」左右非対称スタイルですが、側面はかなり頑張った…というか、見たことのない外観がインパクト大です。

    THE RAIL KITCHEN CHIKUGO グルメ・レストラン

  •  ロゴはラッピングやシールではなく、立体的に加工されていて気合十分。よくよく見ると、酒の杯や葡萄、イチゴなどなど、筑後の特産品がデザインされてます。

     ロゴはラッピングやシールではなく、立体的に加工されていて気合十分。よくよく見ると、酒の杯や葡萄、イチゴなどなど、筑後の特産品がデザインされてます。

  •  鉄道車両として見た時、窓ひとつないドアは衝撃。「店」感がすごい。

     鉄道車両として見た時、窓ひとつないドアは衝撃。「店」感がすごい。

  •  2号車の厨房車両は、黒板風。天神の、ちょいと こじゃれた店みたいです。

     2号車の厨房車両は、黒板風。天神の、ちょいと こじゃれた店みたいです。

  •  換気扇からは、いい匂いが…通勤途中でこの匂いを嗅がされたら、インスタどころではない飯テロになりそう。

     換気扇からは、いい匂いが…通勤途中でこの匂いを嗅がされたら、インスタどころではない飯テロになりそう。

  •  列車の傍らではクルーが台車を押して、準備の真っ最中。

     列車の傍らではクルーが台車を押して、準備の真っ最中。

  •  準備室は8番線側にあり、5番線に待機している列車までは距離があって大変です。THE RAIL KITCHEN CHIKUGOを8番線に着けることはできないのかな? 働き方改革!

     準備室は8番線側にあり、5番線に待機している列車までは距離があって大変です。THE RAIL KITCHEN CHIKUGOを8番線に着けることはできないのかな? 働き方改革!

  •  出発20分前頃には乗客も集まり始め、記念撮影のサービスも。西鉄天神大牟田線の駅らしくない光景が、違和感であり、新鮮です。

     出発20分前頃には乗客も集まり始め、記念撮影のサービスも。西鉄天神大牟田線の駅らしくない光景が、違和感であり、新鮮です。

  •  ホーム上にはテーブルや黒板がしつらえられていて、クルーが予約の名前を聞いてきます。レストランっぽい演出に、心血注がれている感じ。<br /> ちなみに乗車券の郵送はなく、確認に送られてくるメールが切符代わりです。再送はしないと書いてあり、間違って消しては一大事とヒヤヒヤしました。<br />

     ホーム上にはテーブルや黒板がしつらえられていて、クルーが予約の名前を聞いてきます。レストランっぽい演出に、心血注がれている感じ。
     ちなみに乗車券の郵送はなく、確認に送られてくるメールが切符代わりです。再送はしないと書いてあり、間違って消しては一大事とヒヤヒヤしました。

  •  指定されたのは、窓を背にした向かい合わせの席。家具の名産地、大川家具特製のテーブルと椅子は、JR九州の観光列車ような「豪華絢爛!」といったものではなく、シンプルだけど上質なもの。落ち着けます。

     指定されたのは、窓を背にした向かい合わせの席。家具の名産地、大川家具特製のテーブルと椅子は、JR九州の観光列車ような「豪華絢爛!」といったものではなく、シンプルだけど上質なもの。落ち着けます。

  •  こちらは3号車の車内。出入り口はまさにエントランスで、奥に縦長に広がる客席も、およそ列車らしくありません。<br /> JRも私鉄も、水戸岡デザインばかりになってしまった九州にあって、ちょっと一味ちがう観光列車です。<br />

     こちらは3号車の車内。出入り口はまさにエントランスで、奥に縦長に広がる客席も、およそ列車らしくありません。
     JRも私鉄も、水戸岡デザインばかりになってしまった九州にあって、ちょっと一味ちがう観光列車です。

  •  1号車先頭の8人掛けテーブルは、通り抜けもなく落ち着けて、よりレストランの雰囲気が強いです。ちょっとした親戚の集まりにでも使えそうな雰囲気。

     1号車先頭の8人掛けテーブルは、通り抜けもなく落ち着けて、よりレストランの雰囲気が強いです。ちょっとした親戚の集まりにでも使えそうな雰囲気。

  •  テーブルには、すでにアミューズ(食前酒とともに出される軽いツマミ…って意味なんですね。こういうレストランに行き慣れていないので、コトバの意味から調べないと)がセッティング。<br /> 食前酒にあまおうプレミアムスパークリングワインをオーダーしました。<br />

     テーブルには、すでにアミューズ(食前酒とともに出される軽いツマミ…って意味なんですね。こういうレストランに行き慣れていないので、コトバの意味から調べないと)がセッティング。
     食前酒にあまおうプレミアムスパークリングワインをオーダーしました。

  •  乾杯する頃には、16時40分の発車時刻。大牟田市の職員さんらに見送られて、大牟田駅を離れました。<br /> この他で見送りがあったのは柳川くらいで、沿線との交流という点では、他の観光列車に乗り慣れている人には寂しく感じられるかも。都会派の観光列車です。<br />

     乾杯する頃には、16時40分の発車時刻。大牟田市の職員さんらに見送られて、大牟田駅を離れました。
     この他で見送りがあったのは柳川くらいで、沿線との交流という点では、他の観光列車に乗り慣れている人には寂しく感じられるかも。都会派の観光列車です。

  •  都市間高速列車の天神大牟田線らしからぬ、ガタコト、ゆったりとしたスピードで北上します。おかげで揺れも少なく、グラスが滑ることもありません。<br /> 特急なら1時間の大牟田~福岡間を、スピードを落としてゆっくり2時間半かけて走る、って言うじゃない…<br />

     都市間高速列車の天神大牟田線らしからぬ、ガタコト、ゆったりとしたスピードで北上します。おかげで揺れも少なく、グラスが滑ることもありません。
     特急なら1時間の大牟田~福岡間を、スピードを落としてゆっくり2時間半かけて走る、って言うじゃない…

  •  でも、きっかり30分毎のパターンダイヤが組まれている天神大牟田線では、言うほど簡単なことじゃありませんから! まして単線の久留米以南では、追い越しだけでなく交換もあり、ダイヤ作成は困難を極めたのでは?<br /> その結果、江の浦や津福といった、まさかの駅で停まります。<br />

     でも、きっかり30分毎のパターンダイヤが組まれている天神大牟田線では、言うほど簡単なことじゃありませんから! まして単線の久留米以南では、追い越しだけでなく交換もあり、ダイヤ作成は困難を極めたのでは?
     その結果、江の浦や津福といった、まさかの駅で停まります。

    江の浦駅

  •  さてアミューズを開けると、苺とトマトのタルティネ(パンにバターやジャムなどを塗って食べること…なるほど)が登場。ラディッシュは、北野町産。新鮮で…なるほど…おいしい…食レポの才覚はないので、感想はこれくらい。<br />

     さてアミューズを開けると、苺とトマトのタルティネ(パンにバターやジャムなどを塗って食べること…なるほど)が登場。ラディッシュは、北野町産。新鮮で…なるほど…おいしい…食レポの才覚はないので、感想はこれくらい。

  •  食前酒のスパークリングワイン以外の飲み物は、アラカルト。モノがいい分、お値段もそこそこ張ります。<br /> アラカルトの会計が下車前にまとめてというのは、好ポイントです。オーダーの度に小銭ジャラジャラというのは、興ざめしてしまうんで。各地のレストラン列車に乗ったけど、四国まんなか千年ものがたりくらいでしか経験ありません。<br />

     食前酒のスパークリングワイン以外の飲み物は、アラカルト。モノがいい分、お値段もそこそこ張ります。
     アラカルトの会計が下車前にまとめてというのは、好ポイントです。オーダーの度に小銭ジャラジャラというのは、興ざめしてしまうんで。各地のレストラン列車に乗ったけど、四国まんなか千年ものがたりくらいでしか経験ありません。

  •  心ゆくまでお酒も楽しみたければ、2~3千円程度の予算を見ておくのがよろしいかと。<br /> 沿線の地ビールとして、うきは産フルーツがベースの「うきはフルーツエール」がありました。うきはにブルワリーなんてあったっけ?と調べてみれば、八女のべんがら村での醸造だとか。いずれにせよ沿線の味であり、頼んでみました。<br />

     心ゆくまでお酒も楽しみたければ、2~3千円程度の予算を見ておくのがよろしいかと。
     沿線の地ビールとして、うきは産フルーツがベースの「うきはフルーツエール」がありました。うきはにブルワリーなんてあったっけ?と調べてみれば、八女のべんがら村での醸造だとか。いずれにせよ沿線の味であり、頼んでみました。

  •  と、ここでアテンダントさんが、ビールをひっくり返してしまうアクシデント。食べかけの2皿目のベジタブルプレートは無傷だったけど、下が濡れたのでお取替えになりました。<br /> ビールは、ぶどう果汁使用ながら甘ったるくなくて、食事にもぴったり。はじめて知った銘柄だったけど、いいじゃん。筑後の食材・名産の広告塔としての役割は、地元人の僕にもしっかり果たされたのでした。<br />

     と、ここでアテンダントさんが、ビールをひっくり返してしまうアクシデント。食べかけの2皿目のベジタブルプレートは無傷だったけど、下が濡れたのでお取替えになりました。
     ビールは、ぶどう果汁使用ながら甘ったるくなくて、食事にもぴったり。はじめて知った銘柄だったけど、いいじゃん。筑後の食材・名産の広告塔としての役割は、地元人の僕にもしっかり果たされたのでした。

  •  そして、すでににんじん1本を食べていたはずのベジタブルプレートが「復活」(笑)。2人分が1皿で提供され、取り分けるスタイルです。<br /> アスパラ、王リンギは大木町(駅で言えば八丁牟田あたり)産。お野菜が主役の、立派な1皿です。<br />

     そして、すでににんじん1本を食べていたはずのベジタブルプレートが「復活」(笑)。2人分が1皿で提供され、取り分けるスタイルです。
     アスパラ、王リンギは大木町(駅で言えば八丁牟田あたり)産。お野菜が主役の、立派な1皿です。

  •  通勤路線なので、絶景ポイントは少ない天神大牟田線。有明海沿岸道路の矢部川大橋や、矢部川に停留する漁船なんかは数少ない車窓名所だと思うけど、案内放送の類は一切ありません。<br /> 桟の入った窓は眺望を意識したものではないし、2号車に至っては「窓なし」の席もあります。たまたまそこに座ってた職場の先輩グループが不満げだったけど、いつも見てる景色だし、別にいいんじゃないっすか??(笑)。<br />

     通勤路線なので、絶景ポイントは少ない天神大牟田線。有明海沿岸道路の矢部川大橋や、矢部川に停留する漁船なんかは数少ない車窓名所だと思うけど、案内放送の類は一切ありません。
     桟の入った窓は眺望を意識したものではないし、2号車に至っては「窓なし」の席もあります。たまたまそこに座ってた職場の先輩グループが不満げだったけど、いつも見てる景色だし、別にいいんじゃないっすか??(笑)。

  •  3皿目は肉のプレート。博多和牛のローストです。メインディッシュではないというのが、この列車のすごい所。むしろソースの、柳川産おさしみ海苔の方がメインかもしれません。<br /> 博多和牛は久留米でも飼育されているので、筑後産のコンセプトから外れないはずだけど、確実に筑後産が入るわけじゃないということかな?<br />

     3皿目は肉のプレート。博多和牛のローストです。メインディッシュではないというのが、この列車のすごい所。むしろソースの、柳川産おさしみ海苔の方がメインかもしれません。
     博多和牛は久留米でも飼育されているので、筑後産のコンセプトから外れないはずだけど、確実に筑後産が入るわけじゃないということかな?

  •  メインディッシュを前に、ちょっと2号車をのぞいてみます。<br /> ほぼ1両、まるごとキッチン。想像の倍の数のスタッフが、忙しそうに動いてました。<br />

     メインディッシュを前に、ちょっと2号車をのぞいてみます。
     ほぼ1両、まるごとキッチン。想像の倍の数のスタッフが、忙しそうに動いてました。

  •  車両の真ん中には、メインディッシュのピザを焼き上げるための窯が、でんと占拠。ピザだけで4人のスタッフがついていて、気合いの入れ方が違います。

     車両の真ん中には、メインディッシュのピザを焼き上げるための窯が、でんと占拠。ピザだけで4人のスタッフがついていて、気合いの入れ方が違います。

  •  ピザは、生の生地から焼き上げる本格派。できあがった料理を積み込むレストラン列車が多い中、車内調理へのこだわりもすごいです。

     ピザは、生の生地から焼き上げる本格派。できあがった料理を積み込むレストラン列車が多い中、車内調理へのこだわりもすごいです。

  •  2号車の洗面所は、まるごと久留米の城島瓦製。瓦ってこんなに自在な形に作れるのかと、感心します。壁のタイルも、もちろん城島瓦。<br />

     2号車の洗面所は、まるごと久留米の城島瓦製。瓦ってこんなに自在な形に作れるのかと、感心します。壁のタイルも、もちろん城島瓦。

  •  変哲もない車内のトイレも、西鉄では画期的。全区間乗り通しても1時間しかかからないので、これまでトイレを装備した列車がなかったんです。<br /> せっかく地上側の設備も整えたんなら、通常の列車にもトイレを設置してくれると助かるな。特に福岡での飲み会帰りに、終電に乗った時なんか…<br />

     変哲もない車内のトイレも、西鉄では画期的。全区間乗り通しても1時間しかかからないので、これまでトイレを装備した列車がなかったんです。
     せっかく地上側の設備も整えたんなら、通常の列車にもトイレを設置してくれると助かるな。特に福岡での飲み会帰りに、終電に乗った時なんか…

  •  席に戻るとほどなくして、メインディッシュのピザが登場! 左は大木町のアスパラガス、右は八女の筍。肉分なしの、ヘルシーなピザです。写真は2人分。<br /> 旬の味って感じで、うーん、おいしい。肉を差し置いて野菜ピザをメインに据えるあたり、逆に攻めているポイントと思います。<br />

     席に戻るとほどなくして、メインディッシュのピザが登場! 左は大木町のアスパラガス、右は八女の筍。肉分なしの、ヘルシーなピザです。写真は2人分。
     旬の味って感じで、うーん、おいしい。肉を差し置いて野菜ピザをメインに据えるあたり、逆に攻めているポイントと思います。

  •  巨峰ワインのローズ・ボッサ2018とともに。久留米・田主丸の伝統あるワイナリーの日本ワインで、巨峰の甘さを想像していたら裏切られるほどの、しっかりした辛口です。<br /> 背景は、地元・久留米の国道3号線。いつもなら満杯の買い物袋を手に、自転車を乗り回している道路を見下ろしながら、ひと時の貴族にでもなった気分でした。<br />

     巨峰ワインのローズ・ボッサ2018とともに。久留米・田主丸の伝統あるワイナリーの日本ワインで、巨峰の甘さを想像していたら裏切られるほどの、しっかりした辛口です。
     背景は、地元・久留米の国道3号線。いつもなら満杯の買い物袋を手に、自転車を乗り回している道路を見下ろしながら、ひと時の貴族にでもなった気分でした。

  •  アフターは八女・中村園のハーブティーというのも、風変り。3種の味から選べます。僕の選んだThe Waterwayは、煎茶+ペパーミントのブレンドで、すっきりした味わいでした。<br /> コーヒーは別料金(ブランチコースではセット)。僕の家の近所の焙煎工房「コーヒーカウンティ」さんのオリジナルブレンドです。<br />

     アフターは八女・中村園のハーブティーというのも、風変り。3種の味から選べます。僕の選んだThe Waterwayは、煎茶+ペパーミントのブレンドで、すっきりした味わいでした。
     コーヒーは別料金(ブランチコースではセット)。僕の家の近所の焙煎工房「コーヒーカウンティ」さんのオリジナルブレンドです。

  •  デザートは、マカロン3種にチョコケーキ、和光茶のクッキーのアソート。見慣れた地元の食材を引き出す、地元の技が結集したコースでした。こりゃまずは、地元人が乗って食べるべき列車ですね! <br /> そして野菜中心ということは、時期によって内容がガラっと変わるわけで、季節を変えてまた乗ってみたい感を強くしました。<br />

     デザートは、マカロン3種にチョコケーキ、和光茶のクッキーのアソート。見慣れた地元の食材を引き出す、地元の技が結集したコースでした。こりゃまずは、地元人が乗って食べるべき列車ですね!
     そして野菜中心ということは、時期によって内容がガラっと変わるわけで、季節を変えてまた乗ってみたい感を強くしました。

  •  ただディナーとしては、ボリュームが少し物足りなかったかな。ピザが倍量くらいあると嬉しいけど…30後半の中年太りの意見ですので、ご参考まで。<br /> エントランスのテーブルでは、オリジナルグッズの販売が始まりました。城島瓦のコースターは、吸水性の高い実用品。手作りで1,000円はお手頃、こりゃいいな…と言いながら、いつの間にか買いそびれていました。<br />

     ただディナーとしては、ボリュームが少し物足りなかったかな。ピザが倍量くらいあると嬉しいけど…30後半の中年太りの意見ですので、ご参考まで。
     エントランスのテーブルでは、オリジナルグッズの販売が始まりました。城島瓦のコースターは、吸水性の高い実用品。手作りで1,000円はお手頃、こりゃいいな…と言いながら、いつの間にか買いそびれていました。

  •  夕暮れの筑後川を渡れば、食後のまったりした時間。おつまみやパウンドケーキの販売もあって、物足りなかった人(僕含む)が手を伸ばします。

     夕暮れの筑後川を渡れば、食後のまったりした時間。おつまみやパウンドケーキの販売もあって、物足りなかった人(僕含む)が手を伸ばします。

  •  地元のなんでもない田園も、レストランからの風景としては案外マッチするものなんだなぁと、ワインでぼんやりした頭で眺めました。

     地元のなんでもない田園も、レストランからの風景としては案外マッチするものなんだなぁと、ワインでぼんやりした頭で眺めました。

  •  夜の帳も降り、福岡が近づいてきました。車窓は郊外の住宅団地から、都心のビル街へと移り変わり、観光列車の車窓としての違和感がすごいです。<br /> 下り列車だと、次第に田園風景へと変わっていくわけで、気分もまた違うだろうと思います。<br />

     夜の帳も降り、福岡が近づいてきました。車窓は郊外の住宅団地から、都心のビル街へと移り変わり、観光列車の車窓としての違和感がすごいです。
     下り列車だと、次第に田園風景へと変わっていくわけで、気分もまた違うだろうと思います。

    春日原駅

  •  というわけで2時間半の旅を終え、「いつもの」西鉄福岡(天神)駅に到着。大牟田方面の特急が発着する、3番乗り場へ滑り込みました。<br /> この時間帯、30分に1本の特急を待つ列が伸びる時間帯です。優雅な旅から一転、僕らもこの列に並んで引き返すことになります。そしてもはや、座れる長さではない…<br />

     というわけで2時間半の旅を終え、「いつもの」西鉄福岡(天神)駅に到着。大牟田方面の特急が発着する、3番乗り場へ滑り込みました。
     この時間帯、30分に1本の特急を待つ列が伸びる時間帯です。優雅な旅から一転、僕らもこの列に並んで引き返すことになります。そしてもはや、座れる長さではない…

  •  2号車のスタッフは、起立して降りていく乗客に一礼。天神ど真ん中に停車している姿は、ホームに隣り合うレストランみたい。

     2号車のスタッフは、起立して降りていく乗客に一礼。天神ど真ん中に停車している姿は、ホームに隣り合うレストランみたい。

  •  貴重な改札上の「広告一等地」も、レールキッチンの自社宣伝が掲げられていました。満を持して送り出された西鉄の観光列車、地元にも旅人にも愛されてほしいものです。

     貴重な改札上の「広告一等地」も、レールキッチンの自社宣伝が掲げられていました。満を持して送り出された西鉄の観光列車、地元にも旅人にも愛されてほしいものです。

    西鉄福岡(天神)駅

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