2019/04/05 - 2019/04/05
105位(同エリア125件中)
はいさいさん
女満別空港に着いたあとすぐ、バスで北見に向かった。北見では、北見ハッカ記念館とピアソン記念館に訪ねた。
かつて、北見の薄荷(ハッカ)は品質がよく、世界各国に輸出されていた。1939(昭和14)年に全盛期を迎え、当時世界薄荷市場の約70%を占めるまでに成長していた。蒸留館を訪ね話を聞いたところ、結晶化するのが北見の薄荷ならではの特徴と聞いた。他の国の薄荷にはない特徴で、北見薄荷がひいきされた理由である。北見薄荷は、1983(昭和58)年に薄荷の蒸留を終え、ひとつの時代に幕を下した。現在は、旧ホクレン北見薄荷工場としてミュージアムとなっている。
もう一か所は、1914年(大正3年)のピアソン記念館。アメリカ人宣教師のピアソン夫妻が15年間生活していた木造2階建の西洋館である。建築技師のウィリアム・メレル・ヴォーリズによって設計された上下に開閉する大きな窓が特徴的であるが、それよりも私がすごい!と思ったのは「ピアソン聖書」である。この聖書は、紙面の下にある注釈が非常に充実している貴重なバイブル(聖書)である。
いまから100年近く前の人たちが、どのような思いでこの地にいたのか。そんなことに想像をめぐらせながら、ノスタルジーを感じる旅となった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JALグループ
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女満別空港から北見までバスで向かった。
運賃1000円40分ほどだったか。 -
北見駅に到着。どんよりした天候が残念。
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コンビニで灯油を売ってるのを初めて見た。
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閑散とした昼の街並み。
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しばらく歩き、北見ハッカ記念館に到着。
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北見ハッカ記念館の建物。
薄荷蒸溜館 美術館・博物館
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小林篤一の像。
北方寒冷地農業に貢献した人である。 -
記念館の中に入ってみると、なんかいい感じのレトロ感がある。
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左手の部屋には、ハッカの精製に使用した遠心分離機があった
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この5ポンド缶で海外に輸出されていたのだとだか。
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このドラム缶は中国向けだろうか、中国語が書いてあった。
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隣接する薄荷蒸溜館にも足を運んでみた
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田中式薄荷蒸留機。当時、生産農家はこの蒸留器をシェアして使っていたとのこと。
とても性能がよく、この蒸留器自体も輸出されていたのだとか。 -
奥に見えるのが比較的後期まで称されていた蒸留器だそう。
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蒸留器の上が平だとうまく集められないため、斜めにするのがコツなんだとか
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蒸留の実演をしていた。
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後ろの棚にぎっしりと積まれていたハーブ
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続いて、だいぶ離れているがピアソン記念館へ向かった。
掃かれた雪が高く積まれていた。 -
ピアソン記念館
ピアソン記念館 美術館・博物館
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1906年ニューヨーク製の鐘
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ピアソン訳聖書の特徴は、下に解説がついていることとされる。このような聖書は日本ではピアソン聖書だけなのだとか。
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ピアソン夫妻愛用のリードオルガン
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2階に行ってみると…
当時使われていたプレートだろうか。 -
もうひとつの部屋
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