2019/03/30 - 2019/03/30
33位(同エリア391件中)
tadさん
長門湯本温泉に宿泊するときは、しばしば近くを散歩し、大谷山荘の前を流れる音信川の川沿いの散歩を楽しむが、もう少し時間があるときは、別の支流の大寧寺川沿いを少し歩くと、大寧寺がある。ここは、秋の紅葉が美しいので、その時期の旅行記もすでに書いているが、桜の時期もいい。
大寧寺は、大内義隆が陶晴賢らの反乱に追われて自刃したところ(1551年9月)であり、義隆らの墓地がある。なお、大内義長は、毛利軍に追われ、下関市の長府にある現在は国宝となっている功山寺で自刃(1557年4月)し、墓はそこにある。名門の大内氏は、ここで実質途絶えた。大内文化は、山口市には瑠璃光寺五重塔が当時のまま、国宝として、現在まで残っているし、雪舟の庭など、あちこちに残されている。山口県にある国宝建築はもともと毛利時代にできたものはなくて、いづれも、大内時代に建築されたものばかりだ。(ただし、毛利も修理や再建の貢献はしている。)
フランシスコ会のサビエルが大内氏の時代にやってきて、下関に上陸し、キリスト教を布教したことは間違いないが、大分の大友氏ほどは、入れ込んだ様子はない。このあたりの歴史をもっと知りたいと思っているが適当な資料が見つからない。日本側の文献には、恐らくほとんどキリスト教関係は残されていないからだろう。雪舟が滞在するなど、国際文化的な活動が当時の山口県にはかなりあったはずだが、痕跡があまり残っていないのだろう。古川薫氏の「ザビエルの謎」も、あまり分析が深まらない。
一枚目は大内義隆らの墓地
- 旅行の満足度
- 4.5
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