2018/01/01 - 2018/12/31
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JIC旅行センターさん
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あけましておめでとうございます。昨年はいい旅しましたか?
旅は人をいい方向に変えると、私は信じています。今まで見たことがない景色を見て、話したことのない人と話し、旅先の文化、食事、しきたりの違いに触れて、世界の多様性を知る。仕事柄、国内のアテンドに出かける事が多々ある私はメジャーな観光地だけでなく、普段なら縁のない地域にも足を運ぶ機会が増えてきました。生まれ育ったロシアに比べたらものすごく小さな島国の日本。しかし、国内旅行に出かける度に、大国ロシアに負けないどころか、むしろ勝ることが多いローカルな文化、習わし、言葉、食べ物に出会い、その度にこの国の多様性や面白さに驚かされます。
昨年は一昨年に続き、ハバロフスクのテレビ局GUBERNIAの旅番組「ジャパン・バケーション」の撮影に同行しました。三重、奈良、和歌山、大阪、兵庫、そして茨城をおよそ3週間かけて取材しました。西日本と東日本。しかも、ゴールデンルートを外れている地域ばかり。日本の地方はこんなにも豊かで、こんなにも魅力的なところだなと、改めて痛感した仕事でした。出会った絶景はたくさんあり、西は竹田城跡の雲海、東は大洗磯前神社の日の出が特に印象に残りました。
オーバーツーリズムと叫ばれている昨今、東京の築地でマグロの競りを見るには深夜2時からギュウギュウ詰めの部屋で長時間待たされた挙句、観光客向けのパフォーマンスとしか言いようがない、たった20分の見学を「楽しむ」。それに対して、和歌山の勝浦港では遅めに起きて、ほとんど観客のいない会場で競りを好きなだけ見られます。
京都の紅葉を「楽しむ」のには人ごみをひたすらかき分ける必要があるのに対して、奈良の室生寺では真っ赤に染まる境内をほぼ独り占め。
都内の高級和食店で予約を取るのは一苦労ですが、その高級店で使われている食材が育てられている茨城県では同じレベルのディナーを割安で食べられ、予約にも苦労しません。
あくまでも私見ですが、三重や和歌山の人は気遣い上手で腰が低く、あたりが柔らかい。彼らのサービスを一度味わったら、一生忘れないでしょう。それに対して茨城県民は大声で話し、不機嫌そうな顔をする。その分、率直で、まじめで、裏表なく、付き合いやすい。
日本は奥深い。そしてその奥深さは楽しい。そういうとっておきの日本をこれからもたくさんのロシア人に紹介して、彼らの人生観、世界観をいい方向に変えていきたいと思っています。
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