2019/03/16 - 2019/03/16
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タブラオさん
伊豆・熱海に一人で日帰りドライブに行ってきました。
伊豆・熱海・箱根は散々行っているんですが、太宰治が「斜陽」を書いたという安田屋旅館の記事を何かで見て興味を抱き、他の同じような情報を探したら結構あるんですね。そんな中で興味のあった川端康成が泊まった旅館と太宰治他多くの文豪が泊まった熱海の「起雲閣」に行ってきました。
結果は、まあ期待以上のところもあればガッカリのところもありましたが、一日を通して伊豆・熱海を楽しむことができました。それと昼・夜ともに海鮮を頂きましたがとても美味でした。久々に窓を全開にしてドライブでき、気持ちの良い一日を過ごすことが出来ました。
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ずっと晴れ続きであったにもかかわらず、この日だけ雨予報! それも翌日はまた晴れ予報! 何てこった! と思いながら家を出ましたが、ここでも晴れ男振りを発揮か!? 結局雨は降らずに午後からは晴れ上がりました。
朝5時半に家を出て、まずは箱根を目指しました。途中、高速道路から富士山が顔を覗かせていました。 -
写真は、魚重食堂さんのホームページから拝借したものですが、この日の目的の一つが戸田の魚重食堂さんで「げほうづくし」を食べることでした。事前に魚重食堂さんに色々問い合わせし、情報を仕入れましたが、げほうはいつも獲れる魚ではなく、要はその日に水揚げがなければ食べられないとのことでした。その日に仕入れがあるかどうかは、朝の9時過ぎに電話をすればわかるということと、予約は不可であり、食べたい場合、開店時間の11時にお店に行く必要があるとのことでした。
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その一方でもう一つのお目当てが写真の熱海「起雲閣」。開館時間が9時であったため、取り敢えず、9時の時点で熱海まで行って待機していました。
魚重食堂に電話をして、もし「げほう」の仕入れがあるのなら、起雲閣はまたの機会に行くこととし、すぐに熱海から戸田に向かおうと思っていましたが、電話をしたら、残念ながら悪天候で1週間漁に出られず水揚げもなしとのことでした。 -
ということで、時間が出来たため、起雲閣をゆっくり見ることにしました。
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入口を入ってすぐのこの部屋にまずは集められて、大まかな説明を5~10分聞いて、後は順路に沿って館内を自由に見学しました。
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入った時には私だけでしたが、部屋で待っている内にどんどん人が増え、結局説明には10人以上が集まりました。起雲閣から出る時には、入口は人でごった返していましたが、起雲閣は熱海でも人気のスポットのようです。
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この洋室も含め、その昔、20数室が全て宿泊可だったようです。この部屋は相当に高かったのだと思われますが、最もお手頃なお部屋だと3万円から泊まれたそうです。泊まれる金額だったかどうかは別として、こういう部屋に泊まれると考えただけでワクワクします。
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「起雲閣」に縁のあった文豪。そうそうたる顔ぶれです。
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最も興味があったのが太宰治でした。ここに泊まって『人間失格』を執筆したとか、多摩川上水に入水自殺する3ヶ月前に共に自殺した山崎富栄を伴って2泊したとか、そういう話を聞いて、色々と想像を掻き立てられました。
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「1948年3月7日~31日 太宰治は起雲閣別館に滞在し『人間失格』を執筆。多くの著名人に愛された起雲閣別館は昭和63年に取り壊された」
太宰治が『人間失格』を執筆するために1ヶ月近くも籠った部屋に、その昔は泊まれたわけですから、どんなにお金を出してとまでは言いませんが、泊まってみたかったなあ。 -
三島由紀夫は新婚旅行で起雲閣を訪れたそうです。
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この手の文化財に興味を持ち始めたのは、青森にある太宰治の生家「斜陽館」に行ってからですが、今は太宰治記念館になっている「斜陽館」もその昔は旅館として普通に泊まれたそうです。もっと早く知っていれば泊まっていたのにと心から思いましたが、それ以来、文化財的な旅館を好んで泊まるようになりました。
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立派な洋室ですが、このお部屋は一体いくらしたんだろ?
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起雲閣に入って最初に説明を聞いた部屋の2階にある部屋です。2間続きの立派な部屋ですが、この部屋に太宰治と山崎富栄が自殺の3ヶ月前に2泊したそうです。太宰治と言えば、お金に困っていたというイメージですが、その割には立派なお部屋に泊まったんだなというのが最初の感想でした。
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「二人は、どのような心境でこの部屋から庭園を眺めていたのでしょうか?」 本当にその通りですね!
この部屋に泊まっておきたかった! -
部屋から眺めた庭園の景色です。
太宰治が泊まったのは3月18日からの2日間。私が行ったのが3月16日ですので、わずか2日しか違わないんですね! これと同じ景色を眺めながら何を考えたのでしょう? -
太宰治が泊まったのは、写真の左側の建物です。
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「まめざくら」という早咲きの桜が咲き始めていました。
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こちらは太宰治ではなく、尾崎紅葉の小説「金色夜叉」にちなむ「貫一・お宮の像」です。今だったら「DV」とか言われそうですが。起雲閣から駐車場に戻る途中の海沿いにありましたが、有名な観光スポットのようで、大勢の人に囲まれていました。
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戸田で深海魚を食べられなくなった場合、ここで食べようと決めていました。熱海から海沿いを10キロ弱南に行った網代にある「笑ぎょ」という海鮮レストランです。
着いたのは開店の少し前でしたので一番乗りでしたが、あっという間に全席埋まってしまいました。 -
「本日限定!」とある「朝獲りイカ刺定食」がオススメかと思いきや、お店のお姉さんは仕切りに「漁師の一本釣り! 活イカ刺・・・時価」の方を勧めていました。一番小さいのが2,500円で+500円で定食にできるとのことでしたので、こちらをオーダーしました。
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出てきたのがこれ! お値段は高いですが、確かにオススメです。美味しかったです(^_^) 他のお客さんも、皆さんこれをオーダーしていました。
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げそは刺身が苦手な人は素揚げにすることも可能とのことでした。そのまま刺身で頂きましたが、吸盤がまだ動いていて、さっきまで生きていたことがわかりました。上の白いのがタマゴで下が肝だそうです。どれもとても美味でした。
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新鮮だからコリコリして歯ごたえがたまりませんでした。
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次に向かったのが、湯ヶ島温泉の「湯本館」です。川端康成が「伊豆の踊り子」を執筆した部屋が残っていて、今でも泊まれるそうです。ここは「日本秘湯を守る会」の会員旅館でもあり日帰り温泉もやっているため、そちらでお邪魔する予定でした。老舗旅館らしく歴史を感じさせる表構えに期待は膨らみましたが…。
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残念ながらこの日は、日帰り温泉はやっていませんでした(ToT) そのため、中に入ってパシャパシャも出来ず、玄関まで入って敢えなく退散しました。
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「湯本館」からほんのちょっと行った川沿いに「河鹿の湯」という共同浴場がありました。300円ですし、川沿いで良さそうな雰囲気でしたので、入ってみようかとも思いましたが、取り敢えず先を急ぐことにしました。
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湯ヶ島温泉まで来ましたので、もう一つ気になっていた「白壁荘」にも行ってみました。石川さゆりの名曲「天城越え」が生まれた宿とのことで興味があったため電話で問い合わせしたところ、残念ながら日帰り入浴はやってないとのことでした。電話に出た方が、こちらが恐縮するくらいとても丁寧な応対でした。湯本館から歩いて行けるくらいの距離でしたので、取り敢えず行って外観だけ撮ってきました。
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次に湯ヶ野温泉を目指しました。ここにも川端康成ゆかりの旅館がありますが、その前に「浄蓮の滝」に寄ってみました。
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改めて訪れるほどのことはありませんでしたが、わさびアイスが食べたくなってついつい寄ってしまいました。
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わさびアイスは250円でした。意外と安い! 不味いだろうと思って食べると案外美味しいです。美味しいだろうと思って食べると・・・。生わさびはいいお値段してました。
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わさび田がお土産屋のすぐ近くにありました。川では釣りをしている人もいました。
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わさび田から戻ってきたら、わさびのお土産屋に人だかりが出来ていました。わさびアイスは、その場でわさびをすり下ろして作りますので、出来上がるのに時間がかかります。
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次に旧天城トンネルに行ってみました。ここも改めて行くほどのところではないですが、途中であったのと、川端康成つながりで行ってみました。ちょっと前に、ブレーキローターとバックプレートの間に小石が挟まって、カシャカシャ異音が続いたのを直して、その時には2度と砂利道は走るまいと誓ったんですが、そのことをすっかり忘れていて、途中で来たのを後悔しました。
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旧天城トンネルですが、旧が付くトンネルの割には怖いところは全くありませんでした。歩行者がトンネル内を歩いていて、直前までそれに気が付かなかったため、ヒヤッとはしましたが(^_^;) トンネル内で爆音を轟かせてきました。
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反対側の入口です。車が他に2台いましたし、歩いて来ている人もいました。完全な観光地となっていました。トンネル内でライトを消してみましたが、全く怖くありませんでした。
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湯ヶ野温泉は天城トンネルを越えて下って行ったところにありました。途中で車を停め、お目当ての「福田家」まで細い道を歩いて行きました。
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「伊豆の踊り子ハイキングコース」だそうです。川沿いの道ですが、そのまま天城峠まで続いているようです。
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木造の橋を渡ったところに「福田家」はありました。
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目の前を流れる川。河津川だそうです。
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ここも「日本秘湯を守る会」の会員旅館です。歴史を感じさせる佇まいではありましたが、秘湯感はありませんでした。
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旅館の真ん前にある伊豆の踊り子像。こんな像なら大歓迎なんですが…
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「福田家」の中です。800円を払って早速お風呂に入りました。
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ネットで事前に調べてみたところ、この「榧風呂」が特徴的なデザインであったため、気になっていたんですが、訪れた時間帯は女性専用のため入れませんでした。とてもガッカリでした。
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入れたのはこの露天風呂と内風呂ですが、何の変哲もないお風呂でした。お湯が白骨温泉の泡の湯並みにぬるいため、長湯できたのは良かったんですが、色も臭いもないため、銭湯のお湯との違いが感じられませんでした。こういうお湯は苦手かも。
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内風呂です。こちらのお湯は身体が暖まるくらいのちょうどいい温度のお湯でした。
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川端康成関連のグッズが陳列されていました。川端康成が泊まった部屋は今でも泊まれるそうです。
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「川端康成先生文学碑除幕記念」
川端康成先生と一緒に写っているのは吉永小百合さんです。 -
その「伊豆の踊り子文学碑」です。「福田家」からすぐのところにありました。
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その後、来た道を浄蓮の滝を越えた辺りまで戻り、そこからは山岳道路を爆音を轟かせながらロンリードライブ。この日は途中から晴れ間も覗き暖かかったため、久しぶりに窓全開で走れて気持ち良かったです。
写真は途中の「風早峠」で見た夕陽。半熟の黄身のような夕陽でした。 -
次に目指したのは沼津の「安田屋旅館」です。伊豆に行こうと思ったそもそもの理由が、太宰治が「斜陽」を書いた安田屋旅館に行ってみたいというものでした。「月見草」という部屋に半月ほど滞在して第1章、第2章を書いたそうです。泊まるほどのことはないため、日帰り温泉に入ってみようと思っていました。
ところが行ってみて目を疑いました。まず場所なんですが、海沿いの幹線道路沿いで、それも何度も立ち寄ったことのあるセブンイレブンからすぐのところにありました。「斜陽」の始めの方だったと思いますが、たくさんの子蛇が庭の木に巻き付いていて悪い予感を感じさせる的な記述があったことを覚えていますが、そんな静かな宿を思い浮かべていました。それから没落貴族の物語であるため、何か高貴な空気の感じられる、ちょうど午前中に行った熱海の「起雲閣」にも通じる佇まいを想像していましたが、旅館から道を挟んですぐの浜辺で四千年の歴史の国のお方々が花火を上げ、大騒ぎしてらっしゃいました。
それともう一つは、館内の写真を見てもわかりますが、ここ「安田屋旅館」は若者に人気のあるアニメの聖地でもあるらしいのです! 佇まいにガッカリしながらも取り敢えず中に入ってみて唖然としました。入口付近には文学とは縁遠い、いかにもそれらしきディープな雰囲気のオタクな方々がたむろしていました。 -
夕食はお決まりの「魚河岸丸天」で海鮮丼をいただきました。ここのカニ汁はいつ食べても美味しいです。
その後、沼津から東京まで高速代をケチって下道で帰りました。総走行距離382キロ。充実の日帰りドライブ旅行でした。
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