2019/02/26 - 2019/03/03
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Jakeさん
サンクトペテルブルクへの出張でいつも私が楽しみにしているのは,仕事の合間や一仕事終わってからの休憩にロシアのドーナツを食べることだ。ドーナツと言っても,いわゆるケーキドーナツではない,かるい食感のドーナツだ。米国の友人が,これはニューオーリンズのドーナツだねって言ったけど,それはそうかもしれない。食感は,カフェデュモンドのベニエみたいだし,粉砂糖を振りかけているところも同じだ。でも,こちらのドーナツは,ベニエとちがってドーナツだよって主張していて,しっかり穴が空いている。サンクトペテルブルクでは,ピィシキ(単数形でピィシカ)といい,それを名物にしているカフェはピィシェナヤという。ロシアでは,ドーナツといえば,ポンチキ(単数形でポンチク)という言葉もあって,モスクワではポンチキのお店をよく見かけ,サンクトペテルブルクではピィシキが基本というのが,私の印象だ。ポンチキといえば,ケーキドーナツも含めていろいろあるけれど,ピィシキといえば,このサンクトペテルブルクのピィシキが思い浮かぶ。だから,これはサンクトペテルブルクの味だと私は思っている。
サンクトペテルブルクでは,いろんなカフェで,このピィシキが食べられる。でも,やっぱり食べるなら,昔ながらのところで食べたい。なにせ,昔ながらのピィシキのお店は,ソ連時代からあるので,ロシアの昔ながらの庶民的味覚を楽しめる。淡い甘さも,きっと日本人好みだろう。値段も一個25ルーブルぐらいだから,気軽に食べられる。お店で食べるのが,一番。なんたって,揚げたてを食べるのが一番だからだ。生温かいピィシキはおいしいけど,きっと冷えると別ものになりそうだ。そのあたり,ベニエと共通している。
私のお勧めは,ネフスキ-通からバリシャヤ・カニュシェンナヤ通を少し北に向かって歩くとあるピィシキのカフェだ。「ПЫШКИ」ってお店の軒に書いてあるから,見つけるのは簡単だ。ここは,コーヒーも美味しい。1958年創業という歴史もいい。ソ連時代のこどもたちにとっても,格別の味だったに違いない。
一個でピィシカ,私はふたつお願いしてピィシキ。かわいらしい名前に食べるまえから,心が躍る。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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