晴れおじさん「鯛だ、シャチだ、観音様だ」(その２)

2019/03/07 - 2019/03/07

2月は旅行しないで「冬ごもり」状態だった晴れおじさんですが、啓蟄の日、満を持して房総半島に旅立ちました。房総の旅は、２０代前半以来、実に４０年ぶり。
記憶に残る名勝地の再訪に初訪問の「鴨川シーワールド」を加えた１泊２日の旅の備忘録です。
１日目から2日目午前までの「その１」、２日目午後の「その２」に分けてアップします。

エリア 鋸南(千葉)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

２日目昼、安房鴨川駅から内房線で鋸山の最寄り駅「浜金谷」に向かいます。

昨夜は雨が降っていて、今もパッとしない空模様。
妻は天気が悪いなら鋸山に登りたくないというけれど、40年前の旅行で一番記憶に残っているのが鋸山。最近、テレビの「COOL JAPAN]でも、外国人の東京湾人気スポット第３位にランクインしていました。
ならば、ここは晴れおじさんの旅運を信じて、参らねばなりますまい！

１３時過ぎに浜金谷駅に到着。相変わらずコインロッカーもない小さな駅で、荷物を持ったまま、ロープウェイ乗り場に向かいました。

「見せたい絶景がそこにある。」
そうなんだ。妻よ、俺はお前に絶景を見せてやりたいんだゼ。

ロープウェイ代は、山に登りたがらない妻の分も晴れおじさんがお支払い。往復で合計1,860円。

ロープウェイ山頂駅のすぐ先に「鋸山山頂」の標識がありました。
標高は、わずか３２９ｍ。でも、この先の日本寺に絶景が待っているはず。

日本寺の北口管理所で拝観料(大人600円)を払って、百尺観音を見に行きます。

百尺観音

私が入ると大きさが判りやすくなります。
大仏は日本各地にあるけれど、このような崖を削った石像は、めったに見られないのでは？
つまらなそうにしていた妻の表情が、これを見た途端に反転したことは言うまでもありません。

観音様のアップ　　　合掌

次は、山頂展望台を目指します。

途中、こんな景色も。まるで中国に来たかのよう。

浜金谷港かな？

そして、有名な「地獄のぞき」。
昨夜の雨で先端に水溜りができているので、柵の間に足を差し込んで下を覗きました。

それが、これ。
足が不安定なので、顔から血の気が引く思い。「怖ぇー」。

後ずさりして左脇を見たら、こっちにも見事な断崖。

妻は怖がって「地獄のぞき」をせず、珍しく亭主の勇気を賞賛。
やっぱり来てよかった！？

次は、千五百羅漢道へ。

様々な観音像や羅漢像を拝みながら、北口管理所に戻ります。

同上

同上

同上

それにしても、羅漢像の表情は千差万別で、恐ろしいまでに写実的。

同上

この羅漢様を見たときは、恐れと畏れを抱いて、思わず合掌しました。

妻の機嫌がすっかり良くなったところで浜金谷駅に戻り、普通電車と特急電車を乗り継いで東京駅に戻りました。

都内の娘のマンションに後泊することにして、部屋で胸ポケットから歩数計を取り出したら、今日の歩数は１０,３０２歩。
充実した山歩きの１日でした。

完