日本航空（JAL）ビジネスクラス搭乗記（成田→クアラルンプール）快適すぎてやめられません。しかも激安です！

2019/03/04 - 2019/03/05

一体いつまでこの超裏技が続くのであろうか？アラスカ航空マイル利用による日本航空（JAL）ビジネスクラス搭乗である。

今回は「シンガポール発成田経由（日本滞在）クアラルンプール行き」の後半の日程（成田→KL）である。KLに2週間くらい滞在した後は、今度は「KL発成田経由（日本滞在）ジャカルタ行き」に搭乗予定である。

今、私はバンコク、KL、シンガポールに住んでいるようにチケットを発券し、往復ともJALビジネスクラスに乗っている。勿論、住所は日本にあり、日本に普通に住んでいる。1年に5回程度もJALビジネスに乗れるのは、裏技利用で、日本往復の実質経費が約6万円という驚異的激安値段だからである。

しかし、こんなウルトラC級の裏技がそんなに長く続くはずはない。フリーランチは直ぐになくなる。この裏技が有効なうち（2019年3月）に皆様に公開して、興味のある方々に実践して頂きたい。そんな願いを込めて、再びJALビジネス旅行記をアップした。

この裏技は以下の私（舟橋栄二）の新著『夢の国際線ビジネスクラスの旅　何とかして格安でビジネスクラスに乗ろう！　欧米編　第1弾』（おわりに）に詳しい。
◎『夢の国際線ビジネスクラスの旅（欧米編第1弾）
　　何とかして格安でビジネスクラスに乗ろう！』
https://www.amazon.co.jp/dp/B07KT222VF/ref=sr_1_2?s=digital-text&ie=UTF8&qid=1543007882&sr=1-2&keywords=%E8%88%9F%E6%A9%8B%E6%A0%84%E4%BA%8C

◎『夢の豪華客船クルーズの旅: 大衆レジャーとなった世界の船旅』
https://www.amazon.co.jp/dp/B078LPSDYJ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1514161467&sr=8-1&keywords=B078LPSDYJ

◎『熟年世代に送る 安くて豪華に旅する方法』
https://www.amazon.co.jp/dp/B07F5MW9KB

私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/

エリア クアラルンプール(マレーシア)

3月4日（月）ヒルトン成田（写真）にチェックインする。成田から午前便で海外にフライトする場合、ここが完全に私の定宿になった。私は数年前、マリオットのプラチナからステイタスマッチでヒルトンのダイヤモンドメンバーになったのであるが、これが運命の分かれ道であった。

ヒルトンの施設・サービスはマリオット・SPGに劣らず素晴らしく、私はヒルトンのダイヤも継続して欲しくなった。人間の欲にはきりがないと思いつつ、ヒルトン・ダイヤにも目がくらんだ訳である。

結局、昨年からマリオットプラチナ（50泊）ヒルトンダイヤ（30ステイ）を両方とも狙うこととなった。全て自腹宿泊なので大変なことになった。バカなおやじのバカな企てなので決してお勧めしている訳ではありません。本日は最上階の「デラックスプラスクイーン」（写真）である。客室面積は35㎡あるので1人で使うには十分の広さである。

1人旅の時は、ホテルの売店でコンビ二弁当を買って部屋で寂しく食べる時が多い。しかし、今日は何だか気分がいいので「テラスレストラン」（写真）で夕食にする。
注：ヒルトン成田にはエグゼクティブラウンジがない
ヒルトン成田の詳しい旅行記は以下参照
https://4travel.jp/travelogue/11153027

単品でメイン料理「チキンソテー　温野菜添え」（写真）だけを注文する。メニュー表に載っていた料金（2350円）は税・サ込み、しかも、ヒルトンプレミアムクラブジャパン（HPCJ）会員は20％オフになる。よって、1880円である。ボリューム満点で満足いく夕食となった。
注：ヒルトンのゴールド会員以上にもらえる「ドリンク1杯券」はここでも使える。ソフトドリンクを注文し、ご飯はサービスでつけてもらったがほとんど食べなかった。それほどボリュームがある。スタッフに聞くとよく食べる外人対応という。納得。

目覚めの朝、カーテンを開けて外の景色を見てみると青空が広がっている。Good,Good. 海外旅行に旅立つ朝の天気がいいと気分がどんどん盛り上がってくる。

ヒルトン成田の朝食メニューは結構充実しているので、ここでしっかり食事をして空港ラウンジでは軽くデザート類のみにしよう。昨夜と同じ「テラス・レストラン」（写真）に行く。

ヒルトンのゴールド以上のメンバーは2名まで無料の朝食が頂ける。しかも、1人予約で2名まで泊まれて2名の無料朝食まで頂けるので太っ腹である。これが全世界のヒルトン共通の標準サービスである。シンプルで実にいい。

ダイヤモンドメンバーはご丁寧にもスタッフができるだけいい席に案内してくれて、ダイヤモンド会員様のプレート（写真）を置いてくれる。ちょっと優越感を感じる瞬間である。シェフにオムレツも作ってもらい完璧な朝食にする。

実は、本日のヒルトン成田の宿泊は20000ポイントを使って無料で泊まっている。ヒルトンはポイント利用による無料宿泊でもエリートナイトにカウントしてくれるので有難い。おまけに、現在、ヒルトンは「アン・リミテッド」キャンペーン中で、滞在するごとに2000P、5滞在ごとに10000P（1滞在ごとに2000P追加）くれる。さらに、ダイヤモンド会員の場合、1000P無条件に付加される。よって、今回は20000Pで無料宿泊したのであるが、5000Pバックされる。これも凄い！

ヒルトンの無料シャトルバスで成田空港第２ターミナルに行き、さっそくJALビジネスクラスのカウンターでチェックインをする。待ち時間なしでチェックインでき、しかも担当の若い女性JAL職員の笑顔を見るとどんどん気分が盛り上がってくる。

いつもの通り、セキュリティーチェック、出国と済ませて空港ラウンジに進む。目指すは「JALさくらラウンジ」ではなく、アメリカン航空の「アドミラルズ・ラウンジ」（写真）である。JALはワンワールド加盟なので同じ航空連合のラウンジは同等に使える。

朝の時間帯にJALさくらラウンジに入ると、黒いジャケットに身を包んだ日本人ビジネスマンが大勢いる。彼らが競って朝食を食べている様子はまるでファミリーレストランである。決して批判している訳ではありません。お仕事ご苦労様です。日本経済を支えるために頑張って下さい！

JALとアメリカン航空は特別に提携しているのか、ここの朝食メニューはJALさくらラウンジと同じものを提供している。よって、アメリカ系航空会社にしては品ぞろいがいい。

わざわざ混雑したJALさくらラウンジに行かなくても、ここに来れば同じ朝食が楽しめる。しかも、ラウンジ内はガラガラ、静かで優雅な空港ラウンジが体験できる。

私は既にヒルトン成田で豪華な朝食を済ませてきているので、ここではデザート類のみとする。しかし、つい、これもこれもとピックアップして、見事なデザートタイムとなる。いよいよはじまった、無限食欲地獄？？？？？

ここらでパソコンを出して情報収集をする。毎日、ルーチィーンとして自宅でしているのと同じことを旅先でもする。（注：今、現在、私はインドネシアのある地方都市のマリオット系高級ホテルに滞在して4トラを書いている。）

ネットで情報収集が終わったら、次は、海外旅行の頭の準備として英字新聞を見てみる。流し読みでもいいから、英文を速読していると、海外に行った時の即戦力（会話力）がキープできる気がする。

英字新聞を読み、好きなコーヒーを飲み、滑走路に待機しているJALの飛行機（写真）を見ると、幸せ感が湧き上がってくる。1人旅でもちっとも寂しくない。気分はのりのり、Go、Goだ。

3月5日11時5分,成田発KL行き、JAL723便に搭乗する。機種はボーイングの787ー9で、座席はJALが誇る最新「スカイスイートⅢ」である。窓側の席に座れば完全個室サロンになり居住性抜群！

勿論、私は窓側席（9A）を選択したのであるが、私の前列(8A)に、赤ちゃんを抱っこした若いママが座っていた。これは一大事！若いママには申し訳ないが、私にとっては機内は書斎なので、赤ちゃんの泣き声は耐えられない。
注：この機材のビジネスクラスは7列と8列の間にトイレ・ギャレーがあり、ビジネスクラスが前半部分と後半部分に分かれている。私はアラスカマイル利用の特典チケットのため、前半部分の窓側席は予約不可になっている。フライト直前になって空席があれば移動可能。

直ぐに白いジャケットを着たチーフキャビンアテンダントに席の移動を申し出てみた。窓側は既に満席で、赤ちゃんから出来るだけ離れた（ビジネスクラスの中央ギャレーの前方）中央2席の空いている1席を確保してもらった。これでやれやれである。ママさん、ごめんなさい。

席に座ってほっと一息、早速、担当CAにジャケットを預かってもらい、カーデガンを借りる。次に本日上映の映画のプログラムを見る。成田からKLまで往路は8時間くらいかかる。結構長い時間なので、面白い映画を1本か2本見るとフライト時間を忘れてしまう。

水平飛行になってから、まずはドリンクのサービスがはじまる。いつもながら、若いCAの「舟橋様、お飲み物は何がよろしいですか？」から私の優雅な空の旅がはじまる。本日のCAは合格です。

私は日頃はビーフステーキを食べないので、往路便は洋食のコースを選ぶ。東京西麻布「レフェルヴェソンス」生江史伸シェフ監修による献立という。と言われても美食家でない私はピンとこない。本日のオードブル「アジのエスカベッシュ、穴子とラタトゥイユ、桜海老のポテトサラダ、鴨ごぼう」メゾンカイザー特製ブレッド

メインは2種類からの選択で「国産牛サーロインステーキ」（写真）を頂く。文句なくおいしい。もう1皿、お代わり？と言いたい気分であるが、そこまで下品なことは言ったことがない。機内では上品な紳士、ダンディー舟橋を演じているのだ。

ダンディーとは「あか抜けしてしゃれた服装や身のこなしの男。そういう様子。」私は服装のセンスはまるでないが、毎日スポーツクラブに通って体を鍛えている。よって67才になった今現在でも体型は引き締まっており頭髪もしっかりある。よって、ジャケットを着てビジネスクラスに乗り込めば、もう「大企業のエグゼクティブ」である。と思い描いている。

この夢想、想像力がいい。単なるリタイアおじさんが、自宅でごろごろしていては夢も希望も健康もなくなり、早死にまっしぐらである。病に倒れて、直ぐに死なせてくれればいいのであるが、現代の医学は困ったものである。半病人で助けてしまう。

その後、本人は長い長い闘病生活に苦しみ、家族はその介護に疲れ果てる。簡単に死ねない、いつまで続くのか、この介護地獄？誠に面倒な「長寿国家日本」になったものである。ただ、救いもある。

私の妻の父は90歳を超えて元気であったが、ある日の夜、夕食をいつものように家族と一緒に食べて寝室で寝たのであるが、翌朝、亡くなっていた。天寿を全うし安眠した。誠に見事な死に方で、これが一番経済的にコストがかからない。勿論、本人も家族もこれが最高の死に方である。

経済的コストから「いかに死ぬか？」を考察すると面白い。老後破産を回避するためには本気で「死に方」を研究する必要がある。医者・病院・薬に頼らず、自分で健康管理を徹底し90歳頃まで（人の世話にならず）自力で生活する。コストを抑える。

そのためには「60代70代が最も大事な時期」となる。退職金その他の余裕資産を老後のため、としてしっかり握りしめ保守的な生活に入っていくと気分まで保守的になり、心身共に衰えていく。

今や、人生100年時代。定年退職の65才からまだ35年間もある。この長い長い老後を「生き生きと、充実して、夢のように素晴らしい第２の人生」にしたい。しかも金持ちではなく、普通の庶民として。では、どうしたらいいのか？

今、私は本当に充実した老後を過ごしている。旅好きな私にとって、退職後がこんなにも面白く素晴らしいものになるとは夢にも思っていなかった。健康管理、資産運用、安くて豪華な旅の裏技追及…、私の実践が皆様のお役に立てば、と思いつつ、早くもKLに到着である。

現地時間午後6時過ぎにKL空港に到着し、急いで本日のホテル「ヒルトン・ペタリンジャヤ」（写真）に向かう。最近の私は機内持ち込み可の小さいスーツケースで飛行機に乗り、入国審査はビジネスクラスの優先レーンを使い、スーツケースのピックアップをせずに真っ先にKLセントラル行きの直通電車に乗る。

午後7時半頃にヒルトンホテルに着き、エグゼクティブラウンジ（写真）に直行する。幸い顔見知りのスタッフ（若い男性、マレーシア人）がフロントにいたので、軽く挨拶してラウンジ内に入る。

このホテルの夕方のカクテルタイムは午後6時から午後8時まで、顔見知りのスタッフが「食事を先にしてチェックインは後でいい」と言ってくれたので、早速、ラウンジ夕食にする。

今日は朝から食べまくりの1日であるが、時間が経って来るとお腹が減ってくるものである。まずは、新鮮野菜にチーズ類、そしてフルーツを盛り合わせて私のオードブルとする。ジンジャエールで乾杯である。

お次はメイン料理としてホットプレートから肉団子、魚フライ、パスタ、そして、定番の寿司を盛り合わせる。これで十分、夕食になる。

最後はスイーツとカプチィーノで夕食を終える。成田発KL行きのJAL便に乗ると、どんなに急いでもホテル到着が午後8時近くになる。カクテルタイムは午後5時半から午後7時半までのホテルが多いなか、午後8時までオープンしているヒルトンペタリンジャヤはありがたい。

夕食の後、部屋に入ってみると「ウェルカムフルーツ、チョコレート詰め合わせ」が置いてあった。私あてのレターを添えて。何とも至れり付くせりのサービスで恐縮してしまう。もっと凄いのは「本日は全くの無料宿泊」ということである。
→「ヒルトン・ペタリンジャヤ」に続く

この旅行記へのコメント （2）

• wakupaku2さん 2019/03/09 13:33:06

  私も使っています。

  funasanさん
  
  いつも豪華な旅行記を楽しみにしています。
  
  私も使っています。
  バイマイル、バイポイントが好きです。
  
  日程に余裕がある人にはお得なマイルですね。ストップオーバー使っても、AS使わない片道が高くなって・・です。乗り続ける人にはいいんですけど・・
  funasanさんのように時間もお金もある人がうらやましいです。
  
  ヒルトンダイヤ、いいですね。私はラディソンにステータスマッチしたので、これからヨーロッパで２泊して、実験する予定です。ラディソンは情報があまりないので、、、
  

  funasanさん からの返信 2019/03/09 13:44:36

  Re: 私も使っています。

  知る人ぞ知る裏技の数々…、wakupaku2さんも同志でしたか。ネットの深くて暗い水面下に、密かに流れてきたお得情報をキャッチし、素早く実行する。
  しかし、この裏技を実行しようとすると結構ハードルが高いですね。普通の社会人では日程的にきついですね。
  私はこの激安JALビジネスとマリオット・ヒルトンのホテル修行がセットです。