足まめ母娘のポルトガル２人旅～リスボンからポルト～⑥ 日曜日のポルト観光（アズレージョめぐり・ドウロ川の夕景）

2019/01/10 - 2019/01/16

２０１８年７月の北欧旅行の帰りに、母が「次はポルトガルに行く！」と言ってたと娘が言う。そうだったかな？「そう言ってたのなら行こう」と決まった今回の旅行。
娘の仕事の関係で７日間といっても１日目の深夜に出てリスボンとポルトに行くので、飛行機やポルトガル国鉄での移動を除くと観光に使えるのは３日間。リスボン１日半、ポルト１日半です。
１月は日の出が８時前、日の入りが17時半くらいと短めですが、どちらも小さい町なので充分に楽しむことができました。最後の最後、ポルトガル航空では到着が遅れてリスボンの空港で走りました。
ポルトガルに行くと言うと何人かの人が、ヨーロッパの果てと答える。確かに遠かった。でも行ってよかった。大満足の旅になりました。
すべて個人手配です。日程は、
1/10（木）エミレーツ航空　関空→ドバイ乗り継ぎ→リスボン到着は1/11（金）
　　リスボンのホテル：Portugal Boutique Hotel（ポルトガルブティックホテル）
1/11（金）～12（土）　リスボン観光
1/13（日）ポルトガル国鉄　リスボン→ポルト
　　ポルトのホテル：Mercure Porto Centro Hotel（メルキュールポルトセントロ）
1/13（日）～14（月）　ポルト観光
　　ポルトのホテル：Pestana Vintage Porto Hotel（ペスターナビンテージポルトホテル）
1/15（火）ポルトガル航空　ポルト→リスボン
　　　　　エミレーツ航空　リスボン→ドバイ乗り継ぎ→関空到着は1/16（木）
行く前の天気予報では雨が多いとのことでしたが、連日晴天に恵まれて暑いくらいでした。
日が短いぶん、夕景や夜景を存分に楽しむことができました。

エリア ポルト(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

1月13日（日）ホテルのチェックインをして街歩きに出発します。
ホテル前のバターリャ広場（Batalha）

バターラ広場 広場・公園

何かのネットのページでポルトにあるアズレージョの美しい建物ベスト7というのがあった。
いくつかがホテルの近くで、全部歩いて行けるところなので、まずはそれらの場所からめざしてみようと思います。

アズレージョ１つ目：サントインデフォンソ聖堂
バターリャ広場の象徴的建物。全体的に約１万枚のアズレージョがあって美しい。改修中のようです。門が閉まっていて中に入るのがはばかられる。

サント イルデフォンソ教会 寺院・教会

夜になって、聖堂からたくさんの人が出てきている。日曜日だからミサがあったんでしょうか。

少しライトアップされた聖堂は幻想的に見えます。

アズレージョ２つ目：Igreja　da Crdem
泊まったホテル：メルキュール・ポルト・セントロの横の細い道を少し進むとありました。18世紀に完成した古い教会。幅は広いけれど奥行きは薄く狭いです。

アズレージョと花崗岩の彫刻が美しいです。こんな細い通りの目立たない場所にも素敵なアズレージョがあふれています。

2つ目の教会から坂を下って行くとサンベント駅に出ます。駅の向こう側の急な坂よりは遠回りですが坂は緩やかです。サンベント駅はポルトの中でも有名な観光名所。駅の外観は落ち着いています。

アズレージョ3つ目：サンベント駅

サン ベント駅 建造物

奥は普通の駅です。

駅舎の中はタイル装飾のアズレージョだらけです。
ジョアン1世のポルト入城などのポルトの歴史が描かれている。

約2万枚のタイルを使っているらしい。

アズレージョ4つ目：コングレガドス教会
サンベント駅のそばの交差点にあるアルメイダガレット広場にある教会。アルメイダ・ガレットはポルト出身のポルトガルの詩人です。サンベント駅のそばなので目立たないけれど、上品で美しい教会です。

コングレガドス教会 寺院・教会

サンベント駅からリベルダーデ広場に行く時に通りますが、意識していないと見逃してしまいそうです。

新聞売りの青年の像
コングレガドス教会を通り過ぎて、リベルダーデ広場へ行くところにあります。なかなかおしゃれな姿です。さすがヨーロッパ。新聞の両面にちゃんと記事が書いてあります。

サンベント駅からすぐのリベルダーデ広場。両側は車が通る道になっています。ポルトガル銀行など特徴のある大きな建築物が並んでいます。
日曜日だからなのか？何かあるのか？お巡りさんもパトカーもたくさん出動しています。特にこのあたりはものものしい。吹奏楽団が町中を行進しているのにも出会いました。

リベルダーデ広場 広場・公園

マクドナルド・インペリアルは世界一豪華なマクドナルドだとか・・
リベルダーデ広場のほうに行くとすぐ右側、新聞売りの青年の像の近くです。

マクドナルド (ポルト インペリアル店) ファーストフード

テラス席があって、そこの食べ残しに鳩が群がっていました。その横で平然と食べるお客さんがすごいと思いました。

中に入るとシャンデリアがあり豪華な感じはあります。元々あったコーヒーショップをそのまま使用しているということです。奥にはトイレもありました。
世界一美しいといわれるブダペストのマクドナルドとどっちが豪華で美しいんでしょうか？

ドンパブロ4世の騎馬像　

1番奥に見えているのがりっぱな市庁舎。もっと奥にはトリンダーデ教会や地下鉄のトリンダーデ駅があります。　　

宮殿を改修したインターコンチネンタル・ポルト・ホテル　

坂の先にグレリゴス教会が見えているので上がっていきます。途中にフライングタイガーコペンハーゲンがあったのでフォークを1ユーロで買う。

坂の上の教会の前から振り返るとこんな感じです。

今日は日曜日なので人が多くて路上パフォーマーも多い。
この人は人形の靴と自分の靴がつながっていて、すごく上手に踊っていた。観客が多かった。

グレリゴス教会
18世紀に完成したバロック様式の教会です。教会の見学は無料です。

クレリゴス教会 寺院・教会

ドーム型の天井が明るくきれいに見えます。

主神は王冠をかぶって楽しそうに踊ってみえる王女様。

気になったのがこのおっぱい。すごい。ありえない。見とれてしまった。

グレリゴス教会そばの何気ない建物にもアズレージョがいっぱいです。

グレリゴスの塔は遠くからでもよく見えるポルトのシンボル。
　

その近くポルト商工会議所の前に、ポルトの文字のオブジェがありました。

人気があるので誰も写っていない写真を撮るのがたいへんだった。

そのまま進んでいくと、コルドアリア庭園
これはスペインの彫刻家の４組のベンチの作品「１３人を笑わせる」
階段状になったベンチで下の段でさかさまになって今にも落ちそうな男性がいて、上の段ではそれを見て大笑いしている人がいる。そんなのが4つあります。

コルドアリア公園/ジョアン シャーガス公園 広場・公園

コルドアリア庭園の斜め前あたりにものすごく大きな建物があります。古そうな建物で人の出入りも多いので博物館かなにかかと思ったら、サントアントニオ総合病院でした。以前は王宮病院だったそうです。

1770年から建設が始まったパラディアン様式の建物。パラディアン様式はギリシャの古い建築様式で丸い柱の列がある。確かにギリシャのパルテノン神殿とかそうだった。そしてこの古い建物にも柱があります。

アズレージョ5つ目：カルモ教会
1つの教会に見えますが、左側はカルメル教会。右側がカルモ教会。その間1メートルくらいの幅で窓が上下2個あるところに人がどんどん入っていきます。1980年までは普通に人が住んでいたようですが、今は何になっているんでしょうか？

カルモ教会 寺院・教会

カルモ教会の右側の壁は全面アズレージョ。国内最大級だとか。

確かに大きい。

カルモ教会のそばにはポルト大学がありました。学生の数がポルトガルの大学の中で最大で、優秀な大学みたいです。そんな大学がこんな観光客がいっぱいのところにあるなんて不思議です。

ポルト大学 建造物

ライオンの噴水・・羽の生えたライオンたちです。噴水の水圧は低いなぁ～

歩いてサンベント駅まで戻って、地下鉄に乗りました。

サンベント駅から１駅でジャルディンドモーロ駅に到着。

メトロ (ポルト) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

途中から地上に出て、ドンルイス1世橋の上を通って行きます。橋を渡ったところが駅です。

少し前に進んで、ここから左にぐるっとまわって

坂を上って行くとセーラドピラル展望台です。

展望台の後ろにあるのがノッサセニョーラドピラール修道院。白い丸い建物です。

セーラ ド ピラール修道院 寺院・教会

ブロックのような壁の上にあります。

セーラドピラル展望台からの眺めはドウロ川が先のほうまで見えてすばらしい。

ドンルイス1世橋もよく見える。

カイスダリベイラ

よく見るカイスダリベイラの写真はここから撮ったものだと思う。

下を見るとさっきのジャルディンドモーロ駅が見えます。

ヴィラノヴァデガイア　さすが日曜日、道には露店がたくさん出ています。この道を左に行くとロープウェイ乗り場です。

坂を下って行きます。ロープウェイの上の駅は修道院の下、地下鉄のジャルディンドモーロ駅をドンルイス1世橋のほうに戻ったところにあります。

少しづつ赤くなってきました。夕景の時間が近づいています。

上の駅には無料のトイレがありますが、ロープウェイ利用者のみ使用可と書いてありました。

自動切符売り機はあるけど、これでは買えない。受付に行って買います。片道6ユーロ、往復9ユーロ、クレジットOK

ゴンドラに乗るときにはそばにスタッフはいません。自分のタイミングでひょいと乗ります。

テレフェリコ デ ガイア (ロープウェイ) その他の交通機関

乗るときには来ないのにその後写真を撮りにスタッフが来ました。写真は上から下の時だけでした。下に着いたら写真ができてました。強引なことはなくさらっとお断りしました。写真を撮り終わったころにドアは自動で閉まりました。

夕焼けが始まる時間です。

ノッサセニョーラドピラール修道院もきれいに見えます。

美しい夕景が見れてロープウェイに乗ってよかった～　

ロープウェイからちょっとだけウサギが見えた！

約５分で下の駅が見えてきます。

ヴィラノヴァデガイアを歩いているとロープウェイはこんな感じで上を通ります。

ヴィラ ノヴァ デ ガイア 散歩・街歩き

対岸のカイスダリベイラに夕日が当たっています。

さすが日曜日、ヴィラノヴァデガイアも人が多いです。
たくさんの露店が出ていました。コルク製品の店が多かった。

ロープウェイから見えていたうさぎアートです。廃材を集めて作られているそうです。

このあたりで「ワインを試飲していきませんか？」と声をかけられました。ポートワインのワイナリーや販売店がたくさんあります。ここは帽子をかぶってマントを着たSANDEMAN（サンデマン）

サンデマンの近くに小さなアズレージョの教会がありました。

ヴィラノヴァデガイア側からドンルイス1世橋の下をリベイラ側へ歩いて渡りました。

ドン ルイス1世橋 現代・近代建築

下の橋はずっと車が走っているし、歩行者通路が狭くて、歩いている人も多い。

途中で止まることができずひたすら歩いて渡りました。

渡り終わったところにギンダイスケーブルカー乗り場があります。高低差61メートルあります。

カイスダリベイラ　日曜日は人が多い。露店が多い。

カイス ダ リベイラ 旧市街・古い町並み

お土産の刺繍やコルクを売っているおばちゃんがいっぱいいました。

路上パフォーマーも多い。こちらはみんなで楽器と歌と、旗を振ってダンスです。楽しいパフォーマンスです。その近くではギターを弾いてじっくり聞かせる人もいます。どちらもとても素敵で楽しい。

暗くなってきました。夜景は明日見る予定なので、

ギンダイスのフニクラール（ケーブルカー）に乗ってホテル方面へ戻ります。

リベイラ　→　バターリャ　
1人2.5ユーロ　キャッシュオンリーです。日曜日だからか超満員です。立って乗ります。無人運転です。

フニクラ 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

約3分の短い時間で到着です。
到着したら階段を上って地上に出ます。エレベーターもあったけど故障中でした。

ギンダイスからバターリャ広場まで歩いて2～3分です。サンタカタリーナ通りへ行きました。

時計があって鐘の音で時間を知らせてくれるfnac。ここの1階にはファストファッションの「Ｃ＆Ａ」がありました。

そこから右に曲がっていくと　スーパーマーケットのピンゴドーセ（pingodoce）があります。
ここでお土産を大量買いしました。

ピンゴドーセ スーパー・コンビニ

ホテルに帰って、ポットでお湯を沸かして　持参のどん兵衛を食べました。やっぱり出汁はいい。箸を忘れたのでフライングタイガーで買ったフォークで食べました。

次の旅行記　⑦ポルト観光（大聖堂と行列の本屋さんとサンタカタリーナ通り）に続きます。

メルキュール ポルト セントロ サンタ カタリーナ ホテル