2019/03/01 - 2019/03/02
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Joshuatreeさん
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愚かな人類は何度失敗を繰り返すのだろうか。
あれは先週のある夜。ファイスブックを見ていた私はふとある広告に目を奪われました。その内容は、ロサンゼルスからサンフランシスコへのバスが片道わずか4.99ドル~というもの。安さに釣られた私は、すでに先に寝ていた妻に確認をすることなく速攻で大人一人分の往復の予約を入れてしまったのです。次の朝、妻に軽くキレられました。
私の妻の勤務先は土日祝日が休みというわけではありません。シフトでの勤務で、ほとんどの土曜日は出勤日になっています。土日祝日が休みの私と休みがずれることは珍しくありません、土曜日一緒に休めなくてごめんね、一人でゆっくりしてきてと普段の土曜日はハイキングや山登りに行く私を優しく送り出してくれるのです。そんな妻の心遣いに、私はすっかり甘えすぎてしまっていたのでしょうか。いつも通り土曜日の単独旅行は大丈夫、バスの長距離旅行は妻は興味ないだろうと勝手に考えて今回も一人の旅行を予約しました。
ところが。今回私が選んだ旅行先は、妻が好きな都市たぶんナンバーワンのサンフランシスコ。なんで一人だけで楽しんでくるんだと、嫉妬心に火をつけてしまったようです。
もう予約してしまったものは仕方ありません。サンフランシスコには私一人で行くことにしますが、あまり妻の気分を害してもいけないので、妻が愛して止まない以下のような場所は今回避けることにしました。
-Swan Oyster Depot
-Swensen's Ice Cream
-Ghiladeli Chocolate
-Humphry Slocombe
-カニ料理屋全般
その他、中華の点心を買った場合はいくつかお土産に持って帰ることを約束しました。
そんな感じで、今回は上記の場所を除いたところで私好みの場所を探して回ることにしたのです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
フェイスブックに出てきた広告。Flix Busでは早く予約すればするほどチケットを安く購入できるようです。ロサンゼルスとサンフランシスコ間は4.99ドルから、ロサンゼルスとサンディエゴ間はなんと99セントから。
今回はできる限り早く試してみたかったので、1週間後のバスを予約しました。行きが14.99ドル、帰りが9.99ドルのものが見つかりました。これに、手数料の2ドルが加算されます。さらに、私は景色がよい席がよかったので指定席を予約し、これが往復それぞれ2.99ドル。
クーポンを使ったりで、合計は往復で32ドルほどになりました。
最低価格での購入ではありませんが、ロサンゼルスからサンフランシスコの距離は東京から大阪間よりもずっと遠いことを考えると、この値段でもまだかなりお得な料金です。 -
Flix Busのロサンゼルス内のバス乗り場はユニオンステーションとUCLAの2つ。私はうちから近いほうのUCLAを選びました。
UCLAは真ん中にBig Blue Busなどが発着するバスターミナルがありますが、Flixbusが発着するのはそこではなく、西の入口のところです。 -
このバス停のあたりから出発です。
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Flixbusの標識もあります。
-
出発時のロサンゼルスの気温。
アメリカで走っているバスのことだから、中はどうせ強烈な冷房が効いているだろうと思い、かなり暖かめの服装を着てきました。歩く毛布のような。目的地のサンフランシスコの天気は雨だということで、防水ジャケット、ハイキングシューズなども装備です。着すぎたようで、バスの到着を待っている間はちょっとした我慢大会。
バスは夜9時出発、朝の5時15分にサンフランシスコ到着予定です。 -
今回は2Aの席を予約していましたが、バスに乗り込む時ダブルブッキングでその席は空いていないと言われてずっこけました。指定席の追加料金も払ったのに。ただ、指定席を予約していた他の人たちの様子を見ている限り、指定席を予約した人たちには余裕があれば二席づつ使わせてくれるように割り振ってくれているみたいでした。後ろから詰めて座るように言われた自由席組と、前のほうからたっぷり二席ずつ割り当てられた指定席組と。前のほうは横になって寝ている人が多めでした。飛行機みたい。今後も同じようになるなら、次の旅行でも指定席にしようと私は固く心に誓ったのでした。
ところでバスには電源もついています。心配した冷房はそれほど強くありませんでした。 -
カップホルダー。
行きのバスだけあり、帰りのバスにはありませんでした。バスによって設備が若干違うらしい。
席の横幅は狭め。前後幅は十分でした。シートが固めで少し腰が痛くなりましたが、自分で運転している時はできない、好きな時にうとうとしたり外の景色を楽しんだりを繰り返してのんびりしました。 -
この時期のこの便のバスは、日の出前にサンフランシスコに到着予定です。
暗いうちに危ない場所には行きたくないので、事前にサンフランシスコの危険地帯を調べてみました。GoogleでSan Francisco Crime Mapと検索語を入れてみると、不動産会社などのウェブサイトがいくつか出てきました。例えば、Truliaのこんなページとか。
https://www.trulia.com/research/trulia-local/
これらによるとFinancial Districtなど内陸部は危ないようなので、到着後すぐは海沿いを歩くことにしました。
現地への到着は予定より少し遅く、5時半過ぎ。まだあたりは明るくなっていません。気温こそロサンゼルスとほとんど変わりませんでしたが、雨が降っているのと風が強めで体感気温はかなり低め。 -
駅の横あたり。浮浪者がたくさんいて、そのうち何人かが近くのスタバを教えてと着いてきました。
ロサンゼルスの浮浪者がよく言うのは、お釣りのコインが余ってたらわけてというセリフ。物価の高いサンフランシスコだと、浮浪者がねだるのも高級なものなのかな? -
野球場の横。ポケモンGoをしながら北上していきました。
ポケモンGoのゲームではいつもと違う場所や天気の時に遊ぶと違うキャラクターが手に入るのですが、今日の環境はまさに私にとって最高でした。ロサンゼルスではほとんど見ないレアキャラがあたりにごろごろ。
ただ、風が強くて何度も傘が飛びそうに。雨で指も滑るし、ゲームに向いていない天気です。 -
ベイブリッジに向かって。
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ベイブリッジをくぐった後。
暖かめの服装で来ましたが、外に出ている顔と手が寒い。 -
大きな矢のところ。
このあたりでだいぶいい時間になってきたので、街中に入って朝ごはんを食べに行きます。目指すは事前に調べていたステーキ屋。 -
サンフランシスコは高いビルが多く、スマホのGPSが狂いまくりでちょっと迷いました。ようやく到着。Tad's Steakです。
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中にある大きなメニュー板。
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テーブルの上にあるメニュー。
朝食はステーキ&エッグが人気らしいのでこれを注文。 -
今日は運転しないので朝からワイン。
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来ました。
味付けは他のレストランと変わらないような気がしましたが、すべての店員さんが笑顔で明るくて、その効果か最高に美味しかったです。 -
食事の後はピア39を目指します。
ユニオンスクエアを通りすぎて・・ -
チャイナタウンも通り過ぎて・・
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教会の横を歩いて・・
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Mama'sは朝の9時半でもまだ行列。
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ピア39に到着。早めの時間帯なのと雨なのとを合わせてか人が少なめです。独占できて贅沢な気分。
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アシカに会いに。人が少ないので最前列に陣取ってゆっくり見れました。
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アルカトラズはちょっと霞んでます。
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チューリップが咲いてました。
この後は、またポケモンGoをしながらゆっくりフェリービルディングへ。 -
フェリービルディング。
妻へのお土産を探して、中を1時間半ほどゆっくり探索。
いいチョコレートが見つからなかったので、アーモンドを買いました。 -
お土産を探すのにゆっくりしすぎたので、早歩きでチャイナタウンに戻り、ランチのテイクアウトのお店を探しましたが、妻のお気に入りの店が見つからず・・。私が覚えているのは赤い暖簾のお店というだけで、名前は知らなかったのです。
バスの時間も迫ってきたので、ランチはマックに。美味しそうなお店が周りにあふれているのに、時間配分に失敗したせいでロサンゼルスにもどこにでもあるものになってしまいました。 -
またユニオンスクエアを通りすぎます。
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バス乗り場に着きました。帰りのバスは、午後1時発のを予約しました。ロサンゼルスのUCLAには、午後8時15分に到着予定。帰りのこの便のほうが行きに使ったものより経由地が少なく、乗車時間が短めの設定です。昼間の運転だと渋滞もありそうに感じますが、予定通りに到着するんでしょうか。
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帰りの便には、シートポケットがありませんでした。行きの便でスマホを充電する時に便利だったのに。
逆によかったのはシートが柔らかめで、帰りは体が楽でした。 -
バスからの景色。やっぱり昼間の便だと夜の便よりいろいろよく見えます。今回は菜の花が咲いている地域が多く景色が綺麗でした。
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緑の草原に、黄色い菜の花がたくさん咲いていました。写真を撮ったらまざって黄緑の地面に。
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帰りの一つ目の休憩地で。激安バスのMega BusとFlix Busとの共演。私は今回後ろのほうのバスでの旅です。
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アーモンド林の間を突っ切ったり。今の季節は花が多くてほんと綺麗でした。
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アーモンド林を横から。逆光でうまく撮れませんでしたが。
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帰り二度目の休憩地。西部劇風のところで、なんかよかったです。ここでは25分くらいゆっくり止まってくれました。
ここの後はUCLAまで休みなし。渋滞もなく予定より少し早い8時前に到着しました。
前日の午後9時に出発して、戻ってくるまで24時間以内。少しあわただしい旅行でしたが、少しの費用でかなり充実した時間を楽しむことができました。雨の日でこれだけいろいろできたんだから、晴れの日だともっと選択肢も広げられるはず。次は妻と一緒に、またサンフランシスコだけでなくサンディエゴなども行ってみたいと感じています。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ことりsweetさん 2019/03/07 09:53:40
- 往復4.99ドル♪
- Joshuatreeさん、はじめまして。
私の長崎旅にイイネをありがとうございました。
Joshuatreeさんの旅先はアメリカが多いですね。
ウチもかつては主人の意向でアメリカ行きが多かったです。
(最近は私の意向でヨーロッパもいきます。)
SFはよく行く地域ですがロスからのバス旅を
奥様に聞かずにいきなり決めたんですね。ぷぷぷ。
その成り行きも面白いし、バス旅は私が
独身時代に経験しましたが、女性一人にとっては
ちょっとコワかった思い出があります。
私もつたない英語でバスのチケットセンターで
頼んだはずのチケットの件でトラブルがあり
おじさんと口げんかした覚えがあります。笑
Joshuatreeさんはバスのブッキングとか指定券でも
トラブルもあるんですね~
ともあれ、ちゃんとお土産ゲットで
よかったです。次は快晴のフィッシャーマンズワーフで
楽しめるといいですね!
- Joshuatreeさん からの返信 2019/03/07 13:21:32
- Re: 往復4.99ドル♪
- ことりsweetさん、こんにちは。いつも、ことりさんのセンスいい写真に癒されています。ありがとうございます。
私は今ロサンゼルスに住んでいるのですが、妻と連休の休みがあうことがあまりないので近場中心で楽しんでいる感じです。私は忘れ物とか失敗が多くて、ことりさんが今回行かれた長崎でも財布を落としたりお土産の置物を落として割ったりなどがあって旅行記を読んでいる時ちょっぴり心の傷が痛み返したりもしたりしましたが、バス旅はなぜか運がいいことが続き、今までロサンゼルス発の長距離バスを数十回使った中ではたった一度だけ目的地を運転手が間違えて深夜3時に知らない街に置いてきぼりにされたことがあったくらいで後は順調なのです。そんなわけで私はバス旅も気に行っているのですが、妻は生まれてから今までに一度だけ乗った路線バスでいい思い出がないので、路線バスや長距離バスは抵抗があるようです。ツアーバスには結構乗っていていい思い出もたくさんあるんですが。路線バスに乗ったその日はクリスマスの当日で車内はパーティーで酔っ払ったと思われる人だらけで大騒ぎの状況で・・。怖い思いをしたようです。
そんなわけで今回私がサンフランシスコ線のバスの話でいいことをいろいろ伝えてもバスで行こうとは決断するまでには思わないし、でもサンフランシスコには行きたいし、私が運転して自家用車で行けば一番簡単なんじゃない?という方向になってしまっています。私は運転はそこそこ好きですがサンフランシスコまで日帰り往復はちょっと・・、という思いなのです。もうちょっとバスのいいところをプレゼンする必要があるかな、と。
-
- M-koku1さん 2019/03/05 00:34:02
- 面白そう!
- 自分でロスからソノマまで運転して行ったときは、相当きつかったですが、バス!
荷物なしなら、いい選択ですね!
夜行は日本でもなかなかいいですよ!時間節約になるし、安いし、素敵な日帰り旅行だと思います。
ピアまでいらしたなら、ギラディリでチョコを買えば、奥様も喜ばれたのではないかと。
私ならsees かな?
営業不振なのか、最近店舗数が減ってるシーズ!
サンフランシスコが本店ですが、どうなってるのかしら?
つぎのサンディエゴを楽しみにしています!
Mより
- Joshuatreeさん からの返信 2019/03/05 23:37:17
- Re: 面白そう!
- Mさん、こんにちは。
バス旅、いいですよね。私は昔ロサンゼルスとラスベガス間の長距離バスをよく利用していたのですが、今回の旅でまたその熱が再燃してきてしまいました。その時使っていたGo to Busは、最低価格こそFlix Busには及びませんが、かなり安い価格で買えるのです。時間があまりにもかかる(自家用車で行く場合の2倍以上)なので使う回数が減っていましたが、昨日ふと思いだしてサイトを見てみると早く行ける便もかなり増えているのです。
ところで、ギラディリやシーズはロサンゼルスでも空港でも買えるところが多いですし、ギラディリはスーパーで買ったほうが格安だしで私達はサンフランシスコに行った時もあまり買いません。サンフランシスコのギラディリに行った時はパフェを食べるのが習慣です。私は子供の頃パフェなんて食べたことがなかったので見るだけで興奮します。前回行った時は甘すぎるのを選んでしまって、私も義両親も一口でギブアップしたのですが、妻は残りを一人で全部食べてご満悦のようでした。
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