2018/07/27 - 2018/07/28
381位(同エリア1112件中)
norijiroさん
- norijiroさんTOP
- 旅行記136冊
- クチコミ2件
- Q&A回答0件
- 178,555アクセス
- フォロワー19人
渡航の機会は年間にそう何度もあるわけではないので、どうせなら周辺の国にも足を伸ばしてみたい。一旅行一国では効率が悪いのである。往路で申し訳程度にトルコに立ち寄ったが、できたことといえば空港のなかでイスタンブール土産を買っただけ。できればもう一国、それもトランジットではない、ちゃんとした訪問の実績をつくりたい。マルタは島国のため近隣国へ到達するのは容易ではないが、どこかないだろうか…と調べると、唯一イタリア、それもシチリア島との間にフェリーが運航していて、日帰りツアーが盛んな模様。よし、行くか、イタリアへ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
日帰りツアーのホテル出発時間として指定されたのは朝の5時すぎ。朝5時などと気軽に言ってくれるが、1分前は朝4時台なのである。リゾート気分でだらけきっている身にはあまりにも早すぎる。ちなみにツアーを終えてホテルへ戻ってくるのは夜の日付も変わるころのようで、イタリア日帰りはなかなかつらい。
-
かなり大型のフェリーに乗って出発。物資輸送のトラックも満載されている。シチリア島を経由してヨーロッパ大陸へ向かうのだろうか。
-
マルタの日の出。
-
朝焼けに染まるバレッタの町をみながら、地中海を渡る。シチリア島までは約2時間。結構近い。
-
船内には売店があり、軽食やお菓子、飲み物などが販売されている。当然、朝食など食べる時間もなかったのでありがたい。
-
船内のソファーで二度寝しているうちに、あっという間にシチリア島の南端、ポッツァーロへ到着。港の周囲には何もない。
-
シチリアの車窓から。色彩があり、マルタとは街並みがまったく違う。
このツアーは「イタリア・シチリア島へ! タオルミーナとエトナ山日帰り観光ツアー」というものであり、「有名リゾート地タオルミーナと活火山エトナ山へとご案内します」とのこと。イタリアの本土は今後行くこともあるだろうが、シチリア島はなかなか機会がなさそう。シチリア随一の保養地といわれるタオルミーナでたっぷり保養したい。 -
港から大型バスに揺られて約2時間、ついにタオルミーナへ到着。
-
ツアーということで、何の予備知識もなくやってきた。海岸の海水浴場を見ながら、「ここがタオルミーナか」と思っていると、バスはいろは坂のようなつづら折りの山道をどんどんと登っていく。
イソラ ベッラ 自然・景勝地
-
バスの運転手は国宝級の超絶技巧の持ち主で、ヘアピンカーブ、邪魔な路上駐車、絶え間ない対向車をものともせず、行く手を遮るあらゆる物体をすれすれでかわしながら進んでいく。神のようなドライビングだ。
-
駐車場についたわれわれを謎の生首?がお出迎え。日本でこんなものを軒先に並べればナントカ珍百景認定、ご近所づきあいも微妙になること確実かと思うが、それなりに絵になるところはさすが芸術の国である。
-
町の入り口・メッシーナ門をくぐって旧市街へ。
-
門をくぐった先のウンベルト通りがこの町のメインストリート。クリーム色や淡いピンク色の家々が並び、壁面を花や植物が飾る。女性誌風にいえば「かわいい街並み」とでも表現できようか。無骨なマルタとは違う。
ウンベルト1世通り 散歩・街歩き
-
本来であれば、そのかわいさを時間をかけてゆっくりと堪能したいのだが、われわれ「ツアー者」は時間がない。タオルミーナでの自由時間はわずか2時間である。ぼやぼやしているとあっという間に集合時間となってしまうため、まずはこの町のシンボル・ギリシャ劇場へと急行した。
ギリシア劇場 史跡・遺跡
-
ギリシャ劇場はその原形が紀元前3世紀に建設され、その後の2世紀ごろにローマ風に再建されたものが現在に伝わっている。特筆すべきは、やはりこの絶好のロケーションであろう。海に面した標高250メートルほどの岩場を削って作られているため、舞台の向こうにイオニア海とエトナ山が織りなす壮大な眺めが楽しめる。開放感は抜群で、古代人もいいところに目をつけたものだ。かのゲーテもシチリア島を訪れた際に「この劇場から見るパノラマは世界一の美しさ」と絶讃したとか。まさに文豪お墨付きの偉観といえる。
現在もたびたびコンサートなどで使用されているようで、2000年間にわたって使用されているというのがすごい。 -
古代遺跡としても見所十分。
-
舞台の逆側からはメッシーナ海峡(イタリア半島の「つま先」とシチリア島の間)が見渡せる。こちらも同様に素晴らしい眺め。風が吹き抜けて気持ちがよい。
-
たっぷり時間をとって劇場を見学したかったが、何せ時間がない。未練を残しつつ再び町へ。町のメイン広場となっている4月9日広場。床の模様が美しい。
4月9日広場 広場・公園
-
広場の海側はテラスのようになっており、透きとおるような美しい海を見ることができる。
-
まちなかの時計塔は、かつてこの町が三重の城壁で守られていた名残らしい。
-
こんな小道に誘われてその奥へ…といきたいが、誘われていると時間がなくなる。こんなに駆け足で観光してよいところなのだろうか。
-
昼は本場のシチリア料理…としゃれこみたいが、しゃれこんでいると時間がなくなる。ヨーロッパのレストランはランチでもかなり時間がかかるので、ちゃんと食べようとしたら、おそらくそれだけで2時間が経過しよう。
というわけで、カフェ風の店で売れ残りのライスコロッケをいただく。なかはトマトクリームソースのリゾット風で、思いがけずなかなかの逸品。ライスコロッケとシチリアの関係性が長らく不明だったのだが、最近、会社近くの回転ずしで「シチリア風ライスコロッケ」という期間限定メニューがはじまった。名物だったのなら、それなりにシチリアの味を堪能できたといえる。 -
慌ただしい滞在だったが、それなりに名所も見られて楽しめた。続いてはエトナ山へ。
観光案内所(タオルミナ) 散歩・街歩き
-
弾丸ツアーのはずが、出た、ツアーの定番「土産店へのご案内」。弾丸を気合いとオトナの事情で静止させ、無理矢理にでも土産店タイムをひねり出すのである。というわけで、タオルミーナからエトナ山に向かう途中で、よく分からない土産店に立ち寄り30分以上のロス。こんなところで30分も使うなら、タオルミーナの滞在時間を30分増やしてもらいたかった。が、悲劇はこれだけでは済まず…。
エトナ山 山・渓谷
-
エトナ山はヨーロッパ最大の活火山で、高さは約3,329メートル。約、というのがポイントで、噴火の度に高さが変わるらしい。世界遺産にも認定されている。
2,500メートル付近までケーブルカーで上ってみた。ケーブルカーの終電は16時とあり、時刻はすでに15時半を回っている。往路の終電が16時なら、復路はもう少し後だろうか。 -
終点付近は完全に溶岩帯で、地面は真っ黒。
-
頂上付近までのバギーツアーがあったが、さすがにそこまでの時間はない。周辺をゆっくり散歩でもしようかと思ったが、何と復路の終電も16時。上りの終電で山頂に来た人はどうやって下山するのか。まさかの自力? ちなみに、今年の正月明けに行った札幌の藻岩山ロープウェイでは、下りの終電は上りの終電の30分後に設定されていた。それが普通だと思うのだが…。このあたりのアバウトさがイタリアっぽいが、終電を逃すわけにはいかないので、ものの10分程度ですごすごと引き上げるハメに。あの土産店のロスタイム30分が実に悔やまれる。
-
あとは麓のケーブルカー駅周辺で自主的におみやげを買いつつ、18:00ごろ帰路に。途中、溶岩流に飲み込まれた家が点在しており、なかなかスリリング。なお、われわれが訪れた後の2018年12月にエトナ山は山腹から噴火した。噴火の被害はそれほどでもなかったようだが、噴火に伴って発生した地震ではそれなりの被害があったらしい。
-
21時半すぎ、シチリアの月に見送られつつ、バレッタへ向けて帰還。ホテルへ戻ったのは予告どおり午前0時すぎ。楽しいながらもなかなかハードな旅であった。
-
翌日は夕方までプールなどでのんびりと過ごして前日の疲れをとり、その後バレッタの北・スリーマまで出かけた。
よくバレッタの街並みとして紹介されている光景はこの方面から撮影されたものである。スリー・シティーズ方面からに比べると要塞度は低いように思うが、カーマライト教会の巨大な丸ドームがよいアクセントになっている。ザ ポイント ショッピングセンター
-
休憩のために立ち寄ったマクドナルドは、注文方式がタッチパネルの最新式。カウンターでは商品を受け取るだけである。スマイルは注文できるのか?
マクドナルド ファーストフード
-
夕食はマルタ料理のタ・クリスにて。そういえば、ちゃんとしたマルタ料理をあまり食べていない。
Ta' Kris 地元の料理
-
その名も「親父の名物ブラジオリ」。ブラジオリはマルタの郷土料理で「肉の肉巻き」などと謎の表現で紹介されていたが、肉団子を薄切り肉で巻いたものを、赤ワイン・ハーブ・トマトのソースで煮込んだものである。素朴でどっしりした味わいは、まさに「男の料理」といった感じ。ボリューム満点である。
-
本日の魚料理。焼いたマグロ?の表面にゴマがまぶしてある。なかなか珍しい。
-
帰りは久しぶりにバスに乗ったが、主要道路が突然通行止めになったようで、辺りの道は大渋滞。狭い裏道にまでバスが迂回してくるため、随所で大混乱が生じていた。
明日は今回の旅行の締めとしてゴゾ島へ向かう。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- andさん 2019/06/30 08:43:14
- はじめまして!
- 私もマルタからシチリアへフェリーで行きました!
マルタの旅行された方の旅行記見るのも好きですが、シチリアに行く方は少なかったのでなんだか嬉しいです( ^^ )
さらに子連れ旅行でのんびり滞在できてうらやましいですよー
私は滞在日数少ないので、どうしても慌ただしい旅になってしまいます。
また、他の旅行記にもお邪魔させていただきます!
and
- norijiroさん からの返信 2019/07/15 14:11:17
- RE: はじめまして!
- and さま
旅行記をご覧いただきありがとうございました。
シチリアへ日帰り旅行したという同好の士がいらしたとは、
うれしいかぎりです。
いつかはシチリア島単独旅行もしてみたいと思っています。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2018年子連れマルタの旅
2
35