チェンマイも二度目なら①

2019/02/18 - 2019/02/22

旅行前に食物アレルギーが急に悪化してしまったことと、体調があまり良くなかったため多少の不安を抱えながらの旅の始まりになりました。これが二度目の訪問となるチェンマイ旅。「無理をしない」をテーマに、それでも行ってみたかったお寺やマーケットを訪ねることができましたよ。
米原万里さんの『旅行者の朝食』が今回の旅のお供です。よろしければどうぞお付き合いくださいまし(^^♪

エリア チェンマイ(タイ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

関空から香港経由で移動の初日。チェンマイに到着したのは夕刻でした。夕日が美しかったです。

空港の定額タクシーで旧市街にあるホテル（正確にはB&B）まで。チェックインして荷物を置いたら早速、旧市街を散歩します。

祭壇に覆いかぶさるように咲き乱れるブーゲンビリア。風にそよぐ枝がまるで故郷の枝垂桜のようでした。

この時期のチェンマイは、朝と夜は気温が下がって過ごしやすくなります。本当はもうちょっと歩いていたいけど、この日は睡眠不足と長時間の移動で疲れていたので、そろそろ果物でも買ってホテルに戻りましょうか。

果物屋の隣の商店にいた猫。カメラを構えて「こっち向いてー」って念じていたら…

店のおばさんが力ずくで私の方を向けてくださいました(*_*;

ところが猫らしく(？)なかなか私の方を向いてくれません…

おー、やっと向いてくれました=^_^=「何だよ」って顔に見えますが。

それではお隣でよく熟れたマンゴーを買い、おばさんにカットしてもらってホテルに帰りましょう。

翌朝。寝不足だというのに明け方にパッチリ目が覚めてしまい、二度寝しようにもできず。

シャワーを済ませたら朝の散歩開始です。

途中、托鉢のお坊さんとすれ違ったり。

チェンマイの朝の静けさが好きです。

宿泊先の近くに、欧米人が多く集うレストランがあります。

ここには滞在中何度通ったか知れません。小麦粉も卵もダメになってしまった私には、グルテンフリー且つヴィーガンメニューがあるこういうお店はとてもとてもありがたいのです。

睡眠不足と体調不良に加え、前日のフライトで疲れていた私（乗り継ぎ便が年々こたえるようになってきました）。今回の旅のモットーは「無理をしない」です。そこでこの日は

①朝ごはんを食べる
②おいしいコーヒーを飲む
③両替をする

以外、特に何もしないと決めていました。

ブルー ダイヤモンド 地元の料理

ミッションその①　朝ごはん

開店直後にお店に入ると、ちょうどショーケースにマフィンが並べられているところでした。

ココナッツ、ブルーベリー、チョコレート、バナナ、にんじん…どれも体に良さそうで見た目も可愛くて、しかもおいしそうで迷います。

店内奥のショーケースにはケーキやチョコレートが。私にも食べられるケーキは少ないけれど、チョコレートやブラウニーなら大丈夫だし、次回来た時にでも試してみようっと。

（後日談になりますが、チョコレートもブラウニーもとーってもおいしかったですよ！個人的にここのチョコレートのお菓子はお勧めです）

何を食べるか迷ったんですけど、ここは南国らしくパッションフルーツとココナッツのマフィンを一つずつ。それにレジに置いてあった短いバナナを取ってお会計をしました。

…あれ？何だかこのお皿、人の顔に見えません？？

ほら、ちょっと笑ってるよ。つられて微笑む私(*^^*)

マフィンは両方ともおいしかったです。ココナッツの方は想像通りの味でしたが、パッションフルーツが予想を上回るおいしさでした。ごちそうさまでした。

お腹も気持ちも満たされると、もう少し朝の散歩を続けてからホテルに戻ります。

ホテルに着くと、二階の共用ベランダにある肘掛椅子に揺られて読書タイム。

その後自分の部屋でもベッドに横たわり、鳥たちのさえずりを聴きながら読書して過ごしました。

続いてミッションその②　コーヒーを飲みに行こう！

旧市街にあるこの小さなカフェは欧米人の旅行者とローカルで混み合っていました。旅行者とバリスタとの会話で、この日が祝日であることを初めて知りました。

メニューにはなかったんですけど、気さくなバリスタの女性が「何でも言って」とおっしゃったので大好きなフラットホワイトを。

これ、何のアートかわかります？ドラゴン？白鳥？それとも？？

ここのフラットホワイト、軽い酸味と苦みの余韻が飲み終えた後もしばらく消えず、最高においしかったです！人生のトップ3に入るかも？と思えるほどでした。ここでコーヒーを飲めてよかったわ～!(^^)!

チェンマイはタイ第二の都市ですが、緑が多くのんびりとした空気が流れています。

見事に咲き誇るブーゲンビリア。ブーゲンビリアにも色々な種類があるんですねえ。

さらに歩いてターペー門までやってきました。

ターペー門 建造物

この日は街のそこここでタイ語が聴こえてきました。祝日ですもんね。

さて、この日最後のミッション、両替です。

ターペー門すぐそばの両替所にて。パンダの顔が目印です。

いくつかの両替所をチェックしましたが、空港と市内とでそこまでレートの差はなかったような。

再びターペー門をくぐって旧市街へ。

歩いていると、地面の電線の影に沿って何やら動くものを発見。上を見上げるとなんとリスが電線の上を走っています。ショッキングでしたが、立て続けに2回も見ました。

外は快晴で暑く、水分補給にカフェに入ります。

店内には色とりどりの花や緑がいっぱいで目を楽しませてくれました(^^♪

日本好きでフレンドリーなスタッフとひとしきりおしゃべり。日本に来てお寿司のネタの鮮度にびっくりしたそうです。

カフェを出て再び旧市街を歩いていると、なんとBootsを発見！入ってみましたが品揃えがとても少なくて多少ガッカリ。

さらに歩いていくと、とある商店の店先でこんな風景が。何だろうこの既視感…

そう言えば数年前、このまったく同じお店で、おそらく同じと思われる猫が同じように寝そべっていたのでした。
（その時の旅行記はこちらです→　https://4travel.jp/travelogue/11220917）

そこ、売り物の上だよ…

一旦ホテルに戻り、また休憩した後、夕方になりお腹が空いてきたので目星をつけておいたオーガニックレストラン『Bodhi Tree Cafe』に行きます。

フレンチフライとパンプキンスープを注文しました。
まず運ばれてきたフレンチフライ。じゃがいも自体もおいしかったのですが、揚げ油がひまわり油らしく、さっぱりとして私好みでした。

スープは丼鉢のようなボウルに入って出てきました。おいしいですが、かぼちゃは日本のものより大味な気がします。

お店を出るとすっかり日も暮れていました。

とても綺麗な満月の夜でした。

旧市街をぐるりと囲む壁と幻想的な月明かり。

明日に備えてそろそろホテルに戻りましょう。