2019/01/18 - 2019/02/19
225位(同エリア503件中)
Muffinさん
- MuffinさんTOP
- 旅行記452冊
- クチコミ402件
- Q&A回答113件
- 2,346,773アクセス
- フォロワー112人
北総線 千葉ニュータウン中央駅の駅前高層住宅群を通り抜けてほんの徒歩5分のところに、里山の自然がよく保護された県立北総花の丘公園と大きな調整池があります。
今回の散策会のテーマは、一見何もないような冬でも身近で面白い自然観察ができる!
なるほど、今まで枯れ木だと通り過ぎていた木々が春の準備を始めていたり、遠い雪国の話だと思っていた渡り鳥の越冬もここは日本の南限地として見ることができました。
1月と2月の2回にわたり同じコースを1時間ほど歩き、室内に場所を移して「生態園の生き物調べ」報告、「印西の歴史をひもとく」というテーマで講演会もありました。
寒い日のミニ散策会でしたが、熱く語りたい動植物たちの姿でした。
PR
-
北総線 千葉ニュータウン中央駅 集合
駅舎前の広場は絨毯を敷き詰めたような鮮やかなモザイクタイル。
福祉作業所コスモスの方々が手分けして奔放に描いた作品です。千葉ニュータウン中央駅 駅
-
今回の散策コース
北総線 千葉ニュータウン中央駅を出発。5分ほどで戸神調整池にかかるニュータウン大橋に到着。
緑の部分が千葉県立北総花の丘公園域内になりますが、周りはニュータウンの高層住宅や戸建てが囲んでいます。
調整池周囲に散策路が整備されていて、今回は散策路に入って10分ほどのところにある野鳥観察台まで。 -
戸神調整池に架かるニュータウン大橋に到着しました
手前が北総花の丘公園敷地、向こうに見えるのは北総線北側の大型商業施設や企業の電算センターなどです。
戸神調整池は、ニュータウン建設計画で戸神川を堰き止めて、ニュータウン南地区の雨水が入り込むようにしたものです。調整池の水は戸神川・神崎川から印旛沼に流れ、一部は新川を通って東京湾にも流れ込みます(印旛沼水系)
(「ウェットランドガイド 里山散策会」当日パンフレットより) -
いました!
橋の下にオオハクチョウの親子。
ウォッチしているスタッフの方によれば、この日(1/18)は早朝にマコモ(イネ科)の朝餉を済ませてしまったそうで、まったりタイムといったところのようです。 -
左の大きなお父さん、右のお母さんに挟まれて守られている灰色のみにくいアヒルの子
同じ市内の本埜では田んぼでコハクチョウに餌付けをしていますが、こちらは餌付けされておらずに、全く自然なままの状態で観察できます。
スタッフの方は10年以上観察を続け、
・初めて飛来したのは2005年にメスが1羽(写真の親鳥の2代前ぐらいだろう)
・2007年に同じメスがオスとヒナを連れてくる
・隣市 西白井で17羽渡ってくるようになり、そのうちの1家族が押し出されてこの調整池に毎年来るようになった。
・越冬するオオハクチョウの日本の南限地である。
どうやって個体を見極めるのか不思議でしたが、観察時に撮った写真をPCで拡大し、くちばしの模様の小さな差異などから判断するそうです。
*Muffinの旅行記
本埜村の白鳥 ★房総紀行 (13) ★
https://4travel.jp/travelogue/10418401 -
マコモを食べる
潜れないので長い首を水の中につけて根などを食べるそうです。 -
ヒナは灰色
本当にみにくいアヒルの子なんですね。
2月に見たときはもう半分ぐらい白くなっていました。そろそろ飛べるようになる時期なので2月に見たのが今冬最後になるかと思います。
3羽いつでも寄り添っています。この後、遠い橋の上に人が集まってきたのを敏感に察知して、お父さんが先導して橋の下の見えないところに移動してしまいました。 -
オオカマキリの卵鞘
枝ごと持って帰って家の中で観察しようなどと考えてはいけません。
春になると1つの卵鞘から数百匹のカマキリが出てきて大型のカマキリになるそうです。 -
灰色の冬に鮮やかな花を咲かせていたマユミ (1/18)
-
ヘクソカズラの実 (2/19)
あんまりなネーミングだと思ったら、本当に名は体を表す臭さ。 -
クロガネモチの赤い実と枯れたままの葉が残るナラの木 (2/19)
立ち枯れしてしまったかのように枯れ葉をつけたままのナラの木。秋の寒暖差に異常があると葉を落として養分を幹に戻す機能に狂いが生じるそうです。 -
ツワブキの綿毛 (2/19)
-
マンサクの花 (2/19)
どこかで聞いた響きだな…とずっと考えていたら、そうだ、懐かしの朝の連続テレビ小説だと思い出しました。 -
アセビは蕾をつけている (2/19)
私はドウダンツツジと区別がつかず、アセビだと教えていただきました。 -
さて何でしょう?
答えはツチグリ(土栗)。ニセショウロとも。
木の実に見えますが、「星の晴雨計」と呼ばれるキノコです。乾燥していれば何年でも固く閉じて土の上に転がっていますが、一旦水分を含むと星型に開いて胞子を飛ばします。中は美味しくはないそうですが食べることもできます。 -
実験してみました
水を含ませると丸まった外皮が1ー2分で開き、乾かすとまたくるっと固く閉じます。 -
まるで落ち葉のように土の上のあちこちで転がっていました
-
さまざまな生き物の宝庫ですが、片側の縁は新しい住宅地が広がっています
-
野鳥観察台
数年前まではカモも多数いましたが、今はほとんどがカワウで、カモは追い立てられてしまったようです。
カモが好きなんだけどなぁ…。 -
雪景色…ではありません。カワウの糞で真っ白になってしまいました。
希少種になったカワウを保護した結果、今度は増えすぎてしまって全国各地で問題になり始めているようです。
カワウは羽に油分が少なく潜りの名人で、この日もダイブしたり、枝の上で羽を広げて乾かしたり、枝を加えて巣を作る練習をしたりするカワウを見ることができました。練習というのは、昼間は親鳥は餌を獲りに遠くにいるので、ここにいる多くのカワウはヒナか若いカワウたち。本格的な巣作りではなく枝を取ってくる練習なんだそう。 -
拡大してみると無数のカワウのヒナの黒い影が枝の中に見えます
-
激しい動きのカワウたち
この勢いだと他の鳥は追い立てられてしまいますね。魚も獲り尽くされそう。 -
ちょっとワルだけど、ちょっとかっこいい。
-
大サギもいました (1/18)
-
先ほどの親子白鳥が橋の反対側に移動して泳いでいました (1/18)
-
先頭はやっぱりお父さんです
-
戸神調整池
-
2月18日
この日のオオハクチョウ親子は木陰に隠れていて双眼鏡でちらっと確認できただけでした。
また来年会えますように。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
鎌ヶ谷・印西・八千代(千葉) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
28