2019/02/05 - 2019/02/14
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幼いころ、兄たちが読む少年漫画雑誌に掲載されていた
「世界七不思議」の記事。
それが、私がエジプトに惹かれたきっかけでした。
今のような建設重機が無かった気が遠くなるようなはるか昔に建造された
巨大建造物。そしてそこに刻まれ、描かれた魅惑的な絵画(文字・・)。
幼心にもそれらは魅力的で、胸がドキドキし、それ以降、エジプトへの
興味が尽きることはありませんでした。
世界七不思議は、時代を経たり、個々の意見によって選定が違うけれど、
必ず選ばれるのはエジプトの、ピラミッドをはじめとする古代遺跡。
テレビ番組の特集や雑誌、ネット等で様々な情報を得て、その壮大さや、
人知を超えて計算しつくされているような建築様式等々・・
ため息が出るような思いで見ていましたが、まさか自分がエジプトに
行って、自分の目でそれらの遺跡を見て、触れることができるなんて・・
思ってもいませんでした。
それでも、思い続けていれば・・願いが叶うこともあるんですね!
今しかない!と思い立ち、「神秘のエジプト・ナイル川クルーズ10日間」という
ツアーに参加しました。
まずはダイジェスト版で訪れた場所を駆け足で振り返りたいと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 船
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
PR
-
イスタンブール経由で2日目の朝、カイロに到着。
時間通り、7時半頃にはカイロ空港に着き、迎えの
バスも空港でスタンバイしているようですが、
何故か空港で1時間ほど足止め。
安全のため(?)警察のOKが出ないと出発できないそうです。
初めて目にするカイロの街並み・・。
黄土色に覆われて、混沌としたイメージ。 -
最初にやってきたのは
モハメッドアリモスク。
イスタンブールのアヤソフィアに似た雰囲気。
オスマン帝国時代(19世紀)の建物だそうですから -
外装にはアラバスター(雪花石膏)が使用されている
そうですが、内部には大理石がふんだんに使われていて、
素晴らしい天井装飾やシャンデリア等があります。
内部に入るときには、靴を脱ぐか、入り口で有料で売っている
靴を覆うビニールカバーを履いて入ります。
天井の高い内部は美しく、いくつものドームで声がとても
響く造りになっています。
また、モハメッドアリが祀られている一角もありました。 -
中庭には礼拝の前に身を清める大きな八角形の水場が
ありますが、今はお水は出ていないようでした。
オベリスクと交換にフランスから贈られたという
時計台は修復中のようです。 -
カイロには第7回十字軍(1248年 ? 1254年)の攻撃を防いだという
カーヒラの城壁が今も残っています。
(まあ、4千年以上も昔の建造物が残っているエジプトからしたら
新しい建造物・・と言えるかも!)
フトゥーフ門をくぐって(写真の門は違います。)城壁に沿って
歩いて行くと繊細な装飾を纏った門がありました。 -
飛行機ではほとんど眠れず、ほぼ完徹状態で観光しているため
現地ガイドさんが日本語で色々説明してくださっていますが
全く頭に入ってきません。
只々、初めて見る町の様子に夢中で、シャッターを切る手が
止まりません・・。
商店街(たぶんムイッズ通り)には水たばこの道具が並ぶ
お店が軒を連ねていました。 -
ところで、この日、カイロでは年にほんの数回しか降らないという
雨が降りました!
傘をさしているのは日本人観光客だけ?
エジプト初日のこの日はナイル川沿いのホテルに宿泊。 -
エジプト2日目。
早朝の飛行機でカイロからアスワンへ。
やってきたのはアスワンハイダム。
このダムができたおかげで、洪水がなくなり、
水路をひいて、エジプトの緑地が増えたそうです。 -
続いてやってきたのは古代からの採石場。
-
そこにあったのは、
切り出し途中の巨大なオベリスク。
「切りかけのオベリスク」と呼ばれています。
ハトシェプスト女王(紀元前 1508~1458年)の命により作業が始められたと
伝えられていて、完成すれば長さはおよそ 42メートルにもなったそうです。
ただ、作業途中でヒビが入ってしまったため、作業途中で放置されたとのこと。 -
切りかけのオベリスクを見学した後は、砂漠の中をバスで訳300km移動して
アブシンベルへ向かいます。
途中、砂漠の地平線あたりに「逃げ水」とよばれる蜃気楼が見えました。
ここは砂漠の真ん中。水なんてあるわけがないのですが、まるで
湖に島が浮いているように見えます。 -
300㎞の道のりを走って、この日の宿泊ホテルで遅いランチを
とったあと、ナセル湖をボートで遊覧し、湖からアブシンベル神殿を
楽しみます。 -
大神殿前・・。
観光客の方も大勢いらっしゃいますね~。 -
こちらは小神殿。
-
夜にはアブシンベル神殿の音と光のショーを楽しみました。
-
ライトアップするだけでなく神殿をスクリーンにして
プロジェクターを利用して美しい映像を流したりして、
ユネスコによる神殿の救済のお話や、ラメセス2世と
ネフェルトアリの夫婦愛、歴史等、お話が進みます。 -
この日は日本人観光客が多かったようで、ナレーションは
日本語で流れていました。
(違う言語の時には、日本語が流れるイヤホンが貸し出される
ようです。) -
エジプト3日目。
今日も朝早く起床して、夜明け前にアブシンベル神殿に向かいます。
薄暗い中、すでに多くの観光客が訪れていました。
私たちは人の多い大神殿を避け、ラムセス2世が最愛の妻
ネフェルタリ王妃と現地の地方神ハトホル女神にささげたとされる
小神殿から先に見学することに。 -
初めて目にする壁画。
壁や柱は、ただ染料で描かれているものだけでなく、
彫り付けて、そのうえで彩色されているレリーフで全面
覆われているんです。
これらが、本当に紀元前BC1250年頃に作られたとは
信じられません。
写真撮影は有料ですが、どこもかしこも、カメラに収めて
おきたいものに溢れていて、お金を払う価値は十分にあると
思えました。 -
そらが少しづつ明るくなってきたころ、大神殿に向かいます。
巨大なラムセス2世の座像が並んでいますが、左から
若いころから順に年を経るように並んでいるという。 -
入り口の頭上には、太陽神ラー・ホルアクティ神。
-
最奥の至聖所に並ぶ4体の座像は、左からプタハ神、アモン・ラー神、神格化したラムセス2世、ラー・ホルアクティ神の順で並んでいます。
年に2回、2月22日と10月22日に朝陽が至聖所までまっすぐ差し込んできて
神々の像を照らし出すのだそうです。
ただし、一番左のプタハ神には光りは当たらないそうです。それは
プタハ神が冥界神だからと言われているそうです。 -
ホテルに戻って朝食の後、バスで300㎞、前日走った道を
アスワンに戻ります。
砂漠の中の小高い山(というよりは丘?)は
自然にできたものだそうですが、まるでピラミッドの
ようにきれいな稜線を持っています。 -
途中、砂漠の砂を拾ったり、カルトゥーシュのペンダントトップ等を
注文できるジュエリー店に寄ったりして、いよいよナイル川クルーズ船に
乗船します。
(この写真は夕方撮ったものですが・・) -
クルーズ船でランチを食べて、少し休んでから、
オプションで申し込んでおいた、フィラエ島にある
イシス神殿にボートで向かいます。 -
フィラエ島はオシリス神の妻であるイシス女神が
ホルス神を産んだとされるエジプトの聖地だそうで、
イシス女神のための神殿が築かれています。
とはいえ、本当のフィラエ島はアスワンハイダム建設により
水没する運命だったため、隣の島に丸ごと移築されたのだそうです。
そして、島の名前もフィラエ島と変えたのだとか。 -
この神殿も、かつでキリスト教徒が使っていたことが
あるそうで、所々に十字架のマークが見受けられました。 -
トラヤヌス帝のキオスクと呼ばれる別の建物も
素敵なフォルムを残しています(この写真はボートから。)。 -
夜はクルーズ船で、ウェルカムカクテルパートナーパーティーや
ヌビアンショーで楽しみ、ようやく、翌夜明け前に船は岸壁を離れ
ナイル川クルーズの始まります。
ナイル川の夜が明けて、朝日が岸辺を照らしています。 -
エジプト4日目、最初の観光はクルーズ船から徒歩で向かえる
コムオンボ神殿。
ハヤブサの頭を持つホルス神とワニの頭を持つセベク神を祀る神殿だそうで、
近くにはワニのミイラの博物館もあります。 -
ホルス神とトト神が王に聖水をかけているのかな?
水は生命の鍵、アンクで表されています。 -
この神殿には、有名な古代のカレンダーや
出産や授乳のシーンが彫られたモチーフもあります。
古代の医療器具の絵や、数少ないクレオパトラが描かれ
たモチーフ、ナイルメーターと呼ばれるナイル河の水量を
測るものも残されています。 -
コムオンボ神殿の観光を終えると、クルーズ船は次の観光地
エドフに向けて出航します。
ナイル川は思っていたほど川幅が無く、デッキからは両岸が
見渡せるので、景色を見ながら進むのはとても気持ちよく
ワクワクします。
作りかけの橋があったり・・ -
川辺の僅かな緑地に放牧されている牛やヤギ、馬やロバなどがいたり、
ルクソールからアスワンに向かうクルーズ船とすれ違ったり・・
名も知らない遺跡が顔を見せたりと、飽きることがありません。 -
エドフからホルス神殿までは馬車で向かいます。
かなりのスピードで走る馬車の前にカメラを構えて
飛び出してきたおじさん!危ない!!って思いましたが・・
戻ってくると、なんと、馬車に乗る私たちの写真が・・
腕は確かなようです。 -
ハヤブサの頭を持つホルス神を祭る神殿で、
紀元前57年に完成したものだそうです。
とはいえ、今から2100年近く昔の建物です・・。
塔門は巨大です。
夜は光のショーが行わるようで、客席が作られていました。 -
列柱室の天井部分が黒く煤けているのは、
キリスト教徒がここで生活していた時に、
台所として使用していたためのススだとも
言われているそうです。 -
列柱室の柱は、1本、1本こんなに大きいんです!!
-
一番奥まった至聖所には、レバノン杉で造られたという
聖舟が置かれていました(後世に作ったもの)。 -
いつも一緒に記念写真をとる観光客に囲まれている
一番保存状態の良いホルス神。
たまたま人がいない状態で撮ることができました(^_^)v
それにしても、確かにカッコいい!
ホルス神殿は、基本をきっちり押さえている神殿だそうで、
横に広がる小部屋にも見どころが満載!
ところどころに残っている色彩や、壁一面に彫られた
ヒエログリフ等々、じっくり見ていたら1日あっても足りなさそうに
思えるほどでした。 -
エドフを出航してルクソールに向かいます。
ナイル川に沈む夕日も楽しみの一つです。 -
ナイルの岸辺・・ナツメヤシの木陰に陽が沈んでいきます・・。
-
ルクソールまでの間にあるエスナの堤では、
6mの水位差を通過するための水門を通ります。
2隻ずつ水門に入り、後ろの巨大な扉が閉まると
どんどん水位が下がっていきます。
下流と同じ高さになったところで前の扉が開いて水門を通過します。
(この後、デッキの高さが横の堤より少し下になるくらいまで
水位が下がりました。) -
エスナ水門を通り抜けた後は、クルーズ船でガラベーヤパーティーを
楽しみ(今回のツアーメンバーはノリの良い人たちが多く、ほとんどの
女性たちがガラベーヤに身を包んで参加しました(^▽^))、眠りにつきました。
エジプトもはや5日目。
目覚めるとクルーズ船はすでにルクソールに着いていました。
目の前には、何艘ものクルーズ船越しにルクソール神殿が見えます。
表紙の写真は、ルクソール神殿にあるモスクの塔から登る朝陽です。
朝陽に浮かび上がるルクソール神殿。 -
ところでこの日、大幅にスケジュールが変更になりました。
午前中に訪れるはずだった王家の谷ですが、大統領が訪問する
そうで、観光客は入れないとのこと・・(;O;)
午前と午後のスケジュールを入れ替えて、まずは東岸の
カルナック神殿を見学することに。
(そのため、楽しみにしていたオプションの
「ファルーカ船セーリングとウィンターパレスでのティータイム」は
中止に・・。)
まずは、羊の頭を持つスフィンクスが並ぶ参道を進んでいきます。 -
大きな柱が並ぶ大列柱室。
16列に並べられた柱は全部で134本もあるそうです。 -
逆光で上手く撮れませんが・・
カルナック神殿にある、エジプトに現存する7本のオベリスクの内の2本。
ハトシェプスト女王のオベリスク(左)とトトメス1世のオベリスク(右)。
この他にハトシェプストのもう1つの折れたオベリスクが聖池の近くに置かれ
ていて、オベリスクの先端を間近に見ることができます。 -
カルナック神殿で有名なモニュメントの一つ、
聖なる池の近くにある巨大なスカラベ(フンコロガシ)の像。
スカラベがフンを転がす様子がまるで太陽を転がしているようだ・・
ということで、太陽神の化身であり、幸せの象徴と考えられて
いたのだそうです。
このスカラベ像のまわりを7周すると願いが叶う!
ということで、もちろん回ってきました。 -
カルナック神殿を見学した後、一旦クルーズ船に戻ってランチをとり、
ボートでナイル川を渡って西岸へ。
バスで王家の谷に向かいます。
王家の谷は、少し前(1~2年?)までは撮影禁止だったようですが、
今は撮影料を支払うと写真を撮ることができます。
(ツタンカーメンの墓等、今でも禁止の墓もあります。) -
入場チケットで3つの墓の内部に入ることができます。
最初に入ったのは、ラムセス4世のお墓。 -
これまで見てきた、野ざらしの神殿と違い、お墓の内部の
壁画は綺麗に色が残っていて、息をのむ美しさです。
単なる文字だと思っていたヒエログリフも彩色されていたんですね・・。 -
ラムセス4世のお墓は、黄色と青が印象に残りました。
-
別チケットで入場したツタンカーメンのお墓の
内部は撮影禁止です。
入り口には、白黒写真で発掘当時の写真や内部の様子が
パネルになって展示してあります。 -
内部はラムセス4世のお墓より小さいですが、壁画の
保存状態は素晴らしく、まるで少し前に描かれた壁画の
ようでした。 -
続いて入ったのはラムセス3世のお墓。
-
ミイラづくりの神であるジャッカルが描かれています。
-
素晴らしい壁画が描かれた白い柱が印象的です。
-
3つ目に入場したのはラムセス9世のお墓。
-
2匹の蛇を道案内にハトホル神やクヌム神、ホルス神等々
神々オールスター揃ってどこに向かうのでしょう・・。 -
ラムセス9世のお墓にはヒヒやスカラベ、蛇等の
壁画が多く見られたように思います。 -
王家の谷を後にやってきたのは、ハトシェプスト女王の葬祭殿。
ハトシェプスト女王は、エジプトで最初の女性ファラオです
(在位:紀元前1479年頃 - 紀元前1458年頃)。
王家の谷の東側にある断崖を背に建てられている美しい建物です。 -
当時のエジプトでは女性は王になれませんでしたが、トトメス2世の死後、
ハトシェプストは夫の側室の息子であるトトメス3世が幼少であることを
理由に摂政となり、更に自ら王になったそうです。
ハトシェプストは付け髭を付けて、男装していたのだそうです。
男装はしていても、優しいお顔立ちですよね。少し色が残っています。 -
葬祭殿のテラスから下を見下ろすとこんな感じ。
-
メムノンの巨像。近年発掘が進み、色々な物が出てきたのだそうで、
以前のみなさんの旅行記を見ると、荒野に2つの巨像があるだけでしたが、
後ろにも像が見えるように、近くに色々な発掘物が展示してありました。 -
オプションで行ったラムセス2世の正妃「ネフェルタリ王妃の墓」は、
撮影禁止でしたが、内部はとても約3250年前に建てられたとは、
信じられないような、それはそれは素晴らしい!としか
言いようがないものでした。 -
現地ガイドさん経由で買い求めた写真で、
内部の様子をご覧ください。 -
この発色・・どんな染料を使ったら何千年もこんなに
鮮やかな色彩が残るのでしょうが・・。
ため息! -
西岸から東岸へボートで戻ります。
ナイル川の向こうにルクソール神殿が見えます。 -
少しクルーズ船で休んで、夕日が落ちるころ、
ライトアップされたルクソール神殿の見学に出かけます。 -
ライトアップされたルクソール神殿も素敵です。
-
パピルスを8本束ねた形の列柱。
女性的な丸みを帯びたフォルムが優しく感じます。 -
砂に埋もれていたルクソール神殿。
知らずにモスクを建てたら、後から神殿が出てきたとか・・。
だから入り口が今では使えそうもない高い部分(3階)にあるんですね。
モスクからは女性の歓声が聞こえていました。
ガイドさんによると、結婚式が行われているのではないか・・との
ことでした。 -
若きツタンカーメン王と妻のアンケセナーメンの像。
幼い感じがしますね。
ライトアップされたルクソール神殿も良いですけど、
昼間のルクソール神殿もじっくり見てみたかったなあ。
クルーズ船最後の夜は、ベリーダンスやスーフィー・ダンス(回転舞踊)の
ショーを楽しみました。 -
エジプト6日目、クルーズ船で朝早い朝食を取り、
ルクソール空港からカイロ空港へ向かいます。
飛行機の窓から覗くと、眼下に広がる砂漠には
明らかにその昔、川が流れていたのであろうと思われる
跡が無数に広がっています。
何千年・・何万年かもしれませんが・・昔々、この辺りは
水が豊富な緑豊かな土地だったのではないかと・・
ジャングルが広がり、色々な動物が闊歩していたのかも・・なんて
想像するだけでも楽しい! -
ギザのピラミッド近くのレストランで昼食を済ませた後、
いよいよピラミッドへ向かいます。
最初に訪れたのは一番大きなクフ王のピラミッド。 -
今回のツアーでは、このクフ王のピラミッドの内部に
入場できます!
この巨大さ!凄いとしか言いようがない。
真ん中の入り口ではなく、その少し下の、
人が大勢集まっているところから入って行きます。
王家の谷の墓とは違って、内部に驚くような装飾がある
わけではありません。
ただただ狭い狭い坂を腰をかがめて進むと、高い高い
大回廊に出て、その先にも・・驚くような物は残念ながら
ありません。
でも!
「今、ピラミッドの中に居る!」という、得も言われぬ感動を
味わえます。 -
カフラー王のピラミッドの頂上付近には
創建当時の化粧石が一部残っています。
創建当時は、ピラミッドのすべてをこの化粧石が
覆って、キラキラと輝いていたのだそうです・・。スゴイ! -
メンカウラー王のピラミッドと3基の王妃たちの小さなピラミッド。
(写真には2基しか映っていませんが・・) -
3つのピラミッドを収められるパノラマポイント。
大勢の観光客で溢れていて、なかなか良いポイントで
シャッターを切ることができません。 -
続いてやってきたのはスフィンクス。
スフィンクスは、以前はピラミッドを守っている・・と
言われていましたが、実はピラミッド建設よりもはるか昔に
作られていた・・という説もあり、謎が謎をよんでいます。
石灰岩の丘を掘り出して作られているというこのスフィンクスは
本当に大きいです。
全長73.5m、高さ20m、全幅19mもあるんです。
いったいどういった工法で作られたんでしょうか・・。
実は謎好きな私。
宇宙人説も侮れないと・・(;'∀') -
スフィンクスと3大ピラミッド。
この後はパピルスのお店に寄って、
ナイル川沿いのホテルにチェックイン。
エジプト最後はカイロに2泊です。 -
エジプト7日目・・
毎日が感動の中に過ぎて行きますが・・
この日は、ピラミッドの歴史をさかのぼって行きます。
まず、やってきたのは、ダハシュールにある屈折ピラミッド。
クフ王の父であるスネフェル王のピラミッドだそうです。
屈折しているのは、下部の急角度のまま積み上げると
崩壊の恐れがあるため、途中で設計変更をしたと言われている
そうですが、本当の理由はわからないそうです。
化粧石が沢山残っていて、独特の風貌に美しさを加えている。 -
ダイヤモンド富士ならず、ダイヤモンド屈折ピラミッド!
-
続いてやってきたのは、赤のピラミッド。
石材の花崗岩が赤く見えることから名づけられたそうです。
ここもクフ王の父であるスネフェル王が建設した
ピラミッドだそうです。
何とこの王様、5つもピラミッドを作ったそうで、
このピラミッドは5番目、最後に作ったものだそうです。
壁面が二等辺三角形になっている方錐形の真正ピラミッドとの
ことで、本当美しいフォルムのピラミッドでした。
スゴイ逆光です・・・。 -
私たちは入りませんでしたが、このピラミッドも内部に入場
できるようでした。
確かに、他のピラミッドに比べると、石材は少し赤みを帯びています。 -
続いてやってきたのはメンフィス博物館。
室内には体長15mの巨大なラムセス2世の彫像が横たわっています。
特に顔の部分はきれいに残っています。これまで見たラムセス2世の
像はどれもイケメンでしたので、きっと実物も屈強でハンサムさん
だったんでしょうね~(*^。^*) -
アラバスター(大理石の一種)製のスフィンクスは
小さいけれど、優しく綺麗な顔立ちをしています。
とはいえ、全長8m、高さも4.25mあります。 -
この日最後にやってきたのは、サッカラにある階段ピラミッド。
(写真は) -
紀元前2650年頃に作られ、元の高さが60mの世界最古のピラミッドである、ジョセル王の階段ピラミッド
-
階段ピラミッドの周りでは、今も発掘作業が続いているようです。
この日は、カーペットスクールに寄って早めにホテルに戻り、
エジプトでの最後の夜を過ごしました。 -
エジプト8日目。あっという間の最終日。
この日はゆっくりホテルを出発してランチの後は
エジプト考古学博物館を見学してカイロ空港に向かいます。
スケジュール表では2時間となっていた見学時間。
でも、たっぷり3時間と少し時間をとってくださいましたが、
それでも、すべてを見終えることはできませんでした。 -
エッ!
これって宇宙人ですよね??
やっぱり‥( ;∀;) なんて。 -
ハトシェプスト女王だそうです。
目が大きくて鼻筋が通って、女性だけど凛々しい!
美人さんですね~。 -
クフ王の像はこの小さな小さな像しか存在していないそうです。
いつか、どこかから発掘されるのでしょうか・・。
吉村作治先生頑張って!期待しています! -
何千年も昔に描かれたものだとは信じられません。
パピルスは風化しないんですね。 -
ツタンカーメンのお墓に保管されていた椅子。
今現在の意匠としてもそん色のない素敵さ!!
デザイナーとしても一流ですよねー。
しかも座席のカーブが座りやすそうじゃありませんか。 -
ガイドさんがいつみても感動する・・とおっしゃっていた
香水入れ。
大理石でできているそうです。 -
私がどうしても見たかったものの一つ。
ピラミッドのキャップストーン!
これは、アメンエムハト3世のピラミッドのキャップストーン。
ピラミッドの先端は本当に尖っていたんですね。 -
大きなガラスの部屋に覆われていて、光が反射するため
上手に写せませんが、お墓の内部でしょうか・・。
そのまま移築したのかなあ。 -
最後は、私の大好きなバステト。
猫の女神です。
母なる女神としての優しさと獰猛さや強さを表裏一体で持っている
そうです。
小さなバステトの置物は、もちろんお土産として購入!
ギザに新しく作っている博物館は、もっと大きな広い建物に
なるそうで、現在お引越し真っ最中。
すでに運び去られた物や、カバーをかけて運び出す準備を終えている物等も
ありました。いつもよりは少ないと思われる展示品の数々。
3時間強あった見学時間ですが、三分の一ほどは見られてないと思います。
新しい博物館が出来上がったら、1日・・いいえ2日間くらいかけて
ゆっくり見て回れると良いなあと思います。
さて、駆け足でダイジェスト版を作成しましたがそれでも
写真はジャスト100枚・・。
本編はどうなることやら・・・。
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