2019/02/07 - 2019/02/08
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たびたびさん
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今回の旅は、ちょうどひな祭りの時期にあたっていたので、愛知から滋賀のひな祭りをはしごしてみることに。ただ、しょっぱなは、ちょっと最近ハマってしまっている感のある名古屋市内の街歩き。
特に、名古屋城の本丸御殿とか。一度ちらりと拝見しましたが、やっぱりそれだけでは不十分。もう一度チャレンジして、じっくり味わいたいと思いました。
ちなみに、名古屋城本丸御殿は、徳川家康の命を受けて作られたもの。家康の9男であり、初代尾張藩主の徳川義直の住居だったのですが、その後は、三代将軍、徳川家光の上洛に合わせて、上洛殿が増築されたりしています。
藩主が来客との公的な謁見の際に使用していた表書院から、藩主の身内や家臣などよりプライベートな来客との対面や宴席などに使用されていた対面所。そして、三代将軍家光の上洛の際の宿泊場所となった上洛殿。三つのエリアはそれぞれに特徴が際立っていて、美意識の粋を競っているように感じました。
ところで、日本の美術史を語る上で、江戸時代の評価は微妙です。狩野派は徳川幕府の権威を象徴する障壁画を多く残しましたが、その画風は伝統の中で硬直化し、その後は、円山応挙や伊藤若冲に代表される町人文化を担った画家たちがもてはやされる。江戸時代の評価を簡単に言ってしまうとそんな感じ。そこまでステレオタイプではないと思いますが、徳川幕府を倒した明治政府は徳川氏の支配した時代やその文化を少し低くみるきらいがあったのではないか。江戸時代を代表する文化が町人文化のはずはないんです。例えば、いわゆる大名庭園と呼ばれる池泉回遊式庭園は江戸時代に完成した日本庭園の極致。座観式や枯山水といったところで、これに勝るはずはありません。しかしながら、実態として、奈良や平安の貴族・寺社の文化や室町から安土桃山時代の評価が定着している一方で、それらを引き継いだ江戸の武家文化の評価はイマイチ。本来、江戸時代の分化はもっともっと評価されてもいいはずなんですけどね。実は、私のその気付きは、以前、徳川園を拝見したことがきっかけ。尾張徳川家に伝わる品々は絢爛豪華だけど、見るものを威圧する権威も備わって、そのバランスが絶妙。それまでの文化とははっきり異なる独自性を感じたんですね。
今回の本丸御殿でも、その感はいっそう強まったような。ちなみに、京都の二条城と似ているんですが、京都で二条城を拝観すると京都の伝統分化との違いばかりが目立って、むしろ、片意地を張ったグロテスクな印象にすらなってしまう。それが名古屋で拝見すると自然に受け入れることができるんですよね。再建された建物ですが、これを通じて、もう一度、江戸時代の武家文化全体の再評価が進むことを期待したいと思います。
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東京から昼前に名古屋に到着。まずは、昼飯ですね。
予定していたスーツァンレストラン陳で、マーボ豆腐のランチをいただきました。 -
平日のお昼過ぎでしたが、それでも待っている人がいてなかなかの人気です。店内は明るくて贅沢な広さ。皆さん、優雅なランチといった感じです。
それにしても、陳さんのマーボ豆腐って有名ですよね。見た目は真っ赤なのに、辛さはそうでもない。一方で、しっかりした塩味が時々感じられて、それが不思議な感覚でした。 -
そして、最後にさっぱり杏仁豆腐で締まりました。
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ここから、ちょっと名古屋駅周辺のスイーツチェック。
ル シュプレームは、名古屋高島屋の地下二階。想像したよりずっと小さい売り場ですね。
クロワッサンをいただいてみました。あんまりインパクトはないのですが、ふっくらサクサクというより、どうかすると天然酵母パンみたいにしっかりした感じ。ゆっくりと食べて味わう系のクロワッサンだと思います。 -
ミッシェル・ブランも高島屋。地下一階です。
華やかなショーケースのケーキが美しくて、いいですね。 -
ただ、私はクイニーアマン。デニッシュ系の生地に、表面にはしっかりザクザクした飴の層。あれれ、クイニーアマンってこんなにおいしかったかなあ。ちょっとサプライズもある出来栄えでした。
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和物に移って。
覚王山 吉芋は、芋けんぴの有名店。甘いのと塩味のがあって、塩味の方を買ってみました。 -
宿に持って帰ってふたを開けた瞬間に芋の香りがブワッとして、これはすごいですね。
けんぴにしてはかなり細め。ちょっと固いようでも食べているうちに、いい感じで口の中に芋が広がります。確かに自分は芋を食べているぞという気持ちになる芋けんぴです。 -
最後は、ツバメヤ 大名古屋ビルヂング店。こちらは、食べログのスイーツ百名店にもエントリーされているんですが、岐阜の本店と比べるとなんとも静かな店構えですよね。もともと品数は多い方ではないので、こうなるのも仕方ない面はあるかもしれません。お客さんも多くはない。看板商品のどら焼きを買えばまあいいかなと思います。
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さて、少し間を開けて、晩飯はいけす茶屋 みどり。大名古屋ビルディングに面した通り沿い。一軒家の料理屋さんです。
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グループで個室を利用しました。席は畳のテーブル席。ひな祭りの季節で、料理も何気にひな祭りバージョン。ちょっと心がほぐれました。
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今日の宿、名古屋駅前モンブランホテルは、名古屋駅至近のシティホテル。フロントの周辺のゆったり感や係の人の対応もまあまあそれなり。部屋の広さはちょっとイマイチですが、ビジネスホテルとはやっぱり違うかなという感じはあると思います。朝飯の焼き魚がけっこうよかったです。
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翌朝は、トヨタ産業技術記念館へ。
ここも二回目なんですが、前回は駆け足。こんなに大きな施設とは思っていなかったので、時間の配分を間違えていたんですよね。
今回は織機の発展過程にかかる説明を丁寧に聞いてみました。人の手作業を機械に置き換える。そして、正確性やスピードの飛躍的な向上。模様織りとかの用途の拡大。一つ一つの説明は説得力のあるものだったんですが、一方で湧いてきた疑問は、その技術進歩を駆り立てたニーズの方。
綿織物は産業革命の走りですが、市場の拡大とともにある。日本の技術進歩も、拡大するマーケットに応じたものだったはずなのですが、そのマーケットって国内だけじゃなくて海外も含めてですよね。しかし、当時の世界の市場はどうだったんでしょうか。日本が進出するフリーハンドはあったのか。効率化の技術進歩って、直接的には価格競争力の強化ってことですけど、いったい何と。いったいどこと競争していたのか。係の人にちょっと質問をしてみたんですが、回答はなし。私としては、その辺りの環境というか世界情勢が分からないとこの技術の意味はきちんと理解ができないような気がしました。 -
そこから、自動車のエリアへ。
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アメリカの自動車を解体して研究。同じものを作ろうとするのですが、なかなか一筋縄ではいかない。模倣するところから技術の進歩が始まったことを赤裸々に解説しています。
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イチオシ
トヨタ産業技術記念館から、名古屋城の方に移動して。
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天守閣は眺めるだけにして、
今回の目玉は、本丸御殿です。 -
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この唐破風の玄関は、ちょっとサイズは違いますが、二条城の雰囲気もありますよね。
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観光客用の玄関を入ると、まずは表書院を中心とする公的なエリア。
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金地に勇猛な虎が描かれた「竹林豹虎図」が
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広い空間を埋め尽くします。
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イチオシ
豪華さと力強さ。
徳川家の権威を無言で伝える効果で、これに勝るものはないでしょう。 -
金地の基調は変わらずに、桜
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松、
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雉などを最低限の密度で配置。
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これ以上少ないと寂しくなる。そのギリギリの感覚を感じます。
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上段の間には武者隠し。しっかりした黒い漆の縁取りが金地の華やかさをいい感じで抑えています。
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ここからは、対面所を中心とするプライベートなエリアに入ります。
金地の障壁画がなくなって、 -
落ち着いた感じにも見えなくはないですが、
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イチオシ
きらびやかさは抑えていても、やっぱり優美な美しさは決して引けを取ることはない。
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花鳥風月の基本的なテーマですが、青と緑の色調のアクセントが今の感覚でいってもモダンで美しい。絵の面白さに色調の面白さが加わっていて、狩野派のイメージからすると異端の印象まで持ってしまいます。
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武者隠しから
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上段の間全体も同じトーン。
敢えて言えば、土佐派のやまと絵にも通ずるところがあるような。素人でも誰でも口を挟める色調で勝負するというのはもしかしたら冒険だったような気もしますが、それを受け入れることができる懐の深い尾張徳川家ならではの度量もあったような気がします。 -
再び、金地が目にも鮮やかな鷺之廊下。金と純白との組み合わせはまるで金閣寺ですかあ。
これに目を丸くしない日本人はいないでしょう。色調的にも、いいとこどりの極致ですよね。 -
その廊下を奥に進むと、将軍の宿泊所である上洛殿のエリア。
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三つのエリアの中では最も格式が高く、ひと際、豪華な内装となっています。
増築された建物ですから、当然、前二つのエリアを頭に置いて、それを上回る意匠を考えなくてはならない。注文を受けた当事者は相当なプレッシャーを感じたことでしょう。
濠の深い欄間や -
天井とその天井までの空間の保ち方。
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イチオシ
それぞれが最高であるだけでなく、全体としてのバランスがさらに重要ですよね。
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たぶん、徳川幕府の意識では、彫刻は日光が最高峰でしょうから、それを尊重しつつ、据えられたのがこの欄間。日光をイメージしながらも、それでもデフォルメは少し抑えめかな。襖絵や天井の意匠は、その欄間の存在感をやさしく包む感じ。
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上段の間もそのコンセプトは変わりません。
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イチオシ
日光東照宮の大規模な造営を行った家光ですが、これを見たらどういう印象を持ったでしょうか。尾張徳川家、なかなかやるなとニンマリしたでしょうか。反面、この意匠に日光東照宮への対抗心みたいなものが現れていたら大変なこと。過激に豪華を競ったりせず、微妙に出過ぎない意匠を意識した苦労も感じます。
ちなみに、武家の手による絢爛豪華な書院造りは、ほかには二条城や松島の瑞巌寺もありますが、一気に日本を代表する観光スポットが出現した感じです。いつでもいけると高をくくっていた熊本城の本丸御殿もどうなんでしょうかね。これもまた気になってきました。 -
日本料理大森は、名古屋城近くの能楽堂内。本丸御殿の派手な装飾を見た後に訪ねましたが、このお店の内装もその派手な雰囲気につながるもの。何かときらびやかで、高級感もあります。
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いただいた料理はちょっとしたコース。
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名古屋コーチンの鍋とか最後のデザートも、
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きちんとした味わい。
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総合的に楽しめるお店かなと思います。
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続いては、すぐ近くの金シャチ横丁へ。
横丁は、この義直ゾーンと宗春ゾーンの二つがあって、義直ゾーンは正門に近い方。長屋風の建物にいろんなお店が入る構造。割と食堂関係が充実していて、奥の方には例の矢場とんも。広い名古屋城を歩き回った後だとちょっとほっとする存在です。 -
そこからこの宗春ゾーンへ移動。宗春ゾーンは東門に近い方です。
義直ゾーンは、和の雰囲気が強いですが、宗春ゾーンは洋のカジュアルといった感じ。気軽な喫茶店とかが特徴的です。ただ、二つのゾーンはけっこう離れていて、両方を回るのはちょっとしんどい。二つを結ぶ道案内もあんまりそれを想定しないのか、ちょっと雑な感じがします。 -
名古屋城から、地下鉄で移動して。。
芳光は、徳川園近くの老舗和菓子屋さん。 -
楽しみにしていた銘菓わらび餅をいただきます。あの林先生も絶賛していたということですからね。
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と、このわらび餅はなんですかあ。表面にきな粉がまぶしてあるのはいいとして、餡子が入っているじゃないですかあ。それがたっぷりと水分を含んでいて、ぷるんぷるんのわらび餅と一体になって、すばらしいおいしさ。私のこれまでの既成概念を見事にぶち壊して新たな境地を切り開いてくれた感じ。ただ、そのおいしさは、敢えて言えば、大垣の水まんじゅうにつながるかもしれませんが。。
一方で、これがわらび餅の王道なのかというと、それは少し違う気もする。驚愕のおいしさの反面、このおいしさはやっぱりわらび餅が求めるところではない。つまり、おいしいけど違う。違うけどやっぱりおいしい。私の中ではいろんな思いがぶつかります。変な話、これまでいろんなわらび餅を食べて積み上げてきたものがブワーッと湧きあがってきて、ちょっと涙が出てしまいました。お菓子を食べて、涙が出たのは、中村軒の麦手餅以来じゃないですか。
申し訳ないですが、たぶん林先生はそこまでの思いはないですね。どっちにしても、これを安易にわらび餅がおいしいお店と紹介するのはちょっと違うような気がします。 -
そこからナゴヤドーム補法に向かって。
万粒は、大通りに面していて、ちょっと寂しげでしたが、あれれ。 -
ここのたい焼きもなかなか。皮がそれなりの厚みがあって、カリカリというかザクザクと歯ごたえが気持ちいい。この皮自体がとってもおいしいんです。たい焼きの皮は中の餡子のうまさを引き立てるためのものというイメージがありましたが、そのイメージを覆すもの。この新鮮なうまさには完全に脱帽です。
こんなところでも、ひょっこりとサプライズ。名古屋はすごいですねえ。 -
ナゴヤドームに向かうのに、大通りからだとむしろこのイオンモールの方が目立っていて、ここを目指して歩きました。イオンモールは、どこも悠々とした広さがありますが、ここはナゴヤドームの隣り。大勢のお客さんが一気に流れ込んでくることもあるのでしょうか。お菓子売り場なんかもほかのイオンよりさらに悠々とした広さがあるような気がしました。
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名古屋市東スポーツセンターは、ナゴヤドームの並びの大通り沿い。隣りと言えば、隣りなんですが、ちょっとと思っても意外に距離があります。
大きなゲートが目立っていて、図書館なんかも併設。総合的な施設なので、ここであれこれ時間を使ってくださいというようなコンセプトでしょうか。ただ、ナゴヤドームに行って、ちょこっと寄るというような施設でもない。観光客にとっては縁遠い施設かなと思います。 -
徳川園から中日ドラゴンズの根拠地、ナゴヤドームまで。ちょっと距離がありますが、とうとう歩いてきました。
試合もなかったし、外観を拝見しただけでしたが、白っぽい円盤のような屋根の形は近代的なイメージ。すぐ前にイオンの店があるので、なにかあるとこちらで寛げるのもいいかなと思います。ただ、逆に、イオンの他には何もないですけどね。 -
ここまでも、けっこう歩いてきましたが、ここからさらに覚王寺に向けて歩きます。ちょっと限界に挑戦する感じになってきましたね。
名古屋晴明神社は、安倍晴明を祀る神社。学校の敷地の続きの小高い場所に建っています。 -
なんで名古屋で安倍晴明?という感じでしたが、安倍晴明は、ここに住んでいたことがあったよう。限られた小さな境内ですが、そこにはたくさんの絵馬が下がっていたりして、ここでも安倍晴明の人気は絶大です。
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ぷれじゅーるちとせは、谷口の交差点からすぐ。おしゃれできれいなケーキ屋さんです。
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覚王山、上野といった地名を冠したパウンドケーキのシリーズがあって、それがなかなか面白い。覚王山をいただきましたが、しっとり上品な味わいが印象的でした。
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鍋屋上野浄水場は、谷口の交差点角。歩道から一段高くなった場所が公園のように整備されていて、
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そこからフェンス越しに旧第1ポンプ所を見下ろすことができます。
このポンプ所は、浄水場が給水を開始した大正3年から運用されたもの。イギリス製のレンガを用い、ヨーロッパ古典期の様式とバロック様式の折衷デザイン。いかにも頑丈そうな建物です。 -
少し進んで、ここからしばらくは水道の道です。
上野天満宮は、名古屋天神とも呼ばれる菅原道真を祀った神社。歴史は古く、平安時代の中期、安倍晴明一族が当地に住んだ頃が起源。 -
境内は緩やかな起伏があって、鳥居から本殿に向かう参道も何段かの石段。ただ、広い境内は隅々まできれいに整備されていて、本殿の赤い端正なデザインも美しいです。
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天満緑道は、鍋屋上野上水道から東山給水塔を結ぶ水の小径。名古屋市水道通水80周年を記念して平成6年に整備されたものです。
小径自体はレンガ敷きですが、両側には緑の植栽でそれなりに潤いがある。通学路にもなっていて、子供が集団で歩いている姿を見かけました。 -
水の歴史資料館は、天満緑道の途中。少し高台になったところに立派な建物が建っていました。
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こちらは、名古屋の上水道100周年を記念して、2014年に開館。
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尾張藩時代の「幅下水道」に始まる名古屋の上下水道の歴史などが丁寧に解説されていて、
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これらを見ていると水道を大事にしなくてはという気持ちが自然と湧いてきます。
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東山給水塔は、水の歴史資料館から下っていく大通りから、高台にそびえる赤い尖塔屋根の威容が見えてきます。
名古屋市上下水道局の給水施設で、高さは37.85m。鍋屋上野浄水場から送られた水を塔上の貯水槽までポンプで一旦押し上げ、そこから覚王山地区の高台に配水していたもの。周囲は工事中で遠くから見るしかありませんが、遠くから見てもなかなかの迫力です。 -
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で、ここからは少し寺巡り。
日泰寺は、明治37年、タイ王国から寄贈された仏舎利を安置するために創建された超宗派の寺院。しかし、境内は広大で、本堂ほか五重塔や楼門の構えは奈良の大寺の風格を思わせるもの。 -
少し離れた場所には巨大な納骨堂もあったり、途方もないスケール感を感じました。
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相応寺は、寛永20年(1643年)、尾張藩初代藩主、徳川義直が生母相応院お亀の方の菩提を弔うために創建した浄土宗のお寺。
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その後、義直の遺骨も当寺で供養されたという由緒もあるのですが、
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正直言えば山門から中門ほか、建物はかなり傷んでいて、荒れ寺の雰囲気もなくはない。
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格式を維持するのが困難になっているようなところがあって、ちょっと痛々しく感じました。
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善篤寺は、相応寺からさらに坂を上がった寺町の一角にある曹洞宗の寺。
山門を入ると細い参道が続いて、左手に折れて振り返ると本堂が建つという変わった配置。 -
名古屋府下では、万松寺や大光寺と並ぶ府下の三刹で一派の触頭。末寺14か寺を有したというかなりの格付け。なるほど、そういう目で見るとそうした雰囲気もあるように見えてきます。
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揚輝荘は、もともとは、松坂屋の前身、いとう呉服店の初代社長、伊藤次郎左衞門祐民の別荘として築かれた邸宅。大正7年から昭和12-14年頃まで徐々に整備が進みました。
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一番の見どころは、入ってすぐに姿を現すこの聴松閣。デザイン的には山小屋風なのですが、第一印象は赤いベンガラの壁のインパクトがすごい。名古屋風の大正ロマンとでもいうべきハイカラな建物です。
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さて、ちょっとスイーツで一服。
こちらのロンドン カップケーキは、覚王山エリアの南北に走る大通り沿い。ピンクのかわいらしい構えのお店です。 -
カップケーキはクッキーやバタークリームのデコレーションでディズニーっぽいキャラクターも。味には高級感はないですが、庶民的でそれもまた悪くない。イートインもあるので、すぐにその場でいただけます。
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旧昭和塾堂は、城山八幡宮に上って行く途中。いきなり崖の上にそびえる、教会みたいな修道院みたいな異様な建物が目に入ってきます。
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もともとは、昭和3年、愛知県が青年向けの社会教育に資するために建設した建物ですが、昭和18年には旧日本軍により接収。陸軍の東海軍司令部として使用されることともなりました。
現在は、見るからにちょっと崩れかけていて、危険。立ち入り禁止で、廃墟のようなことになっています。 -
で、その先が城山八幡宮。戦国時代の織田氏末森城の跡地に建つ神社で、市街地からでもこんもりとした神社の位置が見えるのですが、入口がなかなか分かりづらくてちょっと苦労しました。
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山頂にはそれなりの敷地。その奥にきちんとした本殿が建っています。
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八幡社、白山比?起神社、浅間社、山神社、一ノ御前社など複数の神社が明治時代に合祀されたようです。
周囲は見晴らし抜群。遠くに東山スカイタワー辺りもよく見えました。 -
ちなみに、末盛城跡は、現在の城山八幡宮の周辺一帯。城山八幡宮の境内入口に、「末盛城跡」と書いた石杭が建っていましたが、その他、城らしい痕跡はほとんどありません。
末盛城は、天文17年(1548年)、織田信長の父、信秀が駿河国今川氏などの侵攻に備えて築城した城。信秀は、その後、ここを居城としています。 -
桃巌寺は、末盛城主であった織田信行(織田信長の弟)が父、信秀の菩提を弔うために創建。
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坂の途中の入口から参道を入ると奥が深い境内です。
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ただ、こちらの見どころは、この名古屋大仏。台座も含めると15mの巨仏で、昭和62年に建立されたものですが、
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驚くべきは、周囲に何頭もの野生の像を配した奇抜なデザイン。
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夕暮れ迫る中で拝見したのですが、あまりのワイルドさにかなり驚きました。
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和菓子菓寮ocoboは、覚王寺駅近くの小さな和菓子屋さん。若いご主人がやっています。
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いただいたのは、クルミの羽二重餅。
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求肥に砂糖と卵白を混ぜたのが羽二重餅なので、真っ白なのを想像していたのですが、包みを開けると黄色がかった色合い。この色だと粟を混ぜているのかもしれません。高級感もあるし、いろんなことに挑戦しているお店だと思います。
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そして、最後は栄で晩飯。
うどん錦は、カレーうどんの有名店なんですが、ちょっとこれまで縁がありませんでしたね。 -
どろんとしたカレーのルーは最初口にするとそれほどうまくもないのですが、食べ進めるにしたがってだんだんとそのスパイシーなおいしさが分かってくるといった感じ。きしめんにも合うんじゃないかと思いましたが、ご主人いわく、「名古屋人はきしめんは食べない。なにも知らないんだねえ。」みたいな言い分。やっぱり何か強いポリシーがあるお店です。
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で、今夜の宿はホステル わさび。名古屋駅至近で、便利な場所にあるし、受付の辺りの共同スペースも十分。トイレも含めていろんなところの清潔感もあるので、確かに評価の高いことは分かります。
ただ、カプセルホテルみたいに狭くて、やっぱり窮屈感は否めない。少しはリラックスしたい人にはお勧めできないかなと思います。 私も、次はないかなと思います。
さて、名古屋市内はこれで終わって、明日からがいよいよ本番。ひな祭りシリーズです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 夢道乗光さん 2019/09/11 10:05:36
- 凄過ぎる! 名古屋遊覧
- たびたびさん こんにちは!
名古屋遊覧の旅を興味深く拝見しました。名古屋に在住ですが、水の歴史資料館とか桃巌寺、名古屋大仏は知りませんでした。2日間でこれだけ探訪し、しっかり見て回りましたね。しかもグルメも色々と楽しまれて感心するばかりです。 夢道乗光
- たびたびさん からの返信 2019/09/13 10:59:38
- RE: 凄過ぎる! 名古屋遊覧
- 本当は、二日目は徳川美術館で「尾張徳川家の雛まつり」を拝見するつもりだったのですが、訪ねると翌日から始まるということでがっかり。なので、水道関係の散策に切り替えました。
「尾張徳川家の雛まつり」は、来年、再チャレンジする予定です。
夢道乗光さんは、名古屋在住の方ですか。名古屋の人は、名古屋城以外、名古屋には何もないってよくおっしゃるような印象があります。ただ、私は、逆にいろいろありすぎて、説明するのが面倒くさくなってしまうというのが真実に近いんじゃないかと思っています。名古屋もそうだし、愛知もそう。どうかすると中京地区全体が同じようなことなのかな。
しばらく、てこずってきましたが、だんだん、ピースが埋まってきて、全体像がぼんやり見えてきたような。今はそんな感じです。
たびたび
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