フランス、スペインのバスク地方６ビルバオ街歩き。　帰国便は又キャンセルって!!

2018/11/14 - 2018/11/21

　　「ビルバオ」はサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の街として栄えてきたそうです。　１３００年、街が建設され、商業の中心地となりました。　　この地方で採れる鉄鉱石をビルバオ港から輸出、イギリスに運び帰りに石炭を積んで戻ってきたそうです。　その為製鉄業が発展し、１９～２０世紀は工業都市となりました。　　
　１９８０年代に工業危機が起こり、街は衰退。　　そこで、文化、観光都市として「グッケンハイム美術館」を誘致。　　街にはデザイン都市としての建築物が見られます。　　旧市街や新市街の街歩き、建物ウォッチングを楽しみました。

　帰りの飛行機（ビルバオ～ブリュッセル）は何と直前にキャンセル、突然の欠航です！！　　他にブリュッセル行きはありません。　　小さい空港で係員も少ない中、添乗員さんが行き先変更等の交渉をして下さり、ツアー全員バラバラですが、無事帰国出来ました。　　こういう時、本当にツアーで良かったと思いました。

エリア ビルバオ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ビルバオで宿泊したホテルです。　「カールトンホテル」

　モユア広場にある、白い外観のホテルです。

Hotel Carlton ホテル

　部屋は上層階でしたが、ベランダから外に出られました。

　気をつけて出ると、モユア広場が見えました。

Hotel Carlton ホテル

　部屋は広いです。　　　スーツケースが二つ広げられました。

　コーヒーメーカーがありました。

　洗面所はダブルシンクですが、広くはなかったです。

　バスタブがあり、お湯の出も良かったです。

「モユア広場」　　ビルバオの中心の広場です。　　楕円形の広場で中央は公園になっています。

モジュア広場 広場・公園

　ホテルの前には、地下鉄の乗り場があります。　　

　この透明な部分が入り口です。　「ノーマン・フォスター」による設計。

モジュア広場 広場・公園

「ビスカヤ橋」　　１８９３年に開通した世界最古の運搬橋。

　今も現役で動いています。　２００６年に世界遺産に登録されました。　

ビスカヤ橋 建造物

ゴンドラに乗ります。　　ゴンドラは上から吊るされて、ネルビオン川をを渡ります。

ビスカヤ橋 建造物

対岸に着きました。　　広場があって、建物も歴史がありそうです。

　橋にはゴンドラの他に、両側のエレベーターを使って、上のほうを徒歩で渡る事も出来ます。　　どちらかと言うと、観光用。　　でもエレベーターは休止していました。

ところが、対岸のエレバーターは動いていました。　　

　早速、上まで昇って橋の上を歩き、又同じエレベータで降りてきました。

ビスカヤ橋 建造物

橋の中央からの景色です。　天気が良くてよかったです。

ビスカヤ橋 建造物

　エレベーターで降りて、ゴンドラで戻りました。　　土産物を売っています。

　エレベーターが動いているとか、止まっているとか何も表示していないのですね。　　日本では考えられないです。　でもそんなものらしい。

　

ビスカヤ橋 建造物

　市街に戻ります。　　途中見える高層ビルは「イベルドローラ社」のビル。

　２０１２年建築で、ビルバオで一番高いビルです。　　資源開発会社、保険会社等が入っているそうです。　　４１階ですが、他が低いので大変目立ちました。
　工業が衰退し、新しい都市計画によって造られた地区です。

「グッケンハイム美術館」　ビルバオと言えば、ここです。　

　バルセロナに次ぐスペイン第二の工業都市であったビルバオ。　１９８０年代に工業が衰退して、観光、サービスの都市に変換。　ニューヨークに本部を置「グッケンハイム美術館」の誘致に成功し、観光文化都市として変換を遂げました。

グッゲンハイム美術館 博物館・美術館・ギャラリー

「ママン」このモニュメント(クモ）の名前です。　　六本木ヒルズにもありますね。

グッゲンハイム美術館 博物館・美術館・ギャラリー

　「パピー」　　仔犬だそうです。　　私ずっと猫だと思っていました！

グッゲンハイム美術館 博物館・美術館・ギャラリー

　花のメンテナンス中。　植木鉢に植えられた花を取り付けてあります。

　全体の入れ替え時に行くと、全体が覆われてしまって見えないそうなので、見られて良かったです。

「ズビズリ橋」　「ズビズリ」とは白いという意味だそうです。

　ネルビオン川にかかる歩行者専用橋。　　美しいアーチを描く橋。スペイン人「サンティアゴ・カストラバ」の設計。　床には半透明のガラスタイルが敷かれています。　　景観は美しいですが、濡れるとすべるので地元の人の評判は良く無いらしい。　　　　まさに観光目的で実用的でない橋ですね。

ズビズリ橋 建造物

旧市街にやってきました。　「リベラ市場」

　後で行きました。　市場に行くなら午前中ですね。　午後は閉まっている店が多かったです。　バルもありました。

リベラ市場 建造物

旧市街の通りです。　　両側にバルやショップが並びます。

　狭い通りは歩行者天国になっています。

「サンチャゴ聖堂」　「サンチァゴ･デ・コンポステーラ」への巡礼の道。として世界遺産に登録されています。

　１４世紀に建設を始め、１８８７年に完成したそうです。

サンティアゴ大聖堂 寺院・教会

　「新広場」　　建物の囲まれた四角形の広場。　　一階部分のアーチが美しいです。　　　このアーチの奥にはバルがあります。

　昼前なので、まだ１～２軒しか営業していませんでした。　　人気の店もあるようです。　スペインは午後から、それも３時頃から始まり９時頃から深夜がピークだそうです。　　日本人の感覚とは違いますね。　　昼寝の習慣がありますから。

新広場 広場・公園

「サンニコラス教会」　旧市街の入り口付近にある教会。

　２本の尖塔があります。　　中央には時計のついたクーポラがあります。

　外壁につけられた装飾が美しい、バロック様式です。

サン ニコラス教会 寺院・教会

教会と道をはさんで、公園がありました。　　散策する人が多かったです。

「JADO PRAZA」　　新市街中央にある、三角形の広場です。

　ライオンの噴水が美しい。

　「ＢＢＶＡ」

　　ビルバオに本社をもつ銀行グループ　　ローマ建築のような円柱が風格を感じます。

「アバンド駅」　ステンドグラスが美しい駅。　　スペイン国鉄「Renfe」が発着しています。　
　ショップやカフェもありました。

ビルバオ アバンド駅 駅

　ステンドグラスの前に、ブロンズ像がありました。

ビルバオ アバンド駅 駅

「コルコンディア駅」　　この外観が特徴的。旧スペイン狭軌鉄道の駅。

　外観が印象的です。　　駅舎の前は、川になっていました。

ビルバオ コンコルディア駅 駅

「アリアガ劇場」　　コルコンディア駅から全体像を撮しました。

　ビルバオ全盛期の１９３０年に落成。　　夜はライトアップされるそうです。

アリアガ劇場 建造物

　少し歩くだけで、素敵な建物に出会います。

　歴史を感じさせる建物。　　普通にテナントが入っていました。

「図書館」　　ガラスの外観がモダンな図書館。

「ビスカヤ県議会」　　　　　　　　　宮殿のような建物。　　

「エル・コンテ・イングルス」　　スペインのデパートです。

　お土産はここが一番でした。　日本と違い上のほうのお土産や食料品を売っているフロアで、お惣菜がありました。　　　この日は自由食。添乗員さんがパエリアが人気のバルに案内してくれるそうですが開店時間が遅い、今夜はツアーの最終日。　荷物の整理をしたいので迷っていました。　　　ここの総菜屋さんでパエリアを買って部屋で食べました。　デパートなら味は大丈夫かなと。　　正解で、とてもおいしかったです。　　ここで他の総菜もいろいろ買って、ワインも買って部屋で宴会でした。　

「PLAZA　Circular」　駅も近く、デパートもすぐそこにあるので、人通りの多い広場でした。

このスーパーは遅くまで営業していて、助かりました。

　モユア広場にある建物。　「パラーシオ・チャバリ」
　政府機関のようです。

モジュア広場 広場・公園

　ビルバオ、ツアーのランチで訪れたレストラン「ETXANOBE」

　ミシュラン１つ星のレストラン。　　インテリアも素敵でした。

　料理も美味しかったです。　　いろんな種類の料理が出てきました。

　肉と魚も両方美味しかったです。　店のスタッフも感じ良かったです。

デザートも美味しかった。　　量も十分でした。

カールトンホテルの朝食会場です。　　優雅な雰囲気です。

Hotel Carlton ホテル

　種類は多かったです。　　

Hotel Carlton ホテル

　生ハムもありました。　　　卵も希望を言って焼いてもらえます。

　飲み物でチョコレートを頼んだら、持って来て下さいました。

Hotel Carlton ホテル

　最終日の朝。　7時半頃ですが、まだ薄暗い。

　この広場の先の建物は、公共施設ですが、下からプールの底が見える事で知られています。　　まだ閉まっているし、雨が降ってきたので引き返しました。

「バスク衛生局」　　ガラスを使った、なんとも不思議な形の建物。
　朝の散歩も終わり、ビルバオ空港から帰ります。

　前回、ドイツのツアーで帰りのヨーロッパ内の便がキャンセルになりました。　今回も同じ旅行社なので、添乗員さんにその事を言ったらチェックしていたそうです。　帰りの集合の時には大丈夫ですよ、って。
それなのに、同じ事が起こるとは！！

　ビルバオ空港に着きました。　　ここからブリュッセル航空でブリュッセル経由ANAで帰ります。
　ところが、チェックインに並んでいた時、乗るはずの飛行機の欠航の発表が！！　　ビルバオからブリュッセルへの直行便はこれだけです。という事は、ANAの成田行きにも乗れません。　他の都市に飛んで、日本に帰る便を確保するしかありません。　　小さい空港なので、窓口は少なく、係員の対応も悪い。　　　添乗員さんが、必死で交渉して下さいました。　　チケットの取れた人からツアーの人にお別れを言って出国です。「取れてよかったね」と声をかけて、ドキドキしながら自分が呼ばれるのを待ちます。取れる保証がないので。　　結局、皆バラバラのルートで日本に帰れました。ツアーは１５人です。　　ヨーロッパ内の移動は、　　二人組なのに、ひとりで乗りつぎになってしまう人がほとんどです。　　

ビルバオ空港 (BIO) 空港

　私達のチケットが取れました。　ルフトハンザ、フランクフルト経由で羽田に帰ります。　成田着から羽田着に変更です。　夫婦一緒の便で良かった。　　　　　ほとんどの人は、ヨーロッパ２回乗り継ぎでANAでミュンヘンやデュッセルドルフから帰国でした。　ヨーロッパ内の移動では夫婦、グループが違う便になる人が多いようです。
　添乗員さん曰く、私達はスターアライアンスのゴールドが効いてルフトハンザが取れたそうです。(確信はありませんが)　ステイタスを取っておいてよかった、とつくづく思いました。　

ビルバオ空港 (BIO) 空港

　航空券の取れた人からツアーの人達にお別れを言って移動します。　　　　　　　
　ビルバオのラウンジに行きます。　　小さい空港なので、ラウンジはここだけ。　共同ラウンジでした。
　場所がわかりにくいとの情報でしたが、その通り。　　ぐるぐる歩きました。

ビルバオ空港 (BIO) 空港

　ルフトハンザでフランクフルトに向かいます。　　　

　ブリュッセル航空のイメージは行きでも良くなかったけど、さらに悪くなりました。

　ルフトハンザなので、サンドイッチとコーヒーをもらいました。

　水まで有料のブリュッセル航空は、もう乗りたくありません。　

　フランクフルトに到着しました。　　何だかホットしました。
　　ここまで来れば日本に帰れる、と。

　今回、ブリュッセルでの乗り継ぎ時間が長かったので、こうやって振り替え出来ましたが、(乗り継ぎ時間を利用して、ブリュッセルの観光をする予定でした。)　普通の５時間位の予定ではどうなったかわかりませんね。ヨーロッパ内の乗り継ぎが時間切れで出来ないかもしれません。　

ルフトハンザ ビジネスラウンジ (フランクフルト国際空港) 空港ラウンジ

　ルフトハンザ、到着前の朝食です。　　洋食。　　
　CAのおじさんは、１列目の男性とずっとおしゃべり。　　隣りの列の人が食べ始めても、まだおしゃべり。　私達の列は「おあずけ」状態です。　　やっと聞きにくるけど、一人か二人希望を聞いては運んでくる、という超効率の悪い仕事。　いらいらしながら待ちます。　　　後ろでもCAさんとおしゃべりばかりしていました。

こちらは夫の朝食、和食。　　あまり美味しくなかったそう。　　ご飯は固かった。

　モニターを見て発見しました。　ANAにはないプログラム。

　ウィーン楽友協会でのコンサート。　良かったです。　

　確かに、ビジネスクラスは満席でした。

　羽田に無事到着。　　結局、当初の予定より早く着きました。　羽田では、旅行社からの出迎えがありました。　そりゃそうだよね。フランクフルトで無事に飛行機に乗って羽田に着いたか、確認しなくてはね。　　どこかで迷っているかもしれないし！　　
　無事着きましたがルフトハンザに変更になったので、ANAのマイル増量キャンペーンとか、SFCのアップグレードポイントとかが無くなってしまいました。　　

羽田空港(東京国際空港) 空港

国内線に移動します。　　近くにあったパワーラウンジに行きます。　　その後、ANAのラウンジですごしました。　　国内線も旅行社で手配を頼んだので、ビルバオで成田便を羽田便に振り替えてもらえました。　いつもはポイント等を使いたいので自分で予約するのですが、今回はポイントが残っていなかったので頼みました。　　よかったです。　　　ラウンジでは、新聞各種を読んですごして、国内線で中部空港に帰りました。　　　　　　　後日、添乗員さんから電話を貰いました。　　彼女だけ航空券取れず、翌日の帰国になったそうです。　　　でも本当にツアーで良かったと思って、旅行社にお礼の手紙を書いてしまいました。　　　　　　　終わりです。　　読んでくださって、有難うございます。

羽田空港国内線ラウンジ 北ウィング (サクララウンジ) 空港ラウンジ