2019/01/20 - 2019/01/20
101位(同エリア239件中)
壁ぎわさん
牡蠣ツアーも 牡蠣を食べ飽きた一行は観光へと移りました
訪れたのは室津です
はるか昔に開港したここ 瀬戸内の奥まった港
神武天皇の東征先導役が室津に港を建設したといわれています。
そして、ここを港として本格的に進めたのは 僧 行基でした。
地形的には 湾の奥の奥
藻振ノ鼻(室津半島先端部)と金ヶ崎(たつの市・相生市境)で囲まれた室津湾の、更に東側奥にあることから、
「室の如く静かな津」 建物の中にいるような静かな港と呼ばれたのが 室津の名の起こりと言われています。
江戸時代になると、参勤交代の西国大名の殆どが海路で室津港に上陸して陸路を進んだため、
港の周辺は日本最大級の宿場となりました。
船を泊め置くのに格好の静かな港だったのです。
波静かな瀬戸内の そのまた静かな港の 奥の室津の港
船を止めおくにも安全ですから。
通常、宿場におかれる本陣は、1軒、多くとも2軒ですが、
室津には6軒(肥後屋・肥前屋・紀国屋・筑前屋・薩摩屋・一津屋)もありました。
また外国からの派遣団 朝鮮通信使もこの港を使っていました。
江戸参府で室津に滞在したシーボルトは賀茂神社 参ろう所から見た播磨灘を「日本の美しい景色として」絶賛しました。
そんな風景が、多くの文豪、文人墨客を魅了し竹久夢二、井原西鶴、谷崎潤一郎、司馬遼太郎、つげ義春、平岩弓枝らが来訪し作品にとりあげています
今は小さな漁村ですが このことを覚えていると 見る目が変わります
好きな土地なので ついつい饒舌になってしまいました。
奈良時代から江戸時代まで栄えたところですと紹介していますが、ここまでとはご存知の方は皆無ですね。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
海岸沿いを走る道からこのループ橋を降りると
室津の港に到着します
港の前には 牡蠣を売る店が並びます
水産市場では数軒の店が 焼き牡蠣の試食をして
人を集めていますが
私たちは 室津の町を 散策することに -
車を途中の 観光客用駐車場
数台分確保されています
知らない人が多いのですが
そこから歩いて 回っています
まず 加茂神社
昔栄えた 海運の町だから
海が見えるところに 大きな守り神の神社ですね -
昔の室津の町と神社の地図
-
神馬(白馬)が居たんでしょうね
いまでは 作り物になっていました -
神社から見た瀬戸内海
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海側にもいくつも小さなお社が
-
又お寺の数も 人口に合わないほど 多く
中には 土佐に流刑された 浄土宗開祖の法然上人が
貝がらで掘ったと言われる
真水の湧く 岬の先端の井戸もありました -
ここですが 水はありませんでした
-
寺も多い所
昔 港町だったところ
遊女の墓を 置く寺もありました -
神社仏閣以外にも
面白い所が有ります
昔の 本陣脇本陣が そのまま 建物を残して資料館になっているところもあります。室津民俗館 美術館・博物館
-
まずは室津民族館に
入館料 200円 海駅館と共通なら 300円です
姫路藩御用達の商家であり
江戸時代は
九州から船で来る大名の上陸地で
本陣も務めたところです -
昔の 道具や 調度品が飾って有りました
-
二階に上がり 窓からの景色
畳とベランダと 景色と 落ち着くものばかりで
ここにいると 時間の経過が 遅くなりそうな所です -
御殿付きのひな壇
暗い昔の民家では
写真がきれいに写りません
まさか フラッシュ焚く訳にもいかないよね -
こんなお雛様 どれほどの大家だったんだろう
-
そして 古い市松人形も
つい どの子が 今も髪の毛が伸びるのかな?
聞いてみたくなりそうな… -
サトちゃん
-
ブラウン管テレビも
これ 捨てようとすると 5000円ですからね -
一度立ち寄ってみたい寿司屋
この街の ただ一軒の料理屋ですね -
今度は 室津海駅館です
焼き板の格子 港町らしい作りですね
ここも本陣でした室津海駅館 美術館・博物館
-
同様の案内が
共通券だとお得です -
では 室津海駅館に入りましょう
その前に 洋式のきれいな水洗トイレと
障がい者用のトイレは ココを使ってください
これ知って居るのと知らないとでは大違いですからね -
ここは北前船も 関門海峡から瀬戸内海に入り 回ってきていたところ
羽ニシンも多く陸揚げされていました
見の部分は身欠きにしんとして
骨は 真綿作りの肥料として欠かせなかったと -
朝鮮通信使の上陸もここが多かったんだと
-
そんな外交に 今日する料理も
-
料理も もてなしですから
この地の最高の贅沢
きっと 作る人はほとんど 食べた事の無いものだったんでしょうね -
山鳥 伊勢海老 アワビも
-
鮎も重ねて重ねて
それが高級感だったのか -
いやはや ここまで積み上げるとは…
-
それがこんな 料理だったのですね
-
なににしても 高いのが良い事だったのでしょうね
-
それでは お茶しに行きましょう
実は 役所のホールで 喫茶室が設けられているのです
ほとんど人の知らない穴場ですから…
あれ!?
なんだなんだ…
15時まで…
時計を見ると 15時10分でした 残念
ここも次回の楽しみにしますか
壁ぎわの牡蠣ツアーの様子でした -
帰り道 道の駅御津に立ち寄って
道の駅 みつ 道の駅
-
ショーケースの中を見てるだけ
-
ここの焼き牡蠣も 高いんだよね
たあ 道の駅の端っこに
中で買った牡蠣を勝手にバーベキュー出来るところが有るのですが
もうこの時間 火は落とされてました -
ここでも牡蠣食べ放題やってます
40個食べる気が有れば… -
もうそこは姫路
こんな物も売ってました
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