2019/01/09 - 2019/01/09
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shoubunreiseさん
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低湿地と言えば、今から300年ほど前の江戸も、正に町人の住居であった。家康が連れてきた三河以来の旗本や大名の上中屋敷が、当時の山の手や駿河台など高台に配置されたのに対し、士農工商の末尾2組は、埋め立て地や葦の茂る低湿地を開拓させられ、苦労してつくりあげたのが、現在の日本橋であり、向島であり、深川・築地である。江戸期後半に入ると火事や大名屋敷の配置換えで海沿いにも大名屋敷が移されて、有名な忠臣蔵の討ち入り直後の凱旋行軍の途中47士が寄った浅野内匠頭の確か中屋敷が今の築地にあるが、基本的には庶民は狭隘地に押し込まれていたのである。築地といえば居留地でもあり、20カ国を越える、公使館、領事館があったという。
さて横浜、まず中華街大通りを歩く。大変な混雑だが、何故か親しみがわく。軒先に並んでいる蒸し器の湯気が食欲をそそる。肉マンやゴマ団子などを食べながら若者がそぞろ歩きを楽しんでいる。聘珍楼、華正楼・萬珍楼など美味しい店がおおいのだが、次回の楽しみにしておく。ここから長安道を南へ行き西の橋から高速の下をくぐり元町へ出る。外人向けの商店街として発展してきたこの街は、いまでは日本の流行発信地の一つとしても著名になったと言われる。石畳の街路600メートルが続く両側に洋服や雑貨、家具やケーキ屋さんが並ぶ。有名なバッグ専門店キタムラの本店もある。お店の数200以上。今回歩いて驚いたのは大抵の店が値引きセール、それも50%はザラ、なかには70%引きもあっていまさらながら、不景気とデフレを痛いほど感じたのであるが、元町ブランドまでが!と言うのが実感である。
この元町を起点に歩き回るはウォーキングのルートとしては代官坂を上り、元町公園から、エリスマン邸/山手234番館、外人墓地、横浜市イギリス邸経由港の見えるが丘公園へ至るコースか、石川町駅を起点にして山手イタリア山庭園を先にまわるかであろう。
中華街への年間観光客1600万人、そのうちどの位の人が外人墓地や元町商店街まで足を延ばすかであるが、人気の一つは長時間楽しめることと飲食店が充実していることだそうである。横浜にはこの他、ランドマークタワー、MM21、馬車道、山下公園、三渓園、ベイブリッジ、八景島シーパラダイス等々迷うほど観光名所があるが、横浜全体の年間3000万人をこえる観光客の半数以上がこの中華街/元町に来ている計算になる。少し郊外の鎌倉を入れると、横浜全体の観光客は、京都のそれ4000万人を優にこすと思うが、こんな近くに住んでいて、まだ良く分かっていないことを痛感した。
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