ニュージーランド最南の町ブラフからクイーンズタウン経由でクライストチャーチへ

2019/01/12 - 2019/01/14

2019年1月にニュージーランド南島のドライブ旅行をしました。クライストチャーチから時計回りで東海岸を南下し、島の西側の山岳道路を北上するルートを選びました。走行距離は1900ｋｍほどです。オマル、ダニーデンを経由して島の最南端の町ブラフへ、そしてブラフから島の西側を北上してクイーンズタウン、ワナカ、マウントクック、テカポ湖を見学しながらクライストチャーチに戻りました。この旅行記では、旅行後半部のブラフからクライストチャーチまでの行程を紹介します。

1月（夏季）のニュージーランド南島の天気は概して良いのですが、毎日が晴天という訳ではありません。天候の良し悪しで、観光の印象が大きく異なります。気ままなドライブ旅行ですので、天気予報を参考にしてドライブ・ルートの小修正をしながら、観光しました。天気が良い日は自然観察を、曇りや雨天の場合は博物館や町中見学をするように調整しました。それでも楽しみにしてしていたマウントクックやテカポ湖を訪れた時は曇りや雨模様で、写真や絵葉書で見るようなクリアーな景色ではありませんでした。ちょっぴり残念でしたが、時にはこのようなこともあります。

エリア クイーンズタウン(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 航空会社: ニュージーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

1月12日
最南端の町ブラフから1号線、6号線を通って217km先のクイーンズタウンへ向かいます。天気予報によれば、今日は晴天ですが明日から天気が下り坂に向かうとのことです。早めにクイーンズタウンに到着して、周辺の観光をすることにしました。1号線の最南端出発点スターリング・ポイントのホテルを9時前に出発しました。

2時間程でワカティブ湖に到着しました。前方がクイーンズタウンです。湖の東側を走る6号線沿いにある展望台（Devil's Staircase Lookout Point）で小休憩です。
晴天の湖は青色で風もないので、とても美しくロマンチックです。

クイーンズタウンの町に到着しました。まだ昼前です。予約しておいたホテル（Novotel Queenstown Lakeside）でチェックインできるかどうか確認したら、可能だとのことです。チェックインして、早速クイーンズタウン観光に出かけました。

クイーンズタウンとその周辺には沢山の見所があります。詳細は別の旅行記（https://4travel.jp/travelogue/11451735）で紹介させて頂くことにして、この旅行記では簡略にクイーンズタウン観光の紹介をしたいと思います。

Novotel Queenstown Lakeside ホテル

スカイライン・ゴンドラ（Skyline Queenstown）で展望台に登りました。クイーンズタウンの町とワカティブ湖が眼下に広がっています。天気も良く、眺め良好です。

展望台は結構混みあっていました。素晴らしい景観だと思います。

天気の良い今日中に湖の周辺を見学することにしました。細長いワカティブ湖に沿って湖の北の果てまで行ってみることにしました。クイーンズタウンから50kmほどの距離ですので、道路が混んでなければ1時間程で到着できます。

スカイライン ゴンドラ レストラン & リュージュ 体験・アクティビティ

湖沿いの道路からの眺めは良好でした。前方に雪に覆われた山々が見えてきました。

湖の最奥、グレノーキーに到着しました。グレノーキーは小さな村ですが、ホテル、キャンプ場などがありました。

グレノーキー 滝・河川・湖

湖に突き出た桟橋がありましたので、先端まで進んでみました。

観光客を乗せたモーターボートが軽快に湖面を走っています。この辺りはクイーンズタウンほど混んでいません。景色が良くて、静かで、なかなか良い所です。

ワカティブ湖の最奥部分で暫く過ごしてから、クイーンズタウンに戻りました。グレノーキーとクイーンズタウンの間の道路（Glenorchy-Queenstown Rd）は舗装され、混んではいませんでした。湖や山々の景観を楽しみながら軽快に車を走らせることができました。

車をホテル近くの駐車場に停めて、町中散歩に出かけました。湖畔に観光船が停泊しています。

キューブック 観光名所

町中にはお洒落なショップやレストランがあり、観光客がブラブラ散歩をしています。
夕方になったので、ホテルに戻って夕食です。

ホテルのレストランを利用しました。
今日は長距離ドライブでしたが、天候に恵まれ、美しい景観をしっかりと楽しむことができ、充実した1日でした。地元ビールで乾杯です。

スープとメーン料理です。サーモンにソバと野菜が添えられていました。美味しい料理でした。

1月13日
天気予報では、今日は曇り時々雨で、良くありません。かつてゴールドラッシュで栄えた町アロータウンを訪問しました。クイーンズタウンの東約20kmにあり、車で30分程で到着しました。アロータウンのメーンストリートです。雨が降ってきました。

アロータウン 旧市街・古い町並み

博物館（Kake District Museum)を訪れました。ゴールドラッシュ時代の様子などが展示されています。

アロータウンは1862年に金が発見されてから発展した町で、19世紀後半の最大人口は7000人にもなったそうです。博物館には、ゴールドラッシュ初期の様子や道具類などが展示されていました。

レイクス ディストリクト博物館とギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー

アロータウンから北に進むと、ワナカ湖があります。この湖も美しい景観で有名ですが、今日は天候が良くありません。湖に行く途中のワナカ空港のレストランで小休憩しました。小さな飛行場ですが、遊覧飛行などを楽しむことができる空港です。でも天気が悪いので、飛び立つ飛行機はありませんでした。

ワナカ空港 (WKA) 空港

飛行場の一角に交通博物館＆おもちゃ博物館（National Transport & Toy Museum）がありました。

交通 & おもちゃ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ワナカの観光案内所です。

観光案内所 観光名所

案内所には観光情報だけでなく、付近で見られる動物や植物の展示説明がありました。付近観光の参考になります。

町中の小高い丘に登ってみました。記念碑（Wanaka War Memorial）が建っていました。

この丘からワナカ湖が良く見えましたが、曇り天気で、湖面は灰色っぽくて美しくはありません。今日はマウントクックまで行く予定ですが、天候が良くないのでワナカ観光を切り上げて、先を急ぐことにしました。

ワナカの町を出るあたりで、傾いた奇妙な家々がありました。アミューズメント・パークでした。付属の駐車場は車で殆ど満杯でした。この地方で人気の施設のようです。

パズリング ワールド テーマパーク・動物園・水族館・植物園

ワナカから8号線で北に向かうと、峠に展望台（Lindis Pass Viewpoint）がありました。休憩を兼ねて付近を散歩しました、雲が切れ、一部ですが青空が見えます。晴れてくれると良いのですが、------。

展望台から上に登るルートがあり、何人かが登って行きました。見晴らしが更に良い場所があるようです。時間余裕もありませんので、登山は見送りです。

6号線を進み、マウントクックに続くマウント・クック・ロードに入りました。舗装道路で比較的平坦で見通しも良いので、快調に飛ばします。

道路脇の展望台（Peter's Lookout）からマウントクックまで繋がるプカキ湖が良く見えました。ライトブルーの水面がとても綺麗です。

前方にマウントクックが現れましたが、残念ながら半分以上雲で覆われ、山頂は見えません。

マウントクック・ビレッジにある今夜のホテル（Mt Cook Lodge and Motel）に到着しました。当初はマウントクックが目の前に広がるハーミテージ・ホテルに宿泊したかったのですが、満杯でした。
我々が宿泊するホテル（Mt Cook Lodge and Motel）はハーミテージ・ホテルの姉妹ホテルで、両ホテル間にシャトルバスサービスがありました。チェックイン後に行ってみることにします。

マウント クック ロッジ&モーテルズ ホテル

我々のホテルのチェックインカウンターです。脇にソフトドリンクの販売機があります。Lodge & Motelの雰囲気が感じられます。部屋に荷物を運び入れ、ハーミテージ・ホテルに向かいます。

ハーミテージ・ホテルのフロントです。豪勢で立派です。

ザ ハーミテイジ ホテル マウント クック ホテル

ホテルのショップでは、食べ物や飲み物の他に防寒衣料品など多様な品々が売られていました。値段は高めの印象です。

ハーミテージ・ホテルのパブ＆レストランに行ってみました。なかなか良い雰囲気ですが、メニューを見ると高めです。窓の外を見ると曇りで、マウントクックの姿も良く見えません。景色を楽しみながらであれば、多少値段の高い夕食も許容範囲ですが、景色がダメなので考えものです。

我々のホテルにもレストランがあり、多分、価格も安いでしょうからそちらで夕食を取ることにしました。

宿泊ホテルのレストラン（Chamois Bar & Grill）で注文したピザは22NZDで、妥当価格です。味も良好でした。

シャモア バー＆グリル バー

家内が注文した"Beer Battered Fish", 24.5NZDです。美味しそうな名称メニューですが、フィッシュ・アンド・チップスでした。
中腹から頂上にかけて雲で覆われたマウントクックを眺めながらの夕食でした。

夕暮れ時に風向きによって一部晴れ、マウントクックの山肌が見えましたが、頂上は望めませんでした。天候は運ですので、止むを得ません。

1月14日
翌朝も曇りで、マウントクックは雲で覆われていました。天気予報では、今日も曇り空が続くとのことです。晴れる可能性がないので、次の目的地であるテカポ湖に向かいます。

テカポ湖の西にある小山(Mt Jhon)の頂上です。ここは見晴らしの良い場所で、テカポ湖を見下ろせることでも知られています。カンタベリー大学天文台もあり、観光スポットです。山頂の駐車場に車を停めて、景観見学をします。

マウント・ジョン･サミット 山・渓谷

下方にテカポ湖が見えました。晴れていれば、湖や周辺の色合いが素晴らしい場所ですが、曇っているので鮮明度が劣ります。

天文台にカフェがあり、沢山の観光客がいました。コーヒーを注文しましたが、15分以上待たされました。丁寧に入れてくれた本格的コーヒーでしたが、待たせすぎの感じです。

マウント ジョン天文台 建造物

テカポ湖の畔に建つ「良き羊飼いの教会,Church of good Shepherd」には沢山の観光客がいました。内部は撮影禁止でした。

善き羊飼いの教会 寺院・教会

湖側からみた教会です。

テカポ湖の景色です。周囲には赤や青色の花々が咲いており、晴れであれば素晴らしい景色だろう、と思いました。何ともアンラッキーな天候です。

教会の横50m程の湖畔に建つ「牧羊犬の像、The sheepdog memorial」です。

バウンダリー犬の像 モニュメント・記念碑

像の説明プレートに、この像は1968年3月に建てられた、と書かれています。教会は1935年に建てられていますので、33年後に牧羊犬の像が建てられたことになります。教会と牧羊犬は、良い組み合わせ対であると思います。

テカポ湖から79号線と1号線を3時間程走って、230km先のクライストチャーチ国際空港に到着しました。夕方の航空機で、オークランドに移動します。
空港Hertzでレンタカーを返却しました。

クライストチャーチ国際空港 (CHC) 空港

ニュージーランド航空カウンターで搭乗手続きを済ませ、ビジネスラウンジで搭乗までの時間を過ごします。ラウンジには豊富な食べ物がありましたので、ここで早めの夕食を済ませました。効率的です。

オークランド便に搭乗します。

これが搭乗する航空機です。

クライストチャーチ国際空港を離陸したら、1時間半ほどでオークランド空港に到着です。

オークランド空港は国際空港と国内空港がありますが、今回は国内便ですので国内空港への到着です。無料のシャトルバスで国際空港に移動し、空港前にある今夜のホテル（Novotel Auckland Airport）に向かいます。

オークランド国際空港 (AKL) 空港

ホテル入り口です。空港のホテルは移動距離が殆どありませんので、とても便利です。

Novotel Auckland Airport ホテル

ホテルの部屋からオークランド国際空港が良くみえました。クライストチャーチ空港ラウンジで夕食を済ませていますので、バーでビールでも飲んでから一休みします。

1月15日
ホテルのビュッフェ朝食です。５星ホテルだけあって、ジュース類、果物、食べ物の種類も豊富でした。リッチで充実した朝食を取り、次の行動開始です。

今日からニュージーランド北島の観光開始です。空港でレンタカーを借りて、次の目的地ネーピアに向けて出発です。