東国三社のうちの二社である香取神宮（千葉県）へお礼参り、鹿島神宮（茨城県）へ初めての参拝　

2019/01/20 - 2019/01/20

一昨年後半から何かと災難続きだった。
災難除けに香取神宮へお参りしてから早一年。
「苦しい時の神頼み」でも、万人をお守りくださるのが神様仏様。
ありがたいありがたい。
今日は、お礼参りに来ました。

そして、格式高い鹿島神宮へ初めての参拝。
後で知ったことだが、『神宮』という称号で呼ばれたのは、明治以前には伊勢神宮、香取神宮、鹿島神宮の３つだけだったという。
そして、鹿島神宮と香取神宮というのは、日本神話の中でも深いかかわりのある神様が祀られているそうで・・・

（前回の成田山に引き続き、我が家のつまらない備忘録です。）

エリア 香取・佐原(千葉)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

13：00　香取神宮到着

これでも早めに出発したつもりだったが、すでに午後(；´Д`A ```
我が家は、いや正確には私だが、朝早い行動はどうも苦手だ。
私のとっての朝の10分は世間で言うところの1時間なのだ。

駐車場に入る車で大渋滞している列を横目に、細い脇道を上がっていく。
坂の上にも駐車場があるんだ、と自慢げな夫(^_^;)

香取神宮 寺・神社・教会

坂の上の駐車場と言うのは、大鳥居から500m先の総門の近くにある。
ということは、参道を歩くことなく上がってきてしまうのだ。
かなり短縮されるけれど、それはそれでつまらない。

というわけで、総門から朱色の大鳥居まで戻る事にした。

鳥居までの参道には屋台が続くお馴染みの光景。

鳥居から総門まで続く表参道は高い木々に囲まれて鬱蒼とした感じ。
こういった景色は不思議と霊験あらたかな空気をかもし出す。

神池の回りは今は枯れ木ばかりだけれど、季節によっては青々とした庭園なんだろうな。
夫が庭園の向こうまで行って何やら写真を撮っている。
何か珍しいものでもあるの？

最初に通った鳥居をくぐると、立派な朱塗りの総門が見えている。

今日は1月20日。
それでもお参りするのに楼門の手前から並んでいたのはびっくり(ﾉﾟοﾟ)ﾉ

15分以上並んでお礼参りさせていただきました。
黒塗りで格調の高さを感じさせる本殿。

（昨年は骨折した足首に固定帯を巻いて痛い足を引きずりながら参りました。お参りしてからは特に災難に合う事もなく、無事に1年を過ごすことができました。ありがとうございました。）
心の中でつぶやく。

先週の成田山の時もそうだったが、御朱印帳持った？と夫が言う。
世のブームにのって、御朱印集めは何年も前からやってはいたが、
とにかくいい加減だから御朱印帳を持っていく事自体を忘れる。
きっと、私は集める事にこだわっていないんだな。

夫からの声掛けのおかげで、今年はすでに御朱印を四体いただいた。
どの御朱印も個性があってまるでアート。

今年もお守りをいただきました。

このあと、茨城県にある鹿島神宮に行ってみよう、と夫が言う。
関東地方最古・最大の歴史あるすごい神社らしい。
関西出身の夫が行った事があるらしいが、すごい広くて迫力があるよ、と言う。
いつ、行ったんだか・・・(-_-;

途中にあった道の駅。
不思議と道の駅は意味もなくのぞいてみたくなる。
誰しも思う事は同じなのか、広い駐車場はどこも満車で停められない。
諦めようと思ったところで一台出て空きを見つけた。

道の駅 水の郷さわら 道の駅

ボリュームたっぷりな味噌ラーメン(≧▽≦)

直売所ではいろんな種類のサツマイモが売っていた。
どれか買って行こうと2人で吟味して、名前は忘れたが小ぶりのサツマイモとおせんべいとスイートポテトをちょこちょこ買い物をした。

ここは「道の駅」と「川の駅」が一体化された施設なんだそう。

目の前には利根川が広がっている。
河川を利用したレクリエーションなどが行われていた。

そんなにゆっくり見てると遅くなるよ、と後ろで夫が言っている。
ここからどれだけかかるのやら・・・

15：45
道の駅から45分ほどで、鹿島神宮に着いた。

立派な鳥居が西日を受けて私達を待っている。

そっか、ここはサッカーJリーグの鹿島アントラーズの本拠地。

参道脇の歩道に3頭の鹿。
勇ましく前を向いている角のある鹿はお父さん
後ろの小鹿を気にかけているのはお母さん
愛らしい表情の小鹿
と、勝手に思ったけれど、たぶん家族でしょう。

【日本全国にある約600の鹿島神社総本社で、千葉の香取神宮、神栖市の息栖神社とともに東国三社の一社に数えられる東国随一の古社です。
創建は、神武天皇元年(紀元前660年)と伝わります。】

鹿島神宮 寺・神社・教会

【幕末まで「神宮」と呼ばれていたのは、伊勢神宮、香取神宮、そして鹿島神宮の三社だけでした。】

すごい格式のある神社だ。

今日はその3神宮のうち、2神宮もお参りというパワーのあるすごい日になった。

香取神宮では、ペット同伴で参拝はできないので車の中でお留守番だった。
こちらでも、入れないんじゃない？

境内はとにかく広そうだ。
敷地面積はなんと東京ドーム15個がすっぽり入る広さだとかw(ﾟoﾟ)w

立派な美しい楼門は、福岡県の筥崎宮（はこざきぐう）と熊本県の阿蘇神社とともに「日本三大楼門」の一つに数えられている。

楼門の上に掲げられている「鹿島神宮」の文字は東郷平八郎の直筆で、
額は約1畳分の大きさがあるとはすごい！

夫は楼門の外で待ち、私だけ中の社務所にペットOKか聞きに行った。
やはり本来はダメなようだ・・・
でも、抱っこベルトに入っているならいいですよ、と言ってくださった。
ありがとうございますm(__)m

拝殿
拝殿の奥は幣殿、石の間と続き、一番奥に本殿。
しっかりとお参りさせていただく。

立派な杉並木の続く奥参道。

参道は大鳥居から奥宮まで一直線。
両側に杉木が並び立つ鎮守の杜だ。

この奥参道は、タケミカヅチ神の穏やかな魂と荒ぶる魂へと向かう道と云われ、目標に向かう気持ちを向上させ、勝負への決断・行動力を倍増させると言われてるとか。

目標に向かう気持ちかぁ・・・今年の目標・・・何にしよう。

奥参道の途中にある「鹿園」。
鹿島神宮の神使いである日本鹿が飼育されている。

ちょうどお食事タイム♪

鹿島神宮鹿園 動物園・水族館

境内のあちらこちらが時代劇のロケ地として使われていたようだ。
時代劇の撮影場所にはピッタリだ。

奥参道の突き当りにある「奥宮」
徳川家康により本殿として造られ、二代将軍秀忠により現在の本殿が造営された時、現在地に遷された。

お参りしている人はわずかだったのでゆっくりと手を合わせた。

森の中に佇む奥宮は厳かな空気に包まれ、いっそう神々しい。

奥宮の先をずっと歩いて行くと道が分かれていた。

鹿島神宮には七不思議があるそうだ。
その一つが「要石」

『大鯰の碑』
強そうな神様が、暴れるナマズを押さえつけている。

「要石」
直径30cmほどの石。
地中部分は大きくて、かつて水戸光圀がこの石の大きさを確かめようと七日七晩掘らせたが、結局掘り起こすことが出来ず取りやめたらしい。

1793（寛政5）年、宮城県沖で大地震が発生。
東北地方に大きな被害をもたらしたが、幸い関東地方には影響が少なく、人々は鹿島神宮の地下深くに埋まっている「要石」がナマズを抑えてくれたのだと考えたそう。
鹿島神宮最大のパワースポットなんだとか！

七不思議のもう一つが「御手洗（みたらし）池」
分岐のところに方向が書いてあったので、今来た道を戻る。

御手洗池はまだ先。

松尾芭蕉の句碑。

この先あたりから下り坂になっていく。

その先に池があるのかな。

「御手洗（みたらし）池」
神話の時代に一晩で湧き、以来、干ばつがあっても枯れたことが無いという奇跡の池として信仰されている。

一日40万リットルもの清水が湧き出ている。
鳥居の奥は神様の領域で、立ち入ることはできない。

池の隣にある「一休」

御神水で淹れられてるというコーヒーを飲んで行こ♪
ワンコも一緒なのでベンチでひと休み。

ところが・・・
お店のオバちゃん、店内に私のコーヒーと別の人の抹茶オレをオーダーしていたが、他に注文が入る焼き団子やらなにやらでオーダーが通ってるんだか通っていないんだか(-ε-)

ようやく店内から持ってきたのは・・・抹茶オレ。
私のコーヒーは？

・・・いくら待ってもコーヒーは出てこない。

私は10分も待った。
さすがに、お団子を焼いているオバちゃんに「コーヒーはまだですか」と聞いたけれど、「もうちょっと待ってて～」と。
大してお客さんがいるわけでもないのに、なんだかバタバタしてる。

直接、お店の人に聞くしかない。

「ちょうどコーヒーがなくなって今淹れてるところなんですよ。
淹れ立てだから美味しいわよ」って、淹れ立てでしょ、ふつー(｡｀Д´｡)

御神水で淹れた熱々のコーヒーをいただいて、さて帰りましょう。

夫が、「御朱印は？」と言う。
そうだ！御朱印いただかなければ。
鹿島神宮のパンフレットを見ると、24時間参拝は可能だが、御朱印の受付は16：30までとなっている w(ﾟﾛﾟ;)w

この時すでに16：45
もう終わってる～～
でも、もしかしたらと思って、参道を走った。

御朱印受付の祈祷殿は明かりがついているし閉まっていない。
ダメもとで「もう終わりですか？」と聞いたら
「どうぞ」と優しい笑顔で受け付けてくれた。
ありがとうございます。

イタリアでは閉館10分前でも教会に入れてもらえなかったことを思い出した。

国民性の違いか、本人の意識の違いか。
どちらにしても、ちょっとした心配りが人を温かい気持ちにさせるものだ。

私の後にももう一人女の子が御朱印をお願いしていたが、嫌な顔もせず受け付けていた。
ありがたいなぁ。

17：00　すっかり日が暮れて御神燈に灯りがともった。

振り返ると、ライトアップされた楼門はさらに迫力を増した。
千と千尋じゃないけれど、楼門をくぐったら昼間とは違った空気が流れているのではないか。

「すべての始まりの地」と呼ばれるほどの凄いパワーを持つと言われる鹿島神宮。
数々の神話と伝説があるのも納得できる。

ようやく抱っこベルトから解放されて・・・おうちへ帰ろ♪

この旅行記へのコメント （4）

• morino296さん 2019/02/11 11:06:04

  二つの神宮詣りでパワーアップ

  comodoさん
  
  こんにちは。
  
  香取神宮と鹿島神宮へのお詣りで、パワーアップされたことと思います。
  
  昨年、香取神宮へお詣りされた後は、ご無事でお過ごしになれたとのこと、
  comodoさんが気を付けられたこともあるのでしょうが、御利益もあったのでしょうね。
  
  そして、今年は、鹿島神宮へもお詣りされているのですから、バッチリですね。
  
  ご存知かも知れませんが、奈良の鹿は、鹿島神宮の鹿がルーツだとか。
  昔、鹿島神宮から奈良へ鹿が運ばれて行ったそうで、
  道中に「鹿」の字がつく地名が残っているのはそのためだとか。
  
  冷え込みも厳しいので、お大事にしてください。
  
  morino296
  

  comodoさん からの返信 2019/02/12 00:12:21

  RE: 二つの神宮詣りでパワーアップ

  morino296さま、こんばんは
  
  コメントありがとうございます。
  
  恥ずかしながら、鹿島神宮がこんなにも格式高い古社とは
  知りませんでした。
  日本神話が関係しているということも驚くばかりです。
  
  > ご存知かも知れませんが、奈良の鹿は、鹿島神宮の鹿がルーツだとか。
  > 昔、鹿島神宮から奈良へ鹿が運ばれて行ったそうで、
  > 道中に「鹿」の字がつく地名が残っているのはそのためだとか。
  
  なるほど・・・
  鹿と言ったら奈良公園を思い浮かべますが、鹿島神宮がルーツ
  だったなんて。
  歴史のある神社ですね。
  境内もとても広く、清らかな空気が感じる参道ももう一度
  歩いてみたいです。
  新緑の頃、もう一度お参りに行こうかな。
  　　　comodo
  
  

• G☆travelerさん 2019/02/11 06:36:30

  両御社とも私もたまに行きますよ

  comodoさん、おはようございます！
  早起きがとても得意なＧです(^▽^)
  
  神栖や小野川（どちらも観光地以外）に仕事で行きますので
  その際に時間があれば鹿島や香取にも立ち寄ります
  両社合わせてかれこれ10回以上は参拝しているでしょうか
  ところがいつも本殿目指して一直線なので
  とくに鹿島神宮の奥宮や御手洗池などは
  「そんなのあったのか」って感じです
  
  水の郷さわらにも立ち寄られたんですね
  私はたまに川側（マリーナ）からアクセスします
  昼メシもたまに利用しますが
  多くは切羽詰まってトイレを借りるだけです(^_^;
  
  それにしても朝の10分が1時間とは・・・
  そういう人、いますよね（笑）
  すでにご承知かと思われますけど
  私は早起きが大の得意分野です
  しかもかなりのせっかち(^▽^)
  朝は30分もあれば
  メシ食って歯を磨いて着替えて出かけられます(O_O)
  仮にcomodoさんと夫婦やってたら
  毎朝ケンカばかりでしょうか（爆）

  comodoさん からの返信 2019/02/11 23:49:30

  RE: 両御社とも私もたまに行きますよ

  早起きのGさま、こんばんは
  
  コメントありがとうございます。
  
  鹿島神宮、初めて訪れましたが、厳かな空気に包まれた境内は
  気持ちがいいですね。
  恥ずかしながら、こんなに歴史のある由緒正しい神社とは
  知りませんでした(^-^;
  もう一度、早起きして鹿島神宮に行ってみたいです。
  
  水の郷さわらにマリーナからアクセスって何ですか？！
  船舶もやられるとか？！興味津々☆(ﾟ∇ﾟ☆)
  Gさんは奥行きがありますね〜〜〜
  その話、聞きたいですっ。
  
  > それにしても朝の10分が1時間とは・・・
  > そういう人、いますよね（笑）
  
  ちょっと盛っちゃいました(笑)
  朝の10分は実際は30分ってとこでしょうか。
  
  > しかもかなりのせっかち(^▽^)
  
  母がチャキチャキの江戸っ子でとてもせっかち。
  だから、せっかちな人の行動はよめますよ。
  でも、私は今ようやく自分の時間軸で生きています。
  せっかちとは無縁・・・(＞▽＜)
  
  > 仮にcomodoさんと夫婦やってたら
  > 毎朝ケンカばかりでしょうか（爆）
  
  あー、それは残念(笑)
  　　　　comodo