2019年1月19日普通の土曜日　初インドの友達連れてマハーバリプラム旅行

2019/01/19 - 2019/01/19

2/18深夜にチェンナイに戻ってきました。初インドのKHちゃんも一緒です。
KHちゃんのチェンナイでの予定は2/20の日曜日はチェンナイ日本人会新年会があり月曜日から木曜日はヒヤリングのアポが取れているのですが、この日だけは予定がありません。
到着した翌日ですが時差ボケなんか知ったこっちゃない！
「世界遺産に連れて行ってあげるよ！」
と半ば強引に誘い出しました。休ませるわけにはいかないぜ！ψ(｀∇´)ψ

チェンナイから日帰りで行ける世界遺産はマハーバリプラム以外にありません。ローカルバスを使ってマハーバリプラムに連れて行きました。

帰ってきたらKHちゃん宿泊のハイアットリージェンシーで夕食を取りました。

初インドの友人を案内して行った世界遺産の日帰り旅です。

エリア マハーバリプラム(インド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

この旅行記は2019年1月18日一時帰国からインドへの途中香港乗り換え時間の旅からの続きです。
https://4travel.jp/travelogue/11448863
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ハイアットリージェンシーにHKちゃんの迎えに行って地下鉄でCMBTバスターミナルまで来ました。

中に入って以前乗ったポンディチェリー行きのバス乗り場に向かいました。
３台聞きましたがみんな揃って
「マハーバリプラムには行かない」
「どこ行ったら出てますか？」
「KKナガールから出ているよ」
「ありがとう！」

地下鉄でアショークナガール駅まで行ってそこから歩いて約10分。
KKナガールのバス停に到着です。
この黄色のバスはチェンナイ市内を走る公共バス。

この緑はタミルナド州内を走る州営バス。
マハーバリプラムに行くバスはやっぱりポンディチェリ行でした。
これに乗り込みます。
エアコンは付いてません。

フロントガラスの周りはヒンドゥの飾りがされています。バスは12時に出発。

マハーバリプラムの入り口で降ります。バスでの移動時間は約1時間40分。
ここからマハーバリプラム中心まで約2キロ離れているため、バスを降りたらすぐにオートリキシャに乗り換えです。

マハーバリプラムの中心にやってきました。時間はすでに13:50になっています。
昼食をとることにします。
以前も何回か入ったことのあるTO DHABAレストランに入ることにします

KHちゃんのインド最初の食事としてはこのぐらいのキレイのお店がいいでしょう。

注文したのはバターチキンカレーとマトンマサラカレー。そしてバターナン。
KHちゃんが知っているインド料理を注文したんだけど、これ実は完全に北インドの食事なんだよね。。。

食事を終えたらいよいよ世界遺産マハーバリプラムを見て行きます。
まずは歩いて海岸寺院へ。

案内板によると海外寺院の敷地外。海岸寺院の北側の波打ち際にある岩が小さなドゥルガー寺院です。
東側がくり抜かれていてその中にライオンに乗った８本腕のドゥルガーのレリーフが収められています。
マハバリープラムに来るのはこれで５回目ですが初めてこの岩を注意しました。

海岸寺院を見て行きます。
８世紀初頭に建てられた小さな寺院です。
名前通り昔は波打ち際に建てられていましたが、今は現状保存のため防風林に守られています。
大小２つの寺院があって奥の大きい寺院はシヴァ神を。手前の小さな寺院はヴィシュヌ神を祀っています。

海岸寺院のメインの建物のすぐ北側にあるこれ。池の跡ですね多分。
中に入っているのは馬、カバ？
手前に小さなお寺がありますね。
中にシヴァ神らしいレリーフが見えます。

塀の上に並んでいるのはシヴァ神の乗り物ナンディー。乳白色の牡牛なんだそうです。

２つあるピラミッド型の建物のうち後ろ側の建物です。
近くで見ると風化してしまった壁にあった彫刻の跡がわかります。
これ以上ひどくならないようにこの建物と海の間には防風林が作られています。

この大きい方の建物はシヴァ寺院。
リンガがあります。
このブログで何回か書いていますが、この中は女性器の中を表していてリンガはシヴァの男性器を表しています。

風化してしまった壁の彫刻。
2016年の12月に来た超大型サイクロンの被害が大きくそれからこの中に入れなくなってしましました。
部屋に居てサッシが曲がってるのが目に見えて怖い思いをしたのを思い出します。

寺院南側の獅子の像。

小さい方の寺院はヴィシュヌ寺院。
中にはヴィシュヌ像が祀られています。

寺院の西側にはもともと立派な寺院の前殿がありました。立派な壁が囲っていたようで、残った彫刻だけでも素晴らしさがわかります。

門の跡と大小寺院をバックに記念撮影。

海岸寺院を後にします。
2キロ離れたファイブラタに歩いて移動します。

海岸寺院から村の中心バスターミナルへ。そこからイースト・ラジャ・ストリートを通ってT字路に出ると突き当たりに岩壁彫刻があります。

途中色鮮やかなガネーシャ寺院があります。
この前を通って更に進むと

ファイブラタに到着します。
ここも世界遺産の構成遺産。
もともと大きな一つの花崗岩から掘り出された５つの石彫寺院があります。
ここにある５つの寺院は南インドの寺院の元となったものと言われています。
７世紀に掘られたこのファイブラタは最近まで砂に埋もれていたため海岸寺院よりいい状態で残っています。

１つだけ列から離れているこの建物がナクラ・サハデーヴァ・ラタ。
全体が長方形で後方が円形になっています。

ナクラ・サハデーヴァ・ラタの入り口はこんな感じ。
隣にある象の彫り物は記念撮影場所として大人気！

象さんの後ろに獅子の彫刻が。
これも建物と同じように元々一つの花崗岩から掘り出されたものです。

茅葺の民家を元とするドラウパディ・ラタです。

ドラウパディ・ラタ内部には神像が彫られています。

ドラウパディ・ラタの隣にあるのがこの建物、アルジュナ・ラタ。

その隣は大きな長方形の建物。

ビーマ・ラタです。中に入ることができましたが未完成です。

一番奥にある４層の建物がダルマラージャ・ラタ。

一階の柱の中が全く掘れていないので入ることはできません。

屋根の部分は出来上がっていて精巧な彫刻がされています。
さっき見てきた海岸寺院はこのタイプの寺院でした。

ダルマラージャ・ラタの斜め後ろからナクラ・サハデーヴァ・ラタを除く４つの寺院を裏側から見ることができました。

ダルマラージャ・ラタの一階の四隅に神像が彫られていました。

後ろの岩の上にこれが。
本当はこれを切り離してダルマラージャ・ラタの上に乗っけるはずだったのではないかと思います。

裏を通ってアルジュナ・ラタまで戻ってきました。
ここにある寺院で一番彫刻が素晴らしいのはこのアルジュナ・ラタです。

アルジュナ・ラタの裏側にこのナンディーの彫像があります。

インドの観光地は三脚を使わせてくれません。
ファイブラタの入り口を入って右手側に木があってその根本の石垣にカメラを置けば記念撮影ができます。

ファイブラタを後にします。
赤い花が。KHちゃんに名前を教えてもらったと思うんだけど。
ブーゲンビリアって言ってたような気がするけど。。

マハーバリプラムの丘を目指して歩いて村中心に向かって歩きます。
途中、鶏が。かなり立派です。

村の中心とファイブラタを結ぶ道には石像店が並んでいます。

マハーバリプラムの町の中心にある岩山地区に入りました。
シリダルマラージャ石窟寺院。未完成の石窟寺院です。内部も特にこれといったものはありません。

岩山を登ります。正面に岩山の上にあるオラッカンニスワラ寺院が見えます。これからあそこを目指します。

岩に上がってきました。内陸の方を眺めます。緑が多いです。
ここは海の中州のようになっています。見えるのは内海です。

反対側はベンガル湾。海の青さが目に映えます。

オラッカンニスワラ寺院です。
シヴァ神を祀っています。
旧灯台という別名があります。

オラッカンニスワラ寺院の壁の彫刻には獅子などがモチーフになっています。

オラッカンニスワラ寺院のすぐ隣に灯台が立っています。
この現在の灯台ができる前はこのオラッカンニスワラ寺院が灯台の役割を果たしていたようです。

海側に面した壁の真ん中にある彫刻。シヴァ神ですね。

手前に未完の石窟コネリ・マンダバ。奥にアラビア海。
上から注意してみたことが無かったので初めて気づきました。コネリ・マンダバは屋根の部分はかなり削り出されているようです。
コネリ・マンダバのある下まで行きます。

さっき上から見下ろしたコネリ・マンダバです。

そしてこちら。
オラッカンニスワラ寺院の真下に石窟寺院があります。
マヒシャマルディニーマンダバです。
ここの見所は、

中に入ったところの両サイドの彫刻です。
多分ラーマヤナかなんかの叙事詩の一節って感じだと思います。

仏教だったら涅槃仏なんですけどね。ヒンドゥの場合は何の神でしょ？

奥に宇宙の維持を司るヴィシュヌ神と妻である富と幸運と繁栄の女神、ラクシュミーの彫像があります。

灯台の脇を通って岩山を降りて次の岩山に登るとこの石窟寺院があります。
内部には特に彫刻等はありません。

ありゃ？あんなところにも掘りかけの石窟がある！
これも５回目にして初めて気づきました。

ヴィジャヤナガル王国時代（14世紀から17世紀）に建てられた未完の塔門があります。

ラヤ・ゴープラムと名付けられたこの塔門は門の柱に内側の彫刻が素晴らしいです。

柱と柱を繋ぐ石の敷居。真ん中にハスの花が彫刻されていました。

そして反対側の柱。神様がたくさん。

門の柱以外はあまり彫刻もなくシンプル。
ある彫刻はこの写真のものくらい。

ラヤ・ゴープラムから再び坂を下ります。
降ること３、4分で、下にライオンが付いた真ん中の柱が目立つ石窟寺院があります。
ヴァラハ・マンダパです。

ヴァラハ・マンダパの中の壁の彫刻が素晴らしいです。

ダンシングシヴァの彫刻です。

多分パールヴァティ。象の立体感のある彫刻がすごいです。
更に今いる岩山を下ります。

岩から切り出したガネーシャテンプルがあります。
中に黒いガネーシャが祀られています。
ひとまず世界遺産はここまで。
次に見るのは世界遺産ではありません。

クリシュナのバターボールです。昔王様が象に引っ張らせても動かなかったという代物。

記念撮影の定番。岩の下から持ち上げてみます。

上に上がりました。
まさにクリシュナがバターナイフで切り取ったような切り口になっています。
クリシュナはバターボールが大好物なんですと！

これも定番。押してみます。
転がったら大惨事になりますねψ(｀∇´)ψ

奥の大きな２つの岩を通ると

３つの石窟寺院が。これは世界遺産の構成遺産。

中にリンガがあります。ということはこの寺院はシヴァ寺院。

最後の見所２つに向かいます。
お猿の彫像が手前の岩にあります。
その向こうに見える彫刻が

世界遺産の構成遺産に指定されているアルジュナの苦行です。
叙事詩マハーバーラタの中のアルジュナの苦行の場面だという解釈が一般的。

もう一つに解釈は女神ガンガーがこの世に降りてきた場面との解釈もあります。
とにかく細かい彫刻で岩一面が埋め尽くされています。

さぁマハーバリプラム最後の見所、クリシュナマンダパです。

中は一面の彫刻

ゴーヴァルダマ山を持ち上げるクリシュナというレリーフです。

すごい彫刻ですが、

神話をよく知らないので

流れとかがわからないのが少し残念。
これでKHちゃん初めてのマハーバリプラムツアー終了です。

2時間半歩きました。
お昼ご飯を食べたTO DHABAレストランに入って休憩します。

インドといえばやっぱりこれ。チャイを２人とも注文。

チャイを飲んでマハーバリプラムの中心にあるバスターミナルからバスに乗ります。

帰りは588路の路線バスでチェンナイ市内のティルヴァンミユルまで戻ります。

ティルヴァンミユルからギンディーまでM70路のバスで移動。

ギンディーから地下鉄に乗ります。

列車はこの列車です。チェンナイの地下鉄は撮影禁止。開通当時に撮ったこの写真。使い回しています（笑）
KHちゃん宿泊のハイアットリージェンシーの前にあるAG-DMS駅まで行きます。

夕食はハイアットリージェンシーのレストランで取ることにします。
インド料理ビュッフェのSpice Haatに入ります。

結構暑い中歩きましたから喉が渇いちゃってね！
インドが誇る美味しいビール、キングフィッシャービールを注文です。

ビュッフェスタイルですから好きなものを取ってきました。
フィッシュフライ、マカロニサラダ、ブロッコリーのサラダ、チキンカレー

更にマトンカレー。

食後のチャイで締めます。
翌日から木曜日までKHちゃんを連れて日本人会新年会に出たり、KHちゃんのインタビューに同席したりしながら手助けをして（もちろん仕事があるので、できる範囲ですけど）、1月25日の金曜日が計画有給になっているので、木曜の夜からスリランカに連れて行っちゃいます。
次回の旅行記はスリランカです。

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この旅行記は2019年2月24、25日（前半）計画有給休暇　初インドの友達連れてスリランカ旅行に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11450749