春日部で地底探検

2018/11/18 - 2018/11/18

８月のハワイ、９月の妙義温泉、１０月の修善寺と毎月旅行に行っていたので１１月は大人しくしようと思っていたが、どうしてもどこかへ行きたくなってしまう
しかし、そうそう毎月温泉に行くお金もないし、年末年始にはオーストラリアへ行く予定もある
そんな折に春日部に地底探検ができる施設があると、新聞で紹介されていた
その施設の存在は、自宅から比較的近い場所にあり自分自身の生活にも役立っていて、そこそこ有名な施設だから知っていたので、この機会にと訪れてみた

エリア 春日部(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

自宅から車で１時間以内の場所にある首都圏外郭放水路地底探検ミュージアム「龍Q館」だ

首都圏外郭放水路 龍Q館 美術館・博物館

テレビ等のメディアで取り上げられているので、そこそこ有名な場所ではある

そもそもは見学等の為の施設ではなく、国土交通省の洪水防御施設「首都圏外郭放水路」だ
そして、その施設内に「龍Ｑ館」があり、外郭放水路の機能や役割を紹介する他、地域との連携を図った総合学習・生涯学習施設としての機能も備えている
龍Q館（りゅうきゅうかん）の運営・管理は、国土交通省江戸川河川事務所と春日部市が共同で行っているそうだ

まず１階のロビーには、この施設の概要が壁一面に貼られたパネルで説明されている
もう３０年以上前には、草加市の特に松原団地周辺一帯は大雨になると近くを流れる綾瀬川が氾濫寸前になり、旧日光街道は冠水して通行止めになったり、東武伊勢崎線松原団地駅（現在は東武スカイツリーライン獨協大学前駅）を含めた松原団地内も腰まで水に浸かる被害が頻発した地域だ

そこで「中川・綾瀬川総合治水対策」として巨額の費用を投じて造られた施設なのだ
そういえば、最近は綾瀬川が危険水域になったり、周辺が冠水したりする事は無くなった

龍Ｑ館内の階段には、施設建造工事の際に出た約１３万年前の地層が展示されている

２階には放水路を掘削したシールド掘削機の模型が展示されている

放水路と縦抗の模型

春日部といえばクレヨンしんちゃんの地元

施設見学の受付は２階で
最近までは見学の受付等は施設の職員が行っていたそうだが、見学者が増加を続けているので職員では手が回らず、東武トラベルに委託されインターネットでも申し込めるようになった
そして小学生未満は、親の同伴でも入場できないので注意

見学者数は、年々増加する一方で大人気

外郭放水路の操作室が、ウルトラマンシリーズ「チームEYES」の指令室として撮影に使われたそうだ

これが操作室
う～ん、それらしい雰囲気だね

実際の操作室の説明

皇太子殿下も視察された

平成１４年６月８日の放水路試験通水式には、当時の土屋埼玉県知事と扇千景国交大臣が出席

色々な意味で有名になり、著名人や芸能人が多数訪れることに
ウルトラマンコスモスの撮影だったり、王様のブランチの鈴木あきえ、磯山さやか、香川照之、バナナマンも

くわばたおはら、田中麗奈、堤　真一、阿部　寛、ロンブー淳

ノブシコブシ、石塚英彦、インパルス、綾野　剛、北村一輝、岡田将生、等々多数

森口博子、高田純次、等々多数

そして鈴木奈々や福山雅治も来館

見学ツアーは約３０分毎にスタート（参加人数にもよるらしいが）
簡単な説明と注意事項を聞いた後に、龍Ｑ館を出ていよいよ地下神殿へ

広大な敷地を数分歩くと、こんな入り口がある

上空ではセスナにけん引されてグライダーが飛んでいた

いよいよ地底探検
相当な広さがあり、柱が何本も建ち神秘的な雰囲気
地下神殿という雰囲気がピッタリだ

首都圏外郭放水路 名所・史跡

１１月だったので内部は寒いと思いフリースを着ていったが、予想ほど寒くはなかった
それでも今日の内部温度は、９℃と説明があった

ポンプの始動水位と停止水位
年間７回ほど稼働するそうだ

天井部分には、約３ｍ×１０ｍほどの穴が開けられている
これは、内部に河川からの水が貯まり、放水後には泥や砂が沈殿しているので取り除かなければならない
手作業では無理なので、ここからブルドーザーを降ろして内部を清掃する為のハッチだそうだ

縦抗の１つ
直径は１０ｍ以上ありそうだ

床から天井まで２０ｍくらいだったかなあ、３０ｍだったかな

柱の大きさは、幅２ｍ×長さ５ｍだったかな
それが何十本もあり、コンクリートの天井の加重を支えるためと、放水される際の流速を抑える役目も果たしているそうだ

放水路を掘り進むシールドマシーンの写真が展示されていた

とにかく柱はデカイ
ここの見学は５分程度で、一旦地上へ出る

あ、そうだ、最初の注意事項の説明で、内部にはエレベーターやエスカレーターは無く、階段を３００段くらい？昇り降りするので体力に自信のない人は辞退するようにと言われる

先程の出入り口からほんの少し歩くと、また入り口が

これが先ほど地下から見た縦抗
上から見ると相当な深さがある

見学が終わると、出入り口で解散
各自バラバラと帰途につく

この芝生面の下が地下神殿になっている
まさに地下神殿だった
地下神殿は、地下約２０ｍの調圧水槽で幅７８ｍ×長さ１７７ｍで、サッカーグランドがすっぽり入る大きさ

以上で見学ツアーは終了
最初の説明では、説明開始から見学終了まで概ね１時間との説明だった
当日は、４５分程度で終了
龍Ｑ館前からバス（有料路線バス）もあるので交通機関を使っても行けるが、やはり車が便利だろう

それにしても、ここまで人気スポットとは思わなかった
埼玉県東南部に住む自分たちの生活に役立っている施設でもあり、貴重な経験ができて良かった