2019/01/14 - 2019/01/14
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motogenさん
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遠州磐田台地の東側を流れる2級河川の太田川。
その上流にダムができたのは2009年のこと。
完成までにおよそ20年間もかかったのは、さまざまな反対意見があったためで、今でもダム運用を中止する運動が続いている。
そんな訳もあって、近くにありながら無視していたダムだが、4トラベル旅行記にこのダムが書かれていて、ダム湖周辺には散策コースもあると聞き、出掛けてみることになった。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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今回の出発点は遠州森町。
天竜浜名湖鉄道のガード下からだ。
ここからダムまでの風景を、2分40秒の動画でご覧ください。
https://youtu.be/7yarrA1ypA4 -
鉄柵の門は閉まっていて、「10時開門」の札がかかっている。
近くに子供連れの家族の姿が見えるだけで、あとは誰もいない。
展望台を兼ねた駐車場に降りて、周囲を眺めると、 -
コンクリのダムが見えた。
かわせみ湖と可愛い名のつく湖には水が少なく、太田川ダム (カワセミ湖) 名所・史跡
-
水で隠れているはずの淵には、くっきりと地層が現れている。
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「よしよし、ならばドローンだ!」
水上で落下した場合、それで終わりの怖さはあるが、ここは勇気を出す場面。 -
ドローン性能を信頼しようと、空高く飛び立つANAFIを見送る。
ということで、撮影した動画とパノラマ写真(拡大して、指やマウスでグリグリすると、上下左右と方向を変えます)を、下記をクリックしてご覧ください。
https://theta360.com/s/g4uLzen4fB1U2QTg4bNYuZJLw
動画は下
https://youtu.be/Lylbmj1K3hE -
飛ばしている間に門が開いていた。
誰が開けてくれたんだろう・・?
さっそく入ってみると、 -
資料館を兼ねた管理事務所があって、
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資料館の中には管理人のおじさんが一人でポツン。
資料館と言っても靴を脱いで入る小じんまりした部屋で、ダム建設の過程や、ダムの構造など、資料写真が貼ってあるだけだったが、 -
「太田川って、こんな場所を流れていたんだね・・」
「敷地川や三倉川が合流して、最後は原野谷川や坊僧川も合流するんだ・・」
と、知っているつもりで知らないことも多く、 -
ダム周面のジオラマも、それなりにできていて、ジオラマ好きの私はこれで満足。
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自由に視聴できるビデオもあった。
たくさんの項目の中から、手ごろな「ダムの基本」を選ぶと、
なかなかに良い作品で、
ダムには自重で頑張る直角三角形型の「重力式」、両側の岩板に支えられる薄型「アーチ式」、土砂を積み上げた山型の「ロックフィルダム式」があることが分かった。
地盤の弱い場所に建つ太田川ダムは重力式だ。 -
「ああ、いい勉強になったよ・・」
ダム建設に疑いの目を持っていたのに、そんなことは忘れ、外に出てダムを眺める。
なるほど重力式ダムだ。
圧倒的な体積量のコンクリが使われている。 -
かわせみ湖を一回りするハイキングコースを歩き出す。
ここからは一般車両は通行禁止だ。 -
かわせみ湖を一周する2.5km・40分コースと、4kmコースがある。
「カワセミ、見れますか?」
管理人に聞くと、
「ダムの周りにはいないよ。カワセミは浅い川にしかいないから・・」
ダムによっていなくなったカワセミなのに、カワセミの名のついたダム湖。 -
ダム中央から下をのぞくと、放流の音が聞こえていて、工事車両が見えた。
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ドローンから見た放流の様子だ。
完成してから20年ほど経つが、発電施設はない。
発電は計画中というが、果たしてこの水量で、どの程度の発電ができるのだろうか。 -
かわせみ湖の水量が少ないのは、水を集める上流の面積が広くないからだ。
浮きロープが、あんなに下に垂れている。 -
パンフレットに載っている満水時の写真。
本日の姿とは全く違う。
しかしこのように満水になる季節は、長くはないのだろう。 -
ダムを渡り終えた。
なんだかんだと言っても、やはりダムは雄大だ。 -
この斜面に無数ある、金属のような丸い造形物は、何だろう。
斜面の崩壊を防ぐための物なのか。 -
だが土砂崩れ防止にしては、少し変だ。
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怪しい物体はそのままにして、ダム湖に沿った道をハイキング。
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上空から見ればこんな道だ。
この奥は杉沢の小さな渓谷となる。 -
大きな橋が現れてきた。
橋を支える一本柱は高そうで、かっこ良く、 -
近寄ると杉沢橋と書いてあった。
上流には「昔話・七人立ち大蛇」の「杉沢の大滝」があると言うが、今日はそれまでは行かない。
橋の上から上流を眺めると(下のパノラマ画像)、途中から水はカラカラ状態に見えている。
https://theta360.com/s/gIddTRSpkR1ymjKM7tu8QOVxU -
おやっ?
ダム湖に突き出た小さな岬に、バンガローのような小屋が見える。 -
ドローンからも見えていた展望台だ。
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その 展望台に向かって歩いていくと、一組のご夫婦に出会った。
誰もいないこんな場所での出会いは嬉しいもので、
「水が少なくて残念ね。」
「どこからおいでですか?」
などと言葉を交わす。 -
展望台の岬の入口に案内板。
この岬は「彩り岬」と名前が付いている。 -
遊歩道には細かに砕いた木片が敷き詰められ、まるで絨毯の上を歩くよう。
七尾城跡にも、このような道があったことを思い出した。 -
突き当りにログハウス風の展望台の登場。
果たしてどんな景色が見えるんだろうか?
後編に続きます。
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旅行記グループ 「かわせみ湖」なんて洒落た名前のダム湖
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