アジアンクルーズ2010.02(Vol.5)～訪れてよかった、ベトナムの古都フエ

2010/02/23 - 2010/02/23

アジアンクルーズ、２番目の寄港地はダナン。
そしてエクスカーションでは、古都フエの一日観光に参加。
フエは、かつてのベトナム最後の王朝、阮朝（1802年～1945年）の都があった場所で、チャンメイ港からバスで１時間半のところ。
途中、田んぼが果てしなく広がる平原もあり、日本人から見たら、ホッとできるとても綺麗な光景でした。

古都「フエ」。
緩やかに流れるフォーン川を挟んで、北西側が平坦に広がる旧市街と、南東側が起伏に富んだ地形の新市街とに分かれていて、一日観光では（港からの移動時間を差し引くと実質上、半日では）全く回り切れませんでしたが、この町の優雅さというか、ゆっくりと時間が流れる感じが、ほんと心地よかったです。
ほんとは１泊できれば、ライトアップされた王宮なども見ることができるんだけど、ま、それは時間の限られた船旅なので、しょうがないですね。
とは言え、限られた滞在時間のなかで、ハノイとか、ホーチミン・シティとか、ベトナムの中心都市へは行けない分、南北に長いベトナムの中央に位置する古都「フエ」をはるばる訪ねることができるのは、ほんとに良かったと思います。　
日本からの一般的なベトナム・ツアーでは、最低１週間くらいの周遊プランでないと、なかなかフエまで組み込まれていないからし、やっぱり周遊だと結構行程がキツイしね。

エリア フエ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス 船 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

フエニ向かう途中。
行き交う自転車やオートバイの多さに、びっくり。

バスの窓から見た光景。
ベトナムの鉄道。

いくつもの町中を通り抜ける都度、まるで道路を洪水のように流れて走る自転車とオートバイの様子は、圧巻でしたね。

フエに到着後、昼食会場のフンザンホテル(Huong Giang Hotel)へ。

フン ザン ホテル リゾート & スパ ホテル

まずはお出迎え。

フン ザン ホテル リゾート & スパ ホテル

ここでもビュッフェスタイルのランチ。

フン ザン ホテル リゾート & スパ ホテル

ここのランチは結構美味しかったです。

フン ザン ホテル リゾート & スパ ホテル

食事中、民族衣装で音楽演奏のサービス。

フン ザン ホテル リゾート & スパ ホテル

広々としたレストランの内部。

フン ザン ホテル リゾート & スパ ホテル

ついつい、食べてしまいました。

フン ザン ホテル リゾート & スパ ホテル

ホテルに面したフォーン川。
こんな船でクルージングしたら面白いな。

フン ザン ホテル リゾート & スパ ホテル

調度品を見ているだけでも楽しかったです。

フン ザン ホテル リゾート & スパ ホテル

最後のお見送り。

フン ザン ホテル リゾート & スパ ホテル

フエのまちなか。
あちこちに、お土産物屋さん。

1993年、ベトナム初の世界遺産に登録された、古都「フエ」。
まずは、阮朝王宮へ。

阮朝王宮 城・宮殿

王宮へ行く門にはたくさんのオートバイが。

阮朝王宮 城・宮殿

多民族国家のベトナム。

阮朝王宮 城・宮殿

時代を遡れば、中国に支配された時代や、フランスの保護下におかれ、仏領インドシナと呼ばれながらも王朝として栄えた阮朝の都、フエ。

阮朝王宮 城・宮殿

その後、太平洋戦争で日本軍の進駐となりながらも、脈々と歴史を築いた王朝は日本の無条件降伏とともに革命により崩壊し、ベトナムは南北に分断。

阮朝王宮 城・宮殿

そんな古都、フエ。

阮朝王宮 城・宮殿

平和な時代。

世界遺産にも登録され、観光客も増えているようです。

阮朝王宮 城・宮殿

平和な時代になって良かった。
そんな気持ちにさせてくれます。

阮朝王宮 城・宮殿

たぶん、花が咲く時期は綺麗でしょうね。

阮朝王宮 城・宮殿

王宮の甍。

阮朝王宮 城・宮殿

あちこちにある像。

阮朝王宮 城・宮殿

置いてあるだけでちょっとうれしくなります。

阮朝王宮 城・宮殿

なんだか、とても落ち着きます。

阮朝王宮 城・宮殿

ここに置かれてどのくらい経つのだろう・・・なんて。

阮朝王宮 城・宮殿

素敵な雰囲気。

阮朝王宮 城・宮殿

建物に紫色の色使いは新鮮な感じ。

阮朝王宮 城・宮殿

あざやかで、品のある花。

阮朝王宮 城・宮殿

書かれたベトナム語。
何が書かれていたのかが分からないのが残念。

阮朝王宮 城・宮殿

西洋人の観光客の方が、熱心に見学していたようですね。

阮朝王宮 城・宮殿

フエは、ベトナム戦争では激しい攻防の場となり、壊滅的な被害を受けてしまいました。

阮朝王宮 城・宮殿

今も、廃墟と化した無残な姿のままの場所も・・・。

阮朝王宮 城・宮殿

徐々に修復が行なわれているようです。

阮朝王宮 城・宮殿

まだまだ修復には時間がかかりそう。

阮朝王宮 城・宮殿

空に向かった煌びやかな屋根飾り。

阮朝王宮 城・宮殿

敷地内には象もいました。

阮朝王宮 城・宮殿

阮朝王宮を門の上から。
王宮の正面にある赤い屋根の太和殿。
かつてはその奥に、壮大な宮殿があったのですが、1968年1月、ベトナム戦争における解放戦線の旧正月（テト）攻勢により、戦場の舞台となったフエの王宮。
今も廃墟の姿を残しつつも、ユネスコの世界遺産登録により、ゆっくりと復元作業が続けられています。

　あと十年、いや、数十年の歳月がかかるかもしれませんね。

阮朝王宮 城・宮殿

庶民の移動手段、オートバイ。

阮朝王宮 城・宮殿

フエの裏通り。

可愛いこどもたち。

フエのまちなみ。

二人乗りは当たり前。

フエ、次の観光地はティエンムー寺（チュア・ティエンムー）。

ティエンムー寺 寺院・教会

高台にあるお寺からは穏やかに流れるフォーン川を見下ろすことができます。

ティエンムー寺 寺院・教会

創建は1601年、そう、日本ではちょうど天下分け目の「関原の戦い」が終わり、徳川家康が江戸幕府を開府に向けて動き出した頃だから、ほんと歴史の重さを感じさせる場所。

ティエンムー寺 寺院・教会

境内のお庭も綺麗に管理されていました。

ティエンムー寺 寺院・教会

ほんとは、のんびりと野鳥のさえずりを聞きながら、境内の石段に座り、しばし佇んでいたい気持ちなのですが・・・。
バスツアーでの集団行動で無理でした。

ティエンムー寺 寺院・教会

しっかりと五感を研ぎ澄ませて、この雰囲気を楽しむ。

ティエンムー寺 寺院・教会

ほんともう少しゆったりと見学したいです。

ティエンムー寺 寺院・教会

バスの中から、町の様子をパチリ。

フエ観光最後の目的地、阮朝第４代目トゥドゥック帝の廟。

トゥドゥック帝陵 建造物

ここは皇帝が長期滞在用に使用した宮殿。

トゥドゥック帝陵 建造物

広々とした別荘風の落ち着いた造りが、絵画的な美しさを醸し出していました。

トゥドゥック帝陵 建造物

水が綺麗ならもっと魅力的なんだけど・・・。

トゥドゥック帝陵 建造物

なんだか沖縄の建物にも通じる作り方。

トゥドゥック帝陵 建造物

漢字表記が身近に感じます。

トゥドゥック帝陵 建造物

門から見た雰囲気も良いなぁ。

トゥドゥック帝陵 建造物

観光ガイドがいれば、色々と聞きたかったです。

トゥドゥック帝陵 建造物

中庭への開き戸。

トゥドゥック帝陵 建造物

改修が必要な建物。

トゥドゥック帝陵 建造物

王の座椅子。

トゥドゥック帝陵 建造物

実際に使っていたところを拝見したいですね。

トゥドゥック帝陵 建造物

裏口なのでしょうか。

トゥドゥック帝陵 建造物

ひっそりとしたたたずまい。

トゥドゥック帝陵 建造物

守り神なのでしょうか。

トゥドゥック帝陵 建造物

こちらも守り神かな。

トゥドゥック帝陵 建造物

これでフエ観光も終了。
短い時間でしたが、ベトナム王朝を少しですが触れることができました。

次へつづく・・・。

トゥドゥック帝陵 建造物