2019/01/04 - 2019/01/04
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motogenさん
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秋葉山の守護神は三尺坊大権現。
観音菩薩の垂迹として信州に生まれ、越後国蔵王堂の三尺坊で修行して、
飛行自在の神通力を獲得し、白狐に乗って秋葉山へ飛来して、さらに修行に励んだと言う。
彼を慕って多くの修行者が集い来て、秋葉山の名は知れ渡る。
明治の神仏分離以前は、神社と寺社は共存していたが、寺社は切り離され、本尊の仏像は里の寺(下垂寺)に移されて、
影をひそめた秋葉寺だが、その後も参拝者はなくならず、三尺坊と呼ばれて人々の信仰を集め続けてきたという。
毎年ここで行われる真冬の火渡りは有名で、かって少年少女たちを見守りながら、4回も足を運んだ三尺坊・・
当時のことを懐かしんで、今回は女房を連れて訪ねてみる。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
-
本殿から南東に伸びる山道を下っていくと、
-
東の神門が見えてきた。
-
柱や梁は朽ちかかり、幽鬼が住みついていそうな雰囲気が漂っているが、この小汚さこそが不思議な霊力の源泉のようで、
-
表に回って、そっと両手を合わせてみる。
両脇の小部屋をのぞくと、ここも仁王や風神雷神ではなく、学識のありそうな貴人だ。 -
門を抜けると、今にも足をくじきそうなでこぼこの階段が延々と続き、登ってくる人たちと出会う。
登山用のリュックを背負い、登山用のスティックに登山靴と、ウォーキング雑誌に載るような気合の入った人たちだ。
「どちらからですか?」と聞けば、
「下社からです・・」
「遠いですよね。」
「2時間、かかりました。」
80歳代のお婆さんもスタスタと歩いていて、
「あんな風に、元気で歳をとりたいものだねぇ・・」
とついつい後姿にみとれてしまう。 -
周りは天に向かって真っ直ぐに伸びる巨木ばかりだが、
-
折れて、倒れてしまったものもあり、自然の姿をさらけ出している。
-
秋葉寺(三尺坊)はすぐ近くと聞いたのに、なかなか到着しない。
ひざがガクガクしてくるが、すれ違う人たちとの挨拶が嬉しくて、弱音ははかない。
つまずかないよう一歩一歩降りていが、女房はすべって転んでしまい、後から来たオジさんたちに笑われた。
一緒になった若者に励まされて歩くこと、およそ30分、 -
やっと三尺坊に到着したが、参拝客は誰一人もなく、シ~ンとしている。
「あれっ、こんな地味な社だったかなぁ・・?」
かってここを訪れたのは真暗な夜間のことで、昼間見るのは初めてだ。
12月の凍えるような夜、ここで護摩木が焚かれ、修験者と参拝客による火渡りが行われるのだ。 -
境内の焦げた土を見つけ、
「そうそう、ここで焚かれた火のまだ残る燃え炭の上を、裸足で走り抜けたんだよ。」
「あんたも、やったの?」
「いや、怖くて見ていただけ・・」 -
その境内を見回すと、南の端に門が見えた。
-
そうだ、この門をくぐって入ったんだ。
真暗な山道を、懐中電灯片手に登った頃を思い出させる門だ。 -
門の両側には、見事な仁王様(?)が睨んている。
写実的で荒々しく、今にも動き出しそうな像。
当時の人たちの目には、何倍も迫力ある像と映ったんだろう。 -
社殿に戻って中を拝見すると、外と違って奇麗だった。
本尊は、神仏分離で袋井の下垂寺に移されてしまったようだが、 -
その代わりに、美しい仏像とカラス天狗のようなトーテムが祀られていた。
このカラス天狗、なにやら愛らしく、水木しげるの世界のようで、気に入ってしまう。
一時は荒廃してしまった社は、明治13年、信徒の願いが叶って再建の許可が下り、現在に至っているという。 -
「本殿までは800m25分」「下社までは4km90分」と表示されているが、何しろ歩きにくい山道で、
帰りには大木に抱きついて遊び、 -
「もうだめ! 脚がパンパンに張ってきちゃった!」
と女房は悲鳴をあげながらも頑張って、 -
40分もかかって、本殿の下に戻ってきた。
ここから見ると本殿の石垣は、まるで城壁のようだ。 -
駐車場に戻るとバスが停まっていた。
「定期バスですか?」
「季節限定の定期バスですよ。」
暇そうな運転手さんが、ダイヤや道路事情などを懇切丁寧に教えてくれた。 -
時刻表もあった。
1日1本、13:30出発。
この日、西鹿島駅から乗せてきたお客は17名だったとか・・ -
林道を下って、茶店に立ち寄ると、
「昨日までの三が日は、この林道、ずっと渋滞していて、横切るのにも大変だったんだよ・・」
と愛想の良いおばさんが待っていたので、干しシイタケを買った。 -
そして隣のおそば屋さんで、
-
キツネうどんを注文し、
-
春野町の下社に行くために、天竜川の支流となる気多川沿いの道に入ると、突然現れたのは赤い釣り橋。
「こんな山の中に・・!」
「この橋、どこに通じているの?」 -
「よし、ドローンを飛ばしてみるよ!」
とばかりに念願のドローンを取り出す。
鉄柵のある場所は、電波が遮断されてしまうのでは?
と柵のない場所まで歩くが、 -
周囲の樹木にじゃまされて、機体を目視できる範囲が狭すぎて怖い。
どうにかこうにか空中からの撮影を終え、本日はこれで良しとしよう。
撮影した動画とパノラマ写真を下記でご覧ください。
https://theta360.com/s/30YuBxgDWSynC5TqEZmht4wnE
https://youtu.be/oKC2eYKAjew
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後は春野町に向かってまっしぐら。
川に沿っているのでアップダウンが少ないが、道路幅は狭く、薄暗い。
秘密の道を、闇の世界に逃走しているような気分になる。
その動画を下に貼ります。
https://youtu.be/7mscaajyV6I
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寂しい山道を抜けて人里で出たと思ったら、見覚えのある景色が広がった。
ここだ!
三尺坊への登り口だ! -
餅つきをしている村人たちがいて、
「食べて行くかい?」
と声をかけてくれたが、冗談だと遠慮して、 -
下社の門前にやって来くると、。
午前中の駐車場は大混雑で、道路も渋滞していたようだが、ありがたいことに適度な混み合いとなっていて、秋葉神社下社 寺・神社・教会
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石段の前には、お洒落な杖まで置かれていて、
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おみくじや縁起物テントが並ぶ境内には、
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アルバイト女学生の艶やかな深紅の袴がまぶしくて、
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社の中にはご祈祷を受ける椅子がズラリ。
秋葉神社下社 寺・神社・教会
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信仰心の薄い私たちには、特にこれといった目的もなく、トボトボと門前まで戻ってくると、バスの停留所があった。
-
「あれまあ、定期バスもあるんだね。」
時刻表を見れば、一日に数本しかないが、通学用のバスなんでしょう。
それでは犬居の町を通って帰ります。
私たちにとっても思い出深い犬居の町です。
町の様子を、動画でご覧ください。
https://youtu.be/nplu6nsOjDY
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