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 秋葉山の守護神は三尺坊大権現。<br /> 観音菩薩の垂迹として信州に生まれ、越後国蔵王堂の三尺坊で修行して、<br />飛行自在の神通力を獲得し、白狐に乗って秋葉山へ飛来して、さらに修行に励んだと言う。<br /> 彼を慕って多くの修行者が集い来て、秋葉山の名は知れ渡る。<br /> 明治の神仏分離以前は、神社と寺社は共存していたが、寺社は切り離され、本尊の仏像は里の寺(下垂寺)に移されて、<br /> 影をひそめた秋葉寺だが、その後も参拝者はなくならず、三尺坊と呼ばれて人々の信仰を集め続けてきたという。<br /> 毎年ここで行われる真冬の火渡りは有名で、かって少年少女たちを見守りながら、4回も足を運んだ三尺坊・・<br /> 当時のことを懐かしんで、今回は女房を連れて訪ねてみる。

新年の秋葉山周辺を走ってみようかな(3/3)三尺坊(秋葉寺)と秋葉神社下社 編

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2019/01/04 - 2019/01/04

343位(同エリア1411件中)

motogen

motogenさん

 秋葉山の守護神は三尺坊大権現。
 観音菩薩の垂迹として信州に生まれ、越後国蔵王堂の三尺坊で修行して、
飛行自在の神通力を獲得し、白狐に乗って秋葉山へ飛来して、さらに修行に励んだと言う。
 彼を慕って多くの修行者が集い来て、秋葉山の名は知れ渡る。
 明治の神仏分離以前は、神社と寺社は共存していたが、寺社は切り離され、本尊の仏像は里の寺(下垂寺)に移されて、
 影をひそめた秋葉寺だが、その後も参拝者はなくならず、三尺坊と呼ばれて人々の信仰を集め続けてきたという。
 毎年ここで行われる真冬の火渡りは有名で、かって少年少女たちを見守りながら、4回も足を運んだ三尺坊・・
 当時のことを懐かしんで、今回は女房を連れて訪ねてみる。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車
  •  本殿から南東に伸びる山道を下っていくと、

     本殿から南東に伸びる山道を下っていくと、

  •  東の神門が見えてきた。

     東の神門が見えてきた。

  •  柱や梁は朽ちかかり、幽鬼が住みついていそうな雰囲気が漂っているが、この小汚さこそが不思議な霊力の源泉のようで、

     柱や梁は朽ちかかり、幽鬼が住みついていそうな雰囲気が漂っているが、この小汚さこそが不思議な霊力の源泉のようで、

  •  表に回って、そっと両手を合わせてみる。<br /> 両脇の小部屋をのぞくと、ここも仁王や風神雷神ではなく、学識のありそうな貴人だ。<br />

     表に回って、そっと両手を合わせてみる。
     両脇の小部屋をのぞくと、ここも仁王や風神雷神ではなく、学識のありそうな貴人だ。

  •  門を抜けると、今にも足をくじきそうなでこぼこの階段が延々と続き、登ってくる人たちと出会う。<br /> 登山用のリュックを背負い、登山用のスティックに登山靴と、ウォーキング雑誌に載るような気合の入った人たちだ。<br /> 「どちらからですか?」と聞けば、<br /> 「下社からです・・」<br /> 「遠いですよね。」<br /> 「2時間、かかりました。」<br /> 80歳代のお婆さんもスタスタと歩いていて、<br /> 「あんな風に、元気で歳をとりたいものだねぇ・・」<br /> とついつい後姿にみとれてしまう。

     門を抜けると、今にも足をくじきそうなでこぼこの階段が延々と続き、登ってくる人たちと出会う。
     登山用のリュックを背負い、登山用のスティックに登山靴と、ウォーキング雑誌に載るような気合の入った人たちだ。
     「どちらからですか?」と聞けば、
     「下社からです・・」
     「遠いですよね。」
     「2時間、かかりました。」
     80歳代のお婆さんもスタスタと歩いていて、
     「あんな風に、元気で歳をとりたいものだねぇ・・」
     とついつい後姿にみとれてしまう。

  •  周りは天に向かって真っ直ぐに伸びる巨木ばかりだが、

     周りは天に向かって真っ直ぐに伸びる巨木ばかりだが、

  •  折れて、倒れてしまったものもあり、自然の姿をさらけ出している。

     折れて、倒れてしまったものもあり、自然の姿をさらけ出している。

  •  秋葉寺(三尺坊)はすぐ近くと聞いたのに、なかなか到着しない。<br /> ひざがガクガクしてくるが、すれ違う人たちとの挨拶が嬉しくて、弱音ははかない。<br /> つまずかないよう一歩一歩降りていが、女房はすべって転んでしまい、後から来たオジさんたちに笑われた。<br /> 一緒になった若者に励まされて歩くこと、およそ30分、

     秋葉寺(三尺坊)はすぐ近くと聞いたのに、なかなか到着しない。
     ひざがガクガクしてくるが、すれ違う人たちとの挨拶が嬉しくて、弱音ははかない。
     つまずかないよう一歩一歩降りていが、女房はすべって転んでしまい、後から来たオジさんたちに笑われた。
     一緒になった若者に励まされて歩くこと、およそ30分、

  •  やっと三尺坊に到着したが、参拝客は誰一人もなく、シ~ンとしている。<br /> 「あれっ、こんな地味な社だったかなぁ・・?」<br /> かってここを訪れたのは真暗な夜間のことで、昼間見るのは初めてだ。 <br /> 12月の凍えるような夜、ここで護摩木が焚かれ、修験者と参拝客による火渡りが行われるのだ。

     やっと三尺坊に到着したが、参拝客は誰一人もなく、シ~ンとしている。
     「あれっ、こんな地味な社だったかなぁ・・?」
     かってここを訪れたのは真暗な夜間のことで、昼間見るのは初めてだ。 
     12月の凍えるような夜、ここで護摩木が焚かれ、修験者と参拝客による火渡りが行われるのだ。

  •  境内の焦げた土を見つけ、<br /> 「そうそう、ここで焚かれた火のまだ残る燃え炭の上を、裸足で走り抜けたんだよ。」<br /> 「あんたも、やったの?」<br /> 「いや、怖くて見ていただけ・・」

     境内の焦げた土を見つけ、
     「そうそう、ここで焚かれた火のまだ残る燃え炭の上を、裸足で走り抜けたんだよ。」
     「あんたも、やったの?」
     「いや、怖くて見ていただけ・・」

  •  その境内を見回すと、南の端に門が見えた。

     その境内を見回すと、南の端に門が見えた。

  •  そうだ、この門をくぐって入ったんだ。<br /> 真暗な山道を、懐中電灯片手に登った頃を思い出させる門だ。

     そうだ、この門をくぐって入ったんだ。
     真暗な山道を、懐中電灯片手に登った頃を思い出させる門だ。

  •  門の両側には、見事な仁王様(?)が睨んている。<br /> 写実的で荒々しく、今にも動き出しそうな像。<br /> 当時の人たちの目には、何倍も迫力ある像と映ったんだろう。

     門の両側には、見事な仁王様(?)が睨んている。
     写実的で荒々しく、今にも動き出しそうな像。
     当時の人たちの目には、何倍も迫力ある像と映ったんだろう。

  •  社殿に戻って中を拝見すると、外と違って奇麗だった。<br /> 本尊は、神仏分離で袋井の下垂寺に移されてしまったようだが、

     社殿に戻って中を拝見すると、外と違って奇麗だった。
     本尊は、神仏分離で袋井の下垂寺に移されてしまったようだが、

  •  その代わりに、美しい仏像とカラス天狗のようなトーテムが祀られていた。<br /> このカラス天狗、なにやら愛らしく、水木しげるの世界のようで、気に入ってしまう。<br /> 一時は荒廃してしまった社は、明治13年、信徒の願いが叶って再建の許可が下り、現在に至っているという。

     その代わりに、美しい仏像とカラス天狗のようなトーテムが祀られていた。
     このカラス天狗、なにやら愛らしく、水木しげるの世界のようで、気に入ってしまう。
     一時は荒廃してしまった社は、明治13年、信徒の願いが叶って再建の許可が下り、現在に至っているという。

  •  「本殿までは800m25分」「下社までは4km90分」と表示されているが、何しろ歩きにくい山道で、<br /> 帰りには大木に抱きついて遊び、<br />

     「本殿までは800m25分」「下社までは4km90分」と表示されているが、何しろ歩きにくい山道で、
     帰りには大木に抱きついて遊び、

  •  「もうだめ! 脚がパンパンに張ってきちゃった!」<br /> と女房は悲鳴をあげながらも頑張って、

     「もうだめ! 脚がパンパンに張ってきちゃった!」
     と女房は悲鳴をあげながらも頑張って、

  •  40分もかかって、本殿の下に戻ってきた。<br /> ここから見ると本殿の石垣は、まるで城壁のようだ。

     40分もかかって、本殿の下に戻ってきた。
     ここから見ると本殿の石垣は、まるで城壁のようだ。

  •  駐車場に戻るとバスが停まっていた。<br /> 「定期バスですか?」<br /> 「季節限定の定期バスですよ。」<br /> 暇そうな運転手さんが、ダイヤや道路事情などを懇切丁寧に教えてくれた。

     駐車場に戻るとバスが停まっていた。
     「定期バスですか?」
     「季節限定の定期バスですよ。」
     暇そうな運転手さんが、ダイヤや道路事情などを懇切丁寧に教えてくれた。

  •  時刻表もあった。<br /> 1日1本、13:30出発。 <br /> この日、西鹿島駅から乗せてきたお客は17名だったとか・・

     時刻表もあった。
     1日1本、13:30出発。 
     この日、西鹿島駅から乗せてきたお客は17名だったとか・・

  •  林道を下って、茶店に立ち寄ると、<br /> 「昨日までの三が日は、この林道、ずっと渋滞していて、横切るのにも大変だったんだよ・・」<br /> と愛想の良いおばさんが待っていたので、干しシイタケを買った。

     林道を下って、茶店に立ち寄ると、
     「昨日までの三が日は、この林道、ずっと渋滞していて、横切るのにも大変だったんだよ・・」
     と愛想の良いおばさんが待っていたので、干しシイタケを買った。

  •  そして隣のおそば屋さんで、

     そして隣のおそば屋さんで、

  •  キツネうどんを注文し、

     キツネうどんを注文し、

  •  春野町の下社に行くために、天竜川の支流となる気多川沿いの道に入ると、突然現れたのは赤い釣り橋。<br /> 「こんな山の中に・・!」<br /> 「この橋、どこに通じているの?」

     春野町の下社に行くために、天竜川の支流となる気多川沿いの道に入ると、突然現れたのは赤い釣り橋。
     「こんな山の中に・・!」
     「この橋、どこに通じているの?」

  •  「よし、ドローンを飛ばしてみるよ!」<br /> とばかりに念願のドローンを取り出す。<br /> 鉄柵のある場所は、電波が遮断されてしまうのでは?<br /> と柵のない場所まで歩くが、

     「よし、ドローンを飛ばしてみるよ!」
     とばかりに念願のドローンを取り出す。
     鉄柵のある場所は、電波が遮断されてしまうのでは?
     と柵のない場所まで歩くが、

  •  周囲の樹木にじゃまされて、機体を目視できる範囲が狭すぎて怖い。<br /> どうにかこうにか空中からの撮影を終え、本日はこれで良しとしよう。<br /> 撮影した動画とパノラマ写真を下記でご覧ください。<br /><br />  https://theta360.com/s/30YuBxgDWSynC5TqEZmht4wnE<br /> <br />  https://youtu.be/oKC2eYKAjew<br /><br /><br /> 

     周囲の樹木にじゃまされて、機体を目視できる範囲が狭すぎて怖い。
     どうにかこうにか空中からの撮影を終え、本日はこれで良しとしよう。
     撮影した動画とパノラマ写真を下記でご覧ください。

      https://theta360.com/s/30YuBxgDWSynC5TqEZmht4wnE
     
      https://youtu.be/oKC2eYKAjew


     

  •  後は春野町に向かってまっしぐら。<br /> 川に沿っているのでアップダウンが少ないが、道路幅は狭く、薄暗い。<br /> 秘密の道を、闇の世界に逃走しているような気分になる。 <br /> その動画を下に貼ります。<br /> https://youtu.be/7mscaajyV6I<br /><br />  <br /> 

     後は春野町に向かってまっしぐら。
     川に沿っているのでアップダウンが少ないが、道路幅は狭く、薄暗い。
     秘密の道を、闇の世界に逃走しているような気分になる。 
     その動画を下に貼ります。
     https://youtu.be/7mscaajyV6I

      
     

  •  寂しい山道を抜けて人里で出たと思ったら、見覚えのある景色が広がった。<br /> ここだ!<br /> 三尺坊への登り口だ!  <br />

     寂しい山道を抜けて人里で出たと思ったら、見覚えのある景色が広がった。
     ここだ!
     三尺坊への登り口だ!  

  •  餅つきをしている村人たちがいて、<br /> 「食べて行くかい?」<br /> と声をかけてくれたが、冗談だと遠慮して、

     餅つきをしている村人たちがいて、
     「食べて行くかい?」
     と声をかけてくれたが、冗談だと遠慮して、

  •  下社の門前にやって来くると、。<br /> 午前中の駐車場は大混雑で、道路も渋滞していたようだが、ありがたいことに適度な混み合いとなっていて、

     下社の門前にやって来くると、。
     午前中の駐車場は大混雑で、道路も渋滞していたようだが、ありがたいことに適度な混み合いとなっていて、

    秋葉神社下社 寺・神社・教会

  •  石段の前には、お洒落な杖まで置かれていて、

     石段の前には、お洒落な杖まで置かれていて、

  •  おみくじや縁起物テントが並ぶ境内には、  

     おみくじや縁起物テントが並ぶ境内には、  

  •  アルバイト女学生の艶やかな深紅の袴がまぶしくて、

     アルバイト女学生の艶やかな深紅の袴がまぶしくて、

  •  社の中にはご祈祷を受ける椅子がズラリ。<br /> 

     社の中にはご祈祷を受ける椅子がズラリ。
     

    秋葉神社下社 寺・神社・教会

  •  信仰心の薄い私たちには、特にこれといった目的もなく、トボトボと門前まで戻ってくると、バスの停留所があった。

     信仰心の薄い私たちには、特にこれといった目的もなく、トボトボと門前まで戻ってくると、バスの停留所があった。

  •  「あれまあ、定期バスもあるんだね。」<br /> 時刻表を見れば、一日に数本しかないが、通学用のバスなんでしょう。<br /> それでは犬居の町を通って帰ります。<br /> 私たちにとっても思い出深い犬居の町です。<br /> 町の様子を、動画でご覧ください。<br /> https://youtu.be/nplu6nsOjDY<br /><br /><br />

     「あれまあ、定期バスもあるんだね。」
     時刻表を見れば、一日に数本しかないが、通学用のバスなんでしょう。
     それでは犬居の町を通って帰ります。
     私たちにとっても思い出深い犬居の町です。
     町の様子を、動画でご覧ください。
     https://youtu.be/nplu6nsOjDY


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