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 舗装はされているが道幅狭く、急勾配の林道を登りきり、秋葉神社の駐車場に到着すると、そこには大鳥居。<br /> ここはかって修験者たちが集い、人間離れした厳しい修行を続けたという標高866mの山だ。<br /> 霊力を身に着けた修験者たちは天狗となったり、火の神となって、人々の信仰を集め、山頂に神社が建立されたのだという。<br /> この神社は全国の秋葉神社の総本山となっている。

新年の秋葉山周辺を走ってみようかな(2/3)火防の総本山 秋葉山の上社 編  

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2019/01/04 - 2019/01/04

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motogen

motogenさん

 舗装はされているが道幅狭く、急勾配の林道を登りきり、秋葉神社の駐車場に到着すると、そこには大鳥居。
 ここはかって修験者たちが集い、人間離れした厳しい修行を続けたという標高866mの山だ。
 霊力を身に着けた修験者たちは天狗となったり、火の神となって、人々の信仰を集め、山頂に神社が建立されたのだという。
 この神社は全国の秋葉神社の総本山となっている。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車

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  •  駐車場はほぼ満車状態だった。<br /> こんな人里離れた山中まで、初詣客が集まるとは想像外。<br /> 誘導係員までいて、その指示で空きスペースを見つけ、

     駐車場はほぼ満車状態だった。
     こんな人里離れた山中まで、初詣客が集まるとは想像外。
     誘導係員までいて、その指示で空きスペースを見つけ、

  •  案内板の下で、何がどこにあって、どんな順路で回ろうかと考える。<br /> うん、そんなに複雑ではなさそうだ。

     案内板の下で、何がどこにあって、どんな順路で回ろうかと考える。
     うん、そんなに複雑ではなさそうだ。

  •  大きな獅子が見張りする大鳥居をくぐって、<br /> (山中には立派過ぎる大鳥居だ)

     大きな獅子が見張りする大鳥居をくぐって、
     (山中には立派過ぎる大鳥居だ)

  •  「ベトナムの、岩のお寺の坂に比べれば、楽勝、楽勝・・」<br /> なんて言いながら、(五行山のことかな?) <br /> 「あの時は、這ってよじ登ったんだから・・」<br /> と気楽に石段を登り始めるが、<br /> 

     「ベトナムの、岩のお寺の坂に比べれば、楽勝、楽勝・・」
     なんて言いながら、(五行山のことかな?) 
     「あの時は、這ってよじ登ったんだから・・」
     と気楽に石段を登り始めるが、
     

  •  思ったよりも石段は長く、

     思ったよりも石段は長く、

  •  休み休みしながら、杉や松の木を眺め、<br /> 「あれ、松だよねぇ・・杉じゃないよね・・」<br /> (松の木が、杉のように真っ直ぐ天に向かって伸びている)<br /> と目を疑うが、いくら見てもやはり松の木だ。

     休み休みしながら、杉や松の木を眺め、
     「あれ、松だよねぇ・・杉じゃないよね・・」
     (松の木が、杉のように真っ直ぐ天に向かって伸びている)
     と目を疑うが、いくら見てもやはり松の木だ。

  •  石段が平坦な参道に変わる頃には、息もはずみ、じんわりと汗ばんできて、

     石段が平坦な参道に変わる頃には、息もはずみ、じんわりと汗ばんできて、

  •  「あの光ってるの、空? 海?」<br /> 「う~ん・・海だよ・・」<br /> 「駿河湾かなぁ・・?」<br /> なんて、目を輝かせていると、 

     「あの光ってるの、空? 海?」
     「う~ん・・海だよ・・」
     「駿河湾かなぁ・・?」
     なんて、目を輝かせていると、 

  •  大きな門が目の前に立ちふさがった。<br />  

     大きな門が目の前に立ちふさがった。
      

  •  こんなに立派な門があったのか!<br /> (正直、驚く)<br /> 西ノ閽の神門とその名も立派だが、正式には随身門(ずいじんもん)と、この名もいかめしい。

     こんなに立派な門があったのか!
     (正直、驚く)
     西ノ閽の神門とその名も立派だが、正式には随身門(ずいじんもん)と、この名もいかめしい。

  •  両脇で参拝客ににらみを利かせているのは、仁王様ではなくてこんな人物で、

     両脇で参拝客ににらみを利かせているのは、仁王様ではなくてこんな人物で、

  •  この人、雛飾りの壇に並ぶ右大臣やら左大臣に似ているが・・・<br /> いやいや、三国志に出てくる武官か文人なのかな・・?<br /> さすが、秋葉神社は違うんだ・・<br /> (よく分かりません)<br /> と、まずは写真を撮り、

     この人、雛飾りの壇に並ぶ右大臣やら左大臣に似ているが・・・
     いやいや、三国志に出てくる武官か文人なのかな・・?
     さすが、秋葉神社は違うんだ・・
     (よく分かりません)
     と、まずは写真を撮り、

  •  東西南北にある四獣の彫刻がすごいと聞いているので、見上げてこれも写真に収める。<br /> これは東の青龍で・・

     東西南北にある四獣の彫刻がすごいと聞いているので、見上げてこれも写真に収める。
     これは東の青龍で・・

  •  続いて南の朱雀・・

     続いて南の朱雀・・

  •  西の白虎は分かり安いが、

     西の白虎は分かり安いが、

  •  北の玄武は、これ何だ?<br /> 玄武って亀じゃなかったの?<br /> と、よくよく見れば、大蛇が亀に巻き付いていた。<br /> ま、どれもすごい作品だ・・<br /> ということは、素人の私にも分かります。

     北の玄武は、これ何だ?
     玄武って亀じゃなかったの?
     と、よくよく見れば、大蛇が亀に巻き付いていた。
     ま、どれもすごい作品だ・・
     ということは、素人の私にも分かります。

  •  四獣の彫刻が撮れたことに気を良くして前進すれば、レストランや土産物屋が入る公民館みたいな四角い建物。<br /> 歩道も石段も綺麗に整備されていて、<br /> 「観光地だねぇ・・」<br /> 「神社といえども、維持管理費を稼がなくてはね・・」

     四獣の彫刻が撮れたことに気を良くして前進すれば、レストランや土産物屋が入る公民館みたいな四角い建物。
     歩道も石段も綺麗に整備されていて、
     「観光地だねぇ・・」
     「神社といえども、維持管理費を稼がなくてはね・・」

  •  若い神主さんがお皿を売っていて、

     若い神主さんがお皿を売っていて、

  •  天狗の皿投げを推奨している。

     天狗の皿投げを推奨している。

  •  崖下の空中に浮いた輪っかの中に、願い事を書いた皿を投げ入れて、祈願成就を占うものだ。<br /> ちょうど目の前のおじさんが投げている最中。<br /> 「おおっ、入ったぞ!」<br /> おばさんの手を取り合って歓喜するおじさん。

     崖下の空中に浮いた輪っかの中に、願い事を書いた皿を投げ入れて、祈願成就を占うものだ。
     ちょうど目の前のおじさんが投げている最中。
     「おおっ、入ったぞ!」
     おばさんの手を取り合って歓喜するおじさん。

  •  目を細めてかなたを眺めれば、霞の中に蛇行する白い蛇。<br /> 「あれは・・?」<br /> 「天竜川だよ。」<br /> その左の丘陵が我らの磐田原台地に違いない。<br /> こうして見ればこの山は、遠州地方を統括する霊山なんだと感じられる。

     目を細めてかなたを眺めれば、霞の中に蛇行する白い蛇。
     「あれは・・?」
     「天竜川だよ。」
     その左の丘陵が我らの磐田原台地に違いない。
     こうして見ればこの山は、遠州地方を統括する霊山なんだと感じられる。

  •  手を清めて、<br /> (冷たいので、女房だけ)

     手を清めて、
     (冷たいので、女房だけ)

  •  これまた近代的な奇麗な石段を登ると、

     これまた近代的な奇麗な石段を登ると、

  •  金ピカの鳥居に、金の輪っかが吊るされている。<br /> 参拝客が次々と輪の中で記念写真。<br /> (幸せの鳥居と言うらしいが、この輪は正月専用なのかも知れません)<br /> 「みんなみたいに、私も撮って」<br /> の要望でカメラを構えるが、シャイな私は辞退する。

     金ピカの鳥居に、金の輪っかが吊るされている。
     参拝客が次々と輪の中で記念写真。
     (幸せの鳥居と言うらしいが、この輪は正月専用なのかも知れません)
     「みんなみたいに、私も撮って」
     の要望でカメラを構えるが、シャイな私は辞退する。

  •  とその時、何と、何10年ぶりかの元同僚夫妻とばったり。<br /> 互いに歳をとり、こんな所で、こんな姿で出会うとは。<br /> かって12月の凍る夜に、この山の三尺坊で開かれる火渡りに、少年少女たちを預かって、共に登ってきたこともあった仲だ。<br /> 懐かしいやら、歳月の暮れ行く早さを寂しく感じるやら・・

     とその時、何と、何10年ぶりかの元同僚夫妻とばったり。
     互いに歳をとり、こんな所で、こんな姿で出会うとは。
     かって12月の凍る夜に、この山の三尺坊で開かれる火渡りに、少年少女たちを預かって、共に登ってきたこともあった仲だ。
     懐かしいやら、歳月の暮れ行く早さを寂しく感じるやら・・

  •  秋葉の本殿はまだ上にあって、

     秋葉の本殿はまだ上にあって、

    秋葉山本宮秋葉神社 寺・神社・教会

  •  何やらざわめきが聞こえてくるので近づくと、

     何やらざわめきが聞こえてくるので近づくと、

  •  ご祈祷の真っ最中。<br /> 一集団のご祈祷が終わると、次の集団に入れ替わるという大繁盛の神主たち。<br /> 正月やら端午の節句やら七五三になると、にわか信者になる人や、おみくじに一喜一憂する人の、なんと多いこと。<br /> めでたし、めでたし!

     ご祈祷の真っ最中。
     一集団のご祈祷が終わると、次の集団に入れ替わるという大繁盛の神主たち。
     正月やら端午の節句やら七五三になると、にわか信者になる人や、おみくじに一喜一憂する人の、なんと多いこと。
     めでたし、めでたし!

  •  横に回って本殿を観察すれば、正確には前にあるのは祈祷を受ける拝殿で、ご神体を収めている真の本殿は、その後の建物なのだった。<br /> 本殿の中には、宝物の太刀や文化財が保管されているようだが、関係者以外は立ち入れないのかも?

     横に回って本殿を観察すれば、正確には前にあるのは祈祷を受ける拝殿で、ご神体を収めている真の本殿は、その後の建物なのだった。
     本殿の中には、宝物の太刀や文化財が保管されているようだが、関係者以外は立ち入れないのかも?

  •  おや、すごいぞ!<br /> と気がついたのは屋根の造り。<br /> 反りは春日大社で、棟は伊勢神宮の内宮じゃないのか?<br /> 美しい!<br /> 神社に興味のない私でも、これは美しい。

     おや、すごいぞ!
     と気がついたのは屋根の造り。
     反りは春日大社で、棟は伊勢神宮の内宮じゃないのか?
     美しい!
     神社に興味のない私でも、これは美しい。

  •  遠州地方を眼下に見回し、冬ばれの空を仰ぎ、秋葉神社はすっくと建っているのでした。<br /> 全天空写真で、拡大したり上下左右をグリグリさせて、周囲をご覧ください。<br />  https://theta360.com/s/lLWUqaGKqp3UDUkfctWgtyH2q <br />

     遠州地方を眼下に見回し、冬ばれの空を仰ぎ、秋葉神社はすっくと建っているのでした。
     全天空写真で、拡大したり上下左右をグリグリさせて、周囲をご覧ください。
      https://theta360.com/s/lLWUqaGKqp3UDUkfctWgtyH2q

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