2018/12/09 - 2018/12/10
3位(同エリア90件中)
かっちんさん
イタリア南部のアマルフィ海岸は、景勝地、高級リゾート地として有名で、「世界一美しい海岸」といわれており、1997年、世界遺産に登録されました。
アマルフィ海岸は約30km続く海岸線で、海沿いには断崖絶壁と複雑な海岸線が入り組んでおり、斜面に白い街並みが点在しているのを見ることができます。
和歌山市にある雑賀崎(さいかざき)は静かな漁師町ですが、急峻な山並みに建ち並ぶ家々がまるで「アマルフィ」のようで、最近注目されています。
アマルフィそっくりの絶景は漁港を挟んで面している漁火の宿「シーサイド観潮(かんちょう)」から眺めることができます。
今晩は漁火の宿に泊まり、アマルフィの絶景と海の幸をたっぷり味わい、翌日雑賀崎の岬と斜面に並ぶ町並みを散策します。
雑賀崎はかつてホテルが乱立する観光地として賑わっていましたが、次第に訪れる人が少なくなり、今ではホテルが企業の研修センターに変貌したり、取り壊されないまま廃墟となった建物を見かけます。
そんな時代の変化の中でも「シーサイド観潮(かんちょう)」は、古い建物の内装や設備を現代版にリニューアルし、若い経営者とスタッフが顧客のニーズ(こだわり)にあう宿にしています。
こだわりは、港で獲れたばかりの新鮮な海の幸を使ったオリジナリティな食事や、部屋から眺める夕陽・雑賀崎の白亜の町並み・夜景、平成25年から誕生した紀州温泉露天風呂などです。
訪れる客はリピータが多く、人気の宿であることがわかります。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・世界遺産オンラインガイド「アマルフィ海岸」
・漁火の宿「シーサイド観潮」HP
・和歌山県観光振興課「わかやま歴史物語100」
・トンガの鼻自然クラブ
・本場の本物ブランド推進機構「紀州雑賀崎の灰干さんま」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
雑賀崎の位置
JR和歌山駅の南西部に位置する雑賀崎漁港。
雑賀崎の町並みは、漁火の宿「シーサイド観潮」から眺められます。 -
漁火の宿「シーサイド観潮」
JR和歌山駅から宿の送迎車に乗り、50分ほどで高台にある宿に到着。
途中、南海和歌山市駅と和歌の浦温泉「萬波」(系列ホテル)を経由します。 -
客室からの眺め
全室オーシャンビューの客室です。 -
雑賀崎の町並み(宿からの眺め)
雑賀崎漁港からつながる急峻な山並みに建ち並ぶ家々は、まるでイタリア屈指の海洋都市アマルフィのように見えます。 -
イチオシ
夕暮れの紀伊水道(宿からの眺め)
大型コンテナ船がゆっくりと進み、遠くに淡路島、四国が見えます。 -
黄金色に染まる冬空(宿からの眺め)
-
イチオシ
黄昏時の雑賀崎集落(宿からの眺め)
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夕食の「海のうれしい会席」
お食事処「夕焼け小焼け」で海の晩餐が始まります。
三つ仕切り皿の中は、お刺身につける湯浅醤油、藻塩、金山寺わさびです。 -
吹き寄せ盛り(夕食)
八寸は、鯖松前寿司、柿鶉玉子、むかご真丈、手長海老艶煮、きのこずんだ和え、稲穂、実りいが栗、いもせんべい、セロリアチャラ漬け、とろ湯葉旨味あんなど。 -
お造り五種盛り(夕食)
マグロ、カンパチ、イカ、タイ、タチウオなど。 -
イチオシ
雑賀崎獲れたてお造り盛合わせ(夕食)
追加注文していたお造り。 -
寒鰤のしゃぶしゃぶ
冬は寒鰤ですね。 -
鱈塩麹焼き
淡白な鱈に旨みが加わります。 -
蓮根饅頭 銀餡かけ
モチモチした食感に蓮根の味わい、酒のつまみにあいます、 -
ズワイ蟹天城和え~和歌山産みかん酢掛け~
甘みと辛さが混じる蟹肉です。 -
秋刀魚炊込みご飯としじみ汁
-
栗プリンと一口最中
夕食では和歌山の海の幸を存分に味わうことができました。 -
露天風呂
湯船に浸かりながら眺める雑賀崎の町並みと太平洋の景色は最高の気分!
肌がすべすべになる泉質です。 -
イチオシ
朝の雑賀崎
澄み切った朝に、白亜の家並みが際立っています。 -
朝食の「美食同源」
真ん中の「おばんざい点心」に、湯豆腐、生野菜サラダ、お味噌汁、ご飯など。 -
焼き魚
丸干しに、サバ、タチウオ(四角い魚)の焼きたてをいただきます。 -
しらすご飯
おかわりができます。 -
元大浴場のラウンジ
朝食後、2階のラウンジへ、
ここは元大浴場だったところです。 -
豪華な雰囲気(ラウンジ)
コーヒー、紅茶、緑茶が自由に飲めます。 -
朝の散歩
送迎バス(10:10発)までの間、雑賀崎灯台、雑賀崎の町並みなどを散策します。 -
シーサイド観潮
バス道を歩き始めると、シーサイド観潮の建物が見えてきました。
薄緑の本館(フロント、レストラン、エレベーター)を中心に、横隣に計3棟の客室、手前に紀州温泉の浴室、離れ客室などが点在しています。
おそらく別々のホテルだったところを買取り、新しいコンセプトでスタートしたのだと思います。 -
真っ赤なハゼの葉と実
-
バス道から眺める雑賀崎
高台の道を通り、山の左側に顔を出す雑賀崎灯台へ向かいます。 -
分岐の標識
左の番所鼻方面へ向かいます。 -
和歌山南港
しばらく歩くと右手に工業地帯の南港が見えます。
雑賀崎のアマルフィの景色とは裏腹に、岬の隣は近代的な都会なのでビックリ! -
トンガの鼻入口
横道に入り、トンガの鼻へ行きます。
ここから雑賀崎台場遺跡まで約200mです。 -
算木積み石垣
結晶片岩で積み上げられた長さ約20mの石垣が遺されています。
算木積み(さんぎづみ)とは石垣の出角(隅石)の積み方で、長方体の石の長辺と短辺を交互に合わせることで強度を増しています。 -
トンガの鼻からの眺め
-
雑賀崎台場
トンガの鼻の先端部には「雑賀崎台場遺跡」があり、江戸時代後期、紀州藩の異国船に対する海上防衛のため築造された砲台がありました。
平成19年に発掘調査後、埋め戻されているので、現在台場の面影は見当たりません。 -
番所庭園
平坦で長く海に突き出た特徴的な地形で、「番所の鼻」と呼ばれる場所に庭園があります。
かつては、海の防衛のための見張り番所が置かれており、その跡地を公園として整備しました。 -
りくの家
ワンちゃんの家だったのかな・・・ -
紀州灰干しさんま
雑賀崎灯台の手前に西出水産の工場があります。
「灰干し」とは高い吸湿性をもつ灰の中に水分を通すセロファンで包んだ魚を包み込み、空気と紫外線に触れさせず、余分な水分を抜いて魚を乾燥させていく特殊な製法です。
天日干しよりも、脂の酸化=劣化をおさえ、旨みを凝縮させると同時に良質な脂を閉じ込めた新鮮な干物ができあがります。
主原料のさんまは、9月中旬から10月上旬に、北海道根室沖でとれる最も脂ののったものを1年分仕入れて冷凍保存しています。 -
雑賀崎灯台
昭和35年につくられた雑賀崎に建つ白い灯台です。 -
紀伊水道に浮かぶ地ノ島・沖ノ島(灯台からの眺め)
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絵になる3兄弟(灯台からの眺め)
和歌の浦の名勝「双子島・中之島・大島」です。 -
大海原で操業する漁船
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雑賀崎の路地
急峻な斜面に建てられた町並みを、山の上から路地を下ります。 -
曲がりくねった道と階段(雑賀崎)
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イチオシ
迷路のような道(雑賀崎)
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家と家の間を通る生活道路(雑賀崎)
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階段を上ると玄関(雑賀崎)
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港近くにあるお店(雑賀崎)
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雑賀崎漁港
港には漁船が停泊し、正面にシーサイド観潮が見えます。 -
別の路地を歩いてみると(雑賀崎)
家の土台に自然石が使われ、落ち着いた雰囲気です。 -
極楽寺(雑賀崎)
石畳です。 -
上品な佇まいの路地(雑賀崎)
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生活感あふれる路地(雑賀崎)
どこの家も玄関の外に洗い場があります。 -
イチオシ
雑賀崎の町並み
町並みを斜めの方向から眺めると、家並みに立体感が出ています。 -
和歌山駅の蛇口ジュース
宿の車で和歌山駅まで送ってもらいました。
駅ビルに蛇口から出る便利なジュースがあります。
ただし、有料ですけど。 -
熊野地方の郷土料理「めはり寿司」(和歌山駅)
特製ポン酢を混ぜた米を、塩漬けにした高菜で包んだ寿司です。
電車の中で昼食にします。
青春18きっぷは今日(12/10)から使用できるので、大阪経由東海道線で川崎まで帰ります。
日本のアマルフィといわれている雑賀崎の町並みとシーサイド観潮の宿を満喫できる旅になりました。
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