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ジャマイカの首都キングストン(Kingston)は南側はキングストン港(Kingston Harbour)となっているが、その西側の町がサンシャインシティ(Sunshine City)とも呼ばれるポートモア(Portmore)で、ポートロイヤル(Port Royal)との間の3㎞足らずの海峡はキングストン港への唯一の入口となっている。キングストン首都圏の全雇用の約60%はポートモアに住んでいるとも云われている。2003年には自治市(Municipality)として認められ、独自の市議会と市長を擁している。現在の人口は約20万人。<br /><br />この辺りには10世紀頃から先住民のタイノ族(Tainos)が住んでいたと云われる。15世紀に入り、スペイン人によってパッセージフォート(Passagefort)と呼ばれる町が開かれ、当時の植民地首都だった現在のスパニッシュタウンの港町となった。パッセージフォートは今もポートモアの一部の地区の名前として残っている。17世紀にイングランドがこの島を占領した後には、現在は女性刑務所となっているオーガスタ砦(Fort Augusta)などの砦を築き港の入口としての守備を固めると共に、バナナの積出港として発展した。<br /><br />1915年まではこの地域の海に面した辺りは海水の湿地地帯が多かったので、ソルトポンドペン(Salt Pond Pen)あるいは持ち主の名前からドーキンスペン(Dawkins Pen)と呼ばれていたが、ポートモアペン(Portmore Pen)に改名された。ポートモアはドーキンス家の祖先のスコットランド(Scotland)のポートモア伯爵(Earl of Portmore)に由来している。<br /><br />1950年代から60年代に掛けて、キングストンの発展と共に住宅地の開発が進められ、ポートモアでも住宅開発が始まった。1970年にはポートモアとキングストンの間のハンツ湾(Hunts Bay)の入口を渡る約5㎞のコーズウェイブリッジ(Causeway bridge)が建設され、同時に約18㎞の堤防道路も整備されてポートモアはキングストンと直結、急速に町は発展した。この道は2006年に有料道路ハイウェイ2000(Highway 2000)のT2として整備された(18年末時点で片道220JM$)。<br /><br />ポートモアは東にキングストン、西にスパニッシュタウン(Spanish Town)と接する北部には平野が広がり、カリブ海に面する南側は石灰岩の丘で、住宅地域は主に平野部の東側に広がっている。南部の丘は2つあるが、160平方㎞と広く広がるのがヘルシャーヒル(Hellshire Hill)で、ポートモアの南半分をほとんど占めている。ヘルシャーはこの辺りの海岸で過ごすのが健康にいいと云うことでHealthshire(shireはハンプシャア(Hampshire)のようにイギリスで州を表すのに使われていた)から来ている。ヘルシャーヒルの海際にはツーシスターズケーブ(Two Sisters Cave)と云うタイノ族時代に使われた洞窟があるが、今は団体申し込みしか受け付けてないそうだ。そして、ヘルシャーヒルの北東、グレイトソルトポンド(Great Salt Pond)を挟んでキングストン側にあるのがヘンダーソンヒル(Henderson Hill)で、ヘンダーソン砦(Port Henderson)に由来している。ヘンダーソンはこの地域を開発したジョン・ヘンダーソン(John Henderson)大佐のこと。<br /><br />このヘンダーソンヒルの東北角にヘンダーソン砦があったのだが、その辺りのロドニーズ・アーム(Rodney&#39;s Arms  Restaurant &amp; Bar)と云うシーフードレストランが有名と云うことで、18年のクリスマスの日に食べに行った。ロドニーとは1771年からイングランド軍のジャマイカ基地総司令官を務めたジョージ・ロドニー提督(George Brydges Rodney, 1st Baron Rodney)のこと。ちなみにヘンダーソンヒルの上にはロドニーズルックアウト(Rodney&#39;s Lookout)と呼ばれる展望台があり、キングストンの街を見下ろせるそうだが、ここはまだ行ったことがない。この展望台はかつてはグラスピースルックアウト(Grasspiece Lookout)と呼ばれ、1780年から82年の間に建てられ、ヘンダーソン砦の西の信号所に使われていた。ロドニー提督の居宅跡も400mほど離れたところにあるそうだ。最後は結構な登りを歩かなければならないようだが、そのうちにまた行ってみようかな?<br /><br />ロドニーズ・アーム、お昼過ぎに着いたのだが、看板も何もない。場所的には正しいはずなので、建物の前にいた女性に聞いたら、ここで間違いないし、店もやってると云う。あとで分かったが、彼女は店の人だった。システムはまずキッチンに行って、実際の魚からどれを食べるか選ぶ。多分ジャマイカではよくあるシステム。この日の私はと云うかいつもだが、手持ちの現金が少ないのでカードが利用かどうかをまず確認したら、キャッシュオンリーだと。で、3000までしかないよと云うと、キッチンのおっちゃんが選んでくれた。多分重さで決まってると思うけど。あとは、スティームかフライかと聞かれたので、スティームで頼んで手続き終了。海に突き出たテラス席でキングストンの街を眺めながら待つ。この日は残念ながら天気はイマイチで、風も強く、寒くはないのだがさほどの景色でもない。夜景スポットとしても有名ならしいがそれは分かる。海の向こうにポート・ロイヤル、陸を伝っていくとキングストンの街が広がる。30分ほど掛かって出て来た料理はなかなか美味しかった。多分Parrotfish(ブダイ科)の魚と思われる。キャッサバ(Cassava)と云う長芋に似た根菜類から作ったバミー(Bammy)2切れと一緒で2600JM$だった。1時間近くいたが、結局客は1人だった。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2539031976166811&amp;type=1&amp;l=a5a2f944a6<br /><br />ここはポートヘンダーソン・ビーチ(Port Henderson Beach)と呼ばれるところだが、ポートモアの海岸にはビーチが沢山ある。このレストランの先にもドリームビーチ(Dream Beach)があるが、ヘンダーソンヒルをヘルシャーヒルの方に回り込んでいくと何ヶ所もビーチが並ぶ。一番有名なのはヘルシャビーチ(Hellshire Beach)だが、もう一つ辺りの治安が良くないらしいので行ったことがない。ヘルシャビーチからキングストン方向には、フォートクラーレンス・ビーチ(Fort Clarence Beach Park)、ウェーブ・ビーチ(Waves Beach)、ボードウォーク・ビーチ(Boardwalk beach)と続くが、このボードウォーク・ビーチは一度行った(入場料250JM$)。近くていいんだけど、水はきれいじゃないし、海岸線には海藻がたくさん打ち上げられており、北海岸のきれいな海を知ってると海に入れるもんじゃないよなあと思ってしまった。そう云えば、この時、ボードウォーク・ビーチのレストランでは食べ物が売ってなくて、歩いてすぐ隣のウェーブ・ビーチのレストランに行ったが、ここのシステムもロドニーズ・アームと一緒だった。この日はもっと手持ちの現金が少なく、メインのシーフードを食べられなかっのは、ちょっと悲しかった。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2539036699499672&amp;type=1&amp;l=055d1f7bb0<br /><br />海の汚さだが、キングストンに近いほど汚れているそうなので、ヘルシャビーチの先にシュガーマン・ビーチ(Sugarman Beach)まであるが、そこまで行けばマシなのだろうか? と云うほど変わらないような気はしている。やはり、海に入るならキングストン近辺ではダメな気がする。多分もう行かないだろうなあ、この辺りの海は。<br /><br /><br />以上

セントキャサリン ポートモア (Portmore, St. Catherine)

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2018/09/29 - 2018/12/25

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ちふゆ

ちふゆさん

ジャマイカの首都キングストン(Kingston)は南側はキングストン港(Kingston Harbour)となっているが、その西側の町がサンシャインシティ(Sunshine City)とも呼ばれるポートモア(Portmore)で、ポートロイヤル(Port Royal)との間の3㎞足らずの海峡はキングストン港への唯一の入口となっている。キングストン首都圏の全雇用の約60%はポートモアに住んでいるとも云われている。2003年には自治市(Municipality)として認められ、独自の市議会と市長を擁している。現在の人口は約20万人。

この辺りには10世紀頃から先住民のタイノ族(Tainos)が住んでいたと云われる。15世紀に入り、スペイン人によってパッセージフォート(Passagefort)と呼ばれる町が開かれ、当時の植民地首都だった現在のスパニッシュタウンの港町となった。パッセージフォートは今もポートモアの一部の地区の名前として残っている。17世紀にイングランドがこの島を占領した後には、現在は女性刑務所となっているオーガスタ砦(Fort Augusta)などの砦を築き港の入口としての守備を固めると共に、バナナの積出港として発展した。

1915年まではこの地域の海に面した辺りは海水の湿地地帯が多かったので、ソルトポンドペン(Salt Pond Pen)あるいは持ち主の名前からドーキンスペン(Dawkins Pen)と呼ばれていたが、ポートモアペン(Portmore Pen)に改名された。ポートモアはドーキンス家の祖先のスコットランド(Scotland)のポートモア伯爵(Earl of Portmore)に由来している。

1950年代から60年代に掛けて、キングストンの発展と共に住宅地の開発が進められ、ポートモアでも住宅開発が始まった。1970年にはポートモアとキングストンの間のハンツ湾(Hunts Bay)の入口を渡る約5㎞のコーズウェイブリッジ(Causeway bridge)が建設され、同時に約18㎞の堤防道路も整備されてポートモアはキングストンと直結、急速に町は発展した。この道は2006年に有料道路ハイウェイ2000(Highway 2000)のT2として整備された(18年末時点で片道220JM$)。

ポートモアは東にキングストン、西にスパニッシュタウン(Spanish Town)と接する北部には平野が広がり、カリブ海に面する南側は石灰岩の丘で、住宅地域は主に平野部の東側に広がっている。南部の丘は2つあるが、160平方㎞と広く広がるのがヘルシャーヒル(Hellshire Hill)で、ポートモアの南半分をほとんど占めている。ヘルシャーはこの辺りの海岸で過ごすのが健康にいいと云うことでHealthshire(shireはハンプシャア(Hampshire)のようにイギリスで州を表すのに使われていた)から来ている。ヘルシャーヒルの海際にはツーシスターズケーブ(Two Sisters Cave)と云うタイノ族時代に使われた洞窟があるが、今は団体申し込みしか受け付けてないそうだ。そして、ヘルシャーヒルの北東、グレイトソルトポンド(Great Salt Pond)を挟んでキングストン側にあるのがヘンダーソンヒル(Henderson Hill)で、ヘンダーソン砦(Port Henderson)に由来している。ヘンダーソンはこの地域を開発したジョン・ヘンダーソン(John Henderson)大佐のこと。

このヘンダーソンヒルの東北角にヘンダーソン砦があったのだが、その辺りのロドニーズ・アーム(Rodney's Arms Restaurant & Bar)と云うシーフードレストランが有名と云うことで、18年のクリスマスの日に食べに行った。ロドニーとは1771年からイングランド軍のジャマイカ基地総司令官を務めたジョージ・ロドニー提督(George Brydges Rodney, 1st Baron Rodney)のこと。ちなみにヘンダーソンヒルの上にはロドニーズルックアウト(Rodney's Lookout)と呼ばれる展望台があり、キングストンの街を見下ろせるそうだが、ここはまだ行ったことがない。この展望台はかつてはグラスピースルックアウト(Grasspiece Lookout)と呼ばれ、1780年から82年の間に建てられ、ヘンダーソン砦の西の信号所に使われていた。ロドニー提督の居宅跡も400mほど離れたところにあるそうだ。最後は結構な登りを歩かなければならないようだが、そのうちにまた行ってみようかな?

ロドニーズ・アーム、お昼過ぎに着いたのだが、看板も何もない。場所的には正しいはずなので、建物の前にいた女性に聞いたら、ここで間違いないし、店もやってると云う。あとで分かったが、彼女は店の人だった。システムはまずキッチンに行って、実際の魚からどれを食べるか選ぶ。多分ジャマイカではよくあるシステム。この日の私はと云うかいつもだが、手持ちの現金が少ないのでカードが利用かどうかをまず確認したら、キャッシュオンリーだと。で、3000までしかないよと云うと、キッチンのおっちゃんが選んでくれた。多分重さで決まってると思うけど。あとは、スティームかフライかと聞かれたので、スティームで頼んで手続き終了。海に突き出たテラス席でキングストンの街を眺めながら待つ。この日は残念ながら天気はイマイチで、風も強く、寒くはないのだがさほどの景色でもない。夜景スポットとしても有名ならしいがそれは分かる。海の向こうにポート・ロイヤル、陸を伝っていくとキングストンの街が広がる。30分ほど掛かって出て来た料理はなかなか美味しかった。多分Parrotfish(ブダイ科)の魚と思われる。キャッサバ(Cassava)と云う長芋に似た根菜類から作ったバミー(Bammy)2切れと一緒で2600JM$だった。1時間近くいたが、結局客は1人だった。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2539031976166811&type=1&l=a5a2f944a6

ここはポートヘンダーソン・ビーチ(Port Henderson Beach)と呼ばれるところだが、ポートモアの海岸にはビーチが沢山ある。このレストランの先にもドリームビーチ(Dream Beach)があるが、ヘンダーソンヒルをヘルシャーヒルの方に回り込んでいくと何ヶ所もビーチが並ぶ。一番有名なのはヘルシャビーチ(Hellshire Beach)だが、もう一つ辺りの治安が良くないらしいので行ったことがない。ヘルシャビーチからキングストン方向には、フォートクラーレンス・ビーチ(Fort Clarence Beach Park)、ウェーブ・ビーチ(Waves Beach)、ボードウォーク・ビーチ(Boardwalk beach)と続くが、このボードウォーク・ビーチは一度行った(入場料250JM$)。近くていいんだけど、水はきれいじゃないし、海岸線には海藻がたくさん打ち上げられており、北海岸のきれいな海を知ってると海に入れるもんじゃないよなあと思ってしまった。そう云えば、この時、ボードウォーク・ビーチのレストランでは食べ物が売ってなくて、歩いてすぐ隣のウェーブ・ビーチのレストランに行ったが、ここのシステムもロドニーズ・アームと一緒だった。この日はもっと手持ちの現金が少なく、メインのシーフードを食べられなかっのは、ちょっと悲しかった。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2539036699499672&type=1&l=055d1f7bb0

海の汚さだが、キングストンに近いほど汚れているそうなので、ヘルシャビーチの先にシュガーマン・ビーチ(Sugarman Beach)まであるが、そこまで行けばマシなのだろうか? と云うほど変わらないような気はしている。やはり、海に入るならキングストン近辺ではダメな気がする。多分もう行かないだろうなあ、この辺りの海は。


以上

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