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ファルマスの手前で北沿岸ハイウェイから分かれ、湾沿いを5分ほど走るとファルマスの町に入る。10時半過ぎ、町の繁華街の中心となるウォータースクエア(Water Square)近くに車を止まる。ここからは歩いて町を回る。最初に行ったのはフェニックスファウンドリー(Phoenix Foundry)。町の東の入口にあり、町に入る前にいきなり現れ、いったい何と思わせる円錐形の窯でそのまま単にドーム(Dome)とも呼ばれる。ここはその名の通り、フェニックス鋳造所があったところ。1810年創業で、ジャマイカの産業時代の遺構として残っているもので一番古いもの。ファルマス港に到着した船の金属部分の補修の他、製糖工場の鍋やボイラーや機械の修理に使われたり、近くに1811年に建設されたイギリス軍のバルカール(Balcarres)砦で使われたベッドの製作も行った。また、輸出用のガラスとセラミックも製造していた。壁越しに見るだけ。<br /><br />その北東すぐのところにサープハウス(Tharp House)があるのだが、敷地内に入ることが出来ないので、門越しに覗くだけ。修復中。19世紀初めに自前で砂糖生産から行った砂糖商人で、当時ジャマイカ最大の奴隷所有者(約2500人)であったジョン・サープ(John Tharp)の住居兼オフィス。1790年代前半に建てられたもので、1860年頃からは税務関係の事務所として使われていたが、05年に火災にあった。<br /><br />クルーズ船が到着した時にしか開かれないのか、それともクルーズ船の観光客しか入れないエリアなのか、港一帯は入ることが出来ない。入れれば、サープハウスの反対側がどうなってるのかを見ることも出来たのだが、それは出来ず。また、サープハウスの近くからは、トロリーファルマス(Falmouth Tours by Trolley)と云うトロリーバスで町の見どころを回る観光バスが出てるのだが、これも動いてないようだった。サープハウスの向かいにはクラフトマーケットがあり、他の隊員の方が何人か関係しているところなのだが、これも休みだった。すべてがクルーズ船客相手のよう。<br /><br />車を止めた辺りのウォータースクエアに戻ってくる。1798年にここにマーサブレイ川から水を引き込んだ貯水池が造られ、一部の邸宅には水道が引かれた。世界中の多くの大都市より早い時代で、ニューヨークよりも早い(まあ、1590年に小石川上水が始まったと云われる江戸には遥かに負けてるけどね)。貯水池は1954年に壊され、現在その場所には噴水がある。<br /><br />広場の正面にある時計台が付属した建物はアルバートジョージマーケット(Albert and George Market)。ここは1894年に市民の避難所、そして市場として造られたもので、ビクトリア女王(Queen Victoria)の2人の王子の名前を冠している。その横、ヤシの木が並ぶ商店街の向かい側の家々も時代物。広場の北には裁判所(Courthouse)。元々は1815年に建てられたが、現在の建物は1926年の火災後に再建されたもの。2階が裁判所で1階には市役所と市長室がある。<br /><br />広場から1本東のマーケット(Market)通りにもいくつか歴史的な建物がある。黄土色の壁が美しいのは郵便局(Post Office)。ここはバーモントハウス(Vermont House)と云われ、1832年にこの土地を買ったトーマス・バーモント(Thomas Robert Vermont)が建てたもので、この時代の商人の家で一番よく残っているもの。そこから来たに1ブロック上がるとバプテストマンス(Baptist Manse)。1798年に建てられジャマイカ初のフリーメーソン寺院だったが、その後バプテスト宣教師に売却され、近年はウィリアム・ナイブ(William Knibb)高校となっていた。さらにもう1ブロック北にバレットハウス(Barrett House)。1799年に建てられたファルマスの土地の元の所有者であったエドワード・バレットの家だった。その後はメソジスト教会の所有となっており、改装計画が進められていたが、1988年のハリケーンギルバート(Hurricane Gilbert)で建物が破壊され、計画は頓挫した。<br /><br />ウォーター広場から西へ進むと3つの教会。ウィリアム・ナイブ記念バプテスト教会(William Knibb Baptist Church)は1944年に再建されたもの。元々1831年に建てられたものを1836年に再建したが、再びハリケーンで破壊された。ウィリアム・ナイブ(William Knibb)は19世紀前半、奴隷解放に尽力したバプテスト系牧師。ファルマスメソジスト教会(Falmouth Methodist Church)は1960年築の新しい教会。そして、セントピーターズアングリカン教会(St. Peter’s Anglican Church)は一番古く1795年に建てられ、1842年に拡張され、ジャマイカで最大の大きさの教会となっている。<br /><br />1時間余りで観光終了し、12時頃に5分ほど戻ったところにあるバーウッドビーチ(Burwood Beach)に移動し、3時頃まで水に浸かり、ビーチチェアで昼寝。ああ、よく寝た。ここも遠浅で水はケイマンやキューバのバラデーロには敵わないが、まあ綺麗だった。パブリックビーチで16年1月に改装された。ジャマイカ在住者はID提示で入場無料だが、駐車代200JM$の他、何をするにも金が掛かる。ちなみにビーチチェアは500JM$だった。<br /><br />帰り道、一度寄ってみようと思ってたリオブエノ(Rio Bueno)の町の外れ(東)にあるレストエリアで止まる。置いてある碑によるとこのハイウェイは1955年に開通だそうで、私と同じ年だ。月数で私の方が若い。この碑の下の海岸からの海の景色もなかなか綺麗だった。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2424062870997056&amp;type=1&amp;l=32b05184db<br /><br />以上

トレローニー ファルマスその2 (Falmouth, Trelawny)

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2018/10/14 - 2018/10/14

44位(同エリア59件中)

旅行記グループ ファルマス

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ちふゆ

ちふゆさん

ファルマスの手前で北沿岸ハイウェイから分かれ、湾沿いを5分ほど走るとファルマスの町に入る。10時半過ぎ、町の繁華街の中心となるウォータースクエア(Water Square)近くに車を止まる。ここからは歩いて町を回る。最初に行ったのはフェニックスファウンドリー(Phoenix Foundry)。町の東の入口にあり、町に入る前にいきなり現れ、いったい何と思わせる円錐形の窯でそのまま単にドーム(Dome)とも呼ばれる。ここはその名の通り、フェニックス鋳造所があったところ。1810年創業で、ジャマイカの産業時代の遺構として残っているもので一番古いもの。ファルマス港に到着した船の金属部分の補修の他、製糖工場の鍋やボイラーや機械の修理に使われたり、近くに1811年に建設されたイギリス軍のバルカール(Balcarres)砦で使われたベッドの製作も行った。また、輸出用のガラスとセラミックも製造していた。壁越しに見るだけ。

その北東すぐのところにサープハウス(Tharp House)があるのだが、敷地内に入ることが出来ないので、門越しに覗くだけ。修復中。19世紀初めに自前で砂糖生産から行った砂糖商人で、当時ジャマイカ最大の奴隷所有者(約2500人)であったジョン・サープ(John Tharp)の住居兼オフィス。1790年代前半に建てられたもので、1860年頃からは税務関係の事務所として使われていたが、05年に火災にあった。

クルーズ船が到着した時にしか開かれないのか、それともクルーズ船の観光客しか入れないエリアなのか、港一帯は入ることが出来ない。入れれば、サープハウスの反対側がどうなってるのかを見ることも出来たのだが、それは出来ず。また、サープハウスの近くからは、トロリーファルマス(Falmouth Tours by Trolley)と云うトロリーバスで町の見どころを回る観光バスが出てるのだが、これも動いてないようだった。サープハウスの向かいにはクラフトマーケットがあり、他の隊員の方が何人か関係しているところなのだが、これも休みだった。すべてがクルーズ船客相手のよう。

車を止めた辺りのウォータースクエアに戻ってくる。1798年にここにマーサブレイ川から水を引き込んだ貯水池が造られ、一部の邸宅には水道が引かれた。世界中の多くの大都市より早い時代で、ニューヨークよりも早い(まあ、1590年に小石川上水が始まったと云われる江戸には遥かに負けてるけどね)。貯水池は1954年に壊され、現在その場所には噴水がある。

広場の正面にある時計台が付属した建物はアルバートジョージマーケット(Albert and George Market)。ここは1894年に市民の避難所、そして市場として造られたもので、ビクトリア女王(Queen Victoria)の2人の王子の名前を冠している。その横、ヤシの木が並ぶ商店街の向かい側の家々も時代物。広場の北には裁判所(Courthouse)。元々は1815年に建てられたが、現在の建物は1926年の火災後に再建されたもの。2階が裁判所で1階には市役所と市長室がある。

広場から1本東のマーケット(Market)通りにもいくつか歴史的な建物がある。黄土色の壁が美しいのは郵便局(Post Office)。ここはバーモントハウス(Vermont House)と云われ、1832年にこの土地を買ったトーマス・バーモント(Thomas Robert Vermont)が建てたもので、この時代の商人の家で一番よく残っているもの。そこから来たに1ブロック上がるとバプテストマンス(Baptist Manse)。1798年に建てられジャマイカ初のフリーメーソン寺院だったが、その後バプテスト宣教師に売却され、近年はウィリアム・ナイブ(William Knibb)高校となっていた。さらにもう1ブロック北にバレットハウス(Barrett House)。1799年に建てられたファルマスの土地の元の所有者であったエドワード・バレットの家だった。その後はメソジスト教会の所有となっており、改装計画が進められていたが、1988年のハリケーンギルバート(Hurricane Gilbert)で建物が破壊され、計画は頓挫した。

ウォーター広場から西へ進むと3つの教会。ウィリアム・ナイブ記念バプテスト教会(William Knibb Baptist Church)は1944年に再建されたもの。元々1831年に建てられたものを1836年に再建したが、再びハリケーンで破壊された。ウィリアム・ナイブ(William Knibb)は19世紀前半、奴隷解放に尽力したバプテスト系牧師。ファルマスメソジスト教会(Falmouth Methodist Church)は1960年築の新しい教会。そして、セントピーターズアングリカン教会(St. Peter’s Anglican Church)は一番古く1795年に建てられ、1842年に拡張され、ジャマイカで最大の大きさの教会となっている。

1時間余りで観光終了し、12時頃に5分ほど戻ったところにあるバーウッドビーチ(Burwood Beach)に移動し、3時頃まで水に浸かり、ビーチチェアで昼寝。ああ、よく寝た。ここも遠浅で水はケイマンやキューバのバラデーロには敵わないが、まあ綺麗だった。パブリックビーチで16年1月に改装された。ジャマイカ在住者はID提示で入場無料だが、駐車代200JM$の他、何をするにも金が掛かる。ちなみにビーチチェアは500JM$だった。

帰り道、一度寄ってみようと思ってたリオブエノ(Rio Bueno)の町の外れ(東)にあるレストエリアで止まる。置いてある碑によるとこのハイウェイは1955年に開通だそうで、私と同じ年だ。月数で私の方が若い。この碑の下の海岸からの海の景色もなかなか綺麗だった。
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