新春レッサーパンダ紀行【３】鹿児島市平川動物公園/宮崎市フェニックス自然動物園　風美ちゃんの毛並みに改善の兆しあり！！＠平川　リコちゃんが可愛い過ぎる件＠フェニックス ＋ （おまけ）全面再開おめでとうございます！！熊本市動植物園

2019/01/03 - 2019/01/04

ここ数年の恒例となっているお正月休みのレッサーパンダ紀行、今日と明日は鹿児島市の平川動物公園と宮崎市のフェニックス自然動物園を訪問する予定で九州入りをしたのですが、九州入りしてか気が変わり、平川動物公園の前に昨年12月２２日に震災から完全復旧し全面開園となった熊本市動植物園も訪問することにしました。

熊本市動植物園にはレッサーパンダはいませんが、やはり訪問して、僅かな額ではありますが園内で使うことが応援になると思い１時間程度の短い時間でしたが訪問しました。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 鹿児島市(鹿児島)

昨日は熊本駅前のホテルに宿泊、熊本駅は相変わらずのくまモン推し・・・駅のベンチにもくまモンが座っていました。

日本ってほんと可愛いものが好きな国だなぁとつくづく思う・・・この感性はちょっと誇らしくもあります。
ちなみに僕ももちろん可愛いもの大好きです！！

明けて翌日はJR豊肥線の普通電車で出発です、新水前寺駅で路面電車に乗り換え動植物園前電停へ。

動植物園電停から１０分ほど歩いて熊本市動植物園に到着。
レッサーパンダがいない園なのでなかなか訪問する機会がなく、今回で確か2回目の訪問になると思います。

入園料は大人３００円です。

１２月２２日に震災から2年８ヶ月ぶりとなる全面開園をはたしました。

今日はその応援の意味も込めて訪問・・・九州各地の園に疎開していたネコ科猛獣にも再会したいですしね。

まずはホッキョクグマ舎へ。

前回の訪問の時はマルルちゃんが来園直後でまだ展示されていない頃で、彼女がプールに豪快に飛び込む音は園路から聞けましたが姿を見ることはできませんでした。

一番乗りでホッキョクグマ舎の階段を登るとマルルちゃんがまったりしていました。

彼女に会うのは２０１４年３月１日に彼女の生まれ故郷の札幌市円山動物園で催されたマルルちゃん＆ポロロちゃんのお別れ会以来・・・なんと４年９か月ぶりです！！

今日最初のお客さんが嬉しかったのかマルルちゃんがプールのすぐ下まで来てくれました！！

「なにその前あんよ（笑）」・・・相変わらずのキュートさに感動しました。

ラッコ泳ぎを見せてくれたマルルちゃん・・・お母さんのララちゃん（現、札幌市円山動物園）の得意技！！
しっかり娘さんも引き継いでいるんですね。

今月半ばには徳島ズーで双子姉妹のポロロちゃんにも会う予定です。

こちら猛獣舎

熊本地震では旧の猛獣舎が損壊、安全が確保出来ない可能性があったために猛獣舎で暮らしていたネコ科猛獣は九州の各園に疎開しました。
ライオンのサン君は大分県の九州自然動物公園アフリカンサファリへ、アムールトラのチャチャちゃんは北九州市の到津の森公園、ウンピョウのジュール君、イーナちゃん兄妹は福岡市動物園、そして、ユキヒョウのスピカちゃんは大牟田市動物園にそれぞれ疎開、そして、この度、１頭も欠ける事なく熊本に帰還したのです

チャチャちゃん。

到津の森では基本非公開だったので到津では僕は彼女に会うことはできませんでした。

スピカちゃん。

彼女には大牟田で何度か会いました。

大牟田で習得したハズバンダリートレーニングが熊本でも引き継がれるといいですね。
そして、その技術が他の動物の健康管理に反映されたら嬉しいですね。

先ほど１頭も欠けることなく帰還と書きましたが、実は１頭多く帰ってきました。

サン君のお嫁さんのクリアちゃん！！
疎開先で出会い旦那さんと一緒にこの度、熊本にやってきました。

今日はこの後に鹿児島経由宮崎まで移動であまり時間がないのが残念ですが早足で園内の他の子達をご紹介。

熊本ズーと言えばキンシコウ。
１４歳の優優（ヨウヨウ）ちゃんと１９歳の飛飛（フェイフェイ）君がいました。
写真は優優ちゃん。

とべ動物園生まれのモモコちゃんと東武動物公園生まれのソラちゃん。

ソラちゃんいは彼女が子供の頃に東武で会ってます。

円山動物園生まれのエランドのサンタ君。

マサイキリンの秋平君。

アフリカゾウのマリーさん。

マリーさんは食べ物を詰め込んだ専用フィーダーから一つずつ器用に取り出して食べいましたが、最後ははフィーダーごと柵に叩きつけて衝撃で食べ物を全部外すと言う荒技を使っていました。

市電とJRを乗り継いで熊本駅へ戻り九州新幹線「みずほ」に乗車。
「みずほ」は熊本駅から鹿児島中央駅まで何とノンストップで４５分！！・・・隔世の感あり。
鹿児島中央駅からは指宿枕崎線で五位野駅へ向かいます。

五位野駅から２０分ほど歩き鹿児島市平川動物公園へ。

入園料は大人５００円です。

素晴らしいアフリカの草原エリア！！

マサイキリンやダチョウ越しに桜島を遠望できます。

黒ジャガーのボスキ君。

彼は王子動物園生まれの子なのでとっても馴染みがあります。
以前に会った子と別の園で再会する・・・動物園訪問の醍醐味でもあります。

めっちゃ可愛い寝相で寝てた黒ヒョウのスーちゃん。

スーちゃんにも彼女の生まれ故郷である浜松市動物園で会ったことがあります。

この子達にも彼らが小さかった頃に会ったことがありますよ・・・京都市動物園うまれのヤブイヌの右京君＆左京君の双子兄弟。

生れてからずっと一緒の双子兄弟は仲良くお昼寝中でした。

お昼寝中のホッキョクグマのカナさん。

推定２８歳以上のおばあちゃんなので仕方ないのですが精彩の無さが気にはなります。

レッサーパンダ舎の全景撮るの忘れてました。
平川動物公園のレッサーパンダ舎は屋外放飼場と屋内展示室が１つずつです。

屋内展示場には風美ちゃんがいました。
最近はブラッシングしてもらい、換毛失敗で残っていた古い毛を取り除いてもらっているようで、皮膚病からなかなか戻らなかった毛並みに改善の兆しが見えてきました。

可愛らしい寝顔もさることながら前あんよの位置取りが絶妙に可愛いのです。

本格的お昼寝へ。

屋外放飼場のスバル君はクロガネモチの木の上にいました。

後にキーパーさんにお聞きしたとこ、午前と午後で屋内外は入れ替えているとの事でした。

スバル君はクロガネモチの赤い実をせっせと食べていました。

そう言えば、一昨日に訪問した佐世保の森きららでもミカンちゃんと仔みかん君（仮称）がクロガネモチの実をせっせと食べていましたね・・・よっぽど美味しいのかな？

バックヤードにキーパーさんが入られたようで風美ちゃんが起き出しました。

僕は見逃してしまいましたが、この後に風美ちゃんへブラッシングが行われた様です。

スバル君もキーパーさんが交換してくれた新鮮な竹の葉を食べに木から降りてきました。

クロガネモチの実もいいけど新鮮な竹の葉もおいしいよね！！

竹の葉を食べつつもバックヤードへの扉方向を気にするスバル君。

キーパーさんが出て来てくれました！！

キーパーさんのところに歩み寄るスバル君・・・どうやらキーパーさんはリンゴを持っているようですね。

それにしてもスバル君モフモフで綺麗な毛並ですね。
何の影響なのか以前に比べると換毛に失敗したり皮膚病に罹る個体が多くなっている様に思えてなりません・・・温暖化とかの影響なのかなぁ？

このキーパーさんは昨年４月まで他園でメイン担当ではないもののレッサーも担当されていたそうで、平川ズーに転勤されてから以前の経験を活かし風美ちゃんへのブラッシングなども取り入れられたそうです。

風美ちゃんとスバル君のペアリングについてお聞きしたところ、風美ちゃんは一昨年に流産を経験していること、心臓に若干の不安を抱えていることから今後の積極的なペアリングは考えておられないようでした。
ただ、ご本人同士はお互い発情期を迎えておりお互いに恋鳴きを鳴き交わしているそうです。

ちなみに体重はスバル君6.9kg、風美ちゃん6.3kgとのこと。

「リンゴもうないの？」とキーパーさんに甘えるスバル君。

やっぱり種は違えど男の子は女性のキーパーさん相手だと甘えたさんになりますね。

指宿枕崎線で鹿児島中央駅に戻り、宮崎駅行きの特急「きりしま」に乗り換えました。

この日は宮崎駅前のホテルに宿泊。

明けて翌日は早起きして宮崎駅７時３８分発の普通に降り日向住吉駅へ。

日向住吉駅から歩いて３５分ほどで宮崎市フェニックス自然動物園に到着。

実は昨年訪問した時、宮崎駅前からのバスがまだ三が日の休日ダイヤで開園時間に間に合う便がなくバタバタした経験から今日は日向住吉駅から歩いたのですが、よくよく考えてみると今日は４日で平日ダイヤ・・・開園時間に間に合うバス便があるのに後で気づきました（苦笑）



入園料８３０円

開園まで３０分ありますのでお隣の住吉神社で初詣です。

ここ数年、ここ住吉神社が僕の初詣の場所になっています。

９時の動物園オープンとともに入園しレッサーパンダ舎へ。

宮崎市フェニックス自然動物園には共に山口県生まれの期待の２匹が暮らしています。

屋外にはまだ誰も出ておらず、屋内にリコちゃんがいました。

リコちゃん・・・可愛すぎる！！

ぽっちゃり体系にこの童顔・・・なんでしょうね？この逆三角目と可愛らしい口もとは・・・正統派美少女パンダとは言えないですがこの子の独特の可愛らしさは驚異的です（笑）

今年こそリコちゃんのお母さん姿が見たいなぁ。

展示室のガラスにはリコちゃんの可愛らしい手形がついていました。

屋外放飼場にコタ君登場。

リンゴを食べながらキーパーさんの触診を受けます、キーパーさんはこの後屋内舎へ入りリコちゃんにも同じようにリンゴ給餌と触診をされていました。

「リンゴ美味しい！！」ｂｙコタ君

一足先にリンゴを食べ終わったコタ君は屋内舎に乱入しリコちゃんの分のリンゴをゲット！！

最後の一切れを死守したリコちゃんはコタ君に邪魔されないように屋外の木の上にリンゴを持ち出しゆっくり食べていました。

その最後の一切れを追って出てきたコタ君・・・樹上のリコちゃんを眺めてリンゴは諦めたようです。

それにしてもコタ君・・・相変わらずのイケパン君ですね～！！

コタ君とリコちゃんの子供はどんな感じになるのかな？
今年一番の期待はこのペアにしよう。

神戸市立王子動物園に妊活に出ているみどりちゃんのお住まいが開放されていましたのでお宅訪問してきました。

放飼場側から見た風景。

建屋内には等身大のみどりちゃんパネルがありました。

そしてみどりちゃんの作品集も。

みどりちゃんの妊活が叶えばいいですね。

こちらは新しい仲間です。

ズーラシアからスマトラトラのファントム君がやってきました。

野生下の生息数がすでに５００匹を切っていると言われるスマトラトラ、各国の園で保護、繁殖活動が行われています。
同じく野生下の生息数が僅か５０匹とされるアムールヒョウも含め日本のネコ科猛獣の繁殖成績はなかなかのものです。
次のステップとして日本で生まれた子をなんとか他国生まれの子と交換し、新たな血筋をつくるフェイズに入る頃だと思います。
今、ファントム君の飼育スペースの関係でペアとなる個体のいない園に疎開するケースがかなり見られ、とってももったいない事態になっています。

ワオ島のワオキツネザルは高齢のため屋内飼育になっていました。

以前、小耳に挟んだお話によると、ワオは群れ単位での導入が基本となるために、現在の高齢ワオが天寿を全うした後に新しい群れを入れることになるようです。

ワオ島のワオキツネザルにはサザエさん一家の登場人物の名前が付けられていました、そして、同居人の黒鳥の花沢さんが一羽寂しそうにワオ島を守っていました。

フェニックス動物園の楽しみの一つがヤギの大行進です。

朝１０時に寝室から展示場まで、午後４時は展示場から寝室までヤギがダッシュで走り抜けます。

１０時になりヤギたちが走ってきました！！

後から後から駆けてきます。

５０匹くらいまでは数えていましたが、それ以上は訳が分からなくなりました（苦笑）

ただただヤギが走り抜けていくだけのイベントですが・・・それがただただ美しく、躍動的で、美しいのです。

園内のレストランでコーヒーなど飲んでのんびりし、11時頃ににレッサー舎に戻るとリコちゃんは竹の葉を食べていました。

コタ君も。

コタ君、リコちゃん今年は可愛い赤ちゃんの顔見せてくれたら嬉しいな。
期待してるね。

往復切符を買っていた都合上、帰りも日向住吉駅まで歩き一旦宮崎駅へ。
宮崎駅からは特急「にちりん」と「ソニック」を大分駅で乗り継ぎ小倉駅へ。

明日は到津の森公園を訪問する予定です。

この旅行記へのコメント （2）

• nikさん 2019/01/05 10:44:08

  レッサーパンダかわいいですね。

  尻尾をまるめて寝てるしぐさや、りんごの手づかみなどいいショットが取れたようですね。
  北海道へ主張の折、調整して１時間でしたが旭山動物園に行ったことがあります。
  レッサーパンダは木の上に居て降りてきてはくれませんでした。
  もうちょっと居たかったのですが如何せん飛行機の時間が迫っていましたので泣く泣く退散いたしました。

  jilllucaさん からの返信 2019/01/07 20:49:39

  RE: レッサーパンダかわいいですね。

  nikさん
  
  こんばんは。
  年始でばたばたしてましてお返事遅くなり申し訳ありません。
  旭山１時間ですか・・・あそこはレッサーに限らず見どころが多いので１時間では大変ですね。
  先月訪問した時はレッサーはもちろんですが、猛獣舎のアムールヒョウの母子が楽しくて・・・凄く寒かったのですがついつい長居してしまいました。
  これからも可愛いレッサーの旅行記を作ってまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
  
  jillluca
  
  
  > 尻尾をまるめて寝てるしぐさや、りんごの手づかみなどいいショットが取れたようですね。
  > 北海道へ主張の折、調整して１時間でしたが旭山動物園に行ったことがあります。
  > レッサーパンダは木の上に居て降りてきてはくれませんでした。
  > もうちょっと居たかったのですが如何せん飛行機の時間が迫っていましたので泣く泣く退散いたしました。