２０１６年１２月 ー ２０１７年１月　ポルトガル　（３）　トマール　【キリスト修道院、サン・ジョアン教会】

2016/12/29 - 2016/12/29

２０１６－２０１７の年末年始はポルトガルへ行ってきました。

以前からポルトガルへ行く時はサッカー観戦したいと思っていたので、オフシーズンのこの時期に訪れる選択肢はなかったのですが、今後の予定を立てていたら、なかなか訪れる事ができそうになかったので、行ける時に行っておこうと決断！

大きな荷物を持っての移動をあまりしたくなかったので、宿泊はリスボンとポルトのみにし、リスボン→ポルトの途中でトマールに立ち寄り、あとは日帰りでエヴォラ・ギマランイス・オビドス・シントラ＆ロカ岬と巡りました。
そして帰りの乗り継ぎ地、デュッセルドルフでは時間があったので少し街歩きをしました。


【１２月２９日（木）】
今日はポルトへ移動の途中、トマールに立ち寄り、世界遺産に登録されているキリスト修道院を見学します。


【日程】
◇１２月２７日　成田→チューリッヒ（乗継）→リスボン
◇１２月２８日　エヴォラ
◆１２月２９日　リスボン→トマール→ポルト
◇１２月３０日　ギマランイス
◇１２月３１日　ポルト　
◇１月１日　　　ポルト
◇１月２日　　　ポルト→リスボン
◇１月３日　　　オビドス
◇１月４日　　　シントラ＆ロカ岬
◇１月５日　　　リスボン
◇１月６日　　　リスボン
◇１月７日　　　リスボン→デュッセルドルフ（トランジット観光）→
◇１月８日　　　成田着


【フライト】
・ＮＨ６７５１　　成田１１：０５⇒チューリッヒ１５：５０
・ＴＰ９２７　　　チューリッヒ１８：０５⇒リスボン２０：００　
・ＴＰ５４４　　　リスボン８：４５⇒デュッセルドルフ１２：４０　
・ＮＨ２１０　　　デュッセルドルフ２０：０５⇒成田１５：３５

【宿泊】
○リスボン
・オリシッポオリエンテ（１２月２７～２泊、１月６日～１泊）
・ホテル リス・バイシャ（１月２日～４泊）
○ポルト
・ホテル インターナショナル（１２月２９日～４泊）

エリア トマール(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ ANA TAPポルトガル航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルで朝食を食べてチェックアウトし、オリエンテ駅へ。

今日はトマールで途中下車し、キリスト修道院を見学してから、ポルトへ移動します。

オリエンテ駅 駅

切符は昨日、エヴォラから戻った時に買っておきました。

オリエンテ → トマール 18.05ユーロ

ホームを確認して。
8時9分発の電車に乗るので5番線です。

ホームにある案内版には途中、停車する駅も表示されています。（右側の画面）
慣れないと車内アナウンスが聞きづらかったり、うっかり聞きのがしたりする時もあるので、こういう案内があると安心です。

乗り換えのエントロカメント駅。

乗り換え時間が30分近くあります。
一度出て駅前を散策しても良かったんですが、大きいスーツケースを持って歩くのも面倒なのでおとなしく待つ事にします。

9時20分発のトマール行きに乗ります。

トマール駅舎（写真は帰りに撮りました）
トマールに立ち寄る際の心配事として、スーツケースの預け場所でした。
事前に調べると駅にコインロッカーや荷物預かり所はないみたい…
実際に到着して探してみましたがやっぱりありませんでした。

事前に調べていた時に、トマールを訪れた方のブログで駅に隣接するバスターミナルでスーツケースを預かってもらったというのを読んでいたので、その情報を頼りにバスターミナルへ向かいます。
一応、待合室等を確認したけど、バスターミナルにもコインロッカーはなかったので、チケット売り場の方に確認すると２．５ユーロで無事に預かってもらえました。
良かった～これで安心して街歩きできます！

駅前は駐車場になっていて、その先の丘の上に修道院が見えています。

駅前の駐車場を抜けて、この道を…

道なりに進みます。
建物の壁にはアズレージョ。

１０分程でレプブリカ広場に着きました。
左側の建物が市庁舎で、後ろの丘に修道院が見えています。

レプブリカ広場に立つ像。

市庁舎と向かい合わせに建っているのはサン・ジョアン教会。
こちらは後で見学します。

サン ジョアン教会 寺院・教会

レプブリカ広場の石畳。

通りの名を示すプレートもアズレージョで可愛い☆
プレートの上部にはトマールの紋章も入っています。

まずは修道院へ向かいましょう。
市庁舎裏手のこの階段を上って行きます。

まだ上ります。

まだ途中。
だいぶ上ってきたので見晴らしがいいです。

やっと門が見えました～

入り口の門からさらに歩いて…

もう一つ門をくぐると、

やっと到着！

トマールのキリスト教修道院 寺院・教会

トマール修道院。
真ん中に見える扉はジェロニモス修道院を手掛けた建築家、ジョアン・デ・カスティーリョが建造した南門。

南門の彫刻。

墓の回廊から見学開始です。
エンリケ航海王子が増築した回廊で…

修道士たちの墓所となっています。
アズレージョは１７世紀のものだそう。

沐浴の回廊。

沐浴の回廊からはエンリケ航海王子の住居だった廃墟が見えます。
ここで４０年暮らしたそうですが、当時の様子を伺い知る事はできません(>_<)

ここは何の部屋だったか忘れたけど、天井の真ん中にはテンプル騎士団のトレードマーク、赤い十字架が描かれています。

壁も天井もアズレージョの部屋。

↑の壁のアズレージョ。

アズレージョを見かけるたびに引きで撮ったり、アップで撮ったりキリがありません（笑）
でもそれぞれデザインが違うし綺麗なのでついつい撮っちゃいます！

壁一面アズレージョで飾られている聖堂へ続く通路。

通路壁のアズレージョをアップで！

テンプル騎士団聖堂

聖堂入口アーチ部分のフレスコ画。

聖堂入口の左右に説教壇があるんですが、片方は本物でもう片方は絵になっています。

聖堂は外から見ると１６角形の円堂になっていて、

内部は８角形の構造になっています。
全体像を写すのが難しいです(^^;

騎士たちはすぐに戦いに行けるように馬で回りながらミサに参加しました。

聖堂の中央にキリスト。

聖堂内の装飾。

テンプル騎士団聖堂

聖堂内にはキリストの一生を描いた絵画が並んでいます。

柵の装飾にも騎士団の十字架が描かれていました。

この聖堂が見たくてトマールへ寄る事を決めたので、堪能できて満足です(^_-)-☆

主回廊（ジョアン３世の回廊）

主回廊（ジョアン３世の回廊）

廊下の両側には修道士の部屋が並んでいます。

廊下のアズレージョは１７世紀のもの。

この修道院はロマネスク建築、ゴシック建築、ムデハル様式、マヌエル建築、ルネサンス建築と様々な建築様式が融合しています。

１９８３年に世界遺産に登録されました。

ガーゴイル

サンタ・バルバラの回廊にはもうひとつの見どころ、マヌエル様式の窓があります。

マストや鎖、

ロープ等、大航海時代をモチーフとした装飾が施されています。

窓の下部にはエンリケ航海王子もいます。

修道士たちの食堂

食堂の横にはキッチン。

ミュシャの回廊。
修復してある所としていない所が一目瞭然！

修復前の方が歴史を感じられるかな。
でも修復後の方が当時の様子に近いのかなぁ？
なんて考えながら…

苔に覆われた姿が歴史を感じさせます。

見学を終えて外に出てきました。
修道院のまわりは城壁で囲まれています。

レプブリカ広場へ戻ってきました。

レプブリカ広場から東に延びるメイン通りSerpa Pint
歩いてみましょう。

出窓にアズレージョがある素敵な建物。
窓のデザインもかわいい♪

こっちは壁一面のアズレージョ。
窓枠や柵も青で統一されています。

ナバオン川

川を渡ったところにある、レストラン「ベラ・ヴィスタ」
ここで昼食にします。

ツーリストメニューセットがあったのでそれにしてみました。
ワインとデザート、コーヒーも付いて１５ユーロとお得でした。
デザートはクレームブリュレにしました。確か２、３種類から選べた気がします。

食後、来た道をまた戻ります。

カラフルなリボンやドットで飾られていて可愛い♪

マヌエル様式の窓とナバオン川が描かれたアズレージョ。

メイン通りとは言っても人通りは多くなく落ち着いた雰囲気です。
トマールでは４年に１度、タブレイロスの祭りが開催されますが、その時は賑やかになるんでしょうね～
２０１５年に行われた時は６０万人以上が訪れたとか。

《タブレイロスの祭り》
１５世紀にスペインから嫁いだイザベラ王妃が貧しい人々にパンやワインをお盆にのせて配ったことに由来し、郷土菓子を販売する屋台やコンサート、打ち上げ花火が行われ、白い伝統衣装を着た人がタブレイロと呼ばれるお盆を頭にのせて歩くパレードが行われます。

サン・ジョアン教会に入ってみましょう～

塔はマヌエル様式で時計は16世紀のもの。

サン・ジョアン教会のファサード。
入口はフランボワイヤン様式。
周りの壁がシンプルなので一際目立っています！

サン・ジョアン教会。

１５世紀後半に建てられたゴシック様式の教会です。

サン・ジョアン教会、主祭壇。

祭壇上部の装飾。

サン・ジョアン教会。

こちらの祭壇にはマリア様。

綺麗なマリア様に見とれちゃいます。

磔のキリストが祀られた祭壇もありました。

教会内にはポルトガルのルネッサンスの画家、グレゴリオ・ロペスの絵画が飾られています。

サン・ジョアン教会内の絵画。

バスターミナルに預けていた荷物を受け取り、トマール駅へ。

トマール駅の待ち合い室。

この電車で来るときにも乗り換えたエントロカメント駅まで戻ります。

電車内

トマール→ポルトの切符

エントロカメント駅で１６：３１発のポルト カンパニャン行きに乗り換え。
電車は１０分ほど遅れてきました。

車窓から長閑な風景を眺めながらポルトへ～

この旅行記へのコメント （2）

• sanaboさん 2019/11/30 00:54:12

  トマールのキリスト修道院☆彡

  thierryさん、こんばんは～
  
  ポルトガルの続編を楽しみにお待ちしていました^^
  トマールは我が家も予定に入れていたのに、時間が押してしまって
  スルーしてしまったんです。
  なのでthierryさんの旅行記で疑似体験できて嬉しかったです(^_-)-☆
  修道院は街を見下ろす高台にあるのですね～。
  外壁がアズレージョの建物や、アズレージョ製の通り名のプレートを見ながら
  丘の上へと階段を上って行く様子がコンスエグラに行った時と似ていて
  （あ、でもコンスエグラはスペインだった～。笑）
  なんだかとても懐かしい気持ちになりました。
  『アズレージョを見かけるたびに引きで撮ったり、アップで撮ったり
  キリがありません（笑）』というthierryさんのコメントを読み
  そのお気持ち、とてもよくわかりました(´艸｀*)
  エンリケ王子が40年も暮らし、テンプル騎士団の聖堂だっただけに
  流石に絢爛豪華で素晴らしいですね～！
  機会があったら、私も行きたいな♪
  そうそう、スーツケースをバスターミナルで預かってもらえて
  良かったですね。
  もしダメだったなら、どこかのレストランかお店に交渉するしか
  なかったかしら？
  続きも楽しみにしていますね～♪
  
  sanabo
  
  

  thierryさん からの返信 2019/11/30 08:47:50

  RE: トマールのキリスト修道院☆彡

  > thierryさん、こんばんは?
  
  　sanaboさん、おはようございます。
  　投票とコメントありがとうございます☆
  
  > ポルトガルの続編を楽しみにお待ちしていました^^
  
  　相変わらずマイペースな旅行記を待って頂いてありがとうございます(^^;
  
  > トマールは我が家も予定に入れていたのに、時間が押してしまって
  > スルーしてしまったんです。
  > なのでthierryさんの旅行記で疑似体験できて嬉しかったです(^_-)-☆
  
  　そうだったんですね、少しでも楽しんでもらえてたら嬉しいです(*^^*)
  　
  > 修道院は街を見下ろす高台にあるのですね?。
  > 外壁がアズレージョの建物や、アズレージョ製の通り名のプレートを見ながら
  > 丘の上へと階段を上って行く様子がコンスエグラに行った時と似ていて
  > （あ、でもコンスエグラはスペインだった?。笑）
  > なんだかとても懐かしい気持ちになりました。
  
  　スペインにも似たような場所があるんですね〜
  　私も行ってみたくなりました！
  　でも階段はかなり良い運動でした・笑
  
  > 『アズレージョを見かけるたびに引きで撮ったり、アップで撮ったり
  > キリがありません（笑）』というthierryさんのコメントを読み
  > そのお気持ち、とてもよくわかりました(´艸｀*)
  
  　見かけるとついつい写真撮っちゃいますよね。
  　ポルトガルは修道院も街にもアズレージョがいっぱいで
  　なかなか前に進めませんでした〜(^-^;
  
  > エンリケ王子が40年も暮らし、テンプル騎士団の聖堂だっただけに
  > 流石に絢爛豪華で素晴らしいですね?！
  > 機会があったら、私も行きたいな♪
  
  　円堂をはじめ、様々な様式の装飾や回廊など見応えたっぷりでした。
  　ポルトガルに再訪される事があったら是非、訪れてもらいたいです！
  
  > そうそう、スーツケースをバスターミナルで預かってもらえて
  > 良かったですね。
  > もしダメだったなら、どこかのレストランかお店に交渉するしか
  > なかったかしら？
  >
  > sanabo
  >
  　スーツケース、旅行前から色々検索して調べてたんですが
  　あまり情報がなく心配だったので、預ける事ができて本当に良かったです。
  　もしダメだったらまずインフォメーションに行こうかと思ってました。
  
  > 続きも楽しみにしていますね?♪
  　
  　ありがとうございます！
  　旅行記がたまり過ぎてしまっているので、ちょっとペースアップしたいと
  　思っています(^-^;
  　sanaboさんのイギリス編も楽しみに待っています(^^♪
  
  　thierry