2018/12/13 - 2018/12/13
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mochimochi_kingdomさん
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学生時代は部活(ワンダーフォーゲル)でよく行った長野県も社会人になってからはご無沙汰。特に北部の長野市には行ったことがなく、旅リストの中でも優先順位は高い方だったのに、月日は流れ・・・。
2日目は、なんだかスピリチュアルな所に行きたくなって(最近チョットお疲れモード)、前から行ってみたかった戸隠神社へ雪が降る前に行っておこう。そう、雪が降る前に、ね!
■日程
2018/12/12
東京→長野
・松代城跡
・真田邸
・旧横田家住宅
・象山記念館
・象山神社/佐久間象山宅跡
・松代大本営予定地跡
2018/12/13
・戸隠神社(五社巡り)
・善光寺
長野→東京
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おはようございます。
2018年12月13日(木)晴れ。
天気予報も安定した良い天気が続く一日になるみたい。
写真はホテル12階の朝食会場から。 -
戸隠神社へ出発
長野駅→戸隠宝光社 08:30→09:27 アルピコ交通
今回は戸隠高原エリアで乗り降り自由の「戸隠高原フリーきっぷ」を利用。
長野駅前の切符売り場の人が「昨日の夜に雪が降ったから気を付けてね!」だって。楽しめる程度の雪なら良いんだけど。 -
バスは長野市内を抜け、浅川ループ橋へ。一気に高度を上げる。そして、トンネルをぬけると・・・・・
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雪国でした。。。
今日は、戸隠神社を構成する宝光社・火之御子社・中社・奥社・九頭龍社の五社を戸隠神道を歩いて巡る予定。防寒対策はバッチリしてきたけど、雪の影響が少し心配かな。 -
戸隠宝光社に到着。(09:30)
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誰の足跡もないゾ!
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誰もいない静かな空間に暫し浸る。
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では、参りましょう。
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長~い階段を上る。
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戸隠宝光社
御祭神は「天表春命(あめのうわはるのみこと)」。
開拓学問・技芸裁縫の神、安産の神、女性や子どもの守り神として御神徳があると言われている。 -
社殿は戸隠神社五社のうち最も古く1861年(文久元年)に建てられたもの。
神仏習合時代の面影を残す寺院建築の様式を取り入れた権現造りで、拝殿周りの彫刻は宮彫師北村喜代松による。 -
社務所は早くも冬支度
バスのダイヤも明後日から冬ダイヤで便数が減り、行き先もスキー場行きになる。 -
神道
一の鳥居から奥社まで、昔の参拝道である「戸隠古道」のうち、宝光社から奥社までの一部分を「神道」として整備された遊歩道的な道。 -
出発。(09:53)
なんと先客あり。 -
気温はたぶん2~3℃。でも風もなく穏やか。足音もサクッサクッ。
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伏拝所
その昔、「奥社は女人禁制にして冬期は参拝が困難。この地に、四季を通して老若男女がお参りできる社を建て、安置せよ」という神のお告げによって宝光社を建立したのだとか。 -
火之御子社(10:10)
創建は1098年(承徳2年)
御祭神は「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」
戸隠が神仏習合の時代にあっても終始神社としての姿を保つ。古来より舞楽芸能の神、火防の神、開運の神、縁結びの神として崇拝された。 -
西行桜
この地を訪れた西行法師が、土地の子供達との頓知比べに敗れ「さすが戸隠権現のお膝下にすむだけあって賢い子供たちだ。こういう土地にきてからかってみようなんて心をおこしたのが恥ずかしい。このうえ先に進んだら思いもかけない失敗をするかも知れない」と、ここから戸隠山を拝み、引き返したと言われている。 -
道中、こんな舗装道も歩く。
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院坊旅館の家並み
宝光社・中社では、古くからの戸隠信仰のもと、近世以降、信州を中心として各地に形成された戸隠講の参詣者のための宿坊が発展。比叡山や高野山の様な山岳修験道の聖地としての一面のほか宗教者以外の生活の場としての集落としても発展。国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されてる。 -
中社(10:38)
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戸隠の三本杉
鳥居を中心に正三角形に三か所に杉が植えられていて、それぞれ「い」の杉、「ろ」の杉、「は」の杉と名付けられている。写真は「い」の杉。この三本杉には八百比丘の伝説に基づくものらしい(https://www.togakushi-jinja.jp/about/history/myth06.php)。 -
「い」の杉
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御神木
推定樹齢約700年 -
御祭神は「天八意思兼命(あめのやこころおもいかねのみこと)」
天岩屋のお隠れになった天照大神にお出まし願う方法を考案された知恵の神様で、学業成修・試験合格・商売繁盛等に御神徳がある。 -
さざれ瀧
社殿内で祓われた悪い気はこの「さざれ瀧」により清められているんだとか。 -
奥社へ出発(11:00)。
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獣の足跡発見。でも、人の足跡と一緒だから、地元の人の散歩かな?
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比丘尼石
明治までは、ここより奥は女人禁制で女性は立ち入ることができなかった。この禁を犯して入ろうとした尼僧が石になったと言われている。 -
戸隠の山々
1人でこの風景を独占できているなんて、なんだか贅沢だな~。 -
日陰に入るとチョット寒い。
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奥社大鳥居(11:36)
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意外と人出は多かったけど、チョット待てば、こんなにクリアな写真が撮れる。
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一直線の参道が気持ちいい。
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隋神門(11:51)
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樹齢400年を超えるクマスギの並木
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木の勢いは現在も衰えることなく参道の神聖を保っている。
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杉並木を抜けると道が険しくなってきた。
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少しだけ「雪が降ってよかった」と思った。
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奥社(12:17)
御祭神は「天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)」
天照大神が天の岩屋にお隠れになった時、無双の神力で岩戸を開いた力の神様で、戸隠神社の御本社。開運、心願成就、五穀豊穣、スポーツ必勝等の御神徳がある。 -
九頭龍社
完全冬支度。
御祭神は「九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)」
戸隠神社五社の中で最古の歴史を持つ戸隠の地主神。生命の源、水を司る九頭龍大神は、古来より、雨乞いの神、虫歯の神(←なぜ?)、縁結びの神として崇拝されている。 -
戸隠五社巡り完遂。下界に戻ろう。
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隋神門より奥社側には、戸隠権現に奉仕した院坊があった。明治維新後神社となり国有境内地になったために、ここにあった院坊は中社・宝光社に住居を移した。
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こんな山奥なのに外国人観光客が意外と多くてびっくりした。どうやって調べてくるんだろう?
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なおすけ(13:14)
本日のランチはコチラ。
たぶん、ここのお蕎麦目的でくるお客さんが多いみたい。店内は「えっ、どこにこんなに人がいたの?」ってくらい大混雑。 -
鴨ざるそば
コシのしっかりとしたタイプの蕎麦。十割蕎麦が好きな人は不満かも。自分はアリ。美味しくいただきました。ご馳走様。 -
長野市内へ戻ろう。
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戸隠奥社入口→善光寺大門 14:30→15:25 アルピコ交通
暖かくて爆睡。 -
善光寺
当初は寄る予定ではなかったんだけど、時間もあるし途中下車。 -
善光寺参道
1714年(正徳4年)完成。約7000枚の敷石は一部補修されたが、大部分は当時のまま。これは驚き! -
善光寺山門
1750年(寛延3年)落成。重要文化財。
「三人寄れば文殊の知恵」で知られる知恵の菩薩「文殊菩薩」が安置されている。
白い蓮の花の模様は12月15日からイルミネーションが始まるから。夜は綺麗なのかも。でも、昼間はちょっと邪魔かな? -
仏足跡(仏足石)
なぜか、山門脇でここへの参拝をプッシュしていた。
古代インドで仏像が造られるようになる前から、お釈迦様を表す象徴として礼拝の対象とされてきた。ここの参拝は足腰にご利益があるらしい。
足腰が弱ったら旅ができなくなるからね。これからも旅が続けられるよう祈ってきた。 -
善光寺本堂で「お戒壇めぐり」
1707年(宝永4年)完成。江戸時代中期を代表する仏教建築として国宝に指定されている。
本尊を祀る仏堂の下には真っ暗な回廊があり、ご本尊様の真下にある極楽の錠前に触れるとでこの世での平安と来世の安楽が約束される「お戒壇めぐり」がある。
もちろんやった。真っ暗だったけど、あれが「極楽の錠前」だったのかな?この世での平安と来世の安楽ゲット! -
善光寺への参拝はオプションだったけど、来てよかった。
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長野駅まではバスもあるけど、ホテル経由(荷物をピックアップ)で長野駅まで歩いてみた。
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御本陣 富士屋旅館
1648年(慶安元年)創業の旅館。現在の建物は1925年(大正14年)善光寺仁王門も手掛けた宮大工によって建てられた。門前町にこんな洋風な建物があるなんてハイカラ。しかも宮大工が建てたなんて、すごい技術力。 -
整備されていて綺麗なんだけど、人がいなくて、なんか寂しい。
ホテルで荷物をピックアップ&着替えて長野駅へ。 -
明治亭@MIDORI長野
本日の夕飯。ご当地グルメでいいのかな?明治亭のソースかつ丼。 -
かつ定食を強引に丼物にしたような・・・・・。
ソースは相当な甘口。もちろん完食。
ごちそうさまでした。 -
長野駅→東京駅 18:22→20:00 はくたか572号
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当たり前の様に定刻着。飛行機にはない安心感。
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雪が降る前に行きたかった戸隠神社。宝光社から奥社までの神道も、丁度良い距離と標識が多く準備されていて、歩きやすかった。前日夜に降雪があり不安だったけど、楽しめる程度の雪で素晴らしい雰囲気を堪能する事ができた。老若男女を問わずお薦め!
そして、ドキュメンタリー番組で知った松代大本営予定地跡。実際に訪れると、その規模や経緯に驚く。正に「狂気の沙汰」。実際に戦争に利用された施設ではないので扱いが少ないと思われるが、やはり史実として知っておくことは大切だと実感した。
【2018年長野】信州松代と戸隠神社 旅行記完結です。
ありがとうございました。
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