到着から2日目 ソールツブルグの市内よりドイツに近いObernburgへ

2018/12/03 - 2018/12/07

午前中より小雨まじる天気、しかし例年より１０℃ほど気温が暖かい、地球温暖化の影響か？
東京の日中は２０℃近くまで上昇とのこと。
ガイドより、バイエルン地方の歴史と文化の説明に傾聴しながら、目的の地Obernburgの聖ニコラス教会へ。

きよしこの夜の詩が生まれて２００年記念の年を迎え、世界中でお祝いをと街が宣伝をしてきたようである。
ドイツ国内全域からの観光客が訪れている。異文化人種が我々を含め、中国人のカップルが３，４組混じっていた。

バイエルン地方は一般の人には馴染みがないと思われるが、哲学思考の学問書を紐解けば、ここが発祥の地と知ることができるだろう。

ソールツブルグはSaltの綴りから解るように岩塩の産出により財政が豊かな地であるとのこと。加えて、金と銀更に赤大理石の産出で非常に豊かであったようだ。
その豊かな財政は僧侶たちに抑えられていて、ベネディクト派、イエズス派、フランシス派、ドミニク派等々のそれぞれの僧侶が荘厳な僧院を設け、外敵からの侵略を防ぎ統治していたとのこと。しかしながら、後にナポレオンの侵略に抗えず、ドイツかオーストリアのいずれかの国に組すことを余儀なくされ、オーストリアの地域の一部となったとのこと。

この地域を分断する川が国境となり対岸がドイツ、St.Nikolaiの教会側に巨大な塔について説明を求めたら、水の塔だ、と。役割は、飲料水を塔に蓄え、川向こうの低いドイツ側の地へ給水していたとのことだ。塔には1540と記され、当時からこの地は衛生管理ができていたことを覚えさせられた。

エリア ザルツブルク(オーストリア)

左側の家の後ろに、白い塔の一部が映っている、これがWater Towerである。

数百人の小さな村に音楽学校があります。

このSt. Nikokai教会の中で、ヨゼフ・モールが作詞したとのことです。

この地での題名は "Stille Nacht" 直訳すると静かなる夜と想われますが、

Heilligen Nachtとも云われ、聖夜のことになりますね。


２日目の午前中のひとときでした。