2018/11/12 - 2018/11/14
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ペコちゃんさん
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旅の2日目は、特急列車で鹿児島から宮崎に向かい、午後から青島へ。
宮崎は新婚旅行先として人気を集め、空前の観光ブームに湧いた時代がありました。
昭和35年に島津久永・貴子(昭和天皇の第五皇女)夫妻が新婚旅行で青島を訪れ、青島・霧島・桜島を結ぶ「三島ルート」が脚光を浴び、2年後には新婚間もない皇太子(明仁親王)と美智子様の訪問が人気に拍車をかけ、青島とその周辺の日南海岸は「プリンセスライン」として知名度が高まります。
こうして青島と日南海岸は新婚旅行先として人気を集め、昭和40年代の宮崎は「新婚旅行ブーム」に湧きました。
金婚式も近い我々夫婦も、新婚旅行で行かなかった日南海岸と青島を、今回の旅行でゆっくり楽しみたいと思います。
写真は、日向灘に向かって「鬼の洗濯板」を見据える青島神社の狛犬。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
<2日目>
「シルクイン鹿児島」の朝食バイキングはメニューも豊富で、美味しく頂きました。
チェックアウトする時には栄養ドリンクのプレゼント・・・嬉しい心遣いです。 -
今日は、鹿児島から宮崎・青島へ。
昔は閑散としていた西鹿児島駅ですが、鹿児島中央駅と名を変えてからの周辺の変貌ぶりには驚かされます。
駅前ロータリーに美しく咲くブーゲンビリアの間から、「若き薩摩の群像」の大きなモニュメントが見えます。 -
まだ鎖国中の1865年、19名の若者たちは鹿児島沖の甑(こしき)島への出張と称して、長崎・グラバー園で有名な英国貿易商・グラバーが用意した蒸気船でイギリスに向けて出航。
ロンドンに着いた後は、大部分の人がアメリカやフランスに渡って留学生活を続け、 帰国後、明治政府に貢献しました。
一行の中には、朝ドラ「朝が来た」で人気があった五代友厚やサッポロビール創始者の村橋久成もいました。
当時の薩摩藩の決断と若き薩摩の青年たちの熱意が、日本の歴史を大きく転換させたのです。 -
鹿児島中央駅から錦江湾に向かって東に延びる「ナポリ通り」・・・海と火山がある鹿児島市は、イタリア・ナポリ市に風景が似ており、以前から「東洋のナポリ」と呼ばれていました。
1955年頃から市民レベ ルでの交流が始まった両市は、1960年に姉妹都市の盟約を締結しています。 -
昨日は気が付かなかったのですが、鹿児島市電は平成18年度から「軌道敷緑化」を進めています。
市電の軌道敷に芝を植え、その下に加工したシラス(火山灰)を敷くことで、ヒートアイランド対策・騒音低下・景観向上につながり、市民からも好評だそう。 -
左側の駅ビル2階で切符を買い、9:59発の特急「きりしま8号」に乗車。
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南宮崎駅で日南線に乗り換え、「青島駅」へ。
昭和38年に開業したこの駅の乗降客は、今や1日当たり僅か約50人!
勿論、無人駅です。 -
駅のコインロッカーにスーツケースを預け、駅前ロータリーに出てみると、「弥生橋・鬼の洗濯板・青島」が箱庭のように造られています。
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駅前の案内地図・・・駅から青島までは、徒歩で10分程度です。
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駅前から続くビロウ樹の通り・・・いかにも南国・宮崎の風景です。
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12時を過ぎていたので、食事処がないか探しながら歩いていると、ありました!
この店は、堀切峠に続く県道377号線に面した観光商業施設「青島屋」。 -
ここは、宮崎交通の宮交グループ直営のショップ&レストランで、土産売り場の先にあるレストランからは、食事しながら隣接する「宮交ボタニックガーデン青島」の美しい庭園が楽しめます。
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メニューを見て、目に飛び込んできたのが、コレ!
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上の写真:青島屋よくばり定食
下の写真:宮崎県産ちりめん丼
大満足の昼食でした。 -
青島屋を出ると、そのまま青島神社の参道になり、土産店街を進むと青島が見えてきます。
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青島は、奇岩「鬼の洗濯板」が島を囲む周囲1.5kmほどの小さな島で、その洗濯板に貝殻が堆積して出来た島です。
島全体が青島神社の境内地となっており、昔から霊地として藩の島奉公と神職だけが常に入島し、一般人の入島が許されるのは旧3月16日の島開祭から月末の島止祭の間だけでしたが、1737年に当時の宮司が藩主・伊東氏に一般の入島を願い出て、現在のように誰でも入島できるようになりました。 -
青島・堀切峠・鵜戸神宮・都井岬など観光客に人気の日南海岸は、1955年に国定公園に指定されましたが、スタート地点に当たるのが青島。
「日南海岸国定公園」と表記された2.75mのモニュメント(2010年に設置)の正面側を見ると・・・ -
洋画家の青木繁(1882~1911)が1907年に青島の地を題材に描いた「わだつみのいろこの宮」と同寸のレプリカがあります。
「古事記」綿津見の宮の物語を題材とした作品で、兄の海幸彦から借りた釣り針をなくした山幸彦が、釣り針を探して海底にある「魚鱗(いろこ)の如く造れる」宮殿へと下り、左側のトヨタマヒメとその侍女に出会う場面を描いた作品です。
モニュメント全体は御影石で作られていますが、絵画の部分はセラミックなので色の保存に優れているのだそうです。
青島は海幸山幸の舞台とされているので、この絵が採用されたのでしょうね。 -
青島海水浴場で、SUP(スタンドアップパドル)を楽しむ人たちが海に入っています。
その先には、銀色に輝く屋外型ウォーターパーク「シーガイアオーシャンドーム」・・・1993年にオープンし、ギネスにも登録された「世界最大の室内ウォーターパーク」でしたが、現在は閉鎖中。 -
古来より景勝地として名高い青島は、多くの文人が訪れています。
宮崎県に生まれた若山牧水(1885~1928)も、早稲田大学に在学中の明治40年(1907)に訪れ、次の歌を詠みました。
” 檳瑯樹(びろうじゅ)の 古樹(ふるき)を想へ その葉陰 海見て石に 似る男をも ”
牧水生誕百年を記念して建てられたこの歌碑は、参道筋の松林にあります。 -
青島海水浴場と青島を繋ぐ「弥生橋」。
昔は粗末な渡り橋でしたが、皇太子時代の昭和天皇が大正9年3月に行啓した際に木製の橋に架け替えられ、橋の名前も3月に因んで弥生橋となりました。
現在の橋は昭和53年に架け替えられたものです。 -
青島周辺の岩盤は、新第三紀(2400万年~200万年前)に海床に堆積した砂岩と泥岩が海上に露出して波浪の浸蝕を受け、堅さの違いにより凹凸を生じたものです・・・まさに、鬼の洗濯板!
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不思議な地形の「鬼の洗濯板」・・・果てしなく平行に続く見事な景観に、これが本当に自然に出来た物かと驚かされます。
どこを見ても、巨大な洗濯板のよう。 -
弥生橋を渡って青島神社へ向かいます。
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岩をよく見ると、蜂の巣状に小さく空いた穴が。
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水たまりのような岩。
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青島神社の創建は、はっきりしていませんが、社伝では平安初期の嵯峨天皇(786~842)の時代には崇拝されていたと言われます。
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洗濯板に打ち寄せる波。
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青い空と青い海に映える真っ赤な鳥居。
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神社の入り口と参道は砂地・・・海に浮かぶ神社ならではの光景です。
左右には、狛犬が鎮座。 -
毎年、プロ野球のキャンプシーズンになると、巨人軍が必勝祈願に訪れることで知られる青島神社・・・海に向かって狛犬が ” 来季は優勝しろよ! ” と吠えているようです。
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社務所の傍らに祀られた「玉の井」は、海神宮の入り口にある井戸で山幸彦と豊玉姫が出会った場所と言われる所。
この井戸は、四方を海に囲まれ標高も殆どない島の中にあるのですが、不思議なことに水には全く塩分が含まれていません。
「海積(わだつみ)の祓い」は、人形(ひとがた)の願い符に名前と願い事を書いて御神水器に浮かべ、龍の口から流れ出る「玉の井」の水を手に取って願い符にかけて溶かすと、願いが叶うと言われます。 -
神門の扁額には「鴨就宮(かもつくみや)」・・・これは、青島神社が明治以前まで「鴨就青島宮」と呼ばれていたからで、冬になると神社前の浜に渡り鳥が来ることからそう呼ばれていたとか。
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神門を入った所には、おみくじなどが置かれています。
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手水舎の “ 龍 ” 。
青島神社は、彦火々出見命(ひこほほでみのみこと=山幸彦)・豊玉姫命・塩筒大神(しおづつのおおかみ)を祭神とし、縁結び・安産・航海安全の神社として親しまれています。 -
青島神社は昭和49年2月に社殿を焼失し、同年12月に再建されたのが現在の本殿で、銅板葺き屋根の鉄筋コンクリート造り・・・青い空と海に、鮮やかな朱色の社殿が印象的です。
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本殿の左側にある「御縁継ぎ」。
御縁(五円)なら1回、護重縁(五十円)なら5回、どのような縁を継ぎたいか心中でお願いしながら、意思臼(石臼)を縁(円)に回すと、ご縁が繋がるという仕組み。 -
青島神社には、全部で10種類以上のおみくじがあります。
これは、川越・氷川神社でも見かけた「鯛みくじ」。 -
本殿の右側にある「祈りの古道」。
「元宮」へと続く参道は、まるで絵馬のトンネルです。 -
島のほぼ中央に鎮座する元宮。
この付近からは、勾玉・土器・獣骨・貝殻等が多数出土しており、この場所で太古の祭祀が行われていたと考えられています。 -
青島は10~15分で1周出来るので、神社からグルっと遊歩道を歩いてみると、東端に「青島灯台」があります。
鬼の洗濯板に立つ灯台の高さは約12m、昭和44年に竣工しました。 -
釣り人が釣りを楽しんでいます。
この辺りはイシダイ・スズキ・キスなどが釣れるようです。 -
青島は周囲1.5Kmの小さな島ですが、自生する植物は200種類以上。
ツワブキの黄色い花が奇麗に咲いています。 -
島内で1番多いビロウ樹の数は、なんと5000本!
樹齢300年を超えるビロウ樹が島を覆うように生い繁る雰囲気は、南国そのもの。 -
弥生橋を引き返し、参道に面した「宮交ボタニックガーデン青島」へ。
昼食をとった「青島屋」から見えた南国風の美しい庭園です。 -
昭和40年に開設された「宮崎県立青島亜熱帯植物園」は、平成27年にネーミングライツ制度が導入され、宮交ホールディングス(株)がスポンサー企業となり、愛称が「宮交ボタニックガーデン青島」となりました。
ここは入場無料で、熱帯の植物を見ながら園内を散策出来ます。 -
園内には、青島に自生する特別記念物「ビロウ」の群落や、県木のフェニックス・県花のハマユウのほか、南国特有のランタナやハイビスカスなどが四季を通じて咲き誇り、大温室ではトロピカルフラワーなど180種・約1600本の熱帯植物が観賞できます。
大温室は火曜日が休館日で、今日は火曜日・・・残念でした。 -
正門から入って進むと、ブーゲンビリアなど飾られた見事なロータリー花壇があります。
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ロータリー花壇の先にある「ヤシコレクション」のエリアは、宮崎県の県木・フェニックスをはじめ18種のヤシ類で南国情緒タップリ!
これは、ナツメヤシ。 -
これは、園内にある金子兜太(とうた:1919~2018)の句碑。
2003年に宮崎市で開催された九州地区現代俳句大会の際に、ここ青島で詠んだ一句です。
” ここ青島 鯨吹く潮 われに及ぶ ” -
一見、椿と間違いそうなハイビスカスの木。
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これは、昭和40年にブラジル県人会から貰った種を育てた「トックリキワタ」・・・膨らんだ根元が、お酒を飲んだお腹の大きい人に例えて、ブラジルでは「酔いどれの木 パラボラチョ」という面白い名が付いています。
ピンクと白の花からは綿が採れます。 -
パパイヤの実と花。
こんな立派な植物園を無料で観られるなんて、宮崎は良いところですね。 -
青島の潮風を体いっぱい吸った後は、青島駅から南宮崎駅に戻り、この特急「きりしま」で宮崎駅に向かいます。
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今日のホテルは、宮崎の中心街にほど近い「ホテル マリックス」。
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鹿児島で泊まった「シルクイン鹿児島」と同様、部屋は広くベッドはセミダブル。
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大浴場も、ゆったりしています。
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<3日目>
宮崎市内を流れる大淀川が近いので、早朝散歩に出かけました。
下流には、昭和57年に架けられた高松橋が見えます -
都城市から流れてきた大淀川は、宮崎平野を流れ、日向灘に注いでいます。
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川面には、カモの親子。
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昭和62年に架けられた宮崎大橋。
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橋の上から見たサンライズ・・・神々しさを感じます。
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上流側の朝景色・・・今日も快晴です。
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ホテルに戻り、朝食バイキングのレストランへ。
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それほど種類は多くありませんが、宮崎名物の冷や汁(右上のお椀)もあり、十分満足です。
朝食後は、日南海岸のドライブが待っています。
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